2024.10.10
体を動かす仕事に就きたい!おすすめの仕事やメリット・デメリットを解説
体を動かす仕事は、未経験でもできるものや資格が必要なものまで様々なものがあります。
本記事では、体を動かす仕事を4種類に分けて12選ご紹介します。
体を動かす仕事メリットやデメリットも理解して、自分が体を動かす仕事に向いているか見極めましょう。
INDEX
体を動かす仕事の種類は大きく分けて4つ
体を動かす仕事は、大きく4つの種類に分けられます。
1つ目は、未経験者でもできるものとして、飲食店スタッフや家事代行スタッフなどがあります。
基本的な知識を持っていれば簡単に始められる仕事です。
2つ目は、体力を必要とするものとして、工場や引っ越し業者などの作業員、営業職が挙げられます。
工場や引っ越し業者などの作業員の仕事は、体力やスタミナが求められることが多く、肉体的な負担が大きい場合があるでしょう。
3つ目は、知識が必要なものとして、フィットネスインストラクターやトレーナーなどがあります。
フィットネスインストラクターやトレーナーは、運動生理学や栄養学などの専門知識が必要であり、身体的な変化に対応するための専門的なトレーニングを提供する必要がある仕事です。
4つ目は、資格が必要なものとして、介護士や保育士、農家などが挙げられます。
介護士や保育士、農家は、国家試験や認定資格を取得する必要があり、それぞれの資格や研修を受けるために、保育学科や農業系がある大学や専門学校での学びが役立つでしょう。
未経験者でもできる体を動かす仕事3選
飲食店スタッフ
飲食店スタッフとは、カフェやレストラン、居酒屋などで働くスタッフのことです。
勤務する店舗により業務内容や忙しさは異なりますが、厨房で料理を用意するほか、料理提供や席案内などで常にホール内を動き回るため立ち仕事が基本となります。
周囲のスタッフやお客様とのコミュニケーションを心がけながら、状況に合わせて臨機応変な対応が求められる仕事です。
家事代行スタッフ

家事代行サービスは、掃除や料理、洗濯など一般的な家事を代行するサービスです。
家事代行サービスのメリットは、一般的な家事の経験があれば誰でも始められることです。
もし家事の仕方に自信がない場合でも、多くの家事代行サービスでは研修を受けることができるので安心です。
ただし、掃除や洗濯などの家事は、部屋全体を細かく掃除するため、体力に自信がある方がおすすめです。
清掃員

清掃員は、公共施設やオフィス、商業施設、病院、ホテルなどでの清掃を担当する仕事です。
雇用先の規定やクライアントの要望に応じて、床の清掃や掃除、ゴミ捨てなどのクリーニング作業を主に行います。
体を動かすことが好きな方にとっては適しており、黙々と作業を進めることが多いのでコミュニケーション能力に自信がない方にも向いています。
清掃対象は広いフロアや階段などの移動が必要な場合もありますが、掃除を通じて汚れた場所をキレイにすることで達成感を感じられるでしょう。
体力が必要な体を動かす仕事3選
作業員
作業員の仕事も体を動かす仕事です。作業員にもたくさんの種類があり、土木作業員や工場作業員、鳶職などさまざまです。
重い荷物を運び積み下ろしたり、持ち上げたりするなど、多くの作業員の仕事で体力が必要な力仕事になることから、主に男性が活躍する現場となります。
一方で、工場作業員などの現場では女性でも活躍しやすい点が特徴的です。
営業職

