2025.01.16
ヨガインストラクターになるには?資格・年収・働き方を徹底解説
健康意識が高まる昨今、ヨガを始める人が増えています。そんなヨガを仕事にした「ヨガインストラクター」に興味がある方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ヨガのインストラクターになるにはどうしたらいいのか、資格や年収など気になるポイントをご紹介します。
INDEX
ヨガインストラクターとは

ヨガインストラクターとは、健康やリラクゼーション、心身の調和を目的としたヨガを、個々のレベルや目的に応じて指導する役割のインストラクターです。
近年、健康志向の高まりやストレス軽減の重要性が認識される中で、ヨガは多くの人々に取り組まれ、ヨガインストラクターの需要も増加してきました。
ヨガインストラクターは、クラスを指導するだけでなく、生徒一人一人に適切なアドバイスを行い、心身の状態を整える手助けをしています。
ヨガインストラクターの仕事は、ポーズを教える以外に、ヨガの哲学や精神面の指導をすることも重要な役割となっています。
ヨガインストラクターの仕事内容
ヨガインストラクターの仕事内容は、主にヨガのレッスンを通じて参加者の心身の健康をサポートすることです。
基本的なヨガの指導として、ヨガのポーズや呼吸法、リラクゼーションの方法を参加者に教えます。初心者から経験者まで、レベルに応じたプログラムを提供し、個々のニーズに対応します。
また、クラス全体の雰囲気作りも重要な役割です。場合によっては、個々のフォームやポーズを細かくチェックし、個別のサポートや指導にも対応します。
そもそもヨガとは?

ヨガは、インダス文明の頃に生まれたと言われている心身の調和や統一を目指す修行の一つです。
呼吸法や瞑想、姿勢を組み合わせ、体の歪みや自律神経を整える健康法として、世界で親しまれています。
ポーズと呼吸法がメインとなる「ハタヨガ」がヨガのルーツと言われています。他にもパワーヨガと呼ばれる種類もあります。
またヨガをする環境でも種類が別れており、常温で行うヨガにだけでなく、室温を40度くらいまで暖かくして行う「ホットヨガ」も最近の流行りです。
高齢者向けの「シニアヨガ」、妊婦さん向けの「マタニティヨガ」、子供向けの「キッズヨガ」など、プログラムもさまざまです。
ヨガインストラクターになるには?

民間のスクールに通い、認定資格を取得する
スクールによってカリキュラムは変わりますが、ヨガの指導に必要な知識の習得のために民間の養成スクールに通います。
具体的には呼吸法や瞑想法や座法やヨガの哲学や解剖学を学ぶのが主流です。
期間は1週間程度のものから5ヶ月程度のものまで、幅広いので自分にあったものを探しましょう。修了後、ヨガスタジオなどへ就職しましょう。
基礎は身についていますので、スムーズに業務に取り掛かれるようになります。
未経験から育ててもらえるヨガスタジオに就職する

資格を持っていなくても、全くの未経験で採用し、ヨガインストラクターとして育ててくれるヨガスタジオやスクールもあります。
集合研修やOJTなどのフォロー体制がしっかりとしており、未経験者でも安心して始められます。
資格を持っていない、どんな資格を取れば良いかよく分からないと思った場合、育ててくれるスタジオに就職するのがおすすめです。
未経験で入社しますので、研修は数ヶ月に渡ります。勉強はかなり必要となりますので、覚悟して臨みましょう。
就活・転職エージェントに登録して求人を探す

ヨガインストラクターになるには、就活・転職エージェントに登録して求人を探す方法がおすすめです。
転職エージェントは、業界の動向や必要な資格、求められるスキルなどを把握しているため、個別のニーズに合わせた求人情報を提供してくれます。
転職エージェントに登録することで、自分の希望する勤務地、給与、雇用形態、勤務時間などの条件に合った求人を提案してもらえます。
ヨガインストラクターの求人はスポーツジムやフィットネスクラブ、ヨガスタジオなどで見つけられますが、エージェントを活用することで業界に特化した求人情報にアクセスでき、よりスムーズに転職活動を進めることができるでしょう。
また、転職エージェントは、面接対策や履歴書・職務経歴書の添削といったサポートも提供しているため、初めての転職活動でも安心です。
自分にぴったりの仕事を見つけ、ヨガインストラクターとしてのキャリアを築くための第一歩をサポートしてくれます。
ヨガのメリット10つ

