【例文あり】野球部経験を自己PRで評価してもらえる書き方を解説

野球部経験者は就活で自己PRとして自分の経験を書くべきです。協調性・忍耐力・成長意欲をアピールでき、面接官からの評価を得やすいです。

本記事では、野球部経験を自己PRにする際のポイントやアピールポイント別の例文をご紹介します。

 野球部経験者は自己PRで何を書けば良い？

自分の強みやスキル

自己PRで書くべきことは大きく分けて2つです。

• 具体的な自分の強みやスキル
• 自分の強みやスキルの証拠となる具体的なエピソード

就活ではこの2つの要素を明確に伝えられるかどうかがポイントとなります。

スポーツ経験者は大会での実績やリーダーになった事実に焦点を当てがちですが、企業が知りたいのは「結果」よりも「過程」であるということも覚えておきましょう。

全国大会で優勝したという結果よりも、どのような努力をし、どのようなことを感じ、どのようなことを工夫してその結果に辿り着いたかを知りたいのです。

採用担当者はそのエピソードをもとに、あなたの強みや人材としての価値を判断し入社後の姿までイメージしています。

入社後に目指している目標

自己PRでは、入社後に目指している目標や将来の目標、志望動機を明確にすることが重要です。

部活動経験がその志望動機とどう関連しているのかを具体的に説明することで、自身の意欲や情熱を伝える良い機会になります。

自分の将来に対する熱い思いや、その思いが企業や職種にどのように反映されるかを具体的に示すことがポイントです。

例えば、部活動経験で得たリーダーシップやコミュニケーション能力を活かし、他の社員と協力して業務やプロジェクトを円滑に進めることを目指していると明確に表現することができます。

また、競技における努力と継続的な成長への姿勢、最後まで諦めない姿勢などの強みを強調し、入社後も新たな技術や知識を学びながら、自己のスキルを向上させてチームや組織の成長に貢献したいという意欲を示すなど具体的な内容を盛り込むと良いでしょう。

目標達成のために取り組みたい行動

具体的な行動計画や取り組みを示すことで、自己の意欲や実行力をアピールすることができます。

例えば、技術やリーダーシップの向上のために、専門書の研究や練習に積極的に取り組むこと、資格取得に向けた学習を行うことなどが挙げられます。

また、挑戦的な目標に向かって計画的に取り組む姿勢や、失敗から学び成長する意欲も重要です。

自らの行動によって目標達成に向けて進んでいく姿勢を強調することで、自己PRをより魅力的にすることができます。

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 面接官は自己PRの何を評価している？

内定に繋がる自己PRを書く上で採用担当者の視点を理解しておくことも大切です。企業が自己PR越しに評価しているポイントは以下の3つです。

社風と人柄がマッチしそうか

会社が求める人物像とマッチする人柄であるかを評価されます。あなたの人柄を知ってもらうためにも、前述したようなエピソードが重要です。

内面の魅力が十分に伝わる自己PRにしましょう。

入社の熱意はどのくらいあるか

入社への熱意も評価されるポイントです。

なぜこの会社でなくてはいけないのか、どのような思いを持って志望しているのかを自己PRの中で伝えましょう。

他の志望者と比較される項目でもあるため、自分ならではのオリジナル要素を交えて語ることができると高評価が期待できます。

今後の仕事に活かせそうか

採用担当者は入社後のあなたがどのように活躍できる人物であるかを知りたがっています。そのために自分の可能性について明確に伝える必要があります。

学生時代の経験をどのように仕事に活かしていきたいか、会社へどのような形で貢献していきたいか現時点のビジョンを語りましょう。

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 野球部経験を自己PRで使うメリット・デメリット

【メリット1】挫折や困難を乗り越えたエピソードが書ける

野球を経験した人は多かれ少なかれ、挫折や困難に立ち向かった経験があるのではないでしょうか。
そういった努力のエピソードはあなたの人柄を具体的に伝えることができる材料となります。

