2024.10.31

例文あり|自己PRでサッカー経験を効果的にアピールするコツ

就活の自己PRでサッカーの経験について語りたい! しかしどんな内容にすればいいんだろう? そもそもサッカー経験は就活で有利なの?

そう思っている方に向けて、ここではサッカー経験者ならではの自己PRの作成法やポイントについてお伝えします。ぜひ就活の際のヒントにしてください。

こちらの動画でも詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

 自己PRは何を書くのか?

自己PRは主に「自分の長所」と「その裏付けとなるエピソード」で構成します。

たとえば、「私の長所はサッカーを10年以上も続けてきた粘り強さです」と事実だけ伝えたのでは面接官にはイマイチ響きません。

10年間続けてきた中での困難や努力、どんな学びがあってここまで到達できたのかなど、過程のエピソードを添えることによって説得力のある自己PRとなるのです。

エピソードは選考結果を大きく左右する要素のため、ポイントを押さえて作成するようにしましょう。

そして、応募先の企業で何ができるのかについても明確に述べることが大切です。企業にとってどのようなメリットがある人材なのかを伝えるため、自己PRの最後には入社後の姿に繋がる内容を書きましょう。

 企業が自己PRでチェックしていること

①学生の人柄

組織で働く上でどんな人柄であるかは重要なポイントです。協調性があるか、明るい性格か、積極性は?など、面接官は入社後のあなたの姿をイメージしながら選考を行います

サッカーのエピソードを伝える上で、あなたの性格や組織に対する姿勢が伝わるように自己PRを作りましょう。

②入社への熱意

その企業で働くことに対して、どれくらいの熱意を持っているのかも面接官が知りたいポイントです。企業側がより熱意の高い人材を雇いたいと考えるのは当たり前のこと。

熱意があることを伝えるためには、事前にその企業をリサーチしておき、自己PRの中に盛り込んでいくことが重要です。

③今後の可能性

面接官はあなたの可能性もチェックしています。

会社にとってプラスとなる人材であることをアピールするために、サッカーで培った要素をどのように会社の中で活かせるかまで、現時点での展望を語ることができると良いですね。

サッカーでの実績や役職はチェックされる?

面接官がチェックしているポイントは、サッカーの実績やどんな役職についていたのかよりも、あなたが努力した過程です。

大会で良い成績を出すことができなかったり、リーダーになった経験がないことはマイナスポイントではありません。

サッカーを通してどのような学びを得たのか、どんな努力をして困難を乗り越えたのか、その経験や学びの質が重要なのです。

実績や役職はアピールしやすいのですが、そこばかりに囚われないように気をつけましょう。

 サッカー経験の自己PRは有利なのか?

【メリット】体育会系学生を評価している企業がある

スポーツを経験していたというだけで高い評価を与えてくれる企業もあり、その場合、学生時代にサッカーをしていた経験は有利になります。

スポーツ経験者ならではの忍耐力やチームワークは組織の中で大きな強みとなるはずです。

【メリット】仕事に活かせる経験をしている

サッカーとビジネスは接点がないように思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。

チームで一つの目標に向かって練習を重ね、結果を出していくのは会社組織も同じ。チームの中で努力をしてきた経験は社会人になってからも活かすことができると期待できるはずです。

【デメリット】他の学生とエピソードが被る可能性がある

サッカーは人気のスポーツであり就活でも有利になるため、サッカーの経験を語る就活生は大勢います。

そのため他の就活生と内容がかぶってしまい、あなたの自己PRの印象が薄まってしまう可能性もあります。

面接官の印象に残る内容にするため、あなただけのオリジナルのエピソードや強みを用意したり、書き方を工夫して差別化することをおすすめします。

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 サッカー経験で培われる強みとは?

チームワーク・協調性

サッカーは一人ではなくチームで行うスポーツです。そのため他のチームメイトとのコミュニケーションは必要不可欠。練習や試合の中で協調性が求められる場面も多々あったはずです。

そのためサッカー経験者には高いチームワークや協調性が備わっており、会社組織の中でもその素質を発揮できることが期待されています。

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組織への貢献意欲

サッカーはチーム全体で強くなる必要があるため、チームへの貢献意欲が求められます。

自分のことだけでなく仲間の成長にまで目を向けたり、チームがよりよくなるように行動する姿勢は社会人になってからも会社組織の中で活かすことができます。

目標達成意欲

「パスで失敗しないようにする」「大会で優勝する」「ライバル校に勝つ」など、サッカーをする中でさまざまな目標を立てて頑張ってきたと思います。

目標に到達するための意欲は社会人になってからも強みになります。サッカー経験の中で立てた目標は自己PRの中でも具体的に示しましょう。

 サッカー経験を自己PRで正しくアピールする4STEP

PREP法で書く

自己PRはPREP法を使うことでより説得力が高まります。PREP法とは、以下のフレームワークに則って述べていくことです。

  1. 結論(Point)
  2. 理由(Reason)
  3. 具体例(Example)
  4. 結論

この順番で話すことにより過不足なく、伝えたいことを論理的に話すことができるのです。

また、PREP法は就活だけでなく入社後にも活かすことができます。

プレゼンテーションや商談、ビジネスメールを作成する時にも使うことができるので、身につけておけばあらゆる場面で役立つはずです。

Step①結論(自分の強み)

