2024.12.02
スポーツジムに就職したい人必見!仕事内容や年収などを徹底調査
スポーツが好きな方やスポーツに関わる仕事がしたいとお考えの方の中には、スポーツジムへの就職を検討している方もいるのではないでしょうか。
スポーツジムでの主な業種は、インストラクターや施設管理、受付などがあげられます。
本記事ではスポーツジムの仕事内容や年収、向いている人などをご紹介します。スポーツジムで働くことに興味がある方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
INDEX
スポーツジムに就職する前に知っておきたい基礎知識

スポーツジムには民営と公営がある
スポーツジムは、体力づくりやトレーニングを目的とした施設で、民営と公営の2種類があります。
民営のジムは一般の企業や個人が運営していて、通常は利用者が一定の料金を支払って利用が可能です。
こうしたジムでは、様々なトレーニング機器やプログラムが提供され、会員は自分の目標に合わせてトレーニングができます。
一方、公営のジムは地方自治体や市町村などが所有・運営しています。
これは、地域住民が健康づくりやスポーツを楽しむための場として提供されているのです。公営ジムは施設の利用料が安く、地域住民にとって身近でアクセスしやすい場所となっています。
つまり「民営ジム」と「公営ジム」の大きな違いは、利用料金の差とトレーナーの有無です。
民営ジムは入会費用や月々の利用料金の支払いがありますが、その分トレーナーによるパーソナル指導が可能であり、初心者にとっても安心のサポートとなります。
また、ジム内にあるスタジオでヨガやボクササイズなどのプログラムがあり、追加料金なく受けたいプログラムを自由に選べるなど充実した環境があります。
公営ジムには入会費用はなく、1回150円~300円程度から利用できますが、ほとんどの施設ではトレーナーによる丁寧な指導はありません。
一応インストラクターがいるジムもありますが、マンツーマンで具体的なトレーニング指導は基本ありません。
トレーニング器具を使う場合は、その器具に記載されている筋トレの手順を見て行うことがメインになります。
1回の利用料が安い分、フリーウェイト用のスペースが狭いことやトレーニング器具が古いなどの問題もあるでしょう。
スポーツジムは地域によって様々な施設が存在し、東京だと以下のような施設があります。
【民営ジム】
- ライザップ
- エニタイムフィットネス
- ゴールドジム
【公営ジム】
- 港区スポーツセンター
- 東京体育館
- 西東京市スポーツセンター
どちらもトレーニングや運動をサポートする場として重要であり、利用者は自分の好みや目的に応じて、民営か公営かを選ぶことができます。
スポーツクラブとフィットネスクラブの違い

「スポーツクラブ」と「フィットネスクラブ」は、両者ともトレーニングが中心の場所ですが、少し違いがあります。
スポーツクラブは、サッカーやテニスなどの様々なスポーツを楽しむためのクラブで、子どもたちに向けたサッカースクールや体操教室などを展開しています。
一方、フィットネスクラブはジムでのエクササイズやトレーニングが中心で、体力づくりや健康を目指す人が利用することが多いです。
スポーツクラブは特定のスポーツに特化しており、競技者向けのトレーニングも行われますが、フィットネスクラブはプールやスタジオなども備えた施設があり、幅広い運動やエクササイズが提供され、利用者が自分のペースでトレーニングできます。
フィットネスクラブの方は性別や年齢に関係なく広く利用され、目的もトレーニングだけでなく、健康維持やダイエットも含まれます。
不安な方はトレーナーに相談し、目標に合わせたトレーニング計画を組むことも可能です。
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スポーツジムに就職するときに必要な資格

