2025.04.12
【難関資格】スポーツプログラマーの資格取得までを徹底解説!
「スポーツプログラマー」という資格をご存知ですか?スポーツプログラマーは、スポーツをお仕事にしたい人には見逃せない資格です。
スポーツプログラマーの資格取得の方法や、どんなお仕事があるのかをご紹介します。
INDEX
スポーツプログラマーとは
スポーツプログラマーとは、スポーツ医学・科学の知識を活かしながら、スポーツを実践する人に対して安全で効果的な運動指導を行う役割を担う人のことです。
日本スポーツ協会が認定している資格も存在しており、健康寿命が注目される昨今、ますます需要が高まってきています。
スポーツプログラマーの仕事内容

スポーツプログラマーの資格を取ったらどんなお仕事が出来るのかについてご紹介します。
これからご紹介するようなお仕事をしたいと思っているのであれば、資格を取得しておいた方が良いかもしれません。
相手に最適な運動メニュー(プログラム)を作成する
年齢や性別や体調など、さまざまなことを考慮してその人に最適な運動メニューを作成します。
慣れていない人だと無理をしてしまったり、怪我をしてしまったりする可能性があります。無理や怪我を未然に防いであげましょう。
トレーニング方法を指導する

メニューを作成するだけでなく、トレーニングの方法を指導することもお仕事の一つです。体調もよく見て、その人にあった方法を教えてあげられるようにしましょう。
またトレーニングを楽しく続けられるよう、教えてあげることも大事なポイントになります。
マシンや器具の使い方を指導する
利用者さんが怪我をしたりせず、効果的にマシンや器具を使えるように指導をします。
マストで運動ができないとダメなお仕事ではないですが、マシンや器具の使い方をお教えするため多少は運動ができた方が良いでしょう。
利用者への接客(受付対応)

利用者の方の体調などを把握するために受付などの業務を行うこともあります。毎日同じ体調ではないため、細かい気づきが大事になります。
データ管理、書類作成
データでお客様の情報を管理したりするため、データを管理したり書類を作ったりもします。統計が取れた方が進めやすい部分もあるかと思いますので、こちらも大事なお仕事です。
マシンや器具のメンテナンス

怪我なく利用者さんが使えるようにマシンや器具のメンテナンスを行います。
せっかく効果的な使い方を教えていても、メンテナンス不足で怪我をしてしまったら意味がないですよね。マシンのメンテナンスは責任をもってしっかり行うようにしましょう。
施設の掃除
ゴミが散らばっている環境では運動する気がなくなってしまいますよね。施設を綺麗に保つのもお仕事の一つです。
利用者の方が気持ちよく利用していただけるように、環境もしっかり作っていきましょう。
食事の指導

体づくりに大切なポイントの一つに「食事」があります。もちろん運動も大事ですが、運動だけでは難しい部分もありますよね。
食事はどういうものを摂れば良いのか、逆にどんなものは避けた方が良いのかなど教えてあげましょう。
その他、健康指導など
上記以外にも、健康になるための指導などがお仕事に含まれます。ジムに通っているだけで健康になれる訳ではないですよね。
家でできること、普段から意識することなどを指導するのも、大事なお仕事のひとつです。
スポーツプログラマーの資格を取得する方法

講習会を受講する
毎年4月下旬から5月下旬に募集がかかる講習会に参加をしましょう。定員になり次第、締め切りとなりますので、早めのお申し込みがオススメです。
毎年1回だけしか開催されないので、応募が始まった際にはしっかり内容を確認して応募しましょう。
資格検定試験に合格する
講習会終了後に検定試験があります。そこで6割以上の正解をマークしなければ合格できません。しっかりと事前学習を行ったり、復習も行い、合格できるように勉強を進めましょう。
スポーツプログラマーの受験資格
スポーツプログラマーの受験に必要な資格などはありません。
公式サイト上の受講条件には、以下のように記載されています。
- 受講する年の4月1日現在 満20歳以上の者。
- 受講有効期間内で講習の全日程に参加が可能である者。
- 指導者マイページから申込が出来る者。
事前に講習の日程を見て、参加できるかどうかを確認しておきましょう。
スポーツプログラマー資格の難易度

