2025.04.02
体育会学生の就活スケジュールは?内定までのメソッドを徹底解説
スポーツに打ち込む体育会学生の就活スケジュールは、一般の学生とは大きく異なります。
「出遅れてしまわないか」「ちゃんと内定がもらえるのか」と不安に思っている学生もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、体育会学生が就活スケジュールを組む時のポイントや、就活を成功させるためのコツをご紹介します。
就活のスケジュールの組み方がわからない方や、就活をスムーズに進めたい方はぜひ最後までご覧ください。
INDEX
体育会学生の就活スケジュールとは
体育会学生は一般の学生と比べて仕事を探し始めるのが遅いと思われがちですが、全ての学生が同じとは限りません。
ここでは、 体育会学生の就活スケジュールを簡単にご紹介します。
インターンシップに参加
体育会学生が就活を進める場合、まずはインターンシップに参加することがおすすめです。
インターンシップは企業の理解を深めるだけでなく、限られた就活期間の中で効率的に企業と接点を持つ重要な機会です。
インターンは主に、夏季(6月〜9月)と冬季(10月〜2月)にそれぞれ開催されます。
特に長期のインターンは、実際の業務を経験しながらスキルを身につけることができ、選考に有利に働くことがあります。
一方で、短期インターンでは、業界研究や企業の雰囲気を知ることが可能です。
体育会学生は競技と並行しての就活となるため、大学3年の夏やオフシーズンを活用し、効率的に参加しましょう。
また、インターンを通じて企業側に「競技経験で培った強み」を直接アピールできる点もメリットです。
忙しいスケジュールの中でも事前に計画を立て、インターンシップに参加することが成功のカギとなります。
自己分析・企業分析
体育会学生が就職活動を成功させるために、インターンシップの参加と並行して自己分析と企業分析を行いましょう。
就活がオープンする前に、自己分析・企業分析を完了させておくことが望ましいです。
自己分析では、自身の価値観や強みを明確にし、特に体育会での経験をどのように仕事に活かせるかを整理することが大切です。
企業分析では、自分の強みが活かせる業界や企業を調査し、求める人物像や社風を理解するようにしましょう。
企業の理念や事業内容、求めるスキルを把握することで、自分に合った企業が見つけやすくなります。
限られた時間の中で効率よく進めるために、業界研究やOB・OG訪問を活用しながら、自己分析と企業分析を並行して行うことがポイントです。
エントリー・説明会参加・ES・面接・筆記試験

本格的に就職活動がオープンになると、希望企業へのエントリー・説明会参加・ES(エントリーシート)提出・面接・筆記試験といったプロセスで進みます。
3月〜5月の期間は主にエントリーと説明会への参加を進めます。
エントリーは企業へ応募の意思を示す最初のステップで、締切が早い企業もあるため計画的に進めることが大切です。
説明会では企業の詳細な情報が得られるため、積極的に参加し、疑問点を解消する姿勢を持ちましょう。
選考が進むと、ESの提出が求められたり面接・筆記試験が開始されたりします。
ESでは体育会経験を活かした自己PRが鍵となります。具体的なエピソードを交え、競技で培った強みを仕事にどう活かせるかを伝えることが重要です。
面接では、リーダーシップやチームワークなどの経験を論理的に話せるよう準備し、筆記試験対策も怠らないようにしましょう。
競技との両立を考えながら、効率的にスケジュールを組むことがポイントです。
内々定・内定

内々定とは、企業が学生に対して「正式な内定を出す予定である」という意思を示す段階のことを指します。
6月〜9月に内々定・内定が決まるケースが多いですが、体育会学生の場合、早期に内々定を得るケースも多く、部活動と就活を両立しながら計画的に進めることが重要です。
内々定をもらった後も、企業との面談やフォローアップイベントに参加し、入社後のミスマッチを防ぐための情報収集を行いましょう。
正式な「内定」は、一般的に10月1日以降に企業から正式な書面で通知されるものです。
内定を承諾する前に、企業の社風やキャリアプランと合っているか再確認し、必要であれば他社の選考とも比較検討しましょう。
また、内定後は卒業までの時間を有効活用し、社会人としての準備を進めることが大切です。
体育会学生の就活はスタートが遅れがちになる

