2024.12.02

体育・スポーツ家庭教師とは?レッスン種目や資格の有無を徹底調査

体育・スポーツ家庭教師とは、体育やスポーツを指導する家庭教師です。子どもから大人までを対象にしていて、レッスン種目も幅広いです。

この記事では体育・スポーツ家庭教師の基礎知識や、働くうえで気になる疑問や質問を紹介します。

体育・スポーツ家庭教師とは

まずは、「体育・スポーツ家庭教師」について知りましょう。

​運動を教える家庭教師

体育・スポーツ家庭教師とは、その名の通り子どもたちを対象として運動をマンツーマンで教える先生のことです。

「家庭教師の体育版」と言えばイメージが湧きやすいでしょうか。生徒一人ひとりの特性や目標に合わせて指導を行い、運動の楽しさを伝えることがミッションです。

体育とスポーツの違い

体育とスポーツは同じものだと考える方も多いかもしれませんが、実は違うんです。

スポーツが身体運動の総称であるのに対し、体育は教育の一環として行われるもの。つまり「教科」の一つです。

地域の運動会なども含め、運動を通して人間形成を目指す教育のことを体育と呼んでいます。

スポーツはもっと広義なものであり、ときには趣味として、ときには勝敗を競うものとして老若男女問わず幅広く親しまれています。

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体育・スポーツ家庭教師のレッスン種目

体育・スポーツ家庭教師が子どもたちにどのようなことを教えているのか、細かく見ていきましょう。

基礎運動

学校の体育で実践する、なわとびや跳び箱、マット運動、鉄棒、ボール運動などを教えます。

スポーツテストの対策として利用する家庭もあります。学校の体育に対する苦手意識の克服にも役立ちます。

幼児体育

幼児体育では、幼児から小学校低学年を対象に「体を動かすことの楽しさ」を教えます。

教える内容は各教室などにより様々ですが、基本的には体操、ダンス、マット運動、鉄棒などを指導することが多いようです。

純粋に体を動かすことを目的としている以外にも、小学校受験対策として指導を行う場合もあります。

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陸上・かけっこ

走り方は運動の基本と言っても過言ではありません。

多くのスポーツクラブ等でも走り方は教えていると思いますが、走り方に焦点を当ててじっくりと教えられるのは体育・スポーツ家庭教師ならでは。

姿勢や呼吸についてもマンツーマンで指導します。

水泳

スイミングスクールと併用したり、マンツーマンのレッスンに惹かれて利用する家庭もあります。

水に対して苦手意識を持っている子や、明確な目標がある子などレベルは様々。1人ひとりのレベルに合わせて水泳が楽しくなるように指導します

球技

サッカーや野球、テニス、バレーボール、卓球といった球技を指導します。体育・スポーツ家庭教師の中には、もともとプロとして活躍していた人もいます。

スポーツクラブではできない個別指導ができるので、効率的に技術を磨くことができます。

自転車の乗り方

自転車に初めて乗るという子から種目の指導まで、レベル別に幅広く指導します。

補助輪外しなど、じっくりとその子に向き合い根気強く教える必要がある内容は、親にとって骨が折れるものです。

スポーツのプロが専門的な視点を持って指導します。

その他

柔道、剣道、ボクシング、レスリング、スケートなど、あげたらキリがないほど体育・スポーツ家庭教師の指導の種目は多いです。

老若男女問わず指導を行いますので、ご年配の方向けのジョギング指導などもあります。

指導する人が求めるニーズにあった指導を行う必要があるので、体育・スポーツ家庭教師は様々な知識が必要になるのです。

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体育・スポーツ家庭教師になる際の基礎知識

次に、体育・スポーツ家庭教師になる際の基礎知識を解説します。先程述べたように、体育・スポーツ指導員が担当するスポーツは多岐に渡ります。

就業する企業や教室などにより指導内容は様々ですが、今回は共通している部分に焦点を当てて解説していきます。

必要な資格

体育・スポーツ家庭教師への就業に資格は必要ありません

未経験でも就業可能な場合もありますが、最低限でも指導するスポーツのルールやポイントは頭に入れておきましょう。

資格等は特に必要ありませんが、取っておいたら有利になる資格は存在しています。

1つ目は、公益財団法人日本スポーツ協会が認定している「公認スポーツ指導者資格」です。主にスポーツインストラクターやスポーツジムへの就業を目指す方が取る資格になります。