スポーツジムで働くために必須な資格は特にありませんが、仕事のスキル向上のためには専門の資格を取得することがおすすめです。具体的に4つの資格を紹介します。
- スポーツインストラクター(日本スポーツクラブ協会認定)
- NSCA-CPT・NSCA-CSCS(NSCA認定)
- 健康運動指導士・健康運動実践指導者(健康・体力づくり事業財団認定)
- NESTA-PFT(NESTA認定)
これらの資格を取得することで、トレーニングの指導やアドバイスがより具体的かつ専門的にできるようになります。
ただし、スポーツジムではカウンセリングや施設の運営にも携わるため、コミュニケーション能力やサービス業に関する経験も重要です。
将来的にスポーツ業界で働くためには、関連する資格を大学・専門学校で学ぶことも視野に入れましょう。
スポーツジムの主な仕事内容

インストラクター
スポーツジムでは、施設内のスタジオでヨガやエアロビクス、ズンバやストレッチなど多くのプログラムが展開されています。これらのグループレッスンの講師として利用者へ指導を行います。
さらに、個人的な指導「パーソナルトレーニング」が求められる際は、利用者に適したトレーニングプログラムを提案し、正しいフォームや技術を教えることも仕事の一環です。
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施設管理

スポーツジムがよりお客様に喜ばれる施設になるように、清掃や設備のメンテナンス、機器の点検など施設全体の運営を管理します。
また、店舗の安全管理や売上管理など売上げを増やす施策の考案・提案まで様々な仕事が含まれます。
毎月の会員数の増加ももちろん大切で、新規入会を勧めるキャンペーンなどを企画・遂行するのが仕事の一環です。
ジムでは商品の販売も行っており、サプリメントや美容商材、健康や運動に関連する商品が取り扱われています。
健康や美容に興味を持つ人が多いため、これらの商品の管理や販売も担当します。
受付・事務

受付・事務スタッフはジムの顔とも言える存在です。利用者の受付や問い合わせへの対応、料金の徴収などが主な仕事です。
スケジュールの管理やイベントの案内、会員情報の更新なども担当し、お客様がスムーズにジムを利用できるように尽力します。
ジムの受付スタッフは、時にはお客様からの苦情に対応することもあります。しかし、その対応も大切な仕事の一環です。
お客様の声に真摯に向き合い問題解決に努めることで、より良い店舗運営に貢献します。クレーム処理は責任者の重要な業務の一つであり、誠実な対応を心がける必要があります。
スポーツジムスタッフの年収

スポーツジムのスタッフの年収は、役職や経験によって異なります。
一般的なスタッフの場合は時給制や月給制で働き、経験やスキルによって収入が変わります。アルバイトやパートから始め、経験を積むことで昇給やボーナスの対象になることもあるでしょう。
求人統計データによると、フィットネスクラブで働く場合の平均年収はおよそ380万円ほどです。これは一般的な仕事の平均年収と比較するとやや低い傾向にあります。※
ただし、ジムのトレーナーや管理職など、特定のスキルや資格が必要な職種では、それに見合った高い給与を得ることができるかもしれません。
ジムスタッフは働く場所や立場によって給与が変わるため、自分の目標や興味に合ったポジションを見つけることが大切です。
スポーツトレーナーに興味がある方は、ぜひ以下の動画もチェックしてみてください。
参考:求人ボックス
スポーツジムに就職するメリット

施設の設備を無料で利用できる
スポーツジムで働く大きな魅力は、仕事が終わった後に無料でジムの設備を利用できることです。趣味が健康づくりや運動のスタッフにとって、これは素晴らしい特典といえるでしょう。
勤務が終われば毎日、好きなだけ運動ができ、健康を維持するのに最適な環境が整っています。自分の健康や体力向上にも貢献できるでしょう。
物販をお得に購入できる

スポーツジムで働くと、販売されている商品をお得に入手できるメリットがあります。
ジムではサプリメントや健康グッズが販売されており、ジムスタッフはこれらをスタッフ割引価格で購入できます。
日ごろ使っているサプリメントやプロテインがある場合はかなりお得に手に入るので、スタッフとしての特典と言えるでしょう。
健康や美容に関連する商品が多く、スタッフ割引や特典が受けられることで、自分自身の健康管理にも役立ちます。
資格取得をサポートしてもらえる

