2024.10.25

【例文あり】サッカー経験をアピールしたい!勝てるガクチカを徹底解説

就職面接の際に「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)について話してください」という質問に答えられるか不安な方へ。

あなたは面接官の視点を正しく理解できていますか?実は面接官は「インカレ出場経験」などの実績以外の部分であなたを評価しているのです。

今回は、サッカー経験者ならではの「勝てるガクチカ」の書き方について具体的な執筆例を交えてお伝えします。

 ガクチカを企業が面接で聞く意図とは?

ガクチカとは、あなたが学生時代に力を入れたことや頑張ったことの略語であり、就活用語として広く知られています。

面接では必ずと言っていいほど耳にする質問ですが、企業がガクチカを聞く理由は、就職後のあなたの活躍について予想するためです。

過去の経験から何を学んだのか、そのことを本人がどう捉え、就職後にどう活かしていきたいと考えているのか。

就活者本人が語る言葉を聞き、会社のカラーにマッチする人材であるかや、入社後に成長する見込みがあるかを見極めているのです。

特に終身雇用を重んじる日系企業ではガクチカを採用の判断基準として重視する傾向があるようです。

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 ガクチカでサッカー経験を話すときの注意点

それでは、ガクチカを聞かれた際にサッカーの経験をどのように話せばよいでしょうか。

おそらく多くの方が、「有名な大会の実績を語るほど有利になるのでは」と考えているかもしれませんが、実は必ずしもそうではありません。

優勝したことや表彰経験は分かりやすいアピールポイントですが、企業が知りたいのは「結果」よりも「プロセス」なのです。

つまり、その結果を出すために、あなたがどのような道を歩んだのかのほうが重視されるということです。

中には、頑張ったのに思うような結果が出なかった経験もあるでしょう。しかしそういった経験でさえ、伝え方次第ではアピールポイントになるのです。

たとえば、その結果に至るまでにあなたがどのような困難に立ち向かい、努力をし、何を学んだのかを整理して話すことで、目標に向かって真摯に努力できる人柄であると評価されます。

場合によっては、成功体験よりも挫折体験のほうが面接官の深い共感を得ることもあります。

ぜひ、輝かしい実績だけに着目せず、自分だけの努力のエピソードを振り返ってみてください。

 サッカー経験を使ったガクチカの作り方

実際の就活で役に立つ、サッカー経験を使ったガクチカの例文をご紹介します。

【例文1】

私が学生時代に最も力を入れたことは、体育会サッカー部の活動です。在籍するサッカー部でトップチームに入ること、また全12チームが所属するリーグ戦で優勝することを目指して週6日の練習に励んできました。

当チームは130名が在籍する大所帯であり、その中でも上位30名のみがリーグ戦に出場できるトップチームに入ることができます。しかし、1年生の冬、リーグ戦出場メンバーが決まる大事な時期に、全治7ヶ月の大きな怪我をしてしまいました。復帰が難しいと言われる中ではありましたが、私は1年後のリーグ戦への出場を果たすため、入院期間からでも出来る以下の2点を取り組みました。

1点目は早期に実戦復帰ができるよう、自身の課題点と比較して強豪校の試合スタイルや同ポジションで活躍している選手の分析を行うこと、2点目は怪我した箇所以外の筋力トレーニングを毎日行うことです。

その結果、怪我から6ヶ月で練習復帰することができました。その後は下半身のトレーニングを重点的に行いながら課題解決に取り組み、目標としていた3年次のリーグ戦前にトップチームの30名に選んでいただくことができました。

この経験から、状況を分析し課題解決していくことや、目標を据えコツコツと努力を継続することの大切さを学びました。貴社に入社後は自分の課題と日々向き合い改善していくことでお客様にストレスを感じさせない接客技術を身に付けたいと考えています。

 例文1のポイント

①学生時代の目標と努力した内容を具体的に書いている

「在籍するサッカー部でトップチームに入ること、また全12チームが所属するリーグ戦で優勝すること週6日の練習に励んできました。」

②挫折経験をありのまま伝えている

「リーグ戦出場メンバーが決まる大事な時期に、全治7ヶ月の大きな怪我をしてしまいました。」

③努力して取り組んだことを整理して分かりやすくまとめている

「1点目は早期に実戦復帰ができるよう〜、2点目は怪我した箇所以外の筋力トレーニングを〜」

④学生時代の経験から培ったことを、入社後にどう活かしていきたいか具体的に示している

「貴社に入社後は自分の課題と日々向き合い改善していくことでお客様にストレスを感じさせない接客技術を身に付けたいと考えています。」

【例文2】

私が学生時代に力を入れたことは、体育会サッカー部での活動です。2年前、リーグ戦優勝を果たして以来のリーグ優勝を果たすことを目標にチーム一丸となってトレーニングに励んでいます。当サッカー部は、全国各地から毎年多くのメンバーが集まり、現在は130名の部員が所属しております。個人の技術レベルや練習に臨むテンションにもばらつきがあり、人数が多い分協調性に課題があることは明確でした。私は副キャプテンとして、各人に帰属意識を身につけさせることでチーム力を高められないか考えました。

これまでは上下の関わりが少なく意見交換もない状態だったため、部活動の中だけでなく、休み時間やオフの日に下級生の自主練相手に自ら立候補し付き合ったり、授業のある日にはお昼ご飯に誘ったりと、今まではなかったコミュニケーションの場を増やしていきました。

まずは副キャプテンの私が身近な先輩となり上下や横のパイプ役を努めることで、部員同士が進んで関係を深めていけるように行動しました。

その結果、下級生から個別で相談を受ける機会も増えていきました。言いづらい下級生に代わり、意見を取りまとめ上級生に伝達していくことを自ら行ったことでミーティングの場での意見交換が徐々に行われるようになりました。以前より活発にコミュニケーションが図れるようになった結果、リーグ戦ではチームワークを武器に2年ぶりに優勝を果たすことができました。

結果を出すためには技術力の向上だけでなく、競技を通して1人1人が「人」として成長しチーム力をつけることが重要だと、自身の経験から学ぶことができました。

組織のために何をすべきか考え行動していった経験を生かし、貴社の発展に貢献していきます。

 例文2のポイント

①チームの課題を明確に示すことで、課題意識を持っていることをアピールできる

「個人の技術レベルや練習に臨むテンションにもばらつきがあり、人数が多い分協調性に課題があることは明確でした。」

②副キャプテンとしてチーム力を高めるために努力したという自分ならではの経験を書いている

「私は副キャプテンとして、各人に帰属意識を身につけさせることでチーム力を高められないか考えました。」

③優勝という実績を得るまでの過程が具体的に分かりやすく書かれている

「以前より活発にコミュニケーションが図れるようになった結果、リーグ戦ではチームワークを武器に2年ぶりに優勝を果たすことができました。」

④技術や実績の話題よりも、「チーム力」というテーマに焦点を当てて伝えている

「結果を出すためには技術力の向上だけでなく〜貴社の発展に貢献していきます。」

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 客観的な視点が欲しい時は就活相談を利用しよう

サッカー経験をアピールしたいと思っている方は、分かりやすい実績やステータスだけでなく、自身が努力してきたプロセスについても振り返り整理してみましょう。

しかし、自分のことを客観視して就活対策を行うのは簡単なことではありません。

「自分らしいガクチカが思いつかない」「面接で緊張して力が発揮できないかもしれない」など不安に思っている方は、ぜひアーシャルデザインにご相談ください。あなたの就活を全面サポートします!

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