2024.11.27

卓球経験は自己PRに活かせる?効果的に強みを伝える方法を解説

卓球に打ち込んだ経験は自己PRに活かせるのでしょうか?活かせるなら、効果的に面接官にアピールするにはどうすればいいのだろうと悩んでいませんか?

本記事では、卓球経験を効果的にアピールする方法を具体例を用いて紹介いたします。

卓球経験で自然と培われたビジネスに役立つスキルを言語化し、面接官に効果的にアピールしていきましょう。

卓球経験は自己PRに有効

あなたがこれまでに取り組んできた卓球経験は、自己PRの材料として非常に効果的です。

理由としては、練習に取り組む忍耐力や、試合における積極性、チームプレイによる協調性が自然に身についているからです。

ビジネスに役立つように言い換えると、難しい仕事に直面してもあきらめない忍耐力、目標のために自分から工夫して行動できる積極性、相手のことを思いやれるコミュニケーション能力も備えていると言い換えることができるでしょう。

これらのスキルや資質を自己PRでアピールすることで、面接官に自身の魅力を効果的に伝えることができます。

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面接官が自己PRで見ているポイント

人柄が企業風土に合うか

内定出しにあたり9割もの企業が重要視するのが、「候補者の人柄が社風に合うか」です。※

日本には400万もの株式会社が存在すると言われております。会社ごとにそれぞれ異なる価値観や文化を持っており、同業であってもその差はあるでしょう。

面接官は候補者の自己PRを聞くことで、企業の価値観や文化とあなたの人柄や持っている価値観がマッチしているか、会社にいい影響を与えてくれそうかを判断する材料にしています。

※2021年就職活動・採用活動に関する振り返り調査データ集より_就職みらい研究所

自分自身を理解しているか

企業との面接において自己分析・自己理解は非常に重要です。

面接官は、アピールされた内容を聞いて自社に適した人材かを判断の材料にしたいと考えているからです。

自己理解がある人は、自身の強みや成長点を把握し自己PRの中でこれらを具体的にアピールすることができます。

反対に自己理解があいまいな人は、面接の準備をしていなかった人として面接官から悪い印象を持たれてしまうでしょう。

自己分析が浅いと見当違いの自己PRになってしまい、結果自分の価値観とフィットしない会社に入ってしまう恐れもあるかもしれません。

自己分析の方法についてはYouTubeでも解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

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卓球経験者が身に着けているビジネスの強み

忍耐力

卓球経験者は長時間の練習や試合に取り組むことで忍耐力が身についています。

毎日練習を続けたこと、試合での長時間に及ぶ激しいラリー、困難な相手との対戦での勝利経験など、自身が忍耐力を発揮した具体的な状況をアピールしましょう

ビジネスにおいては、長期間にわたる業務で困難な状況に直面した際に、すぐに投げ出そうとせず忍耐力を発揮し解決に向けて取り組むことができたり、困難なクライアントとの関係を忍耐力で維持しコミュニケーションを重ねることでビジネスチャンスを生み出すことが想像できるでしょう。

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積極性

プレースタイルにもよりますが、ほとんどの卓球選手はどんどん自分から仕掛けていく積極性が求められます。

2021年に五輪初出場し3位決定戦で敗れた韓国のエース、張選手は「積極性が足りませんでした。安全すぎるプレーをしてしまいました」と後悔の言葉を述べています。※

上記のように、トップクラスの選手も積極性を大事にしていることが伝わります。

積極性を日ごろから意識している卓球選手であれば、積極的に行動を起こして成功したエピソードがあるかもしれません。

練習メニューなど自ら率先して新しいアイデアを出したことや、チーム内のいざこざを積極的に調整した経験も効果的です

ビジネスにおいては、業務の進め方や就業環境の改善策などを積極的に提案し、チャンスをつかむための意欲を持って行動することで組織の成長に貢献できるでしょう。

仕事の仲間や顧客とのコミュニケーションを積極的に取りに行き仲間を知ろうとする姿勢も評価されます。

※2021年THE DIGEST編集部記事

協調性

卓球のダブルスでは、パートナーとの連携やコミュニケーションが必要であるため、お互いの動きを把握し効果的な戦略を立てるために協調性が重要です。

また、部活ではチーム全体が一丸となってトレーニングを行います。チームの目標達成や成長を促進するためには、お互いを励まし合い、協力しながら練習に取り組むことが重要です。

