2024.08.24

格闘技に関わる仕事に就きたい!おすすめの職業6選

格闘技の世界で経験を積んできた人は、格闘技に関わる仕事に就くことに興味があるのではないでしょうか。

格闘技の世界には、格闘家以外にも様々な職業があります。

本記事では、おすすめの仕事やあると有利になる資格、就活のポイントなどを解説します。格闘技に関わる仕事をしてみたい人はぜひチェックしてくださいね。

格闘技の定義や種類

格闘技に関わる仕事についてお伝えする前に、格闘技の定義や、格闘技に含まれる競技について解説します。

格闘技とは簡単にいうと、組み合いや打ち合いなど全身を使って勝敗を競うスポーツのことです。以下の通り、「打撃系の競技」「組み技系の競技」「総合系の競技」の3種類に分類されています。

  • 打撃系:ボクシング、空手、ムエタイなど、蹴りや突きを使う競技
  • 組み技系:柔道や相撲など、投げ技や関節技、締め技などを使う競技
  • 総合系:MMAや修斗ボクシングなど、ノックアウトやテクニカルノックアウト、間接・締めによるタップによって勝敗を競う競技

この他にも世界各国には様々なスタイルの格闘技が存在し、中には宗教的要素を含むものもあります。

格闘技は人類の文化の発展とともに進化し、国境を超えて多くの人に愛される競技となりました。例えば日本の国技でもある相撲も、世界中にファンが存在します。

「格闘技」という言葉を聞いて多くの方がイメージするのが総合格闘技かもしれませんね。

各選手が各々のカラーを出して競う総合格闘技は、勝敗と同じくらい選手のパフォーマンスを楽しむ目的で観戦しているファンもいるほどです。

また、格闘技はボディメイクやダイエットにも効果的であることから、一般の人が趣味で習うことも珍しくありません。

格闘技に関わる仕事6選

ここからは、格闘技に関わる仕事を6つご紹介します。

格闘家

格闘技に最も直接的に関わる仕事といえば、格闘家(プロ選手)です。格闘家になるためには大会を勝ち抜き、大きな大会で良い成績を残す必要があります。

また、ワンマッチやトーナメントなどの試合でポイントを貯めてトライアウトを受ける方法もあります。競技によってはライセンスの申請が必要です。

格闘技経験者がプロを夢見ることは珍しくありません。しかし、ファイトマネーだけで生計を立てている格闘家はほんの一握り。多くの格闘家はアルバイトや副業をしながら生計を立てているようです。

怪我のリスクが高い格闘技の世界では、選手生命が短い傾向にあります。そのため、引退後のキャリアを前もって考えておくことが大切です。

プロの格闘家だった経験を活かしてジムの経営に転身した人もいます。また、競技活動をしながら一般企業で働くというデュアルキャリアを実現する選択肢もあります。

トレーナー

スポーツジムなどに就職し、格闘技専門のトレーナーになるという道もあります。

トレーナーの仕事は対象者の目標に合わせて練習メニューを作成したり、パフォーマンスを発揮できるように助言・指導をすることです。基本的にはマンツーマンでアプローチをします。

トレーナーとして活躍するために必須となる資格はありませんが、指導者である以上は格闘技の知識や技術が必要です。過去に格闘技をやっていた場合は、その経験を活かして働けるでしょう。

近年はキックボクシングの人気に伴い、トレーナーの需要も高まっています。プロのアスリートだけでなく、趣味で格闘技を楽しみたい人に向けて指導や助言を行うこともあります。

トレーナーの就職先や仕事内容については以下の動画でもご紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

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インストラクター

インストラクターは技術指導に特化した専門職です。フィットネスクラブや地域のスポーツ施設と契約して、格闘技系のクラスの講師をするといった仕事の仕方が一般的です。

企業に就職せず個人事業主としてインストラクターの仕事をしている人もいます。

中には高齢者施設のレクリエーションの一環で空手やボクシングなどの指導を行うケースもあり、働く場所や対象者のニーズに合わせて指導の仕方も組み替えていくことがポイントです。