取得には、公認スポーツ指導者養成講習会の受講を行い、判定基準をクリアする必要があります。

2つ目は、日本トレーニング指導者協会(JATI)が認定している「トレーニング指導者」です。

こちらは、練習メニュー考案時に役立つようなトレーニング理論の知識を持っていることを証明できる資格になります。

この資格は、初級、中級、上級の3つが存在しており、一定期間の資格保持や追加講習などを条件としてステップアップしていくような仕組みになっています。

資格を保有していると、選考に通りやすいだけではなく給与交渉などにも役立ちますので取得することをおすすめします。

雇用形態

体育・スポーツ家庭教師の雇用形態は、教室や企業によって異なります

正社員フルタイムでの雇用の場合や好きな時間のみで働けるアルバイトなど、様々な形での就業になりますので、自身が1番働きやすい方法を取りましょう。

また、給与形態も教室や企業によって異なります。最も多いのは1授業につき〇円というような形です。学習塾の講師のような形態というとイメージしやすいかもしれません。

様々な形での就業が可能な職種ですので、働きやすい形の教室や企業を選択してください。

給与

先程も述べた通り、固定給、時給など各教室や企業によって異なりますが、1回の授業につき〇円のような形が最も多いです。

金額面でいうと、1コマ1,500円〜10,000円とかなり幅が広いのでしっかりと事前リサーチすることをおすすめします。

また、資格保有や学生時代の功績によって金額はかなり変動しますので、しっかりと稼ぎたい場合は資格取得を検討してみてください。

体育・スポーツ家庭教師についてよくある質問

最後に、体育・スポーツ家庭教師についてよくある4つの質問をご紹介します。

体育・スポーツ家庭教師について様々な視点で解説をしてきましたが、まだまだ分からない部分は多いと思います。

多く聞かれる4つの質問に対し回答をしていくので、選考や企業選びのヒントにしてみてくださいね。

Q.レッスン受講者の対象年齢は?

メインは幼児から小学生ですが、老若男女問わず募集している教室も存在します。そして、年代によって利用したい理由は大きく異なるのでニーズにあった指導が必要になります。

例えば、幼児クラスへ入会した場合、体を動かすことではなく受験対策目的の場合があります。

保護者と連携を取りながら受験校の試験科目にも注目し対策していく必要があるので、指導にはかなりの事前準備が必要になるのです。

他にも学生の場合は体育の成績を上げる目的や部活動での体づくりを目的とする場合もありますし、大人の場合はダイエットや健康維持を目的とする場合もあります。

対象年齢が存在しないため、ひとりひとりにあった対策、指導をしていかなければなりません。コミュニケーションをしっかりと取ることでニーズにあった指導を提供していきましょう。

Q.レッスンする場所は?

基本的には生徒側が指定した場所でのレッスンになります。

教室によっては専門の体育館やグラウンド、プールなどを保有している場合もありますが、家庭教師のため基本的には生徒の指定した場所に行く形となります。

地域運営のグラウンドや体育館などを生徒側が借りて指導にいくパターンが多いですが、時には公園や自宅などに呼ばれることもあります。

どのような環境でも指導ができるように普段から様々なトレーニング内容を考えておく必要があるのです。

Q.レッスンはマンツーマン?

マンツーマンレッスンとグループレッスンから選べる場合がほとんどです。

マンツーマンレッスンは生徒のペースや実力に合わせて指導ができるので、本格的な指導を希望している生徒が多くなっています。

グループレッスンは、たくさんの生徒を相手にするので臨機応変な対応力が必要になってきます。

マンツーマンレッスンとグループレッスンは価格が違うこと以上に、生徒の目的がかなり違ってきます。ニーズに合わせた指導ができるように勉強をしっかりしておきましょう。

Q.どんな会社がある?