一般的に、大学3年生の6月頃から夏のインターンシップに向けて就活をスタートさせる人が多いです。
しかし、体育会学生はほとんどの時間を部活動に割くため、就活のスタートが一般の学生に比べて遅れてしまいます。
就活は、選考を受ければ受けるほど合格率や内定率が上がる傾向にあるため、できるだけ多くの場数をこなしたいところです。
体育会学生は夏に大会や合宿があるため夏のインターンに参加するのは大変かもしれませんが、できるだけ早く就活をスタートさせましょう。
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【競技別】体育会学生の就活スケジュール例
体育会学生は競技の大会などがあるため、一般の学生とは違うスケジュールで就職活動を行います。体育会学生は、年間を通してとても忙しいといわれています。
そのため、限られた時間をうまく使って進めることが大切です。ここでは、それぞれの部活動ごとの大まかなスケジュールをご紹介します。
野球部のスケジュール
大学野球部では、春と秋にリーグ戦が行われます。
特に注目のある東京六大学リーグは、春に4月から6月にかけて試合が行われ、秋には9月から11月にかけて試合があります。
同じく注目のある東都大学リーグも、同じ時期に試合を行います。
大学3年生の冬頃にインターンシップに参加したり、OB・OG訪問をするなどして、早い段階から就活準備を始めることをおすすめします。
就職活動に熱心な学生たちは、大学4年生の夏までには就職活動を終えることができるはずです。
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サッカー部のスケジュール

大学サッカーも春と秋にリーグ戦があります。春は前期リーグ戦(4月から6月)、秋は後期リーグ戦(9月から11月)が行われます。
こちらのスケジュールは早稲田大学サッカー部の例ですが、野球部と同様にサッカー部の学生も年間を通じて大会や練習・合宿にととても忙しいです。
サッカー部の学生たちは、前期リーグ戦前に就職活動を終える学生と、前期リーグ戦が終わってから就職活動を始める学生とに分かれます。
就職活動に熱心な学生は、大学3年生の3月までに就職活動を終えることもあるでしょう。
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陸上部のスケジュール

大学陸上部も、春と秋に大会があります。駅伝部に所属している場合は、出雲駅伝や全日本駅伝、箱根駅伝などが9月から1月にかけて行われます。
このスケジュールは早稲田大学陸上部の例ですが、野球部やサッカー部に比べるとスケジュール自体に余裕があるかもしれません。
そのため、大学3年の秋頃を目安に就活準備を始め、冬のインターンシップなどにも積極的に参加しましょう。
そして、6月頃に行われる日本選手権大会が終わってスケジュールに余裕がある7月や8月を目安に、就職活動を終えることをおすすめします。
就職活動に熱心な学生は、春の大会が始まる前に就職活動を終えることもあるでしょう。
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バスケ部のスケジュール

大学バスケットボール部も春と秋に大会があります。特に、9月頃からリーグ戦が多く行われます。
このスケジュールは早稲田大学バスケットボール部の例ですが、野球部やサッカー部と同様に、年間を通じて大会や練習、合宿に忙しいです。
そのため、バスケットボール部の学生たちも6月の大会までに就職活動を終える学生と、6月の大会が終わってから就職活動を始める学生とに分かれます。
就職活動に熱心な学生は、大学4年生になる前に就職活動を終えることもあるでしょう。
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バレーボール部のスケジュール

大学バレーボール部も春と秋にリーグ戦が行われます。
このスケジュールは早稲田大学バレーボール部の例ですが、陸上部と同様に、スケジュール自体には余裕があるかもしれません。
なので、大学3年の秋頃を目安に就活準備を始め、冬のインターンシップやOB・OG訪問などにも積極的に参加しましょう。
そして、春季リーグ戦が終わってスケジュールに余裕がある7月や8月を目安に、就職活動を終えることをおすすめします。
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5つの部活動に分けて説明しましたが、一般的には6月から8月を目安に就職活動を終える学生が多いため、それまでに内々定を獲得できるような就活スケジュールが最適です。
一方、春夏の大会が終わってから就職活動を始める体育会学生の場合は、大会終了後すぐに採用活動を開始し、できるだけ早く内々定を獲得する必要があります。
体育会学生が就活スケジュールを組む時のポイント
就職活動は、3月1日以降に企業にエントリーしたり、企業の説明会に参加したり、エントリーシートを提出したりすることから始まります。
そして、6月からは面接などの選考が始まり、内々定も出され始めます。
そこでここでは、就活スケジュールを組み立てる時のポイントをいくつかご紹介します。
3月1日以降は幅広くエントリーする
3月1日になると、就職活動のエントリーがスタートします。その後、説明会に参加したり、エントリーシートを提出したりする作業が始まります。
エントリーした企業からの返信は時間がかかることがあるので、エントリー受付が始まる前に準備をしておくことが大切です。
インターンシップにはなるべく参加する

