ヨガインストラクターの年収を徹底解説！収入アップをねらうには

ヨガインストラクターは人々に癒しや健康を伝える仕事。この記事では、年収や給料の仕組み、年収アップを狙うためのコツなどをお伝えします。

人気のインストラクターを目指したい人はぜひチェックしてみてくださいね。

ヨガインストラクターとは？

仕事内容

ヨガインストラクターの主な仕事は、一般の方々を対象にヨガのレッスンを行うことです。ポーズや呼吸法を教えるだけにとどまらず、ヨガの思想や哲学までお客様に伝えるのがインストラクターの役割です。

そのためには、ヨガに対する知識はもちろん、体の構造や筋肉の使い方、怪我予防などの知識も必要になります。

働く場所や働き方によっては、経理や営業、備品管理などもヨガインストラクターの業務に入ります。レッスンの時間以外にも様々な業務があります。

就職先や働き方

ヨガインストラクターの活躍の場は多岐に渡ります。代表的な就職先はヨガスタジオやフィットネスクラブです。

シフト制でレッスンを行うのが一般的で、アルバイトやパートタイマーの募集も豊富なので、未経験者でも比較的就職しやすい場所といえます。

ヨガインストラクターの中には介護施設で指導を行う人も。高齢者の自立支援を促し、楽しく日々の生活を送ってもらうことが目的です。

ヨガ教室を独立開業する人もいます。レンタルスタジオや自宅などでレッスンを行うのが一般的ですが、コロナ禍以降は動画サイトやオンラインを活用してヨガを教える人も増えます。

独立開業をする場合は経営の知識・スキルが求められます。

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ヨガインストラクターの年収

平均年収

ヨガインストラクターの平均年収は約290〜350万円で、中央値が320万円といわれています。平均月収に換算すると、約20〜26万円です。

人気のインストラクターになると、年収400万円ほど稼ぐ人もいます。

ヨガスタジオやフィットネスクラブに所属する場合、通常はレッスン1本ごとに報酬を得ますが、1時間のレッスン料は3000〜5000円が相場です。

1日に2〜3回のレッスンを行う場合、日給は1万円〜15000円ほどになります。

また、自分でヨガ教室を開く場合はレッスン料金や回数を自由に決められます。

レッスン料がダイレクトに年収に繋がるので、レッスンの回数やレッスンを受ける生徒が多いほど収入をたくさん得ることができます。

参考：平均年収.jp

給料の仕組み

ヨガスタジオなどに就職する場合、給料は固定給か歩合給、もしくは固定給＋歩合給になります。レッスンの本数に関係なく、一定の時給や日給、月給が支払われるのが固定給です。

レッスンが少なくても給与額が変動しないため、安定収入を得ることができます。

歩合給はレッスンの本数や生徒の人数に応じて報酬が決まるというもの。アルバイトやパートのヨガインストラクターは固定給+歩合給が一般的です。

また、フリーランスなど業務委託契約の場合は完全歩合給が通例です。

固定給の場合は収入は安定しますがモチベーションの低下を招きやすいというデメリットも存在します。

歩合給の場合は仕事の成果に応じて収入をアップできるというメリットがある一方、収入が安定しにくいというデメリットがあります。

どちらの特性も理解した上で、働く場所や働き方を決定できるといいですね。

ヨガインストラクターの働き方

正社員

ヨガインストラクターの働き方は大きく分けて3つあります。その1つが正社員です。これは、ヨガ教室やフィットネスクラブを運営する企業に就職し、正社員として働くというもの。

正社員のメリットは収入の安定性や福利厚生の充実度です。ヨガインストラクターとして働きながら安定収入を得て、休日もしっかり休みたいという人に適した働き方と言えます。

いずれは独立開業を視野に入れている場合も、経験が少ないうちは企業に就職して経験を積むのもおすすめです。

社員向けの研修を受けたり、スキルアップのための資格取得制度を設けている場合もあるので、ヨガインストラクターとしての基礎を学びたいという理由で企業に就職する人もいます。

