2024.08.14

サッカーに関わる職業15選と仕事の探し方を徹底解説

サッカーに関わる仕事は非常に幅広く、選手以外にも数多くの職業があります。

プロサッカーに関わる仕事からアマチュアサッカーに関わる仕事など様々で、なかには未経験からできる仕事もあります。

本記事では、サッカーに関わる仕事を15選をご紹介するとともに、サッカー関係の仕事に就くための方法も解説します。

サッカーに関わる仕事15選  

サッカー選手

サッカーを極めてサッカーのプレーヤーとして活躍するサッカー選手は、とても人気の職業です。

子供の頃から志す人も多くいますが、目指す人が多いだけあってサッカー選手になることは非常に難しいとされています。

プロ選手とアマチュア選手がいる中で、プロサッカー選手になるためにはメインのクラブに在籍してプロ契約を結ぶことが必須となります。

プロサッカー選手になるためには、クラブのユースから昇格したり、スカウトを受ける方法やJリーグや各チームの主催する選手選考会で合格するという方法もあります。

サッカーコーチ・監督

サッカーコーチ・監督サッカーコーチや監督は、活躍する選手を育てる役割を担う仕事です。

サッカーを指導するコーチは、主にスクールコーチ、アカデミーコーチ、トップチームコーチの3種類に分類されます。

コーチの仕事内容は、技術指導やフィジカル面におけるアドバイスのほか、チームの戦術を考える役割などです。

また、監督や選手と密に連携することが必須なので、コミュニケーション力が欠かせません。

コーチになるためには、養成講習会への参加と認定試験合格により日本サッカー協会公認指導者ライセンスを取得することが必要になります。

サッカーチームの監督は、各選手の特徴を把握して戦術を示すチームの責任者です。トップチームの監督になるためには、日本サッカー協会の公認S級ライセンスを取得しなければなりません。

サッカー選手を引退した後に就任するルートが、サッカーコーチや監督になるための一番の近道です。

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参照元:サッカー指導者ライセンス

アスレティックトレーナー

アスレティックトレーナーとは、選手がけがをした時のケアや、けがの予防をする仕事です。選手にとっては身体が資本なので、負傷して試合ができなくなると大変です。

そうならないためにも、常に選手と一体になって動き、けがの程度によって選手の対応を判断したり、応急措置を行います。

選手がきちんと復帰できるよう、リハビリなどのサポートまでケアをすることも欠かせません。特に定められた資格はありませんが、民間の認定資格を取得している人が多いです。

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サッカークラブスタッフ

サッカークラブのスタッフの仕事内容は、選手のマネジメント、スポンサー契約を進める営業などです。

チームの活躍によって選手たちと一緒になって喜んだり悲しんだりできる点は、クラブスタッフで働く醍醐味ともいえます。

自分がサッカークラブのどんな面でサポートし活躍したいのかを考えて職種を選びましょう。

チームによってアルバイトや正社員まで採用方法は異なるので、気になるチームの採用情報を確認してください。

また、サッカークラブスタッフの仕事のひとつとして、広報の仕事があります。

チームに来るメディアや取材の対応から、チームの広報活動として欠かせない広報誌やポスターの企画や作成、公式サイトやSNS運営など、仕事内容は多岐に渡ります。

チームの認知をより世の中に広げることが第一の任務となっているため、チームの知名度が上がることにやりがいを感じやすい仕事です。

チームに関心のある層のマーケティング分析を行い、SNSなどでうまくアプローチすることが求められるので、マーケティングや分析のスキルがあれば役に立つでしょう。

プロ・アマチュアリーグ職員

プロやアマチュアリーグにも、運営する組織で働く職員の存在が欠かせません。

試合の主催やスポンサーの獲得、各クラブとの調整など職員の存在があってからこそ、サッカーのリーグは成り立っているのです。

リーグ全体を統括するため、大きな試合や選手との接点が持てる点が魅力です。

Jリーグなどの大きなリーグは特に、あまり一般に公募されていないことが多いので、気になるリーグについては各採用情報を確認しましょう。

新卒採用は少なく、サッカー業界やスポーツイベント会社などの経験者が採用される傾向が強いです。

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レフェリー(審判)

レフェリーも、サッカーには欠かせない仕事です。

レフェリーの判断や決断1つで試合の流れも大きく変わってしまうので、非常に重要なポジションといえます。そのため、サッカーでプレーした経験がありルールに詳しい人が望ましい仕事です。

試合中もボールを追いかけて走り回る必要があるので、体力に自信がある人の方が向いている点もポイント。

レフェリーになるためには日本サッカー協会の規定する認定試験に合格してはじめてなることができます。

試験は1級から4級までありますが、Jリーグなど大きな大会でレフェリーを務めるためには1級の資格が必須となります。

参照:審判登録制度

サッカーアナリスト

アナリストは、試合の勝率を上げるためにデータを分析してアドバイスをおこなう仕事です。

対戦相手の情報や試合の勝率などの情報、映像データを参考にして、相手チームの戦術などを数値化するなど、きめ細かい分析まで行い、コーチや監督に伝えて作戦の参考にしてもらいます。