営業職は、資料の作成などデスクワークに対応することもありますが、基本的には顧客を訪問して周ることが中心になります。
一日中外回りをするケースもあるので、体力が必要な仕事のひとつです。
ほとんどの企業や業界で営業職のポストは求められており、経験も問われにくいことから、初心者でも挑戦しやすい点が特徴的です。
引っ越し作業員
荷物の積み込みや積み下ろし作業に対応する、引っ越し作業員の仕事は体を動かす仕事のひとつです。
荷物の中には、テレビや冷蔵庫などの大型家電も多く、力仕事になることから比較的男性の方が適している仕事になります。
荷物を傷つけないように運ばないといけないプレッシャーに耐える精神力も求められます。
知識が必要な体を動かす仕事3選
インストラクター・トレーナー
インストラクターやトレーナーの仕事は、自分のもつ知識や経験をもとに、スポーツやジムなどでアドバイスやトレーニング計画の作成をする仕事です。
自身が見本となることも多くある為、常に体を動かす仕事になります。
近年では健康意識や美意識が高まり、ヨガやピラティスの需要も高まりつつあるので、女性の間でも人気の仕事となってきています。
スポーツトレーナーとしての就職先や仕事内容については、以下の動画でも解説しています。ぜひチェックしてみてください。
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ライフセーバー
体を動かす仕事に、海水浴場などで発生する自己や怪我を未然に防ぐパトロールや救助をおこなう、ライフセーバーの仕事があります。
相手の命を救うことはもちろん、自分の命にも関わる仕事となるため適切かつ迅速な救助が求められます。
日頃から、講習やトレーニングが欠かせない仕事です。
探偵

探偵は、秘密や隠された事実を調査する仕事であり、ドラマやマンガでもよく描かれる職業です。
主な業務は浮気調査や人探しであり、常に対象者の行動を監視することが主な仕事内容です。
調査には聞き込みや証拠の探索などがあり、体を動かす機会も多いでしょう。探偵になるには様々な調査技術を学ぶ必要があります。
例えば、張り込みや尾行の方法、特殊機材の操作、面取りの技術などです。
地道な作業が求められ、忍耐力も必要ですが、努力次第で収入も上がる仕事です。
資格が必要・あると有利な体を動かす仕事3選
介護士
介護が必要な人の身の回りの世話や心身のケアをする介護士も、体を動かす仕事です。
働く場所は、施設・個人宅・医療機関と、状況に合わせて場所や働き方は異なります。入浴や排せつ、食事の介助をするため、常に体を動かす作業が伴います。
今後の少子高齢化の影響で、介護士の需要はさらに伸びることが見込まれます。
保育士

乳児から小学校入学手前までの子どもを預かり世話をする保育士も、体を動かす仕事です。
育ち盛りでやんちゃな子どもと一緒に外で遊ぶことも多く、仕事中の大半が体力勝負な仕事です。
育っていく子どもの成長を間近で見られるやりがいもありますが、子どもの安全を守らないといけない責任感もあります。
子どもと一緒に保育士としての成長を実感できることも、働くうえでの大きな醍醐味のひとつです。
農家・漁師
農家は、野菜や果物などの農作物を栽培し、市場に出荷する仕事です。作業には種蒔きから収穫までの一連の農作業が含まれ、屋外での活動が主です。
農業は季節や天候に左右されるため、体調管理が重要です。農業従事者は男女比が6:4で、家族経営も多く見られます。※1
漁師は、海で漁や養殖を行い、魚介類を獲得して市場に提供します。船での漁や網の引き上げなど、体力を要する作業が主です。
漁業は厳しい条件下での労働があり、深夜や早朝の作業もあるでしょう。
女性の活躍は、漁業・漁村の課題の一つとしており、海上での漁業においては、就業者に占める女性の割合は約11%となっています。
漁獲物の仕分けや選別、カキの殻むきといった水揚げ後の陸上作業では約36%、漁獲物の主要な需要先である水産加工業では約60%を占め、女性がより大きな役割を果たしています。※2
※1 農業における女性の活躍推進について(令和4年3月 農林水産省)
※2 水産業の就業者をめぐる動向(令和3年 水産省)
番外編:スポーツ選手

体を動かす仕事の一つに「スポーツ選手」があります。
競技で成果を出すことが求められるスポーツ選手は、日々トレーニングや試合に向けた準備を行います。
体力や技術力を高め、メンタル面も強化しなければなりません。チームスポーツであれば仲間と協力し、戦略を立てて連携することも重要です。
競技面で活躍する以外にも、スポンサー契約やメディア対応、ファンとの交流など、競技以外の活動も多くあります。
スポーツ選手になることは狭き門であり、競技で多くの実績をもっていても活躍できるのはほんのひと握りにすぎません。
近年では引退後のキャリアも考え、選手時代からビジネスや指導者としてのスキルを磨く人も目立ちつつあります。
体を動かす仕事のメリット
仕事をしながら健康になる
体を動かす仕事には、仕事をしながら運動不足を解消でき、健康になるメリットがあります。
体を動かさなければ年々筋肉や骨が衰え、日常生活に支障をきたすケースもあります。
日頃から仕事を通じて体を動かすことで、体力や健康維持につながるでしょう。体を動かすことによる精神の安定にも結びつきます。
仕事内容によっては資格の取得が目指せる