ビジネスにおいては、同じ企業で働く複数のメンバーが協力して目標の達成を目指します。

各メンバーの役割や責任を明確にし、協調性を発揮して効果的にコミュニケーションを取りながら業務を進めることが求められます。

さらに、顧客との良好な関係構築が欠かせません。協調性を持ってクライアントのニーズや要求を理解し、彼らと協力して解決策を見つけることが重要です。

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リーダーシップ

特にキャプテンの経験がある方は想像しやすいでしょう。

キャプテンの経験がなくても、チームで動く以上誰でもリーダーシップをとって行動した経験があるかもしれません。

具体的には、チームをリードし成果を上げたり結束力を強めた経験、チームメイトを指導したり、協調性や意欲を引き出す役割を果たした経験です。

ビジネスにおいて、リーダーシップを発揮できる人材は重要です。

目標を達成するため、戦略を明確に伝え、情報共有を行うことでチームメンバーとのコミュニケーションを促進し、意見を収集して正しい方向性を示す役割を果たします。

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計画性

卓球の上達には計画性をもった練習スケジュールを立てることが重要です。試合から逆算してコンディションを整える計画性も必要でしょう。

もちろん、試合中においても計画性が求められます。

相手選手の特徴やプレースタイルを分析し、それに対応する戦略を立て、実行し反省点を振り返る必要があります。

ビジネスにおいては、業務のスケジュール設定が計画性の重要な要素です。

目標設定やスケジューリング、タスクの割り当てなどを計画的に行うことで、業務の円滑な進行と成果の達成が可能となります。

また、新しい事業を始める際やサービスを導入する際にも計画性が重要です。

市場調査や競争分析を通じて需要や競争状況を把握し、マーケティング戦略や販売計画を立案できるからです。

主体性

自分のなりたい選手像と今の自分の違いは何か、どうしたらもっと上手くなれるのかをチームメンバーやコーチに聞いたりすることで「主体性」が磨かれます。

上達が足りないと感じたら通常の練習時間以外も練習するなど、他にも主体性を持って行動していることがたくさんあるでしょう。

ビジネスにおいても、主体性を持って自ら積極的に行動しプロジェクトの推進に貢献することが求められます

タスクの自己管理、業務状況の把握や進捗報告など、自ら進んで責任を持ち主体性を持って行動することがプロジェクトの成功に向けて主導的な役割を果たします。

新しいアイデアや改善案を提案し、業務プロセスや業績の向上に寄与することが求められます。

自分自身が問題や課題を発見し、主体的に解決策を見つけることで、組織やチームの成果を向上させることができますよ。

また、ここまでご紹介したスポーツ経験の自己PRの作り方については、以下の動画でもご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

面接官に魅力が伝わらない自己PRとは

経験だけを伝えてしまう

卓球に直接関係する企業でない限り、ただ単に卓球経験があることや、大会の出場や入賞実績を自己PRで表現しても、面接官が卓球に関して特別な関心がない場合は自己PRが効果的に伝わらない可能性があります。

そのため、卓球経験を通して得られた具体的な成果やスキルに焦点を当て、業務や面接を受ける企業とのつながりを適切にアピールすることが重要です。

オリジナリティに欠ける

卓球に限らずですが、自己PRで部活やスポーツ経験をアピールする人は多く、ありきたりなエピソードでは面接官の印象に残らない恐れがあります。

単なるスキルの列挙ではなく、卓球経験を通じて得た洞察や変化、困難を乗り越えたエピソードを盛り込むことで、自己PRに個性や独自性を持たせ、面接官に強い印象を与えることが大切です。