スポーツプログラマー資格の難易度は公に出ていませんが、資格試験取得に向けた講習会を受講するため、習った内容をきちんと理解しておけばそこまで難しくはありません。
ただし、共通科目も専門科目も筆記試験で6割以上正解することが合格のために必要になるため、確実に質問に答えられるように学習するようにしましょう。
スポーツプログラマー資格の合格率
スポーツプログラマーの資格の合格率は約90%とされています。
合格率は他の資格と比較しても高いため、講習で受講した内容をきちんと理解していれば合格のハードルはそこまで高くないでしょう。
スポーツプログラマーの講習で学ぶこと

共通科目Ⅰ(事前・事後学習及び Web講習会の計35時間)
以下の内容を事前・事後学習とWEeb講習会にて勉強します。始めから盛りだくさんですね!
- 文化としてのスポーツ
- 指導者の役割Ⅰ
- トレーニング論Ⅰ
- スポーツ指導者に必要な医学的知識Ⅰ
- スポーツと栄養
- 指導計画と安全管理
- ジュニア期のスポーツ
- 地域におけるスポーツ振興
共通科目Ⅱ(講義と実技による集合講習の計35時間)
日本スポーツ協会にて実施されます。事前・事後学習と2日間の集合またはオンラインでの講習会で構成されています。
講習会は2019年以降、ディスカッションや意見交換を中心にされています。
共通科目Ⅱを修了とさせるには事前・事後学習と講習会だけでなく、課題レポートも評価の対象となり、総合的にジャッジされます。
学習内容は下記のとおりです。
- 社会の中のスポーツ
- スポーツと法
- スポーツの心理Ⅰ
- スポーツ組織の運営と事業
- 対象に合わせたスポーツ指導
専門科目(計63時間)
日本スポーツ施設協会にて、6日間の集合講習会が実施されます。勉強の内容は以下です。
- 運動と健康
- フィットネス・エクササイズの理論と実際
- フィットネス・エクササイズと健康管理
- 体力測定と評価
- フィットネスプログラムの実際
- スポーツ相談の実際
スポーツプログラマーの主な就職先

スポーツクラブやフィットネスクラブのスポーツトレーナー
1番イメージがつきやすいのが、スポーツクラブやフィットネスクラブで活躍するスポーツトレーナーです。まさに講習を通じて学んだことが生かせるお仕事でしょう。
企業に所属してお仕事ができるため、お給料面でも安定が見込めます。
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公共施設のスポーツ担当
都道府県や市町村などが所有しているジムなどでのスポーツ担当もあげられます。
大手を含むスポーツジムを真っ先に思い浮かべる方も多いかと思いますが、市町村などが管理しているジムは設備が充実しているところが多いです。
また利用客の客層も幅広いので、さまざまな知識が必要とされます。
都道府県市町村の青少年課や地域センター

都道府県や市町村が管轄している青少年課や地域センターでもスポーツのお仕事はあります。スポーツチームを持っていたりすることがあるからです。
必要な人数は限られてしまいますが、候補にしてみても良いでしょう。
福祉施設のトレーナー
スポーツは健康な人、若い人だけのものではありません。福祉施設でもスポーツやリハビリはやっている方がいらっしゃいます。
健康な人とは違った注意点が多く、気を配る部分が増えますが、やりがいもあるお仕事でしょう。
フリーランスのパーソナルトレーナー

企業に属さず、フリーランスのパーソナルトレーナーとしてお仕事をするのも可能です。
一人ひとりに合わせてのフォローの大変さはありますし、企業に属さないので不安定なお仕事にはなります。しかし、結果のために一緒に頑張れる楽しさもあるでしょう。
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スポーツプログラマーに向いている人の特徴