体育・スポーツ家庭教師を募集している企業は全国各地に存在しています。それぞれの教室や企業によって経営理念や目的が違ってくるので事前リサーチは必ず行ってください。

先程も述べた通り、企業や教室によって雇用形態や給与もかなり違ってきます。自分のキャリアプランや条件に合った場所を選ぶことをおすすめします。

しかし、全国各地に何社もある企業の中から自分の条件や希望にあった企業を見つけるというのはかなり時間のかかる作業です。

リサーチ不足で入社すると入社後のギャップが生まれてしまう可能性があるので、時間はかかりますがしっかりと企業をチェックしてくださいね。

時間がかかってしまうことに抵抗がある場合や見つけられる自信がない場合は、エージェントの活用をおすすめしています。

弊社が運営しているアスリートエージェントは、スポーツ経験者支援に特化しているエージェントですので、体育・スポーツ家庭教師の紹介や面接対策、履歴書作成なども可能となっています。

元アスリートのキャリアアドバイザーが、アスリートならではの視点で支援をさせていただきますので、是非一度ご相談ください。

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体育・スポーツ家庭教師に向いている人の特徴

体育・スポーツ家庭教師に向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは、体育・スポーツ家庭教師に向いている人に共通しているポイントをご紹介しますので、体育・スポーツ家庭教師を目指している人は、参考にしてみましょう。

スポーツが好きな人

体育・スポーツ家庭教師にとって、スポーツが好きかどうかは非常に重要です。

スポーツ家庭教師として、生徒に技術を教えるだけでなく、スポーツの楽しさや達成感を伝えなければなりません。

自分自身がスポーツに興味を持ち続けることで、生徒に自然とポジティブな影響を与え、意欲や挑戦心を引き出せるでしょう。

また、スポーツを通じて身につく礼儀や忍耐力、チームワークの大切さなども生徒に伝えやすくなります。

スポーツが好きなことは、生徒の成長に喜びを見出し、指導に前向きに取り組むための大きな原動力となるでしょう。

子どもが好きな人

子どもが好きかどうかも、体育・スポーツ家庭教師に求められる大切な特徴です。

体育・スポーツ家庭教師は、子どもと接することに楽しさややりがいを感じ、彼らの成長をサポートすることに喜びを見出せる仕事です。

子どもはまだ体力や運動能力が発展途上であり、指導には根気や忍耐が求められますが、子どもが好きな人はその過程を楽しむことができます。

子どもに寄り添いながら時には励まし、時には優しく導くことで、やる気を引き出しやすくなるでしょう。

また、スポーツを通じてコミュニケーションをとることで、子どもの自信や社会性を育むことができるため、子どもが好きな人にとっては大きな役割が果たせます。

体力がある人

体力があることで、指導中に生徒と一緒に運動をする際に必要な体力やエネルギーを維持できます。

スポーツ指導では、実際に動きながら技術やフォームを教える場面が多いです。しっかり体力があることで長時間の指導でも疲れにくく、効率よく生徒のサポートができます。

また、特に子どもや若い生徒はエネルギッシュであるため、ついていける体力が求められます。

子どもと同じ目線で運動を楽しむことでアクティブな指導ができるので、生徒のモチベーションを維持しつつ、指導の質を高めることが可能です。

自分の体を使った実演が効果的な指導となるため、体力があることは大きな強みとなるでしょう。

体育・スポーツ家庭教に興味がある方はアスリートエージェントに相談を

体育・スポーツ家庭教師に興味がある方は、アスリートエージェントに相談することをおすすめします。

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まとめ

体育・スポーツ家庭教師は、スポーツ好きな人や副業をしたい人に向いている仕事です。資格が不要な会社も多いですが、スポーツ経験者は有利です。

雇用形態もさまざまなので自分に合う働き方が見つかるでしょう。

スポーツの指導に携わりたい人は、ぜひアスリートエージェントにご相談ください。

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