【学生必見】スポーツ業界志望者はインターンへの参加がおすすめ！主な業種も紹介

スポーツ関連企業に就職することを検討中の方は、ぜひ企業のインターンシップに参加してみてください。インターンに参加することでビジネスについて学ぶことができ、就活にも役立ちます。

本記事では、スポーツ業界を志望する方におすすめの業種・職種や、インターンを募集しているスポーツ関連企業についてご紹介します。

スポーツ業界志望者がインターンに参加するメリット

インターンシップ（インターン）は、実際に企業で仕事を体験できる貴重な機会です。

まずは、スポーツ業界を志望する方々がインターンに参加するメリットについて解説していきます。

ビジネスについて見識を深められる

インターンに参加することで、ビジネスについての見識を深めることができます。特にこれまでスポーツだけやってきたという方にとって、企業の世界は未知なことも多いのではないでしょうか。

実際の業務を体験したり、先輩たちから直接話を聞いたりすることによって、ビジネスのリアルを肌で感じることができるでしょう。

こちらの記事もおすすめ
体育会学生はインターンシップに参加すべき？企業の探し方や注意点を解説

企業の雰囲気を知ることができる

インターンに参加する最大のメリットは、企業の雰囲気を知ることができることです。

ホームページや会社説明会では分からなかったことも、インターンでは知ることができるかもしれません。特にその企業が就職先の候補の場合は、インターンに参加しておいて損はないでしょう。

自己分析ができる

インターンは、自己分析にも役立ちます。自己分析は就活をする上で必要不可欠です。

インターンに参加することで、自分の価値観や特性に合った企業の雰囲気や業種、ビジネスにおける得意分野と苦手分野などを洗い出すきっかけとなるでしょう。

インターンに参加した結果、「この企業は合わない」「この業務は自分の特性にマッチしていない」と気づいたとしたら、それも収穫の一つです。

こちらの記事もおすすめ
体育会学生の自己分析のやり方とは？就活に役立つ理由や具体例も紹介！

スポーツ業界の代表的な業種

スポーツ業界と一言でいっても、様々な分野が存在します。ここからは、スポーツ業界の代表的な業種をご紹介します。

スポーツサービス産業

スポーツサービス産業とは、スポーツで顧客に体験価値を提供する産業のことです。プロ野球チーム、Jリーグ、Bリーグといったプロスポーツチームが、スポーツサービス産業にあたります。

日本には複数のプロスポーツリーグが存在しており、試合や競技を通じて顧客を楽しませています。チケット収入や広告収入、物販収入、放映権収入などがプロスポーツチームの収益源です。

スポーツ用品産業

スポーツ用品産業とは、スポーツに関連するアイテムの製造・販売・流通を担う仕事です。スポーツメーカーやスポーツ小売などが、スポーツ用品産業にあたります。

スポーツメーカーは一般消費者からアスリートまで幅広い層をターゲットとし、様々なスポーツ用品を世の中に送り出しています。

また、スポーツメーカーには幅広く商品展開をするメーカーもあれば、特定の競技に特化した商品展開を強みとするところもあります。

一方、メーカーの製品を消費者に届ける役割を担うのがスポーツ小売です。

実店舗やオンラインショップを構えて商品の販売を行い、時にはスタッフが商品選びをサポートしたり、使用方法に関するアドバイスをしたりすることもあります。

こちらの記事もおすすめ
スポーツメーカーに就職するコツとは？主な職種や必要なスキルを解説

スポーツ情報産業

スポーツ情報産業とは、その名の通りスポーツに関する情報を世に届ける仕事です。

新聞や雑誌、Webメディア、テレビなどで各競技や選手のことを伝えるメディア業界のことを意味します。

現代はインターネットが社会のインフラとなっているため、オンライン中継をしたりネット媒体やSNSを活用して最新情報を発信するメディアが当たり前になってきています。

メディア業界に携わる人は企業の正社員以外にも個人事業主が多く、フリーカメラマンやフリージャーナリストなどが数多く活躍していることもこの業界の特徴です。

こちらの記事もおすすめ
スポーツライターになりたい人！仕事内容や必要スキル、年収について解説！

スポーツ空間産業

プロスポーツの試合を行う競技施設や、一般の人々が使用するゴルフ場やスキー場といった施設の管理運営を行う業界がスポーツ空間産業です。

また、フィットネスやジム、スイミングスクールなどは、スポーツサービス産業とスポーツ空間産業の両面の特色を持っています。

代表的なのは、プロスポーツチームが興行を行うスタジアムやアリーナの運営です。チームが施設を所有している場合もあります。

スポーツ業界については以下の動画でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

スポーツ業界の【職種別】インターンの特徴

インターンで実際に職業体験をする場合、業種ごとに学べることは異なります。ここからは、スポーツ業界のインターンの特徴を職種別に解説していきます。

営業職のインターンの特徴

営業職は体育会系出身者に人気の職種です。一般的に、インターンで営業職に入る場合は商品説明やセールスの手法をロールプレイで学びます。

扱う商材は企業によって様々ですが、スポーツウェアやスニーカーといった有形商材もあれば、トレーニングサービスやコンサルティングのような無形商材もあります。

また、営業先が企業なのか一般消費者かによっても、営業手法は異なります。その企業が扱っている商材や営業の対象について事前にリサーチしておくと、インターンの際も理解がスムーズになるでしょう。