冷静に情報を分析し、それを倫理的に言語化して伝達するスキルが必要になります。

サッカーコーチとして、サッカーのチームマネジメントや試合把握をしたうえでアナリストになるケースが多いです。

スカウト・強化担当

チームの即戦力となる選手を国内外から見つけ出し、スカウトする仕事です。

良い選手を見極めるスキルはもちろん、サッカー界での人脈や関係者と交渉する力があることが望ましいとされています。

チームを強化させることに直結するため、責任重大な役割を担うことになることを自覚するべき職業です。

クラブスタッフ内から異動になりスカウト担当になることもありますが、選手経験やコーチ経験がある人も有利な仕事です。

サッカーエージェント

サッカーエージェントは、サッカー選手の代理人として契約交渉や包括的なサポートをします。

サッカーエージェントになるには、FIFAが定めるライセンス取得が必須条件となり、国内外で活躍するためには、各国のサッカー協会に登録する必要があります。

サッカーの知識だけでなく交渉力や分析力なども必要であることを理解しておきましょう。

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参照:公益財団法人 日本サッカー協会(JFA)

サッカー関連メディア

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Webメディアなども、サッカーに関わる仕事のひとつです。

サッカー選手や関係者にインタビューをして記事を書いたり、掲載の企画を考えたりなどサッカー関係者との接点が多く持てる点が魅力です。

サッカーにまつわる書籍は多く発行されています。サッカーの著名人が残した言葉から、サッカーのスキルに関わるものなど書籍もさまざまです。

サッカー関連の書籍を編集する編集者も、サッカーに関わる仕事です。内容によっては、サッカー選手や監督と打ち合わせを重ね、生の声を聞き出すことができる魅力があります。

サッカー関係者に対峙するからこそ、サッカーの新しい魅力を発信できます。各出版社からサッカー関連書籍編集者に就職するための情報を収集しましょう。

グラウンドキーパー

サッカー選手が最高のパフォーマンスを発揮するためにも、グラウンド状況を良好に保つ必要があります。

グラウンドキーパーはピッチの芝を管理し、選手たちがいつでも安全にプレーできる環境を守る仕事です。

試合会場により芝の状態が異なったり、季節や天候によっても管理体制を調整する必要があるため、ケースバイケースでの対応が求められます。

天気や季節の変化を敏感に察知し、また指導者や選手たちの声も取り入れながら管理するグラウンドキーパーは、スタジアムの職員として所属していることが多いです。

スタジアムの管理・運営

スタジアムの管理・運営も、サッカーに関わる欠かせない仕事です。

選手がパフォーマンスを最大限発揮できるように、メインフィールドやサブグラウンド、観客席や救護・医務室などの各設備の管理を行います。

特に季節や天候により変化するスタジアムのメインフィールドの芝は、適切な状態で維持することが必須です。

適切に管理をすることで、選手が安全にプレーできるようにサポートします。

スタジアムでは定期的にサッカーの試合が開催され、多くの観客で賑わいます。スタジアムで開催されるあらゆるイベントの準備や調整、当日のチケット販売や物販などの運営も大切な業務のひとつです。

