2024.08.14
【例文あり】部活のキャプテン経験を自己PRでアピールするには?
自己PRは、最終面接まで見られる可能性があるためとても重要です。
部活でキャプテン(主将)の経験がある人は、その経験を通して学んだことや得た強みをしっかりアピールしたいもの。
ここでは、部活のキャプテン経験を自己PRで伝える際のポイントや注意点を、例文と合わせてご紹介します。
INDEX
自己PRで部活動のキャプテン経験をアピールすることは効果的?

キャプテンとして仲間や後輩をまとめあげ、リーダーシップを発揮してきた経験は何にも変えられない強みです。
キャプテンとしてどのような強みを得てどんな結果に結びつけたのかをまとめて、アピールにつなげましょう。
しかし、「キャプテンを務めた経験がなければアピールできることがないのではないか?」と思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
部員やマネージャーの場合でも、部活の中でどんな役割を果たしてきたかを伝えることは十分アピールポイントになります。
キャプテンの経験だけがアピールになるわけではないため、これまでの部活動経験を振り返りながら自己PRを作成しましょう。
部活動のキャプテンが自己PRでアピールできるポイント3つ

ここからは、部活動のキャプテンが自己PRでアピールできるポイントを3つご紹介します。
(1)協調性
チームワークを発揮するためには、部員たちと協調して取り組む姿勢が欠かせません。キャプテンは、多くの部員たちと協調しながらまとめあげる役割があります。
時には部員ひとりひとりの不満や意見を聞き、問題があれば解決に向けて働きかけることも、キャプテンの役目です。
ひとつのチームとして部活チームをまとめて運営した経験は、キャプテンの経験の中でも大きなアピールポイントになるでしょう。
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(2)リーダーシップ力

キャプテンがアピールできるポイントのひとつに、リーダーシップ力があげられます。
異なる考えや意見をもつ部員たちを統率し、ひとつの目標に向かうことは簡単なことではありません。
主体的に考え行動しメンバーに働きかけることでチームがまとめあげた経験がある場合、エピソードに添えられる大きなアピールポイントになるでしょう。
就職後も、チームを取りまとめてリーダーシップを発揮するシーンは多くあります。入社後にリーダーシップ力をどのように活かしたいかを伝えることで、より説得力のある具体的な自己PRになります。
(3)コミュニケーション力
部員たちと協力し合うためには、部員と密に接するコミュニケーション力が欠かせません。
時には、他校のチームメンバーや顧問の先生と接する機会もあるはずです。その際にもコミュニケーション力が求められます。
コミュニケーション力を発揮することで、よりスムーズに部活のマネジメントや練習や試合の調整が進むことがあるでしょう。
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部活動のキャプテン経験を自己PRで活かす際の構成

ここでは、部活動のキャプテン経験を自己PRにうまく活かせる構成のポイントについてご紹介します。
最初に強みやアピールポイントを伝える
自己PRを作成する際には、最初にアピールしたい強みを伝えましょう。最初に結論から述べると、採用担当者もあとに続くエピソードをイメージしやすくなります。
アピールポイントを「私の強みは〇〇です」と一言で簡潔に述べることで、伝わりやすい自己PRになりますよ。
より印象に残りやすい自己PRにするために、キャッチフレーズを用いる方法もおすすめです。
具体的なエピソードを述べる

アピールポイントを伝えた後には、結論を説明する根拠として部活のキャプテンとしての経験を伝えましょう。
ここで他の就活生と差別化をはかるために、自分だけが経験したエピソードが語れるように工夫する必要があります。
「どんな困難がありどう乗り越えたか」「努力をすることで何を得たのか」など、具体的なストーリーを語ることが大切です。
行動した結果を述べることは重要ですが、自分がキャプテンとして活躍した内容だけを誇張して話すことは、少々ネガティブなイメージにつながってしまうので注意しましょう。
仕事にどう活かせるのかを添える

最後は、自己PRの内容が入社後にどのように貢献させられるかを述べましょう。採用担当者は、入社後にどのように活躍してくれるのかを期待しています。
入社後の姿をイメージしてもらいやすいように、最後にひと言添えると効果的です。企業側が求めている人物像とマッチしているとより良い印象を与えられるでしょう。
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部活動のキャプテン経験を伝える際の自己PRのポイント

ここからは、実際に部活動のキャプテン経験を伝える際の自己PRのポイントについてご紹介します。
エピソードは1つに絞る
部活のキャプテン経験を自己PRで伝える際には、1つのエピソードに絞ってアピールしましょう。
複数のエピソードに広げてしまうことで、本当に伝えたいエピソードの内容が薄くなってしまいます。
より具体的に自分の強みを伝えるためには、アピールしたい要素やエピソードはなるべく絞り込みましょう。
企業が求める人物像に合わせてアピールする