一般の人ではなくアスリートを対象に指導したい場合は、インストラクターよりもトレーナーの道を進んだほうがよいでしょう。

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イベント会社

格闘技イベントの企画、運営、サポートを行っている企業もあります。

企業によって事業内容は異なりますが、興行をサポートしたりリングの設営をしたり、様々な形で格闘技イベントを支えます。

格闘技やスポーツの経験がなくても就職できますが、スポーツ業界全般に対する知識と理解、そして業界を応援したい気持ちがあったほうがやりがいを持って働けるはずです。

イベントは土日祝日が多いため、平日休みになる可能性が高いです。会場設営、撤去作業などで夜間や早朝に働くことも珍しくありません。

就職する前に労働条件についてよく確認し、認識に齟齬がない状態で応募することをおすすめします。

関連アイテムメーカー

防具やユニフォーム、シューズなど、格闘技で使用するアイテムの製造・販売を担う企業で働くこともできます。

組織の規模にもよりますが、企画、開発、製造、流通、営業、デザイン、広報、経理、総務など複数の部署があり、自分のスキルに応じて活躍できるのもメーカーに勤務する魅力といえます。

また、格闘技以外にもサッカーやバスケなど様々な競技のアイテムを製造しているメーカーもあります。

開発の過程でアスリートからヒアリングをしたり、自分が企画したアイテムをアスリートが使用していたり、プロの世界と繋がる機会も多く、やりがいの大きな仕事です。

必要となるスキルは部署ごとに異なります。メーカーに勤務した場合、どの分野で力を発揮できそうかについてよく考えてみましょう。

メーカーに就職するコツについて、以下の動画でわかりやすく解説しています。興味のある方はぜひご覧くださいね。

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スポーツ記者

スポーツ記者とは、選手や試合の様子を取材して記事にする人のことです。

書いた記事はネットニュースや雑誌、新聞に掲載され、自分の記事によってスポーツ界の最新情報を世の中に届けることができます。

格闘技に見識が深い人であれば、格闘技専門のスポーツ記者として活躍できる可能性も高いです。

また、雑誌の編集プロダクションや新聞社に就職する以外にも、フリーランスとして活躍している記者も多く、その場合は記事単価での契約が一般的です。

持っていると有利になる資格

格闘技関係の仕事をする上で持っていると有利になる3つの資格をご紹介します。

競技ライセンス

各競技団体による等級認定は、その競技における技能の証明になります。格闘家や指導者など、競技に直接関わる仕事がしたい場合は等級認定が強みになります。

ボクシングやキックボクシングの世界でプロとして活動するためには、プロテストに合格する必要があります。

参照:一般財団法人日本ボクシングコミッション

アスレティックトレーナー

アスレティックトレーナーは、スポーツ指導者としての知識とスキルを証明する資格です。

スポーツ活動中の外傷やコンディショニング、健康管理といったスポーツ医学に関する知識を習得するため、より専門性の高いトレーナーを目指す方や、プロの格闘家のトレーニングをサポートしたい方は取得しておくと役に立つでしょう。

日本スポーツ協会がアスレティックトレーナーの資格を発行しており、養成講習会を受講後に試験に合格すると資格を取得できます。

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参照:日本スポーツ協会

日本スポーツ協会公認スポーツ指導者

日本スポーツ協会は、競技ごとの指導者資格を発行しています。格闘技分野は、空手道、銃剣道、相撲、レスリングの資格があります。

スタートコーチ、コーチ1〜4とレベルが区分されており、資格の階級に応じて指導できる範囲が異なります。

これから指導者として活躍したい方はもちろん、指導者になってからも成長し続けたい人におすすめの資格です。

参照:日本スポーツ協会

格闘技に関わる仕事はどう探す?

