スポーツ栄養に関連する資格10選！仕事の探し方も紹介

スポーツ選手・アスリートを栄養面からサポートする「スポーツ栄養士」。スポーツ栄養の世界には、様々な民間資格が存在します。

本記事では、スポーツ栄養関連のおすすめの資格を徹底解説します。スポーツ栄養に関わる仕事に興味がある方は、最後までご覧ください。

スポーツ栄養に関するおすすめの資格9選

公認スポーツ栄養士

公認スポーツ栄養士は、競技団体などのスポーツの現場のニーズに応えることができるスポーツ栄養の専門家です。

公益社団法人日本栄養士会および公益財団法人 日本スポーツ協会の共同認定資格となります。

国家資格ではありませんが、管理栄養士（国家資格）の保有者でないと受験できないことから、ハイレベルな資格といえます。

取得方法

まずは、日本スポーツ栄養学会が開催するスポーツ栄養ベーシックコース講習会を受講します。（この時に、必要書類を揃えて日本スポーツ栄養学会へ提出します）

受講が決定したら、公認スポーツ栄養士養成講習会を受講し、受講後に共通科目Ⅲ検定試験を受けます。共通科目に合格したら、専門科目集合講習会を受講し専門科目検定試験を受けます。合格することで、「公認スポーツ栄養士」として認定されます。

講習会申込時の審査に必要な申請資格には、以下の点が含まれる点に注意しましょう。

• 管理栄養士であること
• 公認スポーツ栄養士養成講習会を受講しようとする年度の4月1日時点で満22歳以上であること
• スポーツ栄養指導の経験があること、またはその予定があること
• 日本スポーツ協会と日本栄養士会が認めた者

受験方法：在宅受験
受験料：公認スポーツ栄養士養成講習会：45,100円認定登録料：23,300円
公式サイト：公認スポーツ栄養士 | 公益社団法人 日本栄養士会 (dietitian.or.jp)

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スポーツフードアドバイザー

スポーツフードアドバイザーは、一般社団法人日本能力開発推進協会が認定する民間資格。アスリートの栄養管理に必要な専門知識をもつアドバイザーであることを証明する資格です。

スポーツ栄養の基礎知識、栄養素とエネルギー・運動の関係、ライフステージ別の栄養と食事、目的別の食事指導、試合のための食事とレシピ、種目別のレシピなど幅広い専門知識を有します。

取得方法

スポーツフードアドバイザーは、協会が指定するカリキュラムに沿って学習をし、修了後に試験を受験し合格することで資格の取得ができます。

紙とWEBの両方で受講・受験できるため、在宅でも取得が進められます。

主な学習範囲は以下の内容です（一部）

• 体と栄養に関する全般
• 運動とエネルギーに関する全般
• スポーツと食事に関する全般
• ライフステージ別の栄養と食事に関する全般
• スポーツと水分補給

受験方法：在宅受験

受験料：5,600円
公式サイト：スポーツフードアドバイザー資格 | 日本能力開発推進協会 (JADP) (jadp-society.or.jp)

スポーツ栄養プランナー

スポーツ栄養プランナーはOffice LAC-Uという団体が認定する民間資格です。

アスリートや運動部に所属する子どもたちなどを対象に、スポーツ栄養のアドバイスを行ったり献立を考えることができるスキルを有しています。

自宅受講も可能なので、学校や仕事の隙間時間にも取得できます。

取得方法

スポーツ栄養プランナーは、Office LAC-Uが認定している資格です。

まずは、ユーキャンから講座を申込み、届いた教材をもとに学習を進めます。テキストごとに添削課題があるため回答し郵送します。

学習と課題が終了したら試験を受けて合格することで資格を得ることができます。試験は自宅から受験可能なため、好きなタイミングで受講しましょう。

受験方法：在宅受験
受験料：38,000円公式サイト：通信教育講座なら生涯学習のユーキャン (u-can.co.jp)

スポーツフードスペシャリスト

フードスペシャリストは、一般社団法人日本能力教育促進協会（JAFA）が認定する民間資格です。

部活動に励む子どもやアスリートを対象に食事指導を行うことができるプロフェッショナルになります。

子どもから大人、アスリートから一般の人にまで役立つ栄養素やサプリメントの知識や疲労回復方法、スポーツフードの基本技術について学び、試験に合格するとフードスペシャリストの称号が与えられます。

取得方法

一般社団法人日本能力教育促進協会（JAFA）が定める認定機関が実施する講座で受験を申し込んだ人が受験できます。講座の受講後、随時在宅で受験し合格することで資格取得となります。

受験方法：在宅受験
受験料：認定機関が行う講座費用に含まれます
公式サイト：スポーツフードスペシャリスト | 一般社団法人 日本能力教育促進協会(JAFA)

アスリート栄養食インストラクター

アスリート栄養食インストラクターとは、日本インストラクター技術協会が認定する民間資格です。

スポーツ選手に必要な栄養素や競技特性に合わせた食事の考え方をはじめ、持久力アップや疲労回復のための栄養と食事に関する知識を身につけたプロフェッショナルの資格です。