仕事の内容によっては、資格の取得が目指せるものもあります。
業務に必要な内容であると判断されると、資格取得の金銭面のサポートや、資格を持っている先輩スタッフからアドバイスをもらうことも期待できます。
取得した資格やスキルは、給与アップに限らず、今後の仕事のキャリアアップにもつながるでしょう。
充実感や達成感が味わえる

体を動かす仕事を通して、充実感や達成感が味わえるメリットがあります。
業務の成果を実感しやすいだけでなく、仕事がひと段落した疲労感から達成感を感じることもあるでしょう。
体を動かす仕事は疲労を感じやすい仕事である分、作業が完了した時や、お客様から感謝された時には、より大きな充実感や達成感を味わうことができます。
未経験でも就職できる可能性が高い

体を動かす仕事の中には、未経験でも就職しやすい職業があります。
例えば、スポーツインストラクターや飲食店スタッフ、保育士などの仕事は、専門的なスキル以外に体力やコミュニケーション能力が重視されるため、他の業界に比べて未経験者でもチャレンジしやすい傾向があります。
特別な知識や経験がなくても、やる気や体力があれば採用されやすい仕事です。求人情報を探す際には「未経験OK」の仕事に絞って探してみても良いでしょう。
体を動かす仕事のデメリット
体を壊せば仕事を失う可能性がある
体を動かす仕事は、体が資本となります。
日々の業務の積み重ねで、肉体疲労も蓄積されていきます。オーバーワークにより体を壊してしまうと、仕事を失う可能性も十分に考えられます。
常に、将来的に働けなくなるリスクを理解しておくことが大切です。
仕事内容がルーティン化してスキルアップしづらい

体を動かす仕事の多くがルーティン化しやすく、スキルアップしづらいデメリットがあります。
単純作業が多く業務内容がルーティン化しやすい傾向から、マンネリ化しやすいという懸念点があります。
スキルアップを目指したい人は、自己学習を通したスキルアップに時間を使いましょう。
自らが、新しいスキルを身につけられるように行動することがおすすめです。
年齢によっては働きにくくなる

デスクワークであれば年齢を重ねても働き続けられますが、体を動かす仕事は年齢を重ねることで働きにくくなってしまいます。
40代くらいまでは働けていても、50代を過ぎると体力面や体の不調を感じて働けなくなってしまうケースもあります。
長く働き続けるためにも、疲労回復を意識した体を労わる過ごし方を心がけましょう。
体を動かす仕事が向いている人の特徴
体力に自信がある
体を動かす仕事は、体力に自信がある人に向いています。
長時間立ち続けたり、重い物を持ち上げたり、動き回ることに耐えられる人が向いています。
日頃からトレーニングをしている、過去にスポーツ経験があるなど、体力面に自信がある人は資質があるでしょう。
体を動かすのが好きで夢中になれる

体を動かす仕事は、体を動かすことが好きじゃなければ続けられません。
パソコンと常に向き合うデスクワークよりも、お客さんの元に足を運んだり、自らが体を動かして成果を出すような仕事が向いていると思う人には合っているでしょう。
体を動かすこと自体が好きであれば、仕事にも夢中になって真剣に働くことができます。
デスクワークに苦手意識がある