マーケティング職のインターンの特徴

マーケティングのインターンは、自社サービスの分析や競合調査、ソーシャルメディアの分析や運用などについて学ぶことができます。

これらの業務を通して自社サービスの改善を行なっていくことがマーケターの役割です。マーケティングスキルは実践によって身に付く場合が多く、長期インターンの募集も他の業種より多い印象です。

スポーツに関連するマーケティングは、プロスポーツチームの収益向上のためのマーケティングや一般企業におけるアスリート採用後のマーケティングなどが挙げられます。

販売職のインターンの特徴

販売職とは、自社商品を消費者に販売する仕事を指します。主に、スポーツショップやスタジアムのグッズショップで商品を販売します。

販売職の就業型インターンの場合は、店頭販売やECサイトの梱包、バックヤード業務などを体験できる可能性があります。

販売職というと店頭販売で接客をするイメージが強いかもしれませんが、在庫管理やデータ入力、商品の梱包といった作業も販売職の業務です。

表舞台だけでなくバックヤードの業務まで経験できると、販売職に対する理解も深くなるでしょう。

商品企画職のインターンの特徴

企画職は、インターンの中でも特に人気が高い職種です。企画といえば商品開発の印象が強いですが、開発以外にも経営企画、編集企画、イベント企画など様々な企画の仕事が存在します。

アイデアが豊富な人ほど活躍できるとは限らず、冷静に分析して戦略を立てられる人、他の部署と円滑なコミュニケーションが図れる人などが企画職のキーマンとなることがあります。

インターンではグループワークで企画の体験をすることが大半ですが、中には長期インターンで実際の商品企画やイベント企画に携わることもあります。

そういったインターンは非常に人気で、応募者の競争率も高いです。

体験後には自分の提案に対するフィードバックをもらえるため、ぜひ就活にも役立てていきましょう。

インターンの種類

企業によってインターンの内容や実施期間はそれぞれ異なりますが、インターンは主に以下の3つに分類することができます。

• 1dayインターン
• 短期インターン
• 長期インターン

1dayインターンとは、半日ないし1日で行われるインターンのことです。

最も多く開催されているインターンで、主に会社説明会やセミナー形式で実施されます。気軽に参加できて、企業の雰囲気を知ることができます。

短期インターンは、数日間から2週間ほどの期間をかけて行われるインターンです。

グループワークを実施することが多く、社員と交流したりプレゼン資料を作成するなど実践的な内容を体験することができるメリットがあります。

グループワークの実績は就活の自己PRの材料にも使うことができます。

長期インターンシップは、実際に社員と同様に就業経験を積む本格的な内容です。長ければ1年以上のプログラムが組まれていることもあります。

社内の業務を深く知ることができ、経営陣と話せる機会もあるかもしれません。

スポーツ業界のインターン先はどう探す？

スポーツ業界のインターン先を探す方法はいくつかあります。ここでは、インターン先を探す方法について1つずつ解説していきます。

就活サイト・アプリを活用する

就活サイトやアプリを活用すると、就活に関する様々な情報を得ることができます。

媒体によって特徴があり、特定の業界に特化したものや、インターンシップの情報を多数扱うものもあります。目的別に使い分けることで、インターン先探しや就活がスムーズに進みます。

ただし、就活サイトやアプリに掲載されているインターンには応募者が集まりやすく、競争率が高くなる傾向にあります。

また、大手企業の情報ばかりで中小企業の情報が見つかりにくいといったデメリットも。就活サイトやアプリで情報収集をする場合は、他の方法も並行してインターン先を探すとよいでしょう。

企業のHPやSNSをチェックする

企業のホームページやSNSにもインターンの情報が掲載されている場合があります。

求人サイトやアプリに掲載されるよりも前にホームページ上でインターン募集の情報が更新される可能性があるため、気になる企業がある場合はこまめにチェックすることをおすすめします。

また、インターンの情報を出していない企業であっても、直接問い合わせをしてインターンを希望するのも一つの方法です。熱意を伝えると受け入れてくれる可能性もあります。

大学の就職キャリアセンターに相談する

大学の就職キャリアセンターや就職課では、インターンの情報を紹介してもらうことができます。インターネット上では公開されていないインターンの情報もあるかもしれません。