スポーツジムで働くと、トレーニングや指導に必要な資格の取得をサポートしてもらえます。
ジムはスタッフのスキル向上を重視し、必要な資格を取るための手続きや費用、勉強のサポートを提供しすることもあるでしょう。
これにより、スタッフはより専門的な知識やスキルを身につけ、自身のキャリアアップや専門性の向上につながります。
スポーツジムで働くことは、自己成長へのサポートが豊富で、仕事においてもスキルアップを図りやすい環境と言えます。
スポーツジムへの就職が向いている人
運動や筋トレが好きな人
スポーツジムで働くには、まず運動や筋トレが好きな人が向いています。ジムのスタッフは毎日、お客様に運動やトレーニングのアドバイスをする役割があります。
自分も運動が好きであれば、お客様に対して熱心に具体的なサポートができ、仕事に対するやる気もアップします。
健康的なライフスタイルを実践し、お客様に良い例を見せることで、お客様との信頼関係も築けることでしょう。
運動が得意でなくても積極的で健康を大切にする姿勢があれば、スポーツジムでの仕事は楽しくてやりがいが持てるはずです。
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コミュニケーション能力が高い人

コミュニケーション能力が高いことも必要です。ジムではお客様と円滑にコミュニケーションをとることが大切で、トレーナーやスタッフ同士の協力も欠かせません。
お客様に適切な情報を提供するためには、明るく協力的な性格が役立ちます。
また、苦情や相談応対も重要な仕事の一環であり、柔軟なコミュニケーションスタイルが求められます。
土日祝も勤務できる人

土日祝も勤務できる柔軟性のある人も求められます。ジムは週末や祝日が多くの利用者で賑わうため、曜日問わず働けることが重要です。
勤務時間を柔軟に調整できるため、自分の都合に合わせながら働きたい方や、お客様との関係を大切にしながら働きたい方にとって、スポーツジムでのキャリアは魅力的なものとなります。
スポーツジムに就職する前のチェックポイント

スポーツジムに就職する前のチェックポイントをご紹介します。
「スポーツジムに就職する際にどんな事を確認したらいいの?」とお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。
自分の強みやスキルの棚卸しをする
スポーツジムに就職する前に、自分が持っている知識や技術・経験を整理しておきましょう。
例えば、「フィットネスやトレーニングの専門知識があるのか」「接客スキルはあるのか」「指導経験がどれくらいあるのか」を振り返り、働く上で役立つ強みや足りないスキルを明確にします。
スキルの棚卸しをすることで、面接で自分の強みを効果的に伝えられ、入社後も自信を持って業務に取り組みやすくなります。
希望する求人の応募条件・応募資格を確認する

スポーツジムに就職を希望する際、「応募条件・応募資格の確認」は非常に重要なポイントです。
求人情報には、業務内容や職種に応じて異なる応募条件が設けられていることが多く、しっかりと確認することで自分に必要なスキルや経験が見えてきます。
例えば、トレーナーやインストラクターの職種では、フィットネスやパーソナルトレーニングに関する資格(NSCA、NASM、JATIなど)の取得が必須条件となっている場合があります。
また、未経験者歓迎の求人もありますが、基本的なフィットネス知識や指導経験があると優遇されることが多いです。
さらに、コミュニケーション力や接客経験も求められることが多いため、必要な場合は具体的な経験を整理しておくとよいでしょう。
勤務形態も含めた条件(シフト制、早朝・深夜勤務の有無など)や勤務地の確認も大切です。事前に確認しておくことで、自分に合う求人かどうか判断でき、入社後のギャップを減らすことができます。
希望する求人の雇用形態・勤務時間・給与などを確認する