資格取得後は自宅やカルチャースクール等で講師として活躍できます。

取得方法

日本インストラクター技術協会が行う試験を受験して合格、もしくは協会が認定する通信講座を受講することで資格の取得が可能です。在宅で受験できるため、申し込めば誰でも受験できます。

受験方法：在宅受験
受験料：10,000円
公式サイト：アスリート栄養食インストラクター®（スポーツフード資格） | 日本インストラクター技術協会【JIA】 (jpinstructor.org)

スポーツフードマイスター

日本安全食料料理協会（JSFCA）が主催する民間資格です。スポーツ栄養の基本から毎日のレシピ、栄養素の働きやスポーツ選手に必要な食事などの知識を有します。

アスリートの食生活や献立についてアドバイスすることが可能です。

試験では「トレーニング期の食事」や「試合前の食事」「間食・捕食のとり方」といった知識が問われます。受講、受験ともに在宅で可能です。

取得方法

日本安全食料料理協会の試験を受験して合格するか、協会認定の通信講座を利用する2つの方法があります。

インターネットで申込み、自宅で受験できる、誰でも受験可能な資格です。試験は2カ月に1回開催されています。

受験方法：在宅受験
受験料：10,000円
公式サイト：スポーツフードマイスター®資格認定試験 | 日本安全食料料理協会【JSFCA】 (asc-jp.com)

アスリートフードマイスター

株式会社アスリートフードマイスターが主催する民間資格です。

アスリートフードマイスター1級〜3級までレベルがあり、スポーツのための食事学の基礎知識から、アスリートをより深く理解するための身体メカニズムや栄養学、競技者とのコミュニケーション手法まで幅広く学ぶことができます。

最もレベルの高い1級コースでは、プロやハイアマチュアに帯同するメンターを目指します。医療との連携方法やコーチング手法などまで身につけることが可能です。

取得方法

一般社団法人日本アスリートフード協会の認定講座を受講し、修了試験に合格することで取得可能です。

資格には3級、2級、1級の3つのコースがあります。級を重ねて資格取得ができ、1級ほどより専門的な知識が求められます。合格率は「3級＝約85％」「2級＝約35％」「1級＝非公開」です。

受験方法：在宅受験もしくは会場受験（1級のみ試験会場のみでの受験）
受験料：3級：73,700円　2級：121,000円　1級：242,000円 ※受講終了後の検定試験料(1回分）を含む
公式サイト：スポーツのための食事学。アスリートフードマイスター (athlete-food.jp)

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スポーツニュートリションアドバイザー

フードマネジメント協会が主催する民間資格です。認定校で認定講座を受講すること（オンライン在宅受講可能）で取得可能です。

スポーツニュートリションとは「栄養を補助する食品」や「特定の機能を持つ食品」のことを意味します。つまり、サプリやプロテインのことです。

健康志向が高まる昨今、一般の方を対象に身体を健康に保つための方法やライフステージの違いによる自分自身の健康管理および他者へのアドバイスができるスキルを身につけることが可能です。

取得方法

スポーツニュートリションアドバイザー認定校で認定講座を受講します。講座終了後、資格試験の受験資格が獲得できます。

オンラインで受験できるため、好きなタイミングで受験可能です。得点陸70％異常が合格基準になっています。

受験方法：在宅受験
受験料：2,000円　※受講料に含む
公式サイト：スポーツニュートリションアドバイザー資格とは？|食と運動を連携して美と健康を生み出すフードアナリスト,ヘルシー＆ビューティー フードアドバイザーを育成するフードマネジメント協会 (foodmanagement.jp）

ヘルシー＆ビューティー フードアドバイザー資格

フードマネジメント協会が主催する民間資格です。身体と食と運動に関する基礎知識を有することを証明できる資格です。

心と身体を健康に保つための食事法をはじめ、ライフステージごとの違い、自身の管理、他者へのアドバイス手法などを学びます。

健康志向が高まる市場での活躍が期待できます。フィットネスクラブやジムのトレーナーがスキルアップのために取得するのもおすすめです。

取得方法

フードマネジメント協会が実施する資格認定試験に合格することで取得できます。講座の受講は任意のため、公式テキストを使い独学で学習することも可能です。

3級と2級があり、3級は自分や家族が生き生きと暮らせるような健康管理に活かせる内容、2級はプロのアドバイザーとして活躍するためのビジネスチャンスに活かせる内容になっています。

受験方法：在宅受験
受験料：3級：5,000円　2級：10,000円
公式サイト：ヘルシー＆ビューティー フードアドバイザー資格とは？|食と運動を連携して美と健康を生み出すフードアナリスト,ヘルシー＆ビューティー フードアドバイザーを育成するフードマネジメント協会 (foodmanagement.jp)

スポーツ栄養に関わる仕事2選

スポーツ管理栄養士

スポーツ栄養の世界の代表的な仕事に「スポーツ栄養士」および「スポーツ管理栄養士」があります。

アスリートの栄養や食事指導をはじめ、食環境の整備、栄養状態のチェック、食事提供などを行います。

選手たちを栄養面から支え、選手自身が自己管理能力を高めていけるようにサポートするのが役割です。そのため、スポーツ栄養の知識はもちろん、競技や選手自身に対する理解が必要となります。