仕事内容や職種にもさまざまな種類がありますが、デスクワークに苦手意識がある人は体を動かす仕事に向いています。
自分が動くことで成果を実感できることにやりがいを感じる人もいるでしょう。
自分はどのような働き方が向いているのかを改めて見つめ直し、自分に合った仕事を見つけましょう。
体を動かす仕事が全くデスクワークをしないということではないので、その点は注意が必要です。
体を動かす仕事を探すときのポイント
可能ならば事前に職場見学へ行く
可能であれば事前に職場見学へ行ってみましょう。
職場見学では、実際の作業環境や仕事の内容を直接見て、雰囲気や労働条件を体験することができます。
実際に体験することにより、自分に合った仕事かどうかをより具体的に把握することができるでしょう。
また、職場の雰囲気や従業員との関係性を感じ取ることで、働きやすさや満足度を判断する材料となります。
事前の職場見学は、将来の仕事選びに役立つ重要なステップです。
自分に合っている仕事かどうか見極める

仕事を探すときには、自分に合っている仕事かどうかを見極めましょう。
体を動かす仕事の中にも、「体を動かす機会の多い仕事」と「体を動かすことが仕事」の2つに分けられます。自分に合った仕事かどうか、見極めることが大切です。
自分に向いている仕事が分からないという人は、自己分析をすることがおすすめです。自分の強みや弱みを見つけ出して判断することで、仕事探しもスムーズになるでしょう。
自己分析の方法については、以下の動画でもわかりやすく解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
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長期的に続けられる仕事か考える
体を動かす仕事は、年齢とともに続けにくくなるものも多くあります。希望する仕事が、長期的に続けられる仕事なのかを考えましょう。
肉体労働であることから、長く続けることで体に支障をきたすことも考えられます。将来の働き方まで視野に入れて、自分に合った仕事を探しましょう。
将来のキャリアプランと照らし合わせながら考える

自分に適した仕事を探す時には、将来のキャリアプランと照らし合わせながら考えるようにしましょう。
体が資本である仕事だからこそ、自分の将来を見据えた働き方を考えることが重要です。
たとえば、若いうちは現場でキャリアを積んで、年齢や経験を重ねた後にマネジメントの業務に移行することで将来的にも安心して長く働くことができます。
体を動かす仕事の探し方
求人サイトで探す
簡単にできる方法として、求人サイトのキーワード検索欄に「体を動かす仕事」と入力して探してみましょう。
求人サイトは、多くの企業や業種の求人情報が集約されており、体を動かす仕事も多く掲載されています。
業界や業種に関係なくヒットするので、まだ業界を絞りきれていない人にもおすすめの方法です。
サイト内の検索機能を使って、自分の希望条件に合った仕事を絞り込み、応募することができます。
また、詳細な情報や企業の雰囲気なども確認できます。
専門のキャリアアドバイザーによる転職サポートは受けられませんが、自分のペースで転職活動を進められるのが魅力です。
時間に余裕のある方や、資格取得と並行して仕事探しを進めたい方におすすめです。
知人や友人から紹介してもらう

知人や友人が働いている企業や業界に興味がある場合、直接相談してみることも有効です。
企業側も、既存の従業員からの推薦を重視する傾向があるため、紹介者の信頼性や能力を通じて、応募者の評価が高まることがあるでしょう。
さらに、紹介者が働く環境や雰囲気を事前に知ることで、自身の適合度や満足度をより正確に把握することができます。
就活・転職エージェントを活用する

専門の就活や転職エージェントを利用することで、自分の希望条件やキャリアプランに合った仕事を提案してもらうことができます。
相談する際には、「体を動かす仕事」に加えて1〜2つの条件を考えておくと、エージェントがより適切な企業を絞り込んで紹介してくれるでしょう。
条件に迷う場合でも、エージェントと相談することで共に条件を検討し、最適な選択肢を見つけることができます。
エージェントは求人情報の提供だけでなく、履歴書の添削や面接対策などのサポートも行ってくれるため、安心して利用できます。
おすすめのエージェントについては以下の動画でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
今回は、体を動かす仕事についてご紹介しました。
体を動かす仕事はメリットもありますが、体力勝負の仕事や危険を伴う仕事などもあるため、実際に自分に合う仕事を見極める必要があります。
「体を動かす仕事に興味があるけれど自分に続けられるか不安」、「自分にはどの仕事が合うのか分からない」という方はぜひアスリートエージェントにご相談ください。
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