血行が良くなり、代謝が上がる
ヨガはポーズを取るだけでなく、呼吸も同時に行っていくので、基礎代謝をあげるのにとても効果があります。
さまざまなポーズ・呼吸法で行うことで、血行が良くなり代謝も上がります。
代謝が上がることで、吸収した栄養分を効率よく消費するようになるので、ダイエットにも効果的です。
美姿勢になる

ヨガのポーズを取ることで、骨盤を正しい位置へ戻し、美しい姿勢を取るために必要な筋力をアップさせます。
姿勢が良くなると肩甲骨や胸周りの可動域が広がったり、呼吸の深まりを感じられたり、正しい位置に内臓が戻ることでぽっこりお腹が改善されたりします。
骨盤矯正や猫背改善に特化したレッスンも多く開催されており、人気です。
精神的に安定し、ポジティブになる

呼吸や集中したり無心になったりすることによって、精神的に安定したりポジティブになったりします。
自律神経が整うことで、心が安定する
「交感神経」と「副交感神経」から自律神経は成り立っています。
この2つのバランスがよく保たれているのが理想なのですが、自律神経は繊細なのですぐに乱れてしまい、体調が悪くなったりしてしまいます。
ストレスで交感神経が優位になってしまい不調を感じている場合、ヨガで深い呼吸をすることで副交感神経を活発にさせて、自律神経を整えることができます。
セロトニンが分泌される

セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれています。セロトニンは精神面に深い関わりがあります。一定のリズムで行うヨガは、セロトニンの分泌を促す効果も期待できます。
目標ができる

次はこのポーズを取れるようになろう、ちょっと長い時間ヨガをやってみよう、痩せようなど目標を持つことができるようになります。少しずつ達成していくことで充実感を感じることが出来ます。
日々の生活を送るだけで大変で、目標を持ったり達成したりするのは難しいことも多いですよね。
ヨガをする中で生まれる瞑想の時間。瞑想中に自分自身に耳を傾けることが出来るようになり、目標を見つけやすくなります。
自分のことが好きになる

ヨガを行うことで、心に余裕が生まれたり、内面から自信を感じることが出来るようになります。
ヨガは自分自身とは戦いますが、人と比べたり競争心を煽ったりするものではないです。自分と向き合って、その日の状態に合わせてポーズをとったり、呼吸を深めたりします。
頑張りすぎることが大事なのではなく、たまには息を抜くことも大事なんだと気付かされます。
自分のことを認めてあげられることで得られるメリットがあります。
自分を労ってあげられる

ヨガを通じて自分の内面や体に注目してあげられるようになります。そこで心身の変化にも気づけるようになります。
自分に優しく出来るようになることで、病気に早く気づけたり予防できたりするようになります。
人に優しく出来る

ヨガを通じて心が豊かになることで自分を認めてあげられるようになると、人のことも受け入れたり優しく出来るようになります。
また人に優しく出来ると、自分の心が穏やかになるという循環も生まれます。
ヨガを続けると自分と向き合う機会が増えますので感情との付き合い方も上手くなり、イライラや怒りなどの負の感情を手放せるようになっていきます。
生きるのが楽しくなる

人と比較しないことや無理をしないことをヨガから学び、自分自身を認めてあげることで自分に自信を持てるようになります。
弱くてダメな部分が多いと思ってしまうと、自分を受け入れるのは大変になってしまいますが、ヨガを通してそんな自分も受け入れるようになっていきます。
その影響で穏やかで楽しく生きていけるようになるのです。
ヨガインストラクター関係の資格5選