自己PRを作成する際には、企業の求める人物像に合わせてアピールをするようにしましょう。
たとえば、「忍耐力」を強みとして事務職でアピールした場合、発揮できる場面がイメージしにくい可能性があります。
部活のキャプテンの経験からアピールしたい要素が企業が求める人物像にマッチしていなければ、採用担当者がミスマッチと認識してしまうことも起こり得ます。
企業の求める人物像を事前にしっかりと調べてアピールするようにしましょう。
どんな行動をとり、どんな結果になったかを簡潔に述べる

自己PRでは、結果や学んだことを抽象的に述べてしまいがちです。
そのため、キャプテンとして部活をどのようにまとめあげ、どういう結果になったかを簡潔に述べるようにしましょう。
「リーダーシップ」を強みにする場合、リーダーシップを発揮してどんな行動をとりどんな結果を導いたのかを説明します。
それらを簡潔にまとめることで、伝わりやすい自己PR文を作成することができるでしょう。
自己・他己分析を行う

部活動のキャプテン経験を自己PRで伝える際には、自己・他己分析を徹底的に行いましょう。
自己分析では自分の強みや経験の深掘りを、他己分析では自己分析から見た自分の姿を他者の視点から確認することができるようになります。
自己分析では具体的なエピソードをもとに、より深く自分の役割や学びを整理します。他己分析では関わりのある人からの意見に基づき、より客観的に自分を分析することにつなげられるでしょう。
また、自己分析と他己分析を合わせることで自分では気づかなかったような強みや弱みが見つけられるかもしれません。
自己分析と他己分析の両方を自己PRに取り込むことで、自己評価だけではない、より具体的な自己PRが作成できますよ。
自己分析の方法については動画でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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部活動のキャプテン経験を伝える自己PRの注意点

続いて、部活動のキャプテン経験を伝える自己PRの注意点をご紹介します。自己PRを作成する前にチェックしてみましょう。
キャプテンとしての経験だけを述べない
部活のキャプテンを務めた人の自己PRでありがちなのが、キャプテンの経験だけを伝える内容です。就活生は評価されるポイントだと思っていても、注意が必要です。
採用担当者は、キャプテンになった経緯や結果より「経験の中で何に挑戦して、どんな結果になったのか。そして何を学んだのか」に関心があります。
周りをまとめるキャプテンとして「自ら行動し、成果につなげられる人」こそ、企業側が求めていることを理解して自己PRを作成しましょう。
自分だけ、チームだけのアピールをしない

自己PRを作成する際には、自分だけの経験をアピールしすぎることも、チームだけのアピールになってしまうことも避け、バランスの良い内容づくりを心がけましょう。
自分のことだけアピールしすぎてしまうと、ただの自慢話になってしまいます。
また、チームだけをアピールしすぎてしまうと、チームの成果だけが印象に残るものになってしまいます。
自らの行動や姿勢をアピールする内容を軸に置き、結果的にチームがどうなったのかを伝えることで、伝わりやすい自己PRになるでしょう。
専門用語を多用しない

スポーツの中には専門用語が多くあるため、自己PRに盛り込みすぎることで伝わりにくい内容になってしまいます。
経験者にとって当たり前の言葉であっても、採用担当者に伝わらないケースもあるでしょう。
専門用語の多用は、相手の目線で説明ができない人だと捉えられてしまい、マイナスな印象を持たれてしまう可能性があるので注意が必要です。
まったく知識のない人に一から伝えるつもりで、分かりやすい自己PRを心がけましょう。
スポーツ競技でしか活かせない強みはアピールしない

自己PRで主張したい強みがスポーツ競技でしか活かせない内容の場合は、改めて考え直す必要があります。
就活の自己PRでアピールしたいのは、部活のキャプテン経験を業務にどう活かすかという点です。
たとえば、「キャプテンとして部員の練習メニューを毎週組み立て、部内から全国大会の選抜メンバーに2人が選ばれた」とアピールしても、その経験をどう業務に活かせるのかをパッとイメージさせることは難しいでしょう。
「結果を出すために効果的な練習メニューを組み立てる」ということは、チームの足りないポイントや優先度を見極められるスキルがアピールポイントとなります。
強みや努力の過程が業務に活かせるかどうかに焦点を当てて、自己PRを作成することが大切です。
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リーダーシップばかりを主張しすぎない
部活のキャプテンに選ばれた人の自己PRで最も多いアピールポイントが「リーダーシップ」です。
キャプテン経験のある人の多くがリーダーシップ力があるからこそキャプテンとして選ばれているため、このポイントだけを主張するとありきたりな内容になってしまいます。
自己PRでは、リーダーシップの経験をより具体的なものにしてアピールするか、他のアピールポイントに置き換えることで、他の人と差別化しやすい自己PRになるでしょう。
スポーツ経験をうまく盛り込む自己PRの作成方法については、以下の動画でもわかりやすく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
部活動のキャプテン経験から学んだことを伝える自己PRの例文