パート・アルバイト

アルバイトやパートタイマーとして働くという選択肢もあります。正社員に比べると比較的求人も多く、未経験者でも歓迎されやすい働き方です。

他の仕事や学業と並行しながらヨガインストラクターの仕事をしたい場合も、短時間だけ働くアルバイトやパートタイマーはおすすめです。

働く前に、時給制か歩合制かをよく確認しておいたほうが後々の齟齬がなくなります。

独立開業・フリーランス（業務委託契約）

ヨガ教室を開業したり、フリーランスになって企業と業務委託契約を結ぶという働き方もあります。

働き方の自由度が高く、自分オリジナルの商品を売ったりサービスを展開できるという面白さがあります。

収入は不安定ですが、成功すれば正社員以上の年収も見込めます。経営の知識があると役に立つでしょう。

ヨガインストラクターが年収をアップさせるコツ

資格を取得する

ヨガの関連資格を取得すると顧客の信頼感にも繋がり、レッスンの機会も増えます。就職の際に基本給がアップする可能性も。

資格は自分自身のスキルの証明にもなるので、特に独立開業や業務委託契約で仕事を請け負う場合はあったほうが武器になるでしょう。おすすめの関連資格は次の章で紹介します。

SNSなどを活用して宣伝する

ホームページだけで集客が難しいと感じた場合は、SNSに動画や写真をアップして宣伝してみることをおすすめします。

SNSはコツコツと続けることが大切です。活動について発信を重ねるうちにフォロワーが増えていき、発信力が強まります。すぐに効果は出ないかもしれませんが、1日1投稿でも続けていくことが運営のコツです。

オンラインレッスンを行う

コロナ禍以降、オンラインレッスンの需要が高まっています。ネット環境さえあれば、インストラクターも生徒も場所を選ばずにレッスンができるので、通勤の手間が省けます。

時間に余裕が生まれることでプラス1本レッスンを追加できたという人も。対面とオンラインを上手に使い分けることが、収入アップの近道かもしれません。

働く場所や働き方を一つに絞らない

働く場所や働き方を1つに絞らずマルチに活躍するのもおすすめです。

たとえば、フィットネスジムと業務委託契約を結んで週に3回ほどレッスンを行う傍ら、ヨガ教室を開業して独自のサービスを展開するという働き方が可能です。

さらに、隙間時間で動画やブログを配信することもできます。正社員になってフルタイムで働くという選択肢以外にも様々な道があることを覚えておきましょう。

年収アップにつながる資格5選

ヨガインストラクターとして働くときに、年収アップにもつながる資格を5つ紹介します。

全米ヨガアライアンス協会認定資格 RYT

RYTは国際的なヨガインストラクターの資格です。全米ヨガアライアンス認定校のトレーニングを受講することで指導者を名乗ることができます。

トレーニングを200時間修了するとRYT200、さらに300時間修了するとRYT500の修了証が授与され、国内外で活躍することができます。受講条件や受講料は学校ごとに定められています。

RYTは国家資格ではありませんが、世界で最も有名なヨガインストラクターの資格です。ヨガの世界では多くの人が知っており、就職の際にも必ず役に立つでしょう。

参考：Yoga ALLIANCE

一般社団法人日本ヨガインストラクター協会（JYIA）認定資格 ヨガインストラクター

一般社団法人日本ヨガインストラクター協会（JYIA）は、インストラクターの技術向上を目的に設立された組織。国内で活躍できるヨガインストラクターを育成しています。

JYIAが認定するライセンスはレベルごとに「3級　マスター」「2級　アドバンス」「1級　シニア」と分かれ、ヨガの基礎知識や歴史を学べるコースから、解剖学に基づいて指導する方法を学ぶコース、幅広い年齢や環境での活躍を目指すコースなどが用意されています。

同協会では就職応援制度や独立開業サポートなどを実施しているため、資格取得後の進路で迷っている方も安心です。

・受講資格
20歳以上

・受講料（入学金）
マスター：77,000円
アドバンス：210,000円
シニア：410,000円

参考：一般社団法人日本ヨガインストラクター協会

インド中央政府公認資格 YIC（ヨーガ教師養成講座）

インド中央政府が公認する養成講座を受けると取得できる資格です。ヨガ（ヨーガ）の歴史や哲学をはじめ、療法や一般の人に指導する知識・スキルを身につけます。

日本では、日本ヨーガ・ニケタンが各地で主催する養成講座を受講することで取得できます。資格取得後はアーユルヴェーダの専門家として活用することができます。

本場であるインドのヨガについて学びたい方におすすめの資格です。

受講費用
143,000円（税込）

参考：日本ヨーガ・ニケタン

インド中央政府公認資格 YTIC（ヨーガ療法士養成講座）

YICと同じく、インド中央政府が公認する養成講座を受けると取得できます。ヨーガ療法士はインドでは国家資格として認められています。

ヨーガの技法を駆使して、社会や肉体、精神、スピリチュアルの各次元におけるヨーガ・カウンセリングおよび心理療法を行うことができる資格です。伝統的なラージャ・ヨーガの知識を体得できます。