資格がなくてもなることが出来るヨガインストラクターですが、持っていた方が安心ですよね。そこでここでは、有名な5つの資格をご紹介します。
全米ヨガアライアンス
アメリカで設立された団体である全米ヨガアライアンス。全世界80カ国以上で通用する資格なんです。
つまり、全米ヨガアライアンスを取得すると、海外でも活動することが出来るようになります。
RYT200
ヨガインストラクターの基礎の資格となります。
200時間のトレーニングが必須となります。その内180時間は直接講師からの指導を受けます。
カリキュラムは解剖学、ヨガのポーズの総称であるアーサナ、ヨガ哲学などの基礎知識が中心になっています。
認定校でプログラムを受けて、資格をもらうことになります。費用は30〜40万円程度です。
RYT500
RYT200の上位資格です。RYT200より細かい知識と指導経験が必要です。学習と経験時間が500時間となるので、RYT200よりも難しい資格です。
ですが、国際ライセンスなので、知名度が高くて業界で知らない人は少ないです。持っていると有利でしょう。
RYT200と同じく、認定校でプログラムを受けて、資格をもらいます。講座によって種類が異なりますが、費用は40〜60万円程度です。
インド中央政府認定 YIC
ヨガ発祥の地、インドの政府が運営をしている資格です。日本ではヨーガ・ニケタンとヴィヴェーカナンダヨーガ研究財団が合同で講座をしています。
日本ヨーガ・ニケタンの養成講座を受講し、論文と実技試験を合格することで資格がもらえます。費用は10〜15万円程度です。
NPO法人 日本YOGA連盟

ヨガを通じて社会の福祉に寄与することを目的に設立されたNPO法人です。
これから紹介する「ヨガインストラクター」の資格だけでなく、ベビー、キッズ、ママなどお客様別のインストラクター資格の認定をしています。
ヨガインストラクター
「ヨガインストラクターとは?」ということなど、初歩的なことから勉強を始めます。初心者の人におすすめです。
養成講座が終わり、試験に合格したら、資格がもらえます。講座は10日間(60時間)で構成されています。費用は約25万円です。
一般社団法人 全日本ヨガ協会

資格が1級から3級まであります。それぞれの級で勉強することが異なります。試験を受けるためには座学が必須になっています。
3級マスタークラス
ヨガインストラクターとして認定スクールや教室で教えることが出来るようになります。資格には倫理試験と実技試験の2種類があります。
試験の受験資格は20歳以上となっていますが、未成年でも保護者の承認があれば受験することが可能です。
スクールの受講料は10万円程度となっています。別途、試験の受験料がかかり、1万1,000円です。
2級アドバンスクラス
認定教室の独立開業プログラムが出来るようになります。スクールの受講料は20万円程度です。受験資格、出題内容、実施日が3級のマスタークラスと一緒です。
受験料が2万2,000円と3級とは違うので、気をつけましょう。
1級シニアクラス
認定スクールの独立開業プログラムが出来るようになります。3級や2級より試験が難しくなります。20歳以上であることと2級会員であることが受験資格となります。
1級だけを受験することはできないので、気をつけましょう。試験も年に2回と限られています。倫理試験と実技試験、それに面接が加わります。
受験料は3万3,000円です。
一般社団法人 日本ヨガインストラクター協会

ワンランク上の美容・健康・ストレス解消、そしてインストラクターの技術向上を目的に設立された協会です。全日本ヨガ協会と同じく、3つのコースがあります。
3級マスターコース
ヨガインストラクターを目指す全ての人向けの内容で、ヨガや身体の基礎知識を学ぶことができます。費用は8万円程度です。
2級アドバンスコース
アーサナ(ヨガのポーズ)を理解して、正しいポーズを取れるようになります。合わせて指導方法も学びます。
2級では実践で生かせるヨガが学べるので、取得するのがおすすめです。
3級と合わせて短期で学べるコースなどもあるので、合わせて取得するのも良いかもしれません。かかる費用は21万円程度です。
1級シニアコース
2級を取得していないと受験できないコースになります。
2級で学んだことを生かし、スキルを伸ばして幅広い年齢層だったり環境で活動をするのに向いています。
特定の年齢層をターゲットにしておらず、さまざまな方達に対応することを想定するのであれば、取得しておきたいですね。費用は40万円程度です。
ヨガの資格を取るメリットは?

