2024.07.28

体育会学生が就活で早期選考を受けるメリットは?内定を獲得する方法も解説

本選考よりも早いタイミングで始まる早期選考。体育会学生の中には、早期選考を受けることを考えている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、早期選考を受けることのメリットや早期選考の探し方、内定を獲得する方法について解説します。

就活で不安がある方や、早期選考をお考えの体育会学生は、ぜひ最後までご覧ください。

早期選考とは?

就活における早期選考とは、企業が通常の採用スケジュールよりも前倒しして実施する選考プロセスのことです。

具体的には通常の採用活動が始まる前に、特定の学生を対象に書類選考や面接、グループディスカッションなどの選考を実施します。

早期選考を行う企業側には、少人数で個別対応することでいち早く優秀な人材を確保できるメリットがあります。学生側は、早めに内定を得られることから安心して本選考が受けられる点がメリットです。

早期選考は就職活動の一環として重要な位置を占めるため、積極的に参加をすることで就活を有利に進めることができるでしょう。

体育会学生が参考にしたい早期選考のスケジュール

早期選考のスケジュールは企業により異なる点がポイントです。

気になる業界や企業がある場合、早期選考をいつ頃実施するのかを早めにスケジュールを確認しておきましょう。

例えば、外資系メーカーの場合、選考は大学3年生の7〜9月ごろに開始され、10月頃に内定が出る傾向にあります。

メガベンチャーの場合、選考は大学3年生の7〜10月ごろに開始され、12月頃に内定が出るところが多いです。

早期選考の中には、サマーインターン参加者限定で採用活動が進むことが多くあるので注意しましょう。

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体育会学生が早期選考を受けるメリットとは?

体育会学生が早期選考を受けることには、たくさんのメリットがあります。どのようなメリットがあるのか見てみましょう。

早く内定をもらい部活に打ち込める

就活が本格化するタイミングになると、就活と部活を両立させることに不安やストレスを感じる体育会学生は多いもの。

早期選考を受けて内定が出れば、早い段階で就職先が決まります。体育会学生が早く内定を得られると、就活のことを気にせず部活に打ち込めるメリットがあります。

学生生活でしかできない部活動に心置きなく打ち込めることは、とても魅力的なことです。

ただし、早期選考を突破するためには、本選考同様の事前準備や選考対策が必要になることを念頭に置いておきましょう。

本選考に向けて面接の雰囲気が味わえる

本選考に初めて進んだ際に「雰囲気に圧倒されてうまくいかなかった…」といった事態に陥りかねません。

早期選考を受けることで、本選考前に面接やグループワークなどの緊張感のある雰囲気が味わえます

また、早期選考は本選考同様に選考が進んでいくので、選考がどのように進んでいくのかを前もって体感することができます。

エントリーシートの書き方や面接、筆記試験など選考の流れを事前に経験できることは、就活の準備時間が限られる体育会学生にとって貴重な機会になるでしょう。

自分の強みや弱みを見つけられる

早期選考を受けることで、自分の強みや弱みを見つけられるメリットがあります。選考を進めるうちに、練習では見つけられなかった発見ができることも。

早期選考は受けっぱなしにするのではなく、「面接でどんな回答が採用担当者に響いたのか」「面接を通して自分についてどんな新しい発見があったのか」をきちんと把握することが大切です。

早期選考を受けることで、本選考に向けてブラッシュアップできる点が見つかるかもしれません。

体育会学生が早期選考を探す方法

早期選考を探す方法は色々ありますが、具体的にどのような方法があるのでしょうか。方法を確認し、希望する業界の早期選考をしている企業を見つけてみましょう。

インターンシップに参加する

早期選考の中には、インターンシップに参加した学生だけが進める選考があります。

早期選考は、即戦力になるような優秀な人材を抑えたい企業が実施するため、インターンシップで印象を残すことで早期選考に進みやすくなるでしょう。

スケジュールが限られている体育会学生には、単日開催の短期インターンシップがおすすめです。

インターンシップは参加するだけではなく、積極的に強みやスキルを発揮したり、熱意をアピールしたりする姿勢が重要です。

そのためには、事前に志望度の高い企業のインターンシップを絞り込み、どのような人材を求めているのかなど企業研究をして臨むと良いでしょう。

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OB/OGに相談する

志望する企業にOBやOGがいる場合、推薦により早期選考の案内が受けられるケースもあります。体育会学生は先輩部員のつながりをたどり、話ができるOBやOGにあたってみましょう。

