2024.11.24
スノーボードインストラクターになるには?必要な資格についても徹底解説
スノーボードインストラクターとは、スノーボードの正しい楽しみ方を指導する仕事です。
スノーボードは国内外問わず人気なスポーツとなっており、スノーボードインストラクターを目指す人も目立ちつつあります。
この記事では、スノーボードインストラクターになるために必要な資格や、スノーボードインストラクターとして働くことのメリットについて解説します。
「スノーボードインストラクターになるには何の資格を取ればいいの?」「スノーボードインストラクターに向いている人はどんな人?」などとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
INDEX
スノーボードインストラクターの仕事

スノーボードインストラクターは、初心者から上級者までのスノーボーダーに対して、技術や安全な滑り方を教える職業です。
スノーボードスクールを実施しているスキー場で講師として活動し、スノーボードの正しい楽しみ方を教える役割を任務としています。
スノーボードの基本的な技術はもちろん、生徒に応じたレッスンプランを作成するほか、安全性を重視した基本ルールやマナーについての指導が主な仕事内容です。
スノーボードインストラクターは、スノーボードの指導を通じて、多くの人々にスノーボードの楽しさを伝えるやりがいのある仕事です。
シーズン中は屋外で過ごす時間が多く、体力や天候に対する適応力も必要とされますが、自然の中で働くことを楽しむ人にとっては非常に魅力的な仕事といえるでしょう。
スノーボードインストラクターになるために必要な資格は?

スノーボードインストラクターになるには資格が必要です。どのような資格が必要になるのか、具体的に解説します。
C級インストラクター
スノーボードインストラクターを目指す人は、JSBA(日本スノーボード協会)のC級インストラクターの資格を取得しましょう。※
JSBAの資格は、最も歴史の長い公認インストラクターの資格です。インストラクターの資格はA級~C級まであり、級が上がるにつれてできる幅が広がります。
初級レベルのC級の資格を取得することで、基礎的なスノーボード技術と指導方法を習得し、JSBA公認スクールでインストラクターとしての登録が可能になります。
※SAJ(日本スキー連盟)の準指導員異状の資格など複数の団体それぞれに資格が制定されています
C級インストラクター取得の流れ

JSBAのC級インストラクターの資格を取るための流れは以下になります。
①JSBAへ会員登録をする
公式サイトからいつでも登録が可能です。入会金と年会費が発生するため、事前に用意しておきましょう。
②バッジテスト2級に合格する
事前講習を受けることで、実技確認テストにチャレンジできます。
③バッジテスト1級に合格する
2級同様に実技試験がありますが、2級に合格していないと受けられないので注意しましょう。
④インストラクターになるための講習を受講する
各地区で2日間の日程で開催される講習を受けます。自分の地区でいつ開催されるかをあらかじめ把握しておくと安心です。
講習を受ければ、C級インストラクターとして認定されます。
流れだけを見ると長い道のりに見えますが、資格取得のために得た知識やスキルは、指導に活かせる貴重なものです。「ただ資格を取って終わり」にならないよう、スキルアップを心がけましょう。
C級インストラクター取得までの期間

先述のように、C級インストラクターの資格を取得するまでには、いくつかのステップを踏む必要があります。
実力や練習量にもよりますが、最短でも2,3ヶ月はかかるといわれており、1シーズンでの取得はややハードルが高いものとなるでしょう。
例えば、スキー場が使えるシーズン中にバッジテストに合格しておき、春以降のタイミングで認定講習を受けるなど、計画的に取得に向けたプランを立てておくのもおすすめです。
講習開催の日程も事前に確認しておくと、安心して計画が立てられます。
C級インストラクター取得の費用

C級インストラクターの資格を取得するためには、以下の費用がかかります。
JSBA会員登録 | JSBA入会金JSBA年会費 | 1,000円6,000円 |
バッジテスト2級 | 事前講習料受験料公認料 | 約5,000円2,750円2,750円 |
バッジテスト1級 | 事前講習料受験料公認料 | 約5,000円2,750円2,750円 |
C級認定講習 | 認定講習料公認料オフィシャルキット代講習テキスト代 | 20,900円11,550円5,500円2,640円 |
バッジテスト受験や講習会受講など、その時々のタイミングで費用が発生するため、トータルでどれくらいの費用がかかるのかを把握しておきましょう。
A級、B級インストラクターの資格もある

JSBA公認のスノーボードインストラクターの資格には、さらにレベルの高いA級やB級の資格もあります。
A級はJSBA公認の常設スノーボードスクールを、B級は非常設のスノーボードスクールの開校ができるレベルといわれています。
資格の価値が高い分、試験の難易度も難しくなります。
求められるレベルはもちろん上がりますし、学科試験やレッスン実務経験が必要になるなど、本腰を入れて資格取得に取り組む必要があるでしょう。
資格取得の近道