スポーツ分野における栄養士は、スポーツクラブやプロスポーツチームなど活躍できる場所がたくさんあります。経験や実績に応じて、有名なプロスポーツ選手の専属栄養士になることも可能です。

また、スポーツ分野の栄養士は監督やコーチ、チームドクター、理学療法士といった様々な専門職者と連携する機会が多いのも特徴といえます。

スポーツ栄養士はサポートしている選手が高いパフォーマンスを発揮したり、試合でよい結果を残せたときに共に喜びを分かち合えるやりがいのある仕事といえます。

通常の栄養学と比較すると学習量も多くなりますが、よりハイレベルな栄養学のスキルを身に付けたい人には人気の仕事です。

スポーツ栄養プランナー

スポーツプランナーもスポーツ栄養の世界では有名な仕事です。スポーツプランナーは、言わばスポーツ栄養のスペシャリスト。スポーツ栄養学の理論に基づき目標に合わせた栄養サポートを行います。

スポーツプランナーは、スポーツと栄養の基礎知識やトレーニング別の栄養摂取、メニューのプランニングに関するスキルを習得している専門家です。

アスリート自身が副業でスポーツプランナーの仕事をしているケースもあるようです。また、運動部に所属するお子さんがいる家庭でも、スポーツプランナーのスキルは役立つはずでしょう。

スポーツ栄養に関わる仕事の探し方

エージェントの活用

スポーツ栄養の仕事をしたい人は、まずは就職（転職）エージェントを探すのがおすすめです！スポーツ栄養の仕事はまだ知名度が低いため、自力で求人を探すのは限界があります。

エージェントとは、専任アドバイザーがプロの視点で就活をサポートしてくれるサービスのこと。

基本的には無料であり、マッチングに成功すると企業から報酬が入る仕組みで展開しています。登録時や内定時に料金を請求されることはないので安心してください。

エージェントでは個別面談や求人先の紹介をはじめ書類作成のサポートや面接対策まで行っています。

「なにから始めたらいいのか分からない」という人であってもスムーズに就活を進行できる点がメリットといえます。

また、非公開求人や優良求人に出会える可能性が高く、短期間で内定を得やすい点もエージェントの強みです。

以下の動画では、おすすめのエージェントを3つご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

求人サイトの活用

インターネットに繋がっていればいつでも・どこでも利用できる求人サイトを使えば、最も手軽に就活ができます。

まずは「どんな求人があるか探してみよう」と検索してみるところからスタートしてみてはいかがでしょうか。

スポーツ栄養の仕事は、フィットネスクラブやパーソナルトレーニングジムのトレーナー、プロスポーツチーム、実業団のあるチーム、少年スポーツクラブなどで役立ちます。

しかし、スポーツ栄養関係の求人はあまり多くないのが現状です。先述したエージェントサービスなどを併用すれば選択肢が広がるでしょう。

知人や母校からの紹介

知人や母校の紹介で企業と縁が繋がることもあります。特に、スポーツチームなどでは人の縁による採用は珍しくありません。

その背景には「信頼できる人を雇いたい」という企業側の思いがあるのです。ただし、知人や母校、OBなどに紹介をされて就活する場合にはいくつか注意点があります。

1つは辞めにくくなってしまうこと。退職しにくくなり大変だったという苦労談もあります。また、他の企業を併願しにくくなるというデメリットもあります。

企業のホームページをチェック

気になる企業があればホームページをチェックしてみましょう。求人サイトには出ていない募集内容が掲載されている可能性もあります。

また、ホームページだけでなくSNSや登録制のチャットツールなども要チェックです。

経営者のアカウントをフォローしていたら、「こんなスキルを持った人を探しています」というポストに巡り会える可能性も！

運と縁とタイミングによるものが大きいので、こちらの方法もまたエージェントサービス等との併用をおすすめします。

スポーツ栄養に関わる仕事に就くならアスリートエージェントを利用しよう

スポーツ栄養に関わる仕事を目指すなら、アスリートエージェントの利用がおすすめです。

アスリートエージェントは、スポーツ業界への転職支援を専門に行うエージェントで、スポーツ栄養士や栄養コンサルタントとしてアスリートやスポーツチームを支える仕事に興味がある人に役立つ就職・転職支援サービスを提供しています。

スポーツ栄養に関する求人情報の提供や、転職活動に必要なアドバイス、キャリアカウンセリングを通じて、自分に合った仕事を見つけるサポートが受けられるでしょう。

アスリートエージェントの強みは、業界のネットワークを活かした非公開求人の紹介や、応募書類の添削、面接対策など、個別のニーズに応じた支援が受けられる点です。

未経験者でも必要なスキルを身につけることで、理想の職場を見つけやすくなります。

スポーツ栄養の分野でのキャリアをスタートさせたい方は、アスリートエージェントにご相談ください。

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まとめ

スポーツ栄養に関する資格は様々です。自分がどんな世界で活躍したいのかを考えて取得を目指すとよいでしょう。

アスリートエージェントは、体育会・スポーツ経験者の就活に特化したエージェントサービスです。

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