受講費用
330,000円（税込）

参考：日本ヨーガ・ニケタン

国際ボディメンテナンス協会（IBMA）認定資格 ヨガインストラクター

ニューヨークに本部を置く国際ボディメンテナンス協会（IBMA）が認定する資格です。ヨガのアーサナを取得し、筋肉の使い方や身体の意識の仕方について学ぶことができます。

生徒同士で確認し合いながら実践重視の授業をするのが特徴です。また、分かりやすいインストラクションについても学べます。

レベル別に1級から3級までコースがあり、受講料や受講条件はレベルごとに異なります。最も基礎的な3級ではベーシックなポーズを学びます。

さらにレベルアップした2級では、ポーズに加えて姿勢改善について、最上位の1級は3級や2級で学んだことの応用編。幅広い人を対象とするレベルの高いインストラクションを身につけます。

受講条件
IBMA個人会員登録

受講料
3級：207,900円
2級：237,600円
1級：132,000円

参考：IBMA

人気インストラクターになれる人の特徴

丁寧なコミュニケーション

ヨガのインストラクターにとってコミュニケーション能力は必須。もともと人とコミュニケーションを取るのが好きという方は、ヨガインストラクターに向いているでしょう。

コミュニケーション能力とは、人の気持ちを丁寧に汲み取り、意思疎通する力のことをいいます。ヨガの世界には言語によるコミュニケーションと非言語的なコミュニケーションがあります。

ヨガインストラクターは、生徒との会話をはじめ、相手の表情や体の状態を汲み取った上で指導を行います。

人の気持ちを想像したり、相手の表情を読み取ったりするスキルは実践を重ねることで身につき、そのスキルが高いほど顧客との信頼関係にもつながります。

また、コミュニケーションスキルは営業スキルにも関連します。上手に営業を行えるほど、収入がアップする可能性があります。

褒め上手

ヨガのレッスンの中で生徒にかける言葉はとても重要です。たとえば「姿勢がよい」と褒められた生徒は、ヨガに対するモチベーションが上がります。

また、目に見えない部分を褒めることで生徒の意欲を高めることもできます。

「今月は毎週レッスンに通って素晴らしいですね」「家でも練習したんですか？姿勢が美しくなっています」など、分かりにくい部分を見つけて認めることができるヨガインストラクターは生徒から信頼され、ファンが増えていきます。

リピーターも増え、レッスンの機会も自然と増えるため収入アップを見込むことができるでしょう。

ただ素敵な言葉掛けをするだけにとどまらず、その人がどんな言葉を掛けられたら嬉しいか、意欲に繋がるのかを想像してみることも大切です。

美意識が高く清潔感がある

ヨガインストラクターは人と近い距離で仕事をするため、清潔感が求められます。

華美な装飾のないウェアやナチュラルメイク、整えられたヘアスタイル、ケアされた爪など、インストラクターとして相応しい身だしなみを心掛けましょう。匂いが強い香水も控えることをおすすめします。

また、ヨガを習いに来る人は「美しくなりたい」「痩せたい」といった思いを持っている可能性が高いです。

そのため、インストラクター自身が美意識を持ち、美しい佇まいでいることで生徒のモチベーションを高めることができます。

こういったことは収入に直結する要素ではないものの、仕事をする上での安心感や信頼感の土台となります。成功しているヨガインストラクターは清潔感や美意識にも気をつけている人が多いです。

まとめ

ヨガインストラクターはお客様に美や癒しを与える仕事ともいえます。お客様自身がヨガの効果を感じ、いきいきとレッスンに通ってくれる姿を見るのは大きなやりがいに繋がります。

ヨガをはじめとしたスポーツ関係の仕事を探している人は、アスリートエージェントがおすすめです。

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