格闘技に関わる求人情報の数はそれほど多くありません。どうしたら効率よく自分の希望とマッチする企業に出会えるのでしょうか。

ここでは、仕事探しの選択肢をいくつかご紹介します。

就職・転職エージェントを活用する

エージェントサービスとは、プロのキャリアアドバイザーが1対1で就職・転職活動の相談に乗ってくれるサービスです。

希望条件に合った求人を紹介してくれるだけでなく、書類のチェックや面接対策のアドバイスをしてくれたり、求職者と企業の間に入って面接の日程調整や内定辞退の連絡を代行してくれます。

また、エージェントは求人サイトなどに掲載されていない非公開の求人情報を数多く持っています。

格闘技関係の仕事となると求人数は限られてくるため、自力で探すのは至難の業。エージェントを上手く活用し、効率良く就職活動を進めることをおすすめします。

多くのエージェントサービスは登録・利用ともに無料です。「どんな非公開求人があるか見てみたい」と思ったら、ぜひ登録してみてはいかがでしょうか。

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求人サイトをチェックする

求人サイトは最も気軽に使うことができるツールです。希望のエリアや条件を入力すると、数多くの求人を検出することが可能です。

その業種・業界においてどれくらいの数の求人が出ているかや、給与相場を知りたいというときには、求人サイトを使えばすぐに調べることができます。

ただし、エージェントサービスのようにアドバイザーによる面談や就活サポートがないため、応募した後は自力で就活を進めていく必要があります

求人サイトを使いながらエージェントも活用するといったように、両者を同時に利用することもおすすめの手法です。

企業のホームページやSNSをチェックする

気になる企業がある場合は、ホームページやSNSをチェックしておくとよいでしょう。稀に、企業ホームページのブログやSNSに最新の求人情報が掲載されるケースもあります

ただし確実性のある方法ではないため、エージェントサービスや求人サイトと併用したほうが就職先の選択肢は増えるでしょう。

知人から紹介してもらう

知人の紹介による就職は、格闘技業界では珍しくありません。

特に、個人経営のジムや道場では知人経由で指導者を募ることが多く、学生時代や現役選手時代の繋がりによって採用が決まる可能性もあります

格闘技歴の長い人は、就職先を探している旨を周囲に伝えておくと縁に恵まれるかもしれませんね。

経験を活かして格闘技に関わる仕事に就くためのポイント

最後に、格闘技関係の業界の就活における3つのポイントをお伝えします。

格闘技の経験で培った強みをアピールする

格闘技関係の仕事に就く上で、格闘技で培った強みは役に立ちます。

直接的に競技に関わる職業であればもちろん、一般企業に就職した場合も、格闘技経験で身につけた「忍耐力」や「チームワーク」といった特性は活かすことができるはず。

まずは自分が持っているスキルを整理し、希望の職種でどのように活かしていくことができるかを考えてみましょう。

ESや面接でうまくアピールすることができれば、内定を取りやすくなるはずです。

ESでスポーツ経験を上手アピールする方法については、以下の動画をご覧ください。

自分の特性に合った仕事内容を探す

自分の特性に合った仕事内容を探すことは、就活をする上で基本的なことです。格闘技関係の仕事を探す場合、どのような形で格闘技に関わっていくのかがポイントになります。

例えば、指導者の仕事であっても、プロ向けのボクシングジムでアスリートを対象に指導を行うのか、一般の人々を対象にスポーツジムでキックボクシングクラスのインストラクターをするのかにより、両者の仕事内容は大きく異なります。

自分の得意分野や将来のキャリアビジョンなどと仕事内容を照らし合わせながら就職先を探すと、ミスマッチが起こりにくくなります。

自己分析を丁寧に行うことで、自分の特性を明確にすることができますよ。

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格闘技の技能以外のスキルを身につける

格闘技に関わる仕事を探すとき、格闘技の技能や知識ばかりに注目しがちですが、実はそれだけでは就活は成功しにくいのです。

特に人を相手にする仕事の場合は、ビジネスマンとしての素質が求められます。

コミュニケーション能力やスケジュールやタスクを管理する能力、身だしなみ、マネジメント力などは、どの企業においても求められると考えてよいでしょう。

また、スポーツメーカーなどで海外展開をしている場合、語学力の高い人材が重宝されます。就活を始める前に、TOEICのテストを受けることもおすすめです。

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まとめ

格闘技に関わる仕事は、プロの格闘家からスポーツ記者まで幅広く存在します。丁寧に自己分析を行い、自分の性質に合いそうな業界を探してみましょう。

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