実際の観客の反響を近くで見て感じることができることは、やりがいが感じられるポイントといえるでしょう。

栄養士

サッカー選手たちの栄養管理をする‌栄養士は、日々ハードな練習や試合をこなす選手たちの健康を管理するために栄養管理をするプロフェッショナルな仕事です。

怪我や風邪に打ち負けない身体を作るためにも、選手の栄養管理は必須です。

パフォーマンスを日々チェックし、食事の指導をするなど、選手と向き合い一緒に戦える点は栄養士の仕事の醍醐味です。

栄養士になるためには、管理栄養士の資格を取得し、スポーツ栄養士になるための申請資格を取得する必要があります。

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サッカー用品メーカー・企画

サッカー用品はサッカー用のスパイクやボールなど幅広く、サッカーを安全に楽しむために欠かせません。サッカー用品の企画やデザイン、販売などをおこないます。

時には、トップアスリートが扱う用品を設計することもあるでしょう。

サッカー用品メーカーの中には、営業や製造、広報や企画などさまざまな職種が存在しています。

メーカーに就職して、「どのような仕事をしたいのか」「どのようなスキルが発揮できるのか」を考えて就職活動を進めましょう。

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サッカーショップ店員

サッカー用品を扱うサッカーショップで働くことで、サッカーと間接的に関わることができます。

サッカー用品をただ単に販売するだけではなく、お客さんがサッカーをより楽しめるように接客したり、サッカーの魅力を伝えたりすることもあります。

メーカーからより鮮度の高い、魅力的なサッカー用品を入手することもサッカーショップで働く醍醐味といえます。

サッカーの楽しみを多くの人に知ってもらうことでサッカー業界に貢献できるため、サッカーの経験やサッカーへの熱量が活かせる職業です。

サッカーに関わる仕事へ就くための基礎知識 

サッカー経験は必須ではない

サッカーに関係する仕事は、サッカー経験者が働いていることが多いです。サッカーの経験を通して、選手の目線に立った意見を発揮できるためです。

しかし、「サッカーの経験はないけれどサッカーというスポーツが好きで、業界を盛り上げたい」と、やる気がある人も就職は可能です。

サッカーチームの広報やサッカーショップの店員など、サッカーの魅力をお客さんに広める仕事は未経験者でも知識ややる気があればできます。

サッカーの経験は有利に働きやすいですが、サッカー界にどう貢献したいのかを前向きに考えることが最も重要です。

学歴は重視されない傾向にある

熱意や知識がサッカーに関係する就職を左右しやすいので、学歴はさほど必要ありません。しかし、サッカー強豪の実業団への就職には一部学歴が見られることがあります。

学歴を見られる職種は限られてくるものの、常に前向きに就職した後も学び続ける姿勢は求められるので念頭においておきましょう。

資格が必要な仕事もある

サッカーに関する仕事の中には、資格が必要な仕事もあります。たとえば、選手を指導しチームを育成する責任があるサッカーコーチは、コーチングライセンスの取得が必須です。

一般的に各レベルに対応したコーチングライセンスがあり、サッカー連盟や指導者の組織から取得することができます。

また、選手のケガの治療やケアを担当する医療関係のスタッフを目指す場合、医師や理学療法士などの特定の医療資格や経験が求められることがあります。

資格取得が必要かどうかは仕事内容により異なるため、目指している仕事にどのような資格が必要になるのかをあらかじめ確認しておきましょう。

サッカーに関わる仕事に向いている人の特徴

サッカーに関わる仕事に向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、サッカーに向いている人の特徴について具体的に見てみましょう。

サッカーが好きで、知識を深める意欲がある人

「サッカーが好きで知識を深める意欲がある人」は、サッカーに関わる仕事に向いています。

サッカーに関わる仕事をするうえで、日々サッカーと関わることは必須です。常にサッカーと向き合う必要があるからこそ、「サッカーへ情熱があるかどうか」や「好きかどうか」が欠かせません。

また、持っている知識以外にも業務で必要な知識を習得する必要があるため、知識を深める意欲があるかどうかも重要です。

積極的に学び知識を深める姿勢をもつことで、サッカーに関わる仕事に活かせるでしょう。

仲間やチームのために頑張れる人

「仲間やチームのために頑張れるか」という点も大切な要素です。

仕事上で仲間やチームのために頑張れる人とは、協力的でコミュニケーション能力が高く、チームの目標達成のために他のメンバーをサポートし、モチベーションを高めることができる人です。

仕事もスポーツと同様に、チームワークが欠かせません。業務を円滑に効率的に進めるためにも、仲間と協力できる姿勢があることはとても重要なポイントといえます。

体力面・精神面に自信がある人

「体力面・精神面に自信がある人」も、サッカーに関わる仕事に向いています。仕事では、体力面や精神面で我慢しなければならない場面が少なからずあります。

長時間の業務や厳しい状況にも耐えられる体力を持ち、ストレスや困難に対して冷静に対処できる精神的な強さを持っている人は、業務で力を発揮しやすいでしょう。

体力面や精神面に自信がある人は、就活の際にしっかりとアピールすることをおすすめします。

サッカーに関わる仕事に就く方法3つ

(1)友人・知人から紹介してもらう

友人や知人から紹介してもらう方法は、信頼性が高く、仕事の機会を見つけるための効果的な手段のひとつです。

サッカー業界に縁やゆかりのある友人・知人から紹介してもらうことで、公に出ていない求人情報を入手できる可能性があります。

もし現在の職場や学校にサッカー関連の人物がいる場合は、サッカーに関する仕事に興味があることを伝えましょう。

そして、仕事を紹介してもらう際には、自分の希望や能力、経験を明確に伝えることが大切です。きちんと自己PRなどの準備をおこなったうえで、就職活動を進めましょう。

(2)公式サイト・転職サイトで求人を探す

公式サイトや転職サイトから求人情報を探すのもおすすめの方法です。特に公式サイトには、転職サイトに掲載されていない求人情報が載っているケースもあるので要チェックです。

中には、採用枠に空きが出たタイミングで求人情報が掲載されることもあります。こまめにサイトを確認することで、探していた求人情報を目にすることができるかもしれません。

気になる企業の採用情報は、定期的に確認するようにしましょう。

(3)就職・転職エージェントに相談する

サッカー関係の仕事に就職をしたい人は、エージェントに相談をする方法がおすすめです。

「アスリートエージェント」はアスリートや体育会に特化した人材紹介・就職支援のサービスを運営しております。

アスリートや体育会出身の人材を教育して企業とマッチングをおこなう方法で、過去1,000名以上のアスリート人材の就職支援をしてきた実績もあります。

まずは、どのような仕事をしたいのか、どのような点でサッカーと関わりたいのかを明確にし、相談をしてみましょう。

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まとめ

サッカーに関わる仕事はさまざまあり、資格や経験の必要性は職業ごとに異なります。ただし、いずれもサッカーが好きという気持ちが大切です。

サッカーに関わる仕事をしたい、自分に合う仕事を探したい方はぜひアスリートエージェントにご相談ください。

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