まとまりがない

自己PRでは簡潔かつ面接官に自分自身の魅力が伝わるようにまとめることが求められます。

アピールしたいことをあれもこれも詰め込んでしまっては、中途半端な印象を持たれたり、重要なメッセージを見逃したりする可能性があります。

自身の強みや成果、関連するエピソードを絞り込み、重要なポイントを効果的に伝えるように心掛けましょう。

自己PR作成の注意点については動画でも解説していますので、チェックしてみましょう。

卓球経験を自己PRに落とし込む文章の型

自分の強みを簡潔に表現

相手に伝わりやすい自己PRにするためには、冒頭に自分自身の一番伝えたいことを持っていきましょう。

書き方の例としては、以下の通りです。

「私の強みは〇〇です。」
「私は〇〇力がある人間です。」

理由や根拠となるエピソードをまとめる

上記で伝えたことの根拠となり、面接官にもイメージが伝わりやすいエピソードを1つ上げましょう。

特別な経歴は必要ありません。オリジナリティを持って自分自身の経験の中で感じたことを具体的に示しましょう。

書き方の例としては、以下の通りです。

「私は卓球に取り組んでいて、〇〇を目標に日々練習していました。そのなかで〇〇という課題がありましたが、〇〇をすることで解決に導きました」
「卓球に取り組む中で、〇〇な状況を〇〇のように改善したことで、〇〇という考え方が身に付きました」

入社後どのように活躍できるかアピールする

卓球経験で得られた経験がビジネスの場においてどのように流用できるかを面接官にわかりやすくアピールします。

書き方としては、以下の通りです。

「企業でも〇〇なことが求められると考えております。そのため、入社したら自分の〇〇を活かして貴社に貢献できると考えます。」

卓球経験の自己PRの具体例

忍耐力を強みとした具体例

私の強みは忍耐力です。わたしは〇年間卓球部に属しておりました。
入部したときは未経験でしたが、〇〇という目標を掲げ、〇年間毎日〇時間コツコツと練習をしてきました。
休みたいときもありましたが、目標を達成するために途中で逃げ出さないことを常に意識して練習しました。
試合においても、自分の技術不足で思うように試合が進まず歯がゆい思いをしましたが、そこで終わりにせず「どうしたら上手くなれるのか」「上手くなるためには何が必要なのか」を考え、行動してきました。
卓球経験で得たこの忍耐力は仕事でも活かせると考えます。困難な状況や課題に取り組む際に、私は諦めずに最後まで取り組み、冷静な判断をして解決策を見つけ出す能力を持っていると言えます。
入社後も忍耐力を活かし、目標に向けて粘り強く取り組みます。

積極性を強みとした具体例

私は積極的な人間です。私は学生時代卓球部に属していました。
周りより上手くなりたいという思いから、積極的にコーチに声をかけてプレーを見ていただき、自分からフィードバックを受けに行くことを意識しておりました。
試合においても、「どうしたら勝てるか」を積極的に考えました。相手の出方を待ってから動く待ちの姿勢ではなく、自分から積極的に点を取りに行き勝利を勝ち取った経験もあります。
卓球経験で得た積極性は仕事でも活かせると考えます。
ただ与えられた仕事をこなすのではなく、常に業務で改善できることを考え積極的に発信して組織やチームの成果を向上することに貢献したいです。

リーダーシップを強みとした具体例

私にはリーダーシップが備わっていると考えます。私は卓球部でキャプテンを務めた経験があります。
「このキャプテンについていこう」と思ってもらえるよう、自分自身が誰よりも練習し、一番に練習場所に来て準備をし掃除などにも自分から参加しました。また、〇〇という目標に向けてメンバー間のモチベーションの差を埋められるように自分からメンバーの悩みを聞いたり、メンバー同士で教えあう文化を作れるように行動しました。
仕事においても、同期などのお手本になれるよう自分から発言して周りを巻き込んで行動できるようなリーダーシップを発揮したいです。
将来部下を持ったときも、部下の意見を尊重しつつモチベーションや能力を引き出し、チームの目標達成に向けて行動します。

まとめ

卓球経験を自己PRに落とし込む際は、自分が卓球経験の中で何を一番大事にして来たのかを振り返ることから初めてみましょう。

上記で紹介した基本を抑えて自己PRを作成すれば、あなたの魅力は面接官に十分伝わります。
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