「少しでも早くスノーボードインストラクターになりたい」という人もいるのではないでしょうか。
少しでも早く資格を取得するためには、スキー場に宿泊して徹底的に練習する方法がおすすめです。
居住地から離れた場所にあるスキー場に毎日通うとなると、時間やお金がかかります。資格取得のために毎日練習をしたい人は、スキー場に入りびたり練習を重ねることがおすすめです。
実際のバッジテストに向いている板「検定板」で滑るのもおすすめの方法です。資格取得に向いている板を選んで、自分の滑りに取り入れましょう。
また、スポーツ専門の就職エージェントに相談することもおすすめです。
スノーボードインストラクターになることについて、資格取得のコツや就職先の探し方などを相談してみるとよいでしょう。
「どこの就職エージェントに依頼したらいいかわからない」という方は、以下の動画を参考にし選んでみてくださいね。
スノーボードインストラクターに向いている人

スノーボードインストラクターは、自然の中で得意を活かせる魅力的な仕事であることと、資格が必要であることをご紹介しました。
では、スノーボードインストラクターに向いている人とは、どのような人なのでしょうか。
スノーボードが好きな人

スノーボードインストラクターは、スノーボードが好きな人に向いている仕事です。
資格の取得が求められる点においても、スノーボードが好きで本気で打ち込んだり、知識を得たりという気持ちがないと就けない仕事でしょう。
スノーボードが好きという気持ちがあれば、スノーボードと常に関わりながら働けることに魅力を感じながら働けるはずです。
自分の言葉で語れるスノーボードの魅力や楽しさを、生徒たちに存分に伝えましょう。
人に教えることが好きな人

スノーボードインストラクターは、人に教えることが好きな人に向いています。
教える相手は、初心者から上級者まで様々なので、試行錯誤して各生徒に合った指導法を考える必要があります。
自分の指導した生徒が上達していく様子を近くで見られることは、インストラクターとして働くうえでの一番の醍醐味といえるでしょう。
マナーや常識がある人

スノーボードインストラクターは、スノーボードの安全な楽しみ方を教えることから、マナーや常識力が求められます。
常に安全であるかどうかに気を配り、自分の指導が生徒の経験や技術に大きな影響を与えることを自覚しつつ責任を持って指導に当たらなければなりません。
生徒が自分の背中を常に見ていることを意識し、マナーや常識を身につけて、プロのインストラクターとして活動する必要があります。
責任感が強く向上心がある人

責任感や向上心も、スノーボードインストラクターに必要な要素です。
「生徒を必ず上達させる」「安全に楽しませる」など、責任感をもって指導できる人はインストラクターに向いているでしょう。
もし指導でうまくいかなかった時に、問題点に真摯に向き合い改善していけるかどうかもインストラクターに必要な素質です。
また、向上心を持ち「どうやったらもっとうまく指導ができるか?」ということを常に考えながら成長できる面も、指導者としてあるべき姿です。
スノーボードインストラクターは、お手本となりながら上達に向けて指導をする立場なため、責任感と向上心を持っていることが望ましいでしょう。
スノーボードインストラクターになることのメリット

スノーボードインストラクターには、様々なやりがいや楽しみを感じられる場面があります。ここでは、スノーボードインストラクターになることのメリットについて見てみましょう。
スノーボードに関わりながら働ける
スノーボードインストラクターは、スノーボードの指導について考えたり、実際に指導したりと、常にスノーボードに関わりながら働ける点がメリットです。
部活やクラブチームでスノーボードをしていた人の中には、社会人になってからもスノーボードと関わっていきたいと思う人もいるのではないでしょうか。
しかし、働きながらスノーボードを両立させるとなると、とても限られた範囲内になってしまいます。
スノーボードを仕事にすることで、社会人になってもスノーボードに関わり続けることができます。
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自分の指導で上達させられる達成感がある

スノーボードインストラクターの仕事は、その名の通り指導する立場なため、自分の指導で生徒を上達させられる達成感があります。
初心者ではじめた人がどんどん上達して活躍する姿を一番近くで見られるのも、スノーボードインストラクターの特権です。
感謝の言葉をもらえた日には「スノーボードインストラクターをしていてよかった!」と感じるはずです。
スノーボードインストラクターは人の成長に寄り添うことで、やりがいや達成感が感じられる仕事といえるでしょう。
教えながら自分の技術・体力も向上する

スノーボードインストラクターは、生徒に教えることで自分の技術や体力も向上させられます。指導するために自分も練習や新しい技術を実践する必要があり、自分自身の技術アップに役立つでしょう。
また、スノーボードは雪の中で激しく体を動かすスポーツなので、体力も必要です。毎日屋外で指導をすることは、筋力や体力向上にもつながります。
体を鍛えるのが好きな人にとっては、充実したやりがいの感じられる仕事でしょう。
まとめ
スノーボードインストラクターはスノーボード好きにはやりがいのある仕事です。まずはスノーボードを安全に楽しむ指導のために、必要な資格の取得を目指しましょう。
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