スポーツプログラマーにはどのような人が向いているのでしょうか。
「スポーツプログラマーを目指したいけど向いているか不安」「どのような人に向いているか知っておきたい」と思っている人は、参考にしてみてください。
スポーツへの情熱と知識がある人
スポーツプログラマーは、スポーツへの情熱と深い知識を持っている人に向いています。
スポーツプログラマーは、選手のパフォーマンス向上をサポートするために、運動生理学や心理学、トレーニング理論などの知識を活用しながら指導するため、スポーツそのものに対する強い関心や理解が不可欠です。
さらに、最新のスポーツ医学や科学技術を学び続ける意欲も重要で、スポーツの進化や新しいトレーニング方法に柔軟に対応できる姿勢が求められます。
このように情熱と知識の両方を持つことで、選手のパフォーマンス向上に貢献できるスポーツプログラマーとして活躍できるでしょう。
コミュニケーション能力が高く、正確な指導ができる人

コミュニケーション能力が高く、正確な指導ができることも重要な特徴です。
スポーツプログラマーは選手やクライアントと直接やり取りをし、彼らのニーズや目標に応じてトレーニングプログラムを組み立てます。
そのため、自分の考えを明確に伝える力や、相手の理解度を把握し適切なフィードバックを与える力が求められます。
また、トレーニング内容や運動方法の指導において、誤解やケガを避けるためにも正確さが求められるでしょう。
選手の体調や能力に合ったアプローチを選び、彼らが効果的に成長できるように導くためには、相手に合わせた適切な言葉遣いや説明方法が必要です。
スポーツの知識を持ち、実践的なアドバイスをするだけでなく、選手と良好な関係を築きながら信頼される指導を行うためには、優れたコミュニケーション能力が欠かせません。
チーム全体の成果に役立てるための協調性がある人

チーム全体の成果に役立てるための協調性があることも、大切な特徴の一つです。
スポーツプログラマーは、選手一人ひとりのパフォーマンスを向上させるために働きかけますが、その成果が最終的にチーム全体の成績に貢献することを常に意識する必要があります。
チームメンバー(選手、コーチ、スタッフなど)との密な連携が求められるため、協力し合いながら最適な戦略を立て、全員の目標達成に向けて調整する力が重要です。
チームのニーズをしっかりと理解し、個別の選手に合った最適な指導を行いながら、チーム全体の戦術に合わせたアプローチを取ることが求められます。
協調性を持ち、チーム全体の成果を最優先に考える姿勢が、スポーツプログラマーとして成功するために重要な要素となるでしょう。
スポーツプログラマーになりたい人はスポーツ特化型エージェントに相談しよう

スポーツプログラマーを目指す場合、スポーツ特化型エージェントに相談することがおすすめです。
スポーツ特化型のエージェント「アスリートエージェント」は、スポーツ業界に特化した就職支援やキャリアサポートを提供するプロフェッショナルです。
スポーツプログラマーとしてのキャリアパスや、業界におけるトレンド、必要なスキルセットなどに関する具体的なアドバイスが受けられます。
また、どのようなトレーニングや資格が役立つか、実際の職場でどのような業務を担当することになるのかについても、詳細な情報を得ることができます。
相談をすることで、スポーツプログラマーとしてのスキルや知識をどのように積み上げていけばよいのか、自分に合った企業やチャンスを見つける手助けをしてくれるでしょう。
スポーツプログラマーとしての第一歩を踏み出すために、スポーツ特化型エージェント「アスリートエージェント」にお気軽にご相談ください。
まとめ
「スポーツプログラマー」の資格、お仕事についてご紹介しました。年に1回しか研修会が行われず、試験の難易度も難しい資格となりますが、スポーツのお仕事に就くのであれば持っておきたいこの資格。
20歳以上であれば受験できますので、取得に向けて準備をしてみましょう。
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