体育会学生はインターンシップに参加すべき？企業の探し方や注意点を解説

体育会学生の中には、インターンシップの参加を考えている人もいるのではないでしょうか。とはいえ、部活の練習や試合などで忙しく、なかなか参加まで踏み込めていない学生も多くいるはずです。

本記事では、体育会学生のインターンシップの探し方や、参加の方法、参加する時の注意点について解説します。

体育会学生の就活は忙しい

大学で部活動に所属している体育会学生は、一般の学生と比べてハードなスケジュールの中で生活をしています。週5〜6日の練習に加え、休日には試合があることも。

そのため、限られたスケジュールの中で就活をこなしている体育会学生も少なくありません。

また、体育会学生は大会などの予定もあり、一般の学生とは異なるスケジュールで就活をしています。

大会や合宿などの合間で就活をしているケースが多く、野球部やサッカー部の場合は春季と秋季のリーグ戦の合間に、ラグビー部は春から冬まで立て続けに練習や大会があるので就活の期間は短期間になる傾向にあります。

体育会学生は早い段階から部活動に関するスケジュールを把握し、準備や選考を早めに進められるようにしましょう。

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体育会学生はインターンシップに参加するべき？

体育会学生の中には「インターンシップに参加するべき？」と疑問を持っている学生もいるはずです。体育会学生のインターンシップへの参加について、詳しく見てみましょう。

多くの体育会学生がインターンシップに参加している

忙しいスケジュールの中で就活をしている体育会学生は、インターンシップに参加するべきなのでしょうか？

株式会社スポーツフィールドがおこなった、24卒の体育会学生を対象とした調査（2024年3月卒業予定の体育会所属学生1518人が対象）では、業界研究セミナーからインターンシップに参加した学生は半数を超える58%だったことを発表しています。

参加予定の学生を含めると、約8割の学生が業界研究セミナーを経てインターンシップに参加していることになります。

就活に有利といわれる体育会学生の多くが、スケジュールを調整してインターンシップに参加しているようです。

また、参加したインターンシップに対して「雰囲気を知れた」など約9割の学生が満足していることも分かっています。

インターンシップには、サイトやパンフレットで把握できる以上の情報を知れるメリットがあります。

参考：PR TIMES 【調査レポート】24卒体育会学生のインターンシップ満足度は90%！

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体育会学生は短期インターンシップがおすすめ！

一般の学生に限らず体育会学生も、会社の雰囲気や業界のリアルを知るためにインターンシップに参加することをおすすめします。

就活のスケジュールが限定される体育会学生は、短期インターンシップの参加がおすすめです。

短期インターンシップは、半日〜1日の期間でおこなわれるインターンシップで、主に業界や企業について講義形式で説明を聞いたり、業務を疑似体験するワークショップがほとんどです。

一方、長期インターンシップでは、実際の職務に関連する知識やスキルを習得するもので、有給がある会社もあります。

忙しい体育会学生が短期でもインターンシップに参加することは、選考時に志望度の高さを証明する材料になるでしょう。

インターンシップを探したい体育会学生は、体育会・スポーツ学生専門の就職エージェントに相談し、適した内容や期間のインターンシップを紹介してもらう方法がおすすめです。