ここからは、部活動のキャプテン経験をアピールする自己PRの例文を3つご紹介します。
例文1「コミュニケーション力」をアピールした自己PR
私の強みは「コミュニケーション力」です。バスケットボール部のキャプテンとしての経験を通じて、コミュニケーション力の重要性を学びました。
また、個々のメンバーとの関係の築き方や、チーム全体を統一するために欠かせない、私自身のコミュニケーション力の向上にもつながりました。
私はキャプテンとして、毎日の練習の前後に全員で会話をしながら準備体操をする時間を設けるよう呼びかけました。
常にオープンなコミュニケーションを心がけ、メンバーが自分の考えや感情を自由に表現できる環境を作り出すためです。
これにより、練習中にトラブルや問題が発生した際も早期に対処し、チーム全体の進捗を効果的に管理することができるようになりました。
また、日頃からコミュニケーションを通して適切なフィードバックや、個々人の成長が実感できるサポートも可能になり、プレー中のコミュニケーションもスムーズになりました。
メンバー同士が連携しやすい状況を作り出せたことで、県トーナメント3位に入る結果に貢献することができました。
私はこれらの経験を通じて、協力しやすく、効果的なコミュニケーションの提供ができると確信しています。
入社後においても、社内の円滑な連携を促進し、共に目標に向かって進む力となる点で貢献していきたいと考えています。
例文2「協調性」をアピールした自己PR
私の強みは「協調性」です。大学時代に野球部のキャプテンとして努めた経験から、協調性を学ぶことができました。
協調性は個々のメンバーが異なる役割を果たし、力を合わせて目標を達成する上で欠かせない要素です。
私はキャプテンとして、日々の練習や試合において、個々の選手が最善のパフォーマンスを発揮できるように、効果的なコミュニケーションを心がけました。
これにより、チーム全体が一体となり、協力して目標に向かって進めるようになりました。
その結果、急な逆転局面や厳しい状況でも、メンバー同士が信頼し合い、協力して立ち向かえるようになり、チームがより強固な結束を築くことができるようになりました。
最終的に、チーム全体の協調性が強化され、チーム一丸となって勝利を収めることができました。
これらの経験を通じて、私は仕事やプロジェクトにおいても協調性を発揮し、チーム全体が共に成長する環境を作り出すことができるように貢献していきたいと思います。
例文3「リーダーシップ力」をアピールした自己PR
私の強みは「リーダーシップ力」です。
私は陸上部のキャプテンとしての経験を通し、リーダーシップはチームの上に立って見守るだけの立場ではなく、メンバーと絆を築きながら、共に成長し共有する姿勢が不可欠だと学びました。
最初に、私はキャプテンとしてメンバーとの信頼関係の構築に焦点を当てました。
コミュニケーションを大切にし、メンバーの意見やフィードバックに耳を傾けることで、全員が練習しやすい環境を整えました。
また、目標に向かって全員が取り組めるよう、定期的な目標共有ミーティングを開催し、メンバー全員が目標の達成に向けて共に努力できるようにしました。
これにより、陸上部は単なる個々の競技者の集まりではなく、協力して目標を達成する一体感溢れるチームへと発展しました。
最終的に、個々のメンバーの成長を促進することができ、インカレの団体戦で入賞するという素晴らしい実績を収めることができました。
この経験を活かし、入社後も共に働く仲間たちと目線を合わせながら、共通の目標に向けて突き進めるリーダーシップ力を発揮して貢献していきたいと思います。
部活のキャプテン経験を自己PRするなら、スポーツ専門就職エージェントに相談しよう

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※1 集計期間:2022年10月〜2024年2月。自社調べ
※2 2023年度実績。自社調べ
※3 集計期間:2020年4月〜2022年8月。自社調べ
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まとめ
部活のキャプテン経験は自己PRでとても役立ちます。ポイントをおさえ活用しましょう。
「自己PRの作り方が分からない」「ひとりで就活を進めるのが不安」という人は、就職エージェントのアスリートエージェントへのご相談がおすすめです。
これまでサポートしてきた実績やノウハウを活かし、適切なアドバイスが受けられます。就活についての悩みは、アスリートエージェントにご相談ください。
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