2025.03.01
体育会・スポーツ学生のための面接マナー完全ガイド!オンライン・集団面接のマナーもご紹介
面接でのマナーが守れているかは、合否に関わるとても重要な要素。「体育会学生だから礼儀や挨拶はちゃんとできているはず」という慢心は危険です。
本記事では、面接マナーを実際の面接の流れに沿って紹介しますので、これから面接を受ける体育会学生はぜひ参考にしてください。
INDEX
体育会・スポーツ学生が気を付けるべき面接マナー

体育会学生は部活動を通して、基本的な礼儀や挨拶を学んでいます。体育会学生が就活で強みにしているポイントではないでしょうか。
しかし、そんな体育会学生だからこそ気を付けるべきところもあります。部活動で使う敬語は正しく使えていますか?意外と間違った敬語を使っているかもしれません。
「〜っすね」や「あざます」など、敬語のように聞こえても敬語ではない場合があります。
面接で緊張していると、普段の話し方が咄嗟に出てしまうこともあるでしょう。日ごろから敬語で話すことが多いからこそ、注意したいポイントです。
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面接マナーは合否に関わる重要なこと

面接の内容がどれだけ良くても、面接マナーが悪ければ不採用になってしまう可能性があります。それだけ面接マナーは重要視されているのです。
面接マナーはどれくらい影響するの?
「メラビアンの法則」という言葉を聞いたことはありますか?メラビアンの法則とは、アメリカの心理学者のアルバート・メラビアンが提唱した法則です。
コミュニケーションを図るとき、視覚情報から55%、聴覚情報から38%、言語情報から7%の割合で相手に影響を与えるといわれています。
つまり、面接で話す内容よりも見た目や話し方などのほうが面接官に影響を与えているという事です。
人事アンケートでわかる実際の面接マナー

ここでは実際に当メディアを運営している株式会社アーシャルデザインの人事部にアンケートを取り、その結果を紹介します。まずは面接マナーが好印象だった学生の特徴です。
面接マナーが好印象だった学生
- はじめの挨拶、自己紹介が元気!(内容よりも元気さが勝つ)
- 3分ほど前には入室している
- 面接の最後に頭を下げて退出する
- 事前に企業のHPやwantedlyを読んだ上での逆質問がある
- 面接中でも一生懸命メモをとっている
- 面接官を名前で呼んでくれる(営業素質感じます)
- 面接後に個別でお礼メッセージがくる
- ラインの返信がはやい
- 意欲的に質問する
- 社員名が出てくる(事前にリサーチしたり説明会をしっかり聞いているのが分かり好印象でした!)
面接マナー残念だった学生
次に、面接マナーが残念だった学生の特徴です。
- 遅刻の謝罪がない
- 電波状態が悪い
- 面接後に画面ぶち切り(即切られると悲しくなります、、)
- 逆質問が1つもない
- オンライン面接の名前がフルネームではない
- 説明会で「よくある質問なので伝えますね!」と事前に伝えている内容の逆質問をしてくる
- 質問に対してムキになってしまい感情の入りすぎてしまう回答
- 話が長く、5分程話し続けている
- メガネのレンズがグレー
- マスクをしている(オンライン)
意識していないとうっかりやってしまうこともあるかもしれません。
面接前から失礼のないようしっかり準備してくださいね。上記を参考に、好印象を与えられるようにしましょう。
身だしなみのマナー

面接は第一印象が重要です。面接官に良い印象を与えられるように、身だしなみのマナーも押さえておきましょう。
髪型
髪型は清潔感を意識し、面接官に表情が見えるようにします。髪色は男女ともに黒髪などの自然な色にしましょう。男性の場合、おでこや耳を見せることで清潔感を出せます。
前髪を上げるとき整髪料で落ちてこないようにセットすることは重要ですが、やりすぎないように注意しましょう。整髪料はつけすぎるとギトギトし、かえって不潔に見えてしまいます。
女性の場合、髪が長ければ耳の延長線あたりで結びましょう。顔の見える面積が増え、面接官に明るい印象を与えられます。
高い位置で結んでしまうと幼い印象を与えてしまうので注意してください。またヘアゴムやヘアピンはシンプルな色を選びましょう。
前髪は目にかからない長さにし、ピンなどでしっかりと留めておきます。
化粧

業界によって変わってきますが、基本的にナチュラルで健康的に見える化粧を心掛けてください。
ベースメイクは厚塗りせず、自然な肌色にしましょう。アイブロウやアイメイクは、黒やブラウン系を使用ください。リップとチークは、ピンクやオレンジなどの落ち着いた色を選びましょう。
男性が化粧するのもOKです。女性と同じように、ナチュラルな化粧を心掛けましょう。普段あまり化粧をしない人は無理して化粧する必要はありません。
スーツ・服装
面接での服装は、基本的にリクルートスーツです。無地の黒や紺のスーツを着用しましょう。スーツは、自分の体に合ったサイズを選ぶことが大事です。
また、シャツは白を選びましょう。スーツやシャツにしわがないか確認することを忘れないでください。
男性の場合、ネクタイは青などの派手過ぎない色で、柄は無地、ドット、ストライプが定番です。ジャケットは一番下のボタンを外しましょう。靴下はすね辺りまでの長さで、黒か紺をはくのがマナーです。
女性の場合、パンツとスカートは自分の好みで選んで問題ありません。スカートの時の長さは、座ったときに膝上10cm以内を目安にしてください。
パンツとスカートのどちらを選ぶ場合でも女性はストッキングをはくことがマナーとされています。ストッキングは色や柄がなく、肌の色に近い色を選びましょう。
男性、女性ともに、身だしなみを整えるときは「清潔感」を一番に考えてみてください。
面接直前のマナー