野球経験者ならではの濃い経験を自己PRの中に盛り込むことで、入社後にも同じように活躍できる人材であると印象付けることができます。

【メリット2】チームプレイや協調性がアピールできる

野球はチームで行うスポーツです。

そのため、チームプレイの経験者ならではの強みや協調性をアピールすることができます。

野球チームの中で学んだことは、会社組織の中でも応用することができるはず、という理論を用いることで高評価に繋がりやすくなります。

【メリット3】体育会学生を優遇している企業に評価されやすい

体育会系の人材を優遇する企業において、野球部出身者は有利です。

厳しい練習に耐え抜いてきた人であれば、入社してからも高い能力を発揮できる人材になるだろうと期待できるからです。

【デメリット1】他の人とエピソードが被りやすい

野球経験のエピソードは就活において強みになるため、多くの人が自己PRの中で使います。

そのため他の志望者と内容が被りやすいというデメリットがあるのです。

数多くのESの中でより強い印象を与えるためには、オリジナリティのある内容を書くことが重要です。

【デメリット2】経歴や成績のみの自己PRになりやすい

大会での優勝経験やリーダーになった経験は自己PRの中に書きやすいのですが、その事実だけを述べて終わってしまったのでは「だから何？」という印象を与えかねません。

その実績に到達するまでの努力のエピソードや、入社後にその経験をどう活かしていけそうかまで伝えましょう。

 野球部経験者が自己PRでアピールできる強みとは？

協調性

チームの中で得た協調性は大きな強みとなります。

練習しながらチーム全体のことを考えたり、チームメイトとコミュニケーションを取って共に目標に向かっていった経験など具体的なエピソードを交えてアピールできると良いでしょう。

