2024.11.27

水泳経験を自己PRで上手に伝えよう!どんな伝え方が良いか徹底解説

水泳経験で身に着けた能力をアピールして内定を勝ち取りたいと思っていませんか?0.1秒のタイムにこだわりストイックに練習したその経験は、必ず自己PRに活かされます。

本記事は、「自己PRで水泳経験をアピールしたいけど、どのように書いていいかわからない」「水泳の経験を書いた自己PRの例文が見たい」と困っている就活生に向け、失敗しない自己PRをするためのコツや注意点を解説していきます。

自己PRでは何を話すべきか

面接官は自己PRを聞くことで「あなたの強み」を確認しようとしています。しかし、面接の場で「私は水泳を一生懸命に頑張ってきました」と言ってもほぼ無意味です。

水泳経験を活かして、「どんな強みを持ち、取り組んできたのか」それが「どのように仕事に役立つのか」をアピールする必要があります。

ここでは、自己PRを伝える時の注意点をご紹介します。損しないように自己PRを完成させましょう。

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水泳経験のアピールではない

「私は学生時代に水泳部で全国大会に出場しました」とアピールする学生がいますが、面接官は部活の成績自体に全く興味はありません。

「勝ったから」「負けたから」とアピールの話を引き出しにするのは危険です。例え、日本一になった経歴を持っていたとしても、直接「ビジネス」とは関係ないからです。

試合の結果や成績は、「どのようなことで貢献したのか?」という、自分の強みを裏付ける一つのエピソードに過ぎません。

面接官は「あなたを採用するメリット」を知りたい

「面接官が候補者のどのような点を見ているか」を考えたことはありますか?面接官は、「あなたを採用するメリットがあるかどうか」を見極めているのです。

つまり、その候補者を採用することで「会社が得をするか」(会社の売上が上がる・コストが下がるなどの利益)、もしくは「会社が損をしないか」(チームの連携が取れていないなど)という点を見ています。

面接官から「これまでの経験やスキルについて」質問された際に、もし経験やスキルがない・少ない場合でも、これからの「成長とポテンシャル」も含めて見られていると考えてください。

自己PRは、「自分のすごさをアピールする」ことではなく、「自分を採用するメリットをアピールする」ことが重要なのです。

水泳経験を自己PRに繋げよう

「水泳に一生懸命取り組んできた」という経験をどういった強みとしてアピールすることができるのか、実際に例文を交えて解説していきます。

目標達成力

水泳では個々の目標タイムに向けて、日々の練習や大会などのプロセスを逆算し、着実に努力することが求められる競技です。

毎日のトレーニングの自己管理と目標達成を続けてきたあなたの水泳人生はビジネスでも必ず評価されます。

社会人になると企業が成長していくために「厳しい目標」が与えられるからです。どんな企業からも求められる能力であるため、自信を持ってアピールしましょう。

【例文】

<結論>
私の水泳経験を通じて培った目標達成力を、御社での仕事に活かし成果を上げていく自信があります。

<エピソード>
私は幼少期から水泳に情熱を注いできました。常に自身に厳しい目標を設定し、それを達成するために欠かさずトレーニングを積んできました。日々の計画的な努力によって、自己ベストを更新し続けることができました。この経験から、目標を達成するためには継続的な努力と計画性が不可欠だということを学びました。

その結果、高校時代には県大会で優勝し、全国大会への切符を手にすることができました。この成功体験は私に、困難に向き合い忍耐強く努力を続けることの大切さを教えてくれました。

<会社とつなげる>
私は営業職への興味が強く、水泳経験で得た「目標達成力」が営業の現場でも役立つと確信しています。私は自分の目標を達成するために必要なステップを見極め、計画を立てて取り組むことを得意としています。そのため、売上目標を達成し、お客様のニーズに応える営業として、御社に貢献したいと考えています。