インターンシップは、将来の就職活動に役立つことがあります。
インターンシップを経験することで具体的な仕事の内容を知ることができ、なぜその仕事に興味があるのか考えやすくなるでしょう。
インターンシップは、実際に働くことやビジネスの仕組みをリアルに理解できる貴重な機会です。
学生のうちから様々な企業の仕事を試してみることができますので、ぜひ体験してみてくださいね。
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事前準備をしっかりと行う
エントリーシートや履歴書の書き方、面接でよく聞かれる質問に対する答えを事前に準備しましょう。しっかりと準備しておくことで、自信を持って面接に臨むことができます。
事前準備でしっかり伝えたいことをまとめ、自分の魅力を伝えるチャンスをつかみましょう。
体育会学生の就活を成功させるには
試合や合宿などで毎日忙しい体育会学生にとって成功するための秘訣は、「取り組む時のポイントをしっかりと把握すること」です。
ここでは、体育会学生がどのように就活を進めるべきかを説明します。
計画を立て、早期から選考準備や情報収集を始める
一般の学生は、3月以降になってからいくつかの異なる業界にエントリーシートを提出し、説明会などに参加しながら少しずつ志望企業を絞っていく人が多いです。
しかし、部活動などで就活に時間が限られている学生は、エントリーの締め切りが前に迫っても焦らないように早い段階から情報を集めることをおすすめします。
OB/OG訪問を活用する

部活の合間を利用して、実際に働いている社員に話を聞くOB・OG訪問を積極的に行いましょう。
また、学校で開催される就職に関するイベント、例えば就職ガイダンスや企業研究セミナーなどにも参加することをおすすめします。
学内企業説明会は、自分の学校で開催される企業説明会です。OB・OGから話を聞くことができる上、自分の学校に興味のある企業が集まることがあります。
これらのイベントは、就職活動に役立つ情報を得る良い機会です。
時間を有効活用する

体育会系学生にとって、時間の制約は課題です。
しかし、時間を上手に使うことができれば就活の成功率も高まります。まず、自分の部活動のスケジュールと全体の予定を確認し、計画を立てましょう。
そして、具体的に自分がいつ何をする必要があるかを考えます。時間が限られているからこそ、効率的な就活スケジュール組みが大切なのです。
例えば、通学電車に乗っている時間や大学の授業のない空き時間、寝る前の少しの時間などをどのように使っているでしょうか。
就活の忙しい期間では、これらの時間を有効に活用することがとても大切なポイントです。
1dayのインターンシップに参加する

体育会学生の就職活動において、「1dayのインターンシップ」に参加するという方法もあります。
体育会学生は部活動が生活の中心であり、学業も忙しいため、長期のインターンシップに参加するのは難しいです。
1dayのインターンシップなら1日だけの参加なので、忙しい体育会学生も参加しやすいでしょう。
また、気になる企業を気軽に訪れてみることができるので、「なんとなく気になっているだけ」という学生にもおすすめです。
「オンライン就活」を活用する
最近は、企業の採用活動でオンラインを利用している企業も多くあります。
これまで対面で行われていた説明会や面接を、ウェブ会議システム(ZOOM)などを使ってオンラインで行う方法です。
この方法には企業のコスト削減や遠くに住む学生の利便性向上などの利点があり、徐々に広まってきています。
現在、企業によってオンラインでの選考内容は異なりますが、中には選考やインターンシップまでウェブ上で行うところもあります。
最初はウェブ上でのやり取りに緊張するかもしれませんが、経験を積むうちに慣れていくでしょう。
さらに、移動が不要なため時間を有効に使うことができます。体育会系学生にとって忙しい期間でも、オンラインなら遠征先や移動時間を有効活用できるはずです。
体育会学生の就活に役立つツールを利用する