OBやOGは、実際にその企業で働く社員なので、強みや熱意をしっかりとアピールできれば良い印象が与えられます。

現場の社員とつながりがもてるせっかくの機会ですので、早期選考の依頼だけでなく、企業の雰囲気や採用担当者に聞きづらい質問などもしてみると良いでしょう。

早期選考イベントに参加する

早期選考を実施している企業が集まる早期選考イベントに足を運ぶ方法もあります。

早期選考イベントでは、選考意欲の高い企業担当者との座談会やグループディスカッションなどが行われます。

採用担当者は、イベントで優秀な人材を探し出そうとしています。何となく参加をするのではなく、採用担当者に自分の魅力がアピールできるように前向きな姿勢で臨みましょう。

体育会専門の就活エージェントを利用する

体育会専門の就活エージェントを利用するのもひとつの方法です。

体育会専門の就活エージェントは、限られたスケジュールの中で就活をする体育会学生の選考から内定までを一貫してサポートしています。

早期選考を実施している企業の案内はもちろん、エントリーシートの書き方や面接対策についてなど、就活を進めるうえで抱える不安にも対応しています。

ぜひ、就活の進め方に悩む学生を徹底してサポートしている体育会専門の就活エージェントを効果的に活用しましょう。

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体育会学生が早期選考で内定を獲得する方法

せっかく早期選考を受けるのであれば、内定を獲得したいですよね。ここでは、内定を獲得する方法について、詳しくご紹介します。

早期内定に優位な企業を見つける

早期選考を受けて早めに内定を獲得するためには、早期選考を積極的に実施し内定を出している企業を見つけることがポイントです。

早期選考を行う企業は業界によって異なることがあります。例えば、金融、コンサルティング、ITなどの業界は比較的早期に選考を開始することが多い傾向です。

自分が興味のある業界について深く調査し、その業界内で早期選考を実施している企業を見つけましょう。

就活生は大手企業に目をつけやすい傾向がありますが、選考倍率が高いデメリットも。大手企業に絞らず、中小企業など幅広い企業に目を向けてみましょう。

事前準備と情報収集が鍵を握るので、積極的に行動することが重要です。

早めに選考の対策をしておく

早期選考を受ける場合、大学3年生になった頃の早めのタイミングから選考の対策を開始しましょう。早期選考の多くが、大学3年生の夏ごろの選考になります。

早期内定を目指す企業選びや面接対策などは、具体的な選考概要が出ていなくても進められます。特に、早期選考を行う企業は優秀な人材を早い段階で確保しておきたい意向があります。

「せっかく選考に進めたのに、うまくアピールができずに失敗してしまった…」といったことがないように計画的に準備を進め、万全の態勢で選考に臨みましょう。

就活にかけられる時間が限られている体育会学生は、移動時間や空きコマなど、スキマ時間を有効に使って対策を進めることをおすすめします。

業界・企業分析をしておく

体育会学生が早期選考で内定を獲得するために、応募先の業界や企業について事前に詳しく調べておくことが大切です。

<業界・企業分析の項目>

  • ビジョン
  • ミッション
  • 文化
  • 強みや課題
  • 企業が求めるスキルや経験、人物像

上記を把握し、それに合わせた自己PRや志望動機を準備する必要があります。

その他にも、企業で働く社員のインタビューや口コミなどを参考にし、実際の職場環境や雰囲気を理解しておくことも大切なことです。

業界・企業分析をしておくことで、選考で企業のニーズに合ったアピールができ、自分がその企業にどれだけ適しているかを具体的に示すことができるでしょう。

インターンシップに参加して仕事や企業を理解しておく

早期選考を受けるためには、インターンシップに参加しましょう。早期内定を出す企業のほとんどがインターンシップへの参加を条件にしているといわれるほど、インターンシップの参加は必須です。

インターンシップで採用担当者に良い印象が残せると、早期選考に参加できる可能性が高まります。

また、インターンシップに参加することで説明会では分からないような企業の雰囲気や魅力を知ることができます。

本当に行きたい企業かどうかを見極めるためにも、インターンシップに参加することがおすすめです。

自己分析で自分の強みや弱みを知っておく

早期選考に向けて、自己分析で自分の強みや弱みを把握しておくことが非常に重要です。自己分析をすることで、企業に対して自分の魅力を効果的にアピールできます。

自己分析の方法は様々で、過去の経験を洗い出して得られた学びやスキルを整理する方法や、SWOT分析や自己診断テストで自分の特性を客観的に把握する方法などがあります。

特に体育会学生は、就活でアピールできる要素が豊富にあるはずです。徹底的に自己分析をして自分を深く理解することで、早期選考での内定獲得に繋がるでしょう。

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早期選考でもらった内定は辞退できる?