また、応募種類や面接に関する助言、サポートをしてもらえる可能性も高いので、積極的に利用しましょう。

体育会専門の就職エージェントを活用する

就職先探しに悩んでいる方や、インターン先選びについて相談したいという方は、エージェントサービスを活用してみるのはいかがでしょうか。

体育会専門のエージェントサービスでは、アスリートにおすすめの企業を紹介することもできます。

また、インターンが終了した後の就活の進め方や書類、面接対策に関しても専門知識を持ったキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので安心です。

就職活動全般は一人で進めると行き詰まってしまう可能性が高いので、第三者を味方につけて有利に進めていきましょう。

こちらの記事もおすすめ
体育会学生向け就活エージェント・就活サイトのおすすめ10選！選び方も解説

スポーツ業界でインターンを募集している企業5選

最後に、インターンを募集しているスポーツ関連企業を5つご紹介します。

ミズノ

日本の総合スポーツメーカーミズノは1dayインターンを毎年実施しています。ミズノの歴史や事業内容だけでなく、スポーツ業界全体の現状についても勉強することができます。

先輩社員の座談会もプログラムに含まれ、社員がどのような思いで働いているのかを肌で感じられる貴重な機会となります。

参加条件の1つに「ミズノ事務系総合職（特に営業職）に興味のある方」とあるので、スポーツ業界の営業に興味のある方はぜひ参加してみてください。

こちらの記事もおすすめ
ミズノのインターンに受かるために今やっておくべきこととは？

参考
ミズノ

アルペン

ウィンタースポーツアイテムを主力とするスポーツメーカー・アルペンも、1dayインターンを実施しています。

東京、大阪の店舗で開催される1dayインターンをはじめ、オンラインプログラムや、0.5dayインターン、物流職のプログラムなど様々な内容があり、興味に合わせてコースを選ぶことができます。

過去のプログラムに参加した人からは「スポーツ小売の強みを知ることができた」「志望業界が絞れていなかったけれど、スポーツ業界に興味を持つきっかけとなった」といった前向きな感想が上がっているようです。

アルペンのインターンの種類

＜総合職＞

店舗インターン（1day /東京・大阪）
グループワークや交流（1day /オンライン）
グループワークや会社説明（0.5day /オンライン）
業界・会社説明会（短時間/オンライン）

＜物流職＞

倉庫見学や交流（1day /愛知）

参考
アルペン

ヨネックス

ヨネックスは、テニスやバドミントンのラケットなどを扱うスポーツメーカーです。

理工系、スポーツ工学系の学生を対象に開発・研究業務を体験する2dayインターンを実施しています。

工場内に併設されたコートで試打や解析を体験したり、開発に関する意見交換に参加したりと、かなり実践的な内容になっています。

自分のアイデアがどのように製品開発に活かされていくのかを体感できる2日間となるでしょう。

参考
ヨネックス

とかちスポーツコミッション

北海道浦幌町を拠点にスポーツイベントなどを実施している「とかちスポーツコミッション」。

浦幌町では学校、行政、企業、団体、町民が一体となって子どもや若者を中心としたまちづくり活動が行われています。

その一環でスポーツを教育的観点で捉えたイベントや活動が実施され、「うらほろマラソン」をはじめ、地域の魅力を発信する数々のスポーツイベントが誕生しました。

とかちスポーツコミッションはスポーツや子どもと関わる仕事に興味がある学生を対象に、約半年間のインターンを行なっています。

イベント設計や集客、データ分析など企画運営を一貫して担当し、マネジメント力や実行力を培えるでしょう。

参考
一般社団法人 十勝うらほろ樂舎

アーシャルデザイン

アスリートや体育会学生に特化した就職・転職支援サービスを展開する株式会社アーシャルデザイン。自社のYouTubeチャンネル運用に携わるインターン生を募集しています。

広報やPRの仕事に興味がある人、SNSを活用した情報発信が得意な人は、力を発揮できるでしょう。

アーシャルデザインはスポーツ業界の就職活動に特化した会社のため、「卒業後の進路で悩んでいる」「何から就活を始めたらいいか分からない」と悩んでいる方は、先輩社員に相談してみるとよいかもしれません。

参考
アーシャルデザイン

まとめ

スポーツ業界といっても業種や職種は様々です。インターンを通して、自分の適性に合った仕事を見つけることができるといいですね。

インターンや就活のことで悩んでいる方は、ぜひアスリートエージェントをご利用ください。アドバイザーが親身になってあなたの就活の相談に乗ります。

登録・利用は無料です。「まずは何からスタートしてよいか悩んでいる」という方も大歓迎です！