就職活動を成功させるためには、効率的に情報を集め、選考対策を進めることが重要です。
そのために、体育会学生向けの就活支援ツールを活用するのが効果的です。
例えば、「体育会系学生向けの就活サイト」では、体育会出身者を積極採用する企業の情報やOB・OG訪問の機会が提供されており、部活動で培った経験を活かせる企業を探しやすくなります。
また、スケジュール管理アプリを使って、試合や練習と就活の予定を両立させる工夫も大切です。オンライン面接対策ツールや適性検査の模擬試験サイトを利用すれば、忙しい中でも効果的に選考対策が可能です。
SNSや就活イベントの情報も活用しながら、自分に合ったツールを選び、計画的に就活を進めましょう。
体育会学生の就活に特化した就職エージェントを活用する

就活を何から始めたらいいかわからなくて困っている方は、私たちが運営している就活エージェント「アスリートエージェント」を利用してみませんか。
体育会特化型の就活エージェントなら、遅れがちな体育会学生の就活を多方面からサポートできます。
また、体育会学生の特殊なニーズを理解し、自己PRの書き方や面接練習など効果的なアドバイスを提供します。
完全無料で利用できますので、ぜひお気軽にご相談ください。
体育会学生の就活を成功させる方法について、以下の動画でも詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
体育会学生の就活スケジュールに関するよくある質問

練習に試合に忙しい体育会学生にとって、就活をうまく進めるためのスケジュール管理には悩みや疑問が尽きません。
ここでは、体育会学生の就活スケジュールに関するよくある質問をまとめました。これから就活を始める体育会学生は参考にしてみましょう。
Q.体育会学生は就活をいつ始めるべき?
体育会学生は競技と就活を両立する必要があるため、一般的な学生よりも早めに準備を始めることが大切です。
理想的なスタート時期は、大学3年の春から夏にかけてです。この時期に自己分析や企業研究を進め、夏のインターンシップに参加することで、業界理解を深めるとともに企業との接点が増やせます。
特に体育会系学生を対象とした特別選考や推薦枠を設けている企業もあるため、情報収集を怠らず、早めに動くことが重要です。
試合や合宿で忙しくなる前に、エントリーシートの準備や筆記試験対策を進め、スケジュールを管理しながら計画的に就活を進めましょう。
Q.体育会学生は就活でどのように自分の強みをアピールすべき?
体育会学生は、競技を通じて培った「継続力」「リーダーシップ」「チームワーク」などの強みを具体的なエピソードとともに伝えることが重要です。
例えば、「全国大会出場を目指し、毎日の練習でどのように工夫し、努力を継続したか」や「キャプテンとしてチームをまとめ、困難を乗り越えた経験」などを、数字や成果を交えて説明すると説得力が増します。
また、企業が求める人材像と自身の経験を結びつけることも大切です。
例えば、営業職を志望する場合は「目標達成に向けた努力」、マネジメント職なら「リーダーとしての経験」を強調するなど、企業ごとに伝え方を工夫しましょう。
シンプルかつ論理的にアピールすることで、体育会経験を強みとして最大限に活かすことができます。
Q.体育会学生が就活期間中に部活と両立するためのコツは?
体育会学生が就活と部活を両立するためには、計画的なスケジュール管理と効率的な準備が鍵となります。
大学3年の春から自己分析や企業研究を始め、夏のインターンに参加することで、早期に業界理解を深めておくと、後の就活がスムーズに進められます。
また、試合や合宿のスケジュールを考慮し、説明会や選考の日程を調整することも重要です。
オンライン面接や録画選考を活用すれば、遠征中でも対応ができるでしょう。
限られた時間の中でも、優先順位を決めて計画的に動くことで、競技と就活を両立しながら、自分に合った企業を見つけることができます。
まとめ
体育会学生の就活スケジュールは特殊なため、事前にしっかりと準備を進めることが重要です。インターンシップ参加や企業分析、OB/OG訪問などできることはたくさんあります。
一人で就活の準備を進めるのが不安な人は、体育会学生専門の就活エージェント「アスリートエージェント」に相談してみましょう。
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