ここからは、面接マナーを流れに沿って紹介します。
到着・受付時間
面接会場には10〜15分前には着くようにしましょう。身だしなみチェックをしてから5〜10分前に受付を済ませます。受付時間が早すぎたり、遅すぎたりしないように注意しましょう。
コートや上着は外で脱いで手に持ってから建物内に入り、受付では「要件」「約束の時間」「自分の名前」「担当者の名前」をスタッフに伝えます。
スマホをマナーモードにする

面接直前には、スマホの着信音や通知音が鳴らないように設定しましょう。面接中にスマホの音が鳴ると、面接官の集中を妨げたり、自身の印象を悪くしたりしてしまいます。
基本的には、マナーモード(バイブレーションのみ)に設定するか、可能であれば電源を切るのが望ましいでしょう。
特に、バイブレーションの音が響きやすい机の上に置かないように注意が必要です。また、面接会場に入る前に設定を確認し、誤作動を防ぐことも大切です。
些細なことのように思えますが、社会人としての基本的な配慮や準備ができているかを示す重要なポイントとなります。
面接では第一印象が大切であるため、事前にスマホの設定を確認し、余計なトラブルを避けるよう心がけましょう。
控室での過ごし方
面接前の控室では、落ち着いた態度で過ごすことが大切です。まず、スマホの電源を切るかマナーモードに設定し、面接の準備に集中できる環境を整えましょう。
座る際は、背筋を伸ばし足を揃えるなど、清潔感と礼儀正しさを意識した姿勢を心がけます。
また、周囲に他の応募者や企業関係者がいる場合は、私語を控え、静かに待機するのが望ましいでしょう。
面接の内容を確認したり、志望動機や自己PRを整理したりなど、最後の準備をする時間として活用するのも有効です。会社の資料に目を通すのもよいでしょう。
面接官は控室での様子も見ている可能性があるため、常に落ち着いた態度を保ち、面接が始まるまでの時間を有意義に使うことが重要です。
入室時のマナー

入室時は、面接官の第一印象が決まる瞬間です。
ドアのノック
ドアを3回ノックし、「どうぞ」といわれてから「失礼いたします」と言い入室しましょう。開けたドアは、面接官に完全に背中を向けないようにして丁寧に閉めます。
ドアの前でもう一度「失礼いたします」と礼をします。
お辞儀
お辞儀の角度は時と場合によって違います。入退出時は30度、自己紹介時や面接終了時は最敬礼で45度です。
着席
面接官からの「お座りください」の指示で着席しましょう。バッグは利き手側の足元に置きます。そのため、就活で使うバッグは自立するものにしましょう。
コートを持っている場合は、三つ折りにして鞄の上においてください。
面接中のマナー

面接中は特に緊張します。これから説明することを意識して面接に臨みましょう。
姿勢
背もたれによりかからずに、座面にはやや浅めに座りましょう。背筋を伸ばし、あごを引き、身体は正面を向きます。
男性の場合、握りこぶしを膝の上に乗せ、脚は軽く開きます。女性の場合、両手は膝の上に重ね脚は閉じましょう。
話し方
簡潔にゆっくり、はきはき話す事を心掛けてください。緊張している場面では早口になりやすいので注意しましょう。
また、正しい敬語を使いましょう。普段から使っている敬語も、実は間違って使っていることが多いです。
<間違っている敬語の例>
- よろしかったでしょうか→よろしいでしょうか
- 了解しました→承知いたしました
- 参考になりました→勉強になりました
- すいません→申し訳ございません
普段使っている敬語が間違っていないか、今一度確認しておきましょう。
アイコンタクト
話す時も聴く時も、リアクションをとることが大事です。面接官とアイコンタクトを取りながら話すことで、面接官に良い印象を与えることができます。
また、面接官が話しているときは面接官のほうを向きましょう。さらに相づちを打つことで、しっかり話を聞いていることをアピールできますよ。
退室時のマナー