体育会学生就活で有利といわれている

体育会系の学生が部活動を通じて身につけた多くの強みは、企業の求める人材像に合致しやすく、体育会学生は就活で有利といわれやすい傾向にあります。

具体的には以下のような強みがあげられます。

忍耐力・体力

体育会系の学生は、過酷な練習や試合中での困難を乗り越える経験が多いため、仕事においても厳しい状況やプレッシャーに強く、忍耐力を発揮できると評価されます。

チームワーク

体育会系学生はチームスポーツにおいて協力して目標を達成する経験を積んでいるため、企業のチームでの協働作業やプロジェクトでの役割分担が得意と期待されています。

リーダーシップ

部活動でキャプテンや副キャプテンを務めた経験がある場合、チームをまとめる力や目標達成のために周囲を引っ張る力が評価されます。

向上心・自己管理能力

自分を高めるために努力する姿勢や、練習や試合を通じて自己管理能力が養われており、仕事でも自分を高めるために努力できると見なされます。

これらのスキルや特性が企業にとっては非常に魅力的であるため、体育会系の学生は就活で有利になりやすいのです。

体育会学生がインターンシップを探す方法

体育会学生がインターンシップを探す方法には、どのような方法があるのでしょうか。具体的に見てみましょう。

企業のサイトや説明会に参加する

体育学生がインターンシップを探す方法には、企業のサイトや説明会に参加する方法があります。

企業のサイトには、就活専門のサイトに掲載されていないような採用関係の情報が載っていることも。直接申し込めるので、手っ取り早く申し込めるメリットもあります。

また、説明会に参加することで、企業や社員の雰囲気を知ったうえでインターンシップの参加を判断できます。

実際に説明会に参加して、SNSや口コミだけでは読み取れない情報を確認してから参加を検討する方法もおすすめです。

大学のキャリアセンターに相談する

大学のキャリアセンターには、大学とコネクションがある多くの企業のインターンシップ情報が集まっています。

複数の企業を並べて検討できるのも、情報が多いキャリアセンターならではです。

また、キャリアセンターではエントリーシートの書き方や面接の指導が受けられるので、初めてインターンシップの情報を集める場合には活用することをおすすめします。

登録をしておけばインターンシップの情報をメールで受け取れることもあるので、説明会などで探す方法と併用して活用しましょう。

部活のOB/OGに相談する

体育会学生の強みのひとつは、相談できるOBやOGがたくさんいること。直接つながりのあるOBやOGに、インターンシップの開催状況を聞いてみるのもひとつの手です。

気になる企業で実際に働く人から聞く情報は信憑性があり、ネットでは入手できない情報も得られます。

インターンシップの情報だけでなく、その企業で働く魅力や、選考に向けたアドバイスなども合わせて聞いてみましょう。

就職支援企業のセミナー情報を確認する

合同企業説明会を開催したり、各企業のエントリー情報を掲載したり、就活生を支援している企業は数多くあります。

大企業から中小企業までインターンシップに関する情報も豊富に取り揃えているため、幅広い業界や企業を視野に入れたい人は確認してみましょう。

体育会学生がインターンシップに参加する時の注意点

インターンシップに参加することで、説明会では得られない情報が入手できるなどのメリットが多くありますが、注意点もあります。

体育会学生がインターンシップに参加する時の注意点には、どのようなものがあるのでしょうか。

優先順位を考えて参加する

就活と部活のバランスが取りづらい体育会学生は、常に優先順位を考える必要があります。

部活もインターンシップも、学生時代にしかできないこと。どちらを優先するべきかは、個人の判断にゆだねられます。

部活とインターンシップの予定がかぶってしまった際には、どちらを優先すべきかを一度考えてみましょう。

優先順位が片方に偏ってしまわないように、常に意識することが大切です。

スケジュールは早めに把握する

インターンシップに参加する際には、スケジュールを早めに把握しましょう。

参加予定のインターンシップの日程や部活のスケジュールは事前に把握できるはずなので、予定がかぶらないようにきちんと調整しておくことが大切です。

短期インターンシップは複数の日程で開催されることが多いため、なるべく部活の予定とかぶらないように調整しましょう。

エントリーシートの提出など選考が実施されるインターンシップの場合、事前準備のスケジュールも組み込んでおくことが重要です。

「選考に時間が割けなかった」という理由で中途半端になってしまうと、企業側に悪い印象を与えてしまうことも。

事前準備も含めて、余裕のあるスケジュール調整をしましょう。

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やみくもに参加することは避ける

就活期間には各地でたくさんのインターンシップが開催されますが、やみくもに参加することは避けましょう。

周りの就活生が参加していると「自分も参加しなければ」と焦った気持ちになりがちです。

しかし、就活に割ける時間が限られている体育会学生だからこそ、参加するインターンシップは取捨選択することが必要です。

「どんな業界に興味があるのか」「どの企業を深く知りたいのか」など絞り込んだうえでインターンシップに参加することで、効率よく就活を進められるでしょう。

まずは自己分析や企業研究をじっくりおこない、自分がどんな業界や企業に関心があるのかを理解しておくとスムーズです。

インターンシップ選考の準備・対策を行う

体育会学生がインターンシップに参加する際には、インターンシップの選考の準備・対策を徹底しましょう。

体育会系の学生は、部活動で培った経験やスキルを強みとして活かせる場合が多いですが、選考過程で求められるポイントをしっかり理解してアピールできるように準備することが重要です。