早期選考で内定がもらえることが一番理想的なかたちであるものの、長い就活期間では辞退を迷うケースもあるかもしれません。

ここでは、早期選考でもらった内定を辞退するときのポイントをご紹介します。

一旦保留にするのがおすすめ

早期選考でもらった内定の辞退を検討している場合、一旦保留にした方が良いでしょう。

保留にすることで、他の企業の選考結果を待つ時間を確保でき、最終的な判断を慎重に行うことができます。

また、他の選択肢を探しつづけられたり、企業との関係を良好に保ちながら最終決定ができたりします。

保留にする場合はできるだけ早く保留の意向を伝え、最終決定の目安(約1~2週間)を伝えましょう。

保留にすることで、後からより良い選択ができる可能性が高まりますが、最終決定は慎重に行うことが大切です。

内定辞退する時の注意点

早期選考でもらった内定を辞退する場合、辞退を決めたタイミングですぐに連絡するようにしましょう。

企業側は辞退者が出たことで、再度採用活動をする必要があります。

辞退の理由は企業側が不快な思いをさせないよう配慮し、なるべく具体的な内容は控えます。理由が明確な場合でも、SNSには書き込まないようにしましょう。

内定を辞退しても、就職後に仕事上で関わりが出てくる可能性があります。

辞退するからといって雑な振る舞いをするのではなく、辞退の連絡も含め丁寧に対応することが大切です。

早期選考だけじゃない!体育会学生が就活に有利な理由

体育会学生が就活に有利な理由はたくさんあります。早期選考以外にも活かせる「体育会学生の強み」にはどのようなものがあるのでしょうか。

協調性がある

協調性は、とくに体育会学生が評価される強みです。野球やサッカーなどの団体スポーツは、チーム一丸となり勝利を目指すスポーツなため、協調性が磨かれます。

試合や練習では個々の選手がそれぞれの役割を果たしながら、チーム全体としての成果を追求します。

この経験は、企業のプロジェクトや日常業務で、他の社員と協力して仕事を進める際に求められるスキルです。

チームで協力し努力をした経験がある体育会学生は、具体的なエピソードを整理して、就活の自己PRなどに活用しましょう。

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ストレス耐性がある

ストレス耐性があるのも、体育会学生ならではの強みです。

体育会学生は毎日の厳しいトレーニングや試合のプレッシャーを経験することで、高いストレス耐性を身につけています。

練習や試合では、予定通りに進まない事態や、予想外の問題も起こりがち。体育会学生は、それらのトラブルに対して柔軟に対応する能力が自然に養われているケースが多いです。

ストレス耐性は、働く中で困難にぶつかった際のストレス管理や柔軟な対応力として評価されるでしょう。

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体力がある

体育会学生は、日々トレーニングを通して体を鍛えています。

社会で働くうえで「体が資本」といわれるように、体が丈夫であることは非常に重要なことです。

集中力や判断力が向上し、効率よく業務が進められるように、健康な体は日々の仕事において高いパフォーマンスを発揮するための基盤になります。

また、長期間にわたって安定して仕事を続けるためには、体調管理が必要不可欠。慢性的な健康問題や頻繁な体調不良は、キャリアの進展や職場での信頼にも影響を及ぼします。

体力があり健康に仕事が続けられることはモチベーションの高さを保って働けることにもつながるため、企業が評価する魅力になるでしょう。

目標達成に向けたコミット力がある

体育会学生には、目標達成に向けたコミット力があります。

結果を残すためには、計画を立て段階的に厳しいトレーニングを重ねることが欠かせません。体育会学生は部活動を通して自然とその力が備わっている傾向があります。

就職後も、結果に向かって高い成果を出すための努力を継続する姿勢が求められます。

リーダーシップを発揮してチームを引っ張った経験や、他のメンバーをサポートしながら共に目標を達成した経験は、職場でのチームワークやプロジェクトマネジメントにおいて非常に役立つでしょう。

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変化への対応力が強い

体育会学生は、変化への対応力が強い傾向があります。毎年新しい仲間がコミットしたり、状況に応じてチームが編成されたりすることも、体育会の部活動ならではです。

試合や練習で予期せぬ事態が発生した際には、即座に戦略を練り直し適応する力が求められます。急遽ポジションが変わり、新しい役割でチームに貢献することもあるでしょう。

このスキルはビジネスにおいても重要であり、体育会学生が就活を進めるうえで高く評価されるポイントになります。

体育会学生が就活で有利な理由については、以下の動画でもまとめています。ぜひご覧ください。

まとめ

早期選考を受けることで得られるメリットは多くありますが、早く始まる選考だからこそ事前準備が必須です。

体育会学生は部活で忙しいからこそ、早めの対策が重要となります。

アスリートエージェントは、早期選考を受けることを考えている学生のサポートを行っています。選考に対する不安がある人は、お気軽にご相談ください。

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