わかりやすく内容を相手に伝えるためには、結論を最初に述べます。

ex1)私の強みは組織を成長に導くことができるリーダーシップです。
ex2)私は大学時代にサッカーを経験し、目標に向かって邁進する根気強さを身につけました。

Step②理由(その強みの理由)

続いて、①の理由を述べます。

ex1)大学時代には50名の学生が所属するサッカー部の大将を務め、初心者でも思い切り楽しんで成長できるチーム作りを目標にしていました。
ex2)「全国大会で優勝する」という大きな目標を設定し、チームでの練習に加え毎日の自主練も欠かさず行いました。

Step③具体例(その理由を証明する具体例)

エピソードを掘り下げ、強みの根拠となる具体的な事例を明示します。

ex1)初心者と経験者が組んで練習をするようにした結果、初心者のチームメイトも試合で積極的に動き得点を稼げるようになりました。
ex2)走り込みに加え、筋トレも行いました。途中で足首を捻挫するトラブルもありましたが、目標を思い出し1日でも早く練習に復帰することばかり考えていました。

Step④結論(まとめ)

まとめとなる部分です。今後の展望まで述べます。

ex1)経験値に関係なくチーム全体が成長できるように働きかける力は社会人になってからも活かし、御社の発展に貢献していきたいと考えています。
ex2)練習を積み重ねた結果、最後の全国大会で優勝することができました。目標に向かって諦めずに努力した経験を今後も忘れず、次はビジネスの中で新たな目標を見つけたいと思っています。

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 サッカー部経験の自己PR例文

悪い自己PR例

忍耐力と協調性と臨機応変に対応することに自信があります。私はいままでずっとサッカー部に所属してきました。

サッカーは大人数で試合をするので、何よりもチームワークが大切になるスポーツです。なので、試合中はどのメンバーがどこにいて相手がどのような動きをするかを考えなければいけません。つらい練習にも耐え、技術向上の為にクロス練習やトラップ練習をあきらめず行いました。結果、全国大会で優勝を収めることに成功しました。

<この例文のポイント>

  • アピールしたい強みが多すぎて、1つ1つの印象が薄まっています。
  • 「いままでずっと」「大人数」など、曖昧な表現を使わず具体的に数値を書きましょう。
  • サッカーを知らない人事は練習法のイメージが付かないため、簡単な言葉に言い換えるか補足をしましょう。
  • 全体的にサッカーの説明になっていて個性がありません。強みの根拠を示すエピソードを書き、考えや行動、工夫したところなどを記載しましょう。

良い自己PR例

周囲を巻き込む力に自信があります。
大学時代はサッカー部に所属をしており、県大会では常に表彰台に上がることを目指していました。負けた試合の約85%が後半戦で逆転される事に気づき、持久力を上げる必要があると考えました。

そこで、持久力向上を図るため、毎日5㎞のランニングを追加しました。目標の為にランニングが必要な理由をチームメンバーやコーチに説明をして納得をしてもらいました。半年間毎日ランニングを続けたところ、試合で逆転負けをすることが以前よりも減りました。結果、県大会では3位を獲得できました。
この経験から課題に向き合い、行動することの大切さを学びました。

<この例文のポイント>

  • PREP法で書いているため要点が分かりやすい。
  • 「85%」「毎日5㎞」など具体的な数値で示している。
  • 良い成績だけにこだわらず、負けた経験をもとに成長したエピソードについて 触れている。

 サッカー経験を自己PRでアピールする際のコツ

組織の中での役割を記載する

サッカーはチームスポーツ。リーダーやレギュラーメンバーという目立つ役割以外にも、ゴールキーパー、マネージャーなど様々な役職があるはずです。

どの役職についていたかより、その役職を経験しどのようなことを学んだかが重要です。

実績でなくプロセス重視で書く

大会で優勝したことや記録を更新したことなどを書きたくなるかもしれませんが、面接で重視されるのはプロセスです。

どんな経験をして、どんなことを学んだのかを重点的に書きましょう。努力や困難を乗り越えたエピソードを通してあなたの人柄を伝えていきます。

サッカーの専門的なは簡単な言葉に言い換える

サッカーに関する知識がない人が聞いても(読んでも)分かるように自己PRを作成しましょう。技術的な専門用語は他の簡単な言葉に言い換えます。

5W1Hで具体的に定量を意識する

5W1H=Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)を意識することで、情報の過不足がなくなります。

書き終わった後は要素ごとに語りすぎていないか、逆に情報が少なすぎないかなど全体のバランスをチェックしましょう。

企業がどのような人材を求めているかを調べる

志望先の会社の事前リサーチも自己PRを作成する上で大切です。

企業理念、事業内容をはじめ、採用ページに記載されているキャッチコピーなども確認しておくことで、企業がどのような人材を採用したいのかが見えてきます。

自己中心にならないように気を付ける

自分が活躍したことにばかり焦点を当てすぎて中心的な文章になっていないか気をつけましょう。客観的な視点を得るため家族や友人にチェックしてもらうこともおすすめです。

 まとめ

学生時代にサッカーを頑張っていたことは就活の時、そして就職してからも強みになるはずです。あなたらしい自己PRを作成することができるよう、今回ご紹介した内容をぜひヒントにしてみてくださいね。

作成に行き詰まってしまった時は、第三者にアドバイスをもらうことも検討してみてください。普段からあなたを知っている家族や友人の意見が参考になる場合も多いです。

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