具体的には、これまでの部活動での経験や成果を振り返り、どのようなスキルや姿勢がインターンシップに活かせるかを整理します。

チームワーク、リーダーシップ、問題解決能力など企業にアピールできるポイントを見つけましょう。

志望する企業や業界についてしっかり調べ、企業が求める人物像や価値観を理解することが大切です。

また、中にはインターンシップ選考を実施する企業もあるため、面接対策や履歴書・エントリーシートの作成も進めておきましょう。

準備をしっかり行うことで、インターンシップ選考において自分の魅力を最大限に発揮でき、選考通過の可能性を高めることができます。

部活を休む場合は報告漏れがないようにする

インターンシップで部活を休む場合には、報告漏れがないようにしましょう。部活を休むことで他の部員に負担が増えることもあるかもしれません。

また、就活のイベントで休む頻度が増えると、両者をうまく両立させられないことで自分自身が心理的ストレスを感じてしまうことも。

他のメンバーと気まずくなってしまったり、部活に出づらくなってしまったりすることを避けるためにも、事前の報告は徹底しましょう。

また、休んだ後にはしっかりとフォローをすることで、部活の仲間から理解を得ることができるはずです。

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体育会学生が就活を成功させるためのポイント

短期インターンシップに参加する以外にも、体育会学生が就活を成功させるために意識したいポイントがあります。

しっかりとポイントを抑え、就活を成功させる参考にしましょう。

就活の準備は早い段階から進める

体育会学生が就活を成功させるための鍵は、準備を早い段階から進めることにあります。

就活の情報が解禁されるタイミングは限られますが、自己分析や企業研究、選考対策はいつからでも開始できます。

早めに準備をしておくことで、選考のあるインターンシップの参加にも備えることができます。

体育会学生は一般の学生と比べて就活に割ける時間が少ないからこそ、早めのタイミングから少しずつ準備を進めておきましょう。

OB/OG訪問を積極的に活用する

体育会学生には、たくさんのOBやOGがいるという利点があります。気になる業界や企業で働くOBやOGがいる場合、話を聞いてみると良いでしょう。

実際に企業で働いている社員の話は、説明会では聞けないようなリアルな内容で信憑性があります。

また、採用担当者に聞きづらい内容を聞くことができるのも魅力のひとつ。

自己PR文やエントリーシートが固まってきている学生は、アドバイスをもらうのもおすすめです。就活に有利なつながりは、積極的に活用しましょう。

スキマ時間を有効に使う

空いている時間を探して、スキマ時間を有効に使うこともポイントです。

例えば、通学の電車の中でSPIの対策をしたり、寝る前の少しの時間を使い自己分析をする方法などがあります。

授業の空きコマも有効に活用し、同じ空きコマの仲間に他己分析や自己PRを添削してもらうのもおすすめですよ。

就活は、準備も含めやらなければならないことがたくさんあります。1日を振り返り、使えそうなスキマ時間を見付けて効率よく活用しましょう。

体育会学生としての強みをアピールする

体育会学生には、就活でアピールできるたくさんの強みがあります。

忍耐力や協調性、目標達成に向かい遂行する力は、体育会学生のもつ強みでありながら社会人が働く上で役立つ欠かせないスキルです。

自己PRや面接でこれらの強みを採用担当者にアピールできれば、就活も有利に進むでしょう。

強みをアピールする際には、実績や結果ばかりを誇張してアピールしてしまいがち。自慢話のような自己PRはネガティブな印象を与えてしまいます。

強みに結びつく結果に至るまでの過程に焦点を当てた自己PRを組み立てましょう。

体育会学生が就活を有利に進める方法についてはこちらの動画でも解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

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体育会専門の就職エージェントを活用する

体育会専門のスポーツエージェントを活用する方法もおすすめです。体育会専門の就職エージェントは、体育会学生に特化した就活相談に対応しています。

「就職活動を何からはじめたら良いか分からない」「インターンシップの探し方を相談したい」「忙しい中で効率的に就活を進めたい」など、小さな相談も受け付けています。

就活の準備から内定まで一貫したサポートが受けられる、体育会専門の就職エージェントを活用してみましょう。

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まとめ

インターンシップは業界や職種について知れるだけではなく、企業の雰囲気を身近に感じられる絶好の機会です。

体育会学生のみなさんも、時間を見つけてインターンシップに参加してみることがおすすめです。

インターンシップの探し方や参加方法に悩んでいる方は、アスリートエージェントにお気軽にご相談ください。