退室時もしっかりみられています。最後まで気を抜かないように気を付けましょう。
椅子から立ちあがりお礼を述べる
面接が終了したら、面接官に対して感謝の意を表し、礼儀正しく退室しましょう。
面接官から「面接は以上です」と合図があったら、「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」とお礼を述べて椅子から立ち上がるのが理想です。
椅子をもとの位置に戻し、背筋を伸ばして丁寧にお辞儀しましょう。
退室時のマナーは、最後まで良い印象を残すために重要であり、社会人としての基本的な礼儀が身についていることを示す機会になります。
ドアの前で挨拶する
退室直前は面接官へ最後の礼儀を示すために、ドアの前で挨拶をしましょう。面接が終了し椅子から立ち上がってお礼を述べた後、ドアへ向かいます。
ドアの前に着いたら、面接官の方を振り返り、しっかりと相手の目を見ながら「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。失礼いたします。」と挨拶をして、丁寧にお辞儀をします。
最後まで落ち着いた態度を保つことが重要です。慌ただしく退室したり、無言で立ち去ったりすると、礼儀が欠けた印象を与えてしまうため注意しましょう。
面接官は、あなたが退室する姿まで見ています。最後の瞬間まで丁寧な態度を心がけることで、よい印象を残すことができるでしょう。
オンライン面接の場合のマナー

最近はWEB面接を取り入れている企業も多くあります。
学校でオンライン授業を受けたことがあっても、面接のようなオンラインコミュニケーションには慣れていないのではないでしょうか。
ここでは、オンラインで面接をするときの注意点を紹介します。
入室前の準備
面接前に通信環境や身だしなみ、周辺環境を整えましょう。通信環境が悪いと焦ってしまい、思ったような面接ができません。
また、上半身しか映らないからと、ジャケットとワイシャツ、ネクタイのみを着用する方もいますが、必ず全身の身だしなみを整えましょう。
さらに、自宅で面接を受ける場合は周辺環境にも注意してください。カメラに映る範囲を整頓し、同居人がいる場合は事前に伝えておきましょう。
通信環境や周辺環境を整えるうえで自宅で受けられないときには、テレワークステーションやレンタルスペースなどを利用する方法もおすすめです。
入室時

面接開始10分前にはパソコンの前でスタンバイしましょう。早めに準備していれば、通信環境が悪い場合のトラブルにも対応できます。
面接中
対面での面接より、ハキハキしゃべるように意識しましょう。最初に声が聞こえているか確認を取ることも重要です。
そして一番大事なのは、「目線」です。パソコンの画面を見て面接官を見ているつもりになっていませんか?画面を見てしまうと、実際には少し下を見ているように思われてしまいます。
慣れないかもしれませんが、パソコンのカメラを見るようにしましょう。また、相づちなどのリアクションは少し大げさにしたほうが相手に伝わりやすくなります。
退室時
退室の指示をもらってから「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。失礼いたします。」と挨拶をし、退出します。完全に退出するまで気を抜かないようにしましょう。
集団面接の場合のマナー

集団面接では複数の就活生がいるため、面接マナーの差は一目瞭然です。これを読んで集団面接のマナーを完璧にしてくださいね。
入室時
一番目の人がドアを3回ノックし、「どうぞ」と言われてからドアを開けます。「失礼いたします」と言って入室しましょう。一人ずつあいさつし、礼をしてから入室します。
最後の人は、面接官に完全に背を向けないようにドアを閉めます。最後の人が来るまで椅子の前で待機し、面接官の「お座りください」の指示で着席しましょう。
面接中
個人面接と違い、集団面接では自分以外の人もいることを忘れないでください。自分ばかり話してしまうのはNGです。自分だけが話して満足せず、他の就活生の発言もしっかり聞きましょう。
退室時
立ち上がり、「ありがとうございました」と45度の角度で礼をします。ドアに近い人からドアに進みましょう。先頭の人はドアの前で面接官に向き直って30度の角度で礼をします。
先頭の人は、面接官に背中を向けすぎないようにドアを開けます。先頭の人以外も、ドア付近で面接官のほうを向き30度の角度で礼をして退室します。
面接マナーを完璧にするならアスリートエージェントを活用しよう

面接で好印象を与えるためには、基本的なマナーを身につけることが不可欠です。
しかし、自己流の準備では不安が残ることもあるでしょう。特にアスリートとして培った経験を活かしたい場合、専門的なサポートを受けたいものです。
「アスリートエージェント」を活用すれば、スポーツ経験を強みに変える面接対策や、ビジネスマナーの指導を受けられます。
模擬面接を通じて実践的なアドバイスが受けられるため、自信を持って本番に臨めるでしょう。
さらに、アスリートの特性を理解したキャリアアドバイザーが、個々の強みを引き出し、適切な自己PRの方法を指導してくれるのも大きなメリットです。
面接の成功率を高めたい方は、アスリートエージェントのサポートを活用し、万全の準備を整えましょう。
まとめ
面接は、第一印象が重要です。部活動を通して得たことを存分に発揮できるよう、面接のマナーをしっかり守りましょう。
面接マナーに不安がある体育会学生は、アスリートエージェントに相談してみましょう。競技や部活経験のあるキャリアアドバイザーが、親身になって面接対策をしてくれます。
キャリアアドバイザーとはLINEでのやりとりが主のため、気軽に相談できます。ぜひ登録してみてくださいね。
アスリートエージェントとは?
アスリートエージェントは、アスリート・体育会&スポーツ学生に特化した就職・転職エージェントです。
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