知識や技術をより深く学べる
独学でも学べることはありますが、効率的に知識や技術を学ぶことができます。先ほどご紹介したように、人に教える技術も教えてもらえるのは大きいですよね!
お客様に合わせたレッスンの組み立て方なども学べるので、すぐに講師として活動することが出来るようになります。
働き方を選べる!応募できるスタジオが増える
資格を持っていなくても、応募出来るスタジオはありますが、やはり選択肢が少なくなってしまいます。資格があれば、選べるスタジオの選択肢が広がります。
また、フリーランスとして活動することも可能になります。スタジオに縛られることなく働くことも可能になります。
独立して、ヨガ教室を開ける
資格がなくても、ヨガ教室を開くことは出来ます。しかし、何も資格がない先生と資格がある先生だったら、資格がある方が安心感がありますよね。
独立し、成功したいと考えるのであれば、資格は持っていた方が良いでしょう。
ヨガインストラクターの働き方

正社員ヨガインストラクター
まずは採用試験に合格しましょう!就職してからは、社内での研修を受けたりしながら、インストラクターとしてデビューをすることになります。
会社員となりますので、ヨガの知識はもちろんのこと、社会人としての基本なども学べますす。
最近ではライフステージに合わせて、インストラクターからの職種変更をすることも出来ることが多くなっているようです。
例えばインストラクターの教育を担ったり、人事採用を行ったりと道は様々です。ヨガは比較的年齢を問わずに出来ますが、将来を考えると安心ですね。
フリーヨガインストラクター

業務委託で行うレッスンと主催のレッスンの2種類があります。
業務委託でのレッスンは、ヨガスタジオやフィットネスクラブなどと業務委託の契約を結んで行います。
誰でも良いというわけではないので、事前に契約先との試験や面談などがあることがほとんどです。
主催レッスンは、自分で日程も場所も受講金額や内容も決めて行います。誰かに雇われるわけではないので、事前の選考などはありません。
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ヨガインストラクターの収入

それぞれの働き方で収入が異なりますので、それぞれ紹介いたします。
社員ヨガインストラクターの収入の平均
正社員だと年収300〜400万円程度が相場となります。1コマ90分のレッスンだとすると、1コマ2,000〜4,000円程度の計算です。
なお地域によっても年収の差がありますので、始める前に注意が必要です。
アルバイトヨガインストラクターの収入の平均は?

アルバイトは正社員の半額、1コマ1,000〜2,000円程度が相場です。そのため、年収も一気にさがり、200万程度となります。
フリーランスヨガインストラクターの収入の平均
経歴や人気などにも左右されますが、1コマ1万円以上の報酬を貰ってレッスンをすることも可能です。また、自分でレッスンを開催し、盛況となれば一気に収入を増やすこともできます。
一概には言えませんが、正社員のインストラクターより収入を増やすことも夢ではありません。
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ヨガインストラクターを目指すならアスリートエージェントに相談を

ヨガインストラクターを目指すなら、「アスリートエージェント」に相談することをおすすめします。
アスリートエージェントは、スポーツ業界やフィットネス分野に特化した就職・転職支援サービスで、ヨガインストラクターとしてのキャリアを築くためのサポートを行っています。
アスリートエージェントに相談することで、ヨガインストラクターに求められる資格やスキル、業界の動向を踏まえた求人情報を提供し、希望に合った職場を見つける手助けをしてくれるでしょう。
ヨガインストラクターとしての経験が少ない場合でも、適切なアドバイスや研修機会を提供し、スムーズにキャリアをスタートできるようフォローが受けられます。
面接対策や履歴書・職務経歴書の作成サポートも受けられるため、自信を持って選考に臨めるでしょう。
アスリートエージェントは、あなたの強みを最大限に引き出し、ヨガインストラクターとしての新たなステージへの第一歩を後押ししてくれます。
ヨガ業界でのキャリアを築きたいと考えている方は、ぜひアスリートエージェントにご相談ください。
まとめ
今回はヨガインストラクターになるにはどうしたらいい?という疑問について解説しました。
「好き」を仕事にできるヨガインストラクターは、近年人気の職業となっています。
ヨガインストラクターを目指す方は、体育会学生やアスリートなどスポーツ経験者のための就職・転職エージェント「アスリートエージェント」をご利用ください。興味のある方は下のボタンから会員登録してみてくださいね。
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