スポーツジムに就職を考える際、「雇用形態・勤務時間・給与」を確認することは、長く安心して働くために重要なステップです。
まず、雇用形態には正社員・契約社員・アルバイトなどがあり、それぞれで安定性や待遇が異なります。正社員は福利厚生が充実している一方、アルバイトや契約社員は柔軟な勤務が可能な場合が多いです。
しかし、アルバイトや契約社員の場合は契約期間が定められていることもあります。自分の生活スタイルや働き方の希望に応じて、最適な雇用形態を選びましょう。
また、ジムの勤務時間はシフト制で早朝や夜間の勤務が必要な場合もあるため、生活リズムに合わせて働けるかを確認しましょう。
特にフィットネスジムは土日や祝日に利用者が多いため、休日勤務や残業の可能性も考慮する必要があります。
加えて、時給制や月給制の違い、インセンティブ制度の有無など、収入が安定するかを確認することで、安心してキャリアを築けます。
雇用条件を事前にしっかり確認することで、自分に合った職場環境で充実した生活が目指せます。
職場の環境、残業の有無などを確認する

スポーツジムに就職する前に、職場環境や残業の有無を確認しておきましょう。
ジムの職場環境には、スタッフ同士の雰囲気や設備の充実度、清潔感などが含まれます。
特に、トレーナーや受付スタッフなどが協力して働く場面が多いため、チームワークがよい職場かどうかを事前に確認することが望ましいです。
また、ジムによっては利用者の多い時間帯に合わせてシフトが組まれるため、残業が発生しやすい場合もあります。
求人情報や面接で残業やシフトの融通が利くかを確認することで、無理なく働けるかどうかを判断しやすくなります。
事前に職場環境を把握することで、ワークライフバランスが担保でき、長期的に働きやすい職場かどうかを見極められるでしょう。
スポーツジムに就職する方法
スポーツジム公式サイトから応募する
スポーツジムで働きたい場合は、まずは各ジムの公式サイトで求人情報を確認してみましょう。
ただし、すべてのジムがいつもスタッフを募集しているわけではないため、気になるジムが求人を出しているか定期的に確認することも大切です。
またジムによっては働く条件や給与も違うため、応募する前に募集要項をしっかり読んでおきましょう。
求人・転職サイトから応募する

一般の求人や転職サイトを覗いて、スポーツジムの求人情報を見つけることも一つの方法です。様々なサイトでジムの募集が掲載されているため、気になるジムがないか探してみましょう。
応募の際はジムの雰囲気や待遇や業務内容などを確認して、自分に合ったジムに応募することがポイントです。
知人に紹介してもらう

友達や知り合いに頼んで紹介してもらうのも一つの方法です。
紹介を受けると、職場の雰囲気や実態などジムの中の情報を手に入れやすくなり、採用される可能性もアップするでしょう。
もし自分の興味があるジムがあった場合は、知人に相談してみることで採用チャンスの幅が広がるかもしれません。
就職エージェントに相談する

スポーツジムの求人を一人で見つけるのが難しいと感じている場合は、スポーツに特化した就職エージェントに相談してみましょう。
スポーツに特化したエージェントはスポーツ関連企業とのコネクションが豊富で、希望に合ったスポーツジムの求人を提案してくれます。
相談する前に、自分が求める条件や希望をしっかりと整理しておくとなおよいでしょう。
もしスポーツジムへの就職や転職を検討しているなら、スポーツに特化したエージェントに相談することはとても有益です。
アスリートエージェントについては、以下の動画でも解説しています。ぜひチェックしてみてください。
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まとめ
スポーツジムに就職するために特別な資格は必要ありませんが、インストラクターを目指すなら資格を取得しておくと有利です。
また、スポーツジムスタッフは施設を無料で使える・物販をお得に購入できるなどのメリットがあります。スポーツが好きな方にとっては魅力的な職場でしょう。
「自分がスポーツジムで働くのに向いているか」「どのように就活を進めたらいいかわからない」という方は、スポーツ特化型の就職エージェント「アスリートエージェント」にお気軽にご相談くださいね。
アスリートエージェントとは?
アスリートエージェントは、アスリート・体育会&スポーツ学生に特化した就職・転職エージェントです。
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