私の水泳経験がもたらす目標達成力は、私が御社のチームの一員として、確実な成果を上げる自信があります。

ストイックさ

水泳は0.1秒というタイムを縮めるために練習するストイックなスポーツです。

水泳はこの0.1秒の壁を超えるために、体力や技術だけでなく精神的な面のストイックさも必要不可欠なのです。

短期間で成果が出ない中でも、忍耐強く努力できるあなたのストイックさは社会でも必ず評価されることでしょう。

なぜなら社会人になると、学生時代よりも自由な時間や選択肢が増えますが、自分自身の欲望を抑えることが、成長とスキル向上において極めて重要だからです。是非自信を持ってアピールしてください。

【例文】

<結論>
私が御社に入社することで、私の持つストイックな姿勢を活かし、御社の成功に貢献できると確信しております。

<エピソード>
私は幼少期から水泳に情熱を注いできました。そして、0.1秒という微小なタイム差を追求するために、日々の厳しいトレーニングを欠かしませんでした。

友人たちが遊びに行く中でも、私は自分に厳しく、努力を重ねることで、地道な努力の積み重ねが大きな成果を生むことを実感しました。その結果、地域大会での上位入賞などの成果を手に入れることができました。

<会社とつなげる>
私は営業職への意欲を強く抱いており、営業活動も同じように地道な努力と粘り強さが求められる分野であると考えています。
私のストイックな姿勢は、目標達成への意欲の高さと、途中で諦めずに最後までやり通す粘り強さを発揮します。私はこれを活かし、御社のチームに貢献するために、日々の努力と情熱を惜しみなく注ぎ込む覚悟があります。
私のストイックな努力は、結果を出し、チーム全体を成功へ導く力になると信じております。

継続力

水泳は繰り返しのトレーニングや努力が求められる競技であり、その経験から「継続的」な取り組みが身に付いていることが多いです。

水泳で得たあなたの継続力は目標に向かって努力を続けることで成果を上げることができるため、ビジネスにおいても評価されるでしょう。自信を持ってアピールしてください。

【例文】

<結論>
私は、水泳経験を通じて培った持続的な努力を大切にし、目標達成に向けて着実に歩み続ける自信があります。

<エピソード>
私は大学時代過去3年間、毎日のように水泳のトレーニングを続けてきましたが、肩の怪我もあり、なかなか理想的な成果を手にすることはありませんでした。
それでも、一日たりとも欠かすことなく取り組むことで自分の弱点だった泳ぎのフォームの改善を行い、限られたレースの中で最善のパフォーマンスを発揮する準備をしてきました。
4年目の最後の大会では、これまでの努力が評価され、自信を持って競技に臨むことができました。
毎日の練習が自信となり、意識をせずともきれいなフォームで泳ぐことができるようになり、緊張をコントロールするスキルも身につけることができました。

<会社とつなげる>
社会でも、思いがけないチャンスがやってくることがあります。私は水泳の経験から、持続的な努力を通じて、そのチャンスに備え、成果を上げる能力を高めてきました。

私の継続力は、水泳競技のように、途中の困難を乗り越えながら確実に目標に向かう意志を示しています。この姿勢を御社の環境でも発揮し、成果を上げるために全力を尽くす覚悟があります。

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自己PRの書き方で注意する点

水泳経験の自己PRの書き方において、注意すべき点として以下のようなことが挙げられます。

長所の詰め込みすぎはNG

長所を過剰に詰め込むことは避けたほうが良いです。

自己PRは自分の魅力や経験を前面に出す機会ですが、情報が多くなると本当に伝えたいポイントが埋もれてしまうことがあります

面接官側も覚えられませんし、何が言いたいかわからなくなってしまいます。

<悪い例>
「私の強みは、水泳の経験を通じて培った向上心と、目標達成に向けて、努力を惜しまないストイックな姿勢、そして持続的な継続力です。」

<良い例>
「私の強みは、常に目標を高く設定し、水泳の練習においてもタイムを向上させ続ける向上心です。」
と伝えた方が、印象に残りやすく、本当に伝えたいポイントが明確になります。
水泳競技は、アピールできるポイントがたくさんあるからこそ、一つに絞ることを意識しましょう。