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忍耐力

生半可な気持ちで野球部の活動を続けるのは難しいことだったと思います。

日々の厳しい練習に耐え、時には理想通りの結果が出なかったこともあるのではないでしょうか。寒さや暑さを我慢しながらひたすら練習した経験もあるでしょう。

そうした日々によって培われた忍耐力を自分の強みとしてアピールすれば、骨の太い人材であると評価を得られるはずです。

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成長意欲

野球部という組織の一員として目標に対して成長してきたこともあなたの強みです。

たとえレギュラーメンバーではなかったとしても、共にチームの成長を願い練習をしてきたのではないかと思います。

組織の成長のために工夫や行動することができる人間は企業からも求められます。

 野球部経験を自己PRとして書く際のポイント

結論ファーストの文章構成にする

自己PRを作成する上で、内容と同じくらい大切なのは文章構成です。相手に自分の魅力を分かってもらうためには、構成も工夫する必要があります。

自己PRの構成は、以下の3つの軸で成り立ちます。

1. 結論
2. その結論を裏付けるエピソード
3. 会社で活かせること

まず始めに結論（自分の強みやスキルで特にアピールしたい「協調性」「忍耐力」など）を述べ、自分の強みが何なのかを明確にしましょう。

次に、結論を裏付ける具体的なエピソードを書きます。人柄を知ってもらうためには、このエピソードの部分が重要です。

そして最後に文章のまとめとして、入社後にどう活かしていけるかについて述べましょう。

簡潔で読みやすい文章は採用担当者の印象にも残りやすく、採用に繋がる第一歩となるはずです。

読みたいと思うような書き出しにする

「私の強みは〜です」といった書き出しは誤りではありませんが、多くの人が使うためなかなか印象に残りません。

採用担当者が次の文章を読みたくなるような書き出しを考えて自己PRを作成しましょう。詳しくは後述する例文を読んでみてくださいね。

成績や実績のみの自己PRにならないようにする

すでに何度かお伝えしている通り、企業が知りたいのは野球の実績だけではありません。

あなたの人柄やポテンシャルが伝わる内容に重きをおいて自己PRを作成することが大切です。

実績がある場合は、そこに到達するまでのエピソードをしっかりと加えましょう。

やったことの説明にならないように簡潔に書く

経験したことをただ説明するだけの自己PRは読みづらく、印象にも残りません。事実を伝える時は簡潔に分かりやすく書くことがポイントです。

時系列もバラバラにならないように整理して伝えましょう。

また、採用担当者は野球について詳しく知らない可能性もあるため、専門用語を多用して詳しく説明することもNGです。

自分の感情や意見を盛り込んで書く

他の志望者の自己PRと差をつけるために一工夫して個性を打ち出していきましょう。その方法は、経験や実績に加えて感情や価値観を述べること。

ただ事実を伝えるよりも、あなたがどんな人なのかを採用担当者がイメージしやすくなるはずです。

会社にどう貢献できるかを想像して書く

学生時代の話だけで締め括るのではなく、未来の話をすることも忘れずに。

入社した後は野球部の経験をどう活かしていけるのか、採用する側が想像しやすいように明確に伝える必要があります。

それには野球部の経験で得た忍耐力や協調性などが鍵になりそうですね。

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 野球経験の自己PR例文

野球経験の自己PRで「協調性」をアピールする例文

野球部の仲間とコミュニケーションを取る中で得た「協調性」と「チームのバランスを図る力」が強みです。

私が所属している野球部では、年に一度よりよい部活を作り上げる為に部内のルールを見直す機会があります。

まず、変更すべき部分を1、2年生にまとめてもらい、その意見について3年生で話し合います。

ある時、その過程で1つのルールに対して、賛成派と反対派に意見が別れてしまいました。なかなか話がまとまらず、私も部員もあきらめかけていました。

しかしそれでは解決しないと思い、私は1ヶ月かけて双方の言い分を聞き、根本の懸念点を明確にしました。

そしてお互いが少しずつ譲歩した案を3つ提示しました。その中の1つの案に対し、みんなが賛成してくれたのです。

この経験から、問題を解決するまであきらめずチームの為にやり切れてよかったと感じました。入社後も、困難にぶつかったとしてもあきらめずに行動していきたいです。

野球経験の自己PRで「忍耐力」をアピールする例文

目標を掲げてやりきれる忍耐力が私の取り柄です。これは、大学時代の野球部で身につけました。

私は野球部の選抜メンバーに入ることを目標としていました。

しかし、圧倒的に他の部員との技術や体力差があったため、誰よりも早く練習に向かい、練習が終わってからも23時まで毎日自主練習を3年間継続しました。

その結果、最後の大会はメンバーに入れなかったものの、大会前1ヶ月の練習試合から得点に貢献できました。

最終的にチームメンバーからは「〇〇さんは選抜メンバーに入れるべき」とお言葉をもらい、日々の努力を認められ嬉しく感じました。

この経験から貴社に入社した際もどんなに地道でも努力を絶やさず日々目標を持って貴社に貢献したいです。

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野球経験の自己PRで「成長意欲」をアピールする例文

私の強みは「チームの成長のために自ら考えて行動できる」ことです。大学時代は野球部に所属し、県大会の優勝を目標に掲げていました。

しかし、練習試合では勝率60％と優勝とは程遠い成績でした。

私はチームのモチベーションが下がっているのを感じ、このままでは目標達成ができないと危機意識を持ち、自分なりに今までの試合の録画を繰り返し見て、負けた時の状況を分析しました。

分析の結果、私たちの敗因は「明確な戦術が共有できていない」ことでした。

個々の能力は他校に比べ高いにも関わらず、それぞれが高校時代に学んだ戦術に依存していると分かったのです。

そこで、戦術を統一するために部員内での話し合いだけでなく、社会人チームやOBからの客観的な意見を頂きました。

その中で自分たちの強みは攻撃であることを認識し、戦術を部員間で統一しました。

以上の結果、県大会では優勝することができました。部員からも「○○さんが動き出さなかったら優勝することができなかった」と感謝の言葉をもらいました。

この経験から自分の想いと行動によって目標達成に貢献できたことを大変嬉しく思いました。この経験を活かし、貴社に入社後も自ら率先して行動することを忘れずに業務に邁進します。

 まとめ

野球部で培った経験は、就活の際に自己PRとして活用できます。

ただし、面接官が何を見ているかを理解し、単に部活動の紹介にならないよう注意が必要です。

自己PRの書き方で困っている方、就活自体に悩みを抱えている方は、ぜひプロのアドバイスを受けられるアスリートエージェントにご相談ください。