水泳経験以外の自己PRも用意しておくとベスト

水泳の経験はあくまで就活で使える武器の一つであり、全てではありません。

自己PRを書く際には水泳経験以外の自己PRも用意しておくことがおすすめです。複数の側面やスキルを示すことで、自分の幅広い能力や経験をアピールできるからです。

水泳経験があるからといって自動的にプラスになるわけではなく、その強みをどのように適切に活かすかがポイントです。

水泳経験の他にも、学生生活やアルバイト、長期インターンや留学などを通して得たことをビジネスに活かすためには、どのようなスキルや成長を得たのかを具体的に準備しておくことが大切になります。

これによって、自身のアピールを高めて評価を受けるチャンスを広げましょう。

しかし、複数の自己PRを用意する際にも、長所を詰め込みすぎることなく、焦点を絞ることが重要です。

自己PRにスポーツ経験を書くときの意外な落とし穴について、以下の動画でも解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

自己PRの構成を組み立てよう

自己PRに説得力を持たせるエピソードを構成する方法として、「STAR」メソッドを活用することが効果的です。

この方法は、Situation(状況)、Task(課題・問題)、Action(行動)、Result(結果)の4つの要素に焦点を当てるものです。

このアプローチを使用することで、初対面の人にも分かりやすく・コンパクトに伝えることができます。

状況

まず、あなたがどのような状況や背景にいたのかを説明します。何が起こったのか、どのような場面だったのかを簡単に伝えることが大切です。

課題・問題

次に、その状況の中で、あなたがどのような目標や課題を抱えていたのかを説明します。何を達成しようとしていたのか、どのような責任を持っていたのかを示しましょう。

行動

その後、あなたがどのような行動を起こしたのかを具体的に説明します。どのようなステップを踏んだのか、どのような努力をしたのかを詳しく表しましょう。

結果

最後に、あなたの行動の結果や成果について説明します。どのような成果を達成したのか、状況がどのように変わったのかを明確にすることが大切です。

以下に、「STAR」メソッドを活用した例文を紹介します。

【例文】

(状況): 高校時代、水泳部に所属していました。

(課題): 水泳は初めての挑戦でしたが、自分自身に向き合い、どれだけ成長できるかに興味を持ちました。タイムを縮めることや技術の向上に挑戦することが目標でした。

(行動): 最初は未知の領域でしたが、コーチと仲間たちのサポートの下、毎日の練習に取り組みました。基本から始め、徐々に技術を磨き、タイムを縮めるための練習メニューを組み立てました。また、疲れた時も自分を奮い立たせるために目標を意識するよう努めました。

(結果): 長い練習期間の後、初めてのレースでタイムを縮め、仲間たちとともに成果を分かち合いました。継続的な努力の成果が自信となり、次第に高校内の競技会で上位入賞を果たすことができました。この経験から、自己成長への道は確かに難しいですが、コツコツと取り組むことで成果を得ることができることを学びました。

このように「STAR」メソッドを用いることで、具体的なエピソードを通じて自己PRを説得力のあるものにすることができるでしょう。

水泳経験をうまく自己PRで伝えるために

水泳経験をうまく伝えるための方法を2つご紹介します。

自分の水泳経験を棚卸ししてみる

自身の水泳経験をじっくりと振り返ってみることが大切です。

どのようなスキルや特性、価値観がその経験から生まれたのか、ゆっくりと理解してみましょう。

水泳経験で得た自分の強みや成長がどのようにビジネスや職務に活かせるかをじっくりと考えてみることが重要です。

例えば、目標達成力やストイックさなどの特性は、チームの協力や難題の解決においても有益なものとなりえます。

困ったら就職エージェントに相談してみよう

途中で迷ったり困ったりした際には、就職エージェントの専門的なアドバイスを受けることもひとつの方法です。

専門家に相談することで、自己PRをどのように磨くべきか、ポイントをどう絞るべきかについてのアドバイスを得ることができます。

エージェントはキャリアに関する専門知識を持っており、あなたの経験をどのように魅力的にアピールするかを助けてくれることでしょう。

まとめ

水泳経験を自己PRに組み込む際は、自分が水泳を通じて何を最も大切にしてきたかを振り返ることから始めてみましょう。

上記で紹介した基本を抑えて自己PRを作成すれば、あなたの魅力が面接官に的確に伝わることでしょう。

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