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2025.03.20
自分のプレイを全力でやる アメフト・LIXIL DEERS 石毛聡士
敵のディフェンシブバックとの激しい攻防を見せるワイドレシーバー。
LIXIL DEERS の石毛聡士選手の主戦場です。確実な捕球能力だけでなく、スピードも求められるポジションで奮闘しています。
ビジネスマンとしては、営業案件をキャッチして受注につなげる石毛選手。
今回はその素顔に迫ります。
Profile
石毛聡士(いしげ さとし)
LIXIL DEERS ワイドレシーバー
アメフトワールドカップの観戦が強烈な原体験に

―― 石毛選手がアメフトを始めたきっかけは?
地元・川崎で開催されたアメフトのワールドカップがきっかけです。
現地で生の試合を観戦してその迫力に圧倒されたのを覚えています。
「アメフトをプレイしたい!」と考えるようになったのはこれが大きかったです。
―― 実際、いつ頃から始めたのですか?
アメフトは高校からですが、中学の時にフラッグフットボールのクラブチームに所属してプレイしました。
同級生のお父さんが監督で、縁もあって水曜と土曜の週2回参加しました。
当時は中学の野球部にも所属していましたが、フラッグフットボールの方が面白くてアメフトがある高校へ進学しようと決めました。
―― 高校からはスカウトなどあったのですか?
いえ、自分で調べて「練習に参加させてください!」と売り込みました。
アメフト部のホームページに記載されているメールアドレスに連絡したのを覚えています。
その後練習に参加させていただいて、受験も合格して無事に入学することができました。

―― その後はアメフトに没頭されて。
そうですね。
ついにアメフトができると思って夢中になってプレイしました。
公立だと人数も限られているので、オフェンスもディフェンスも両方経験することができました。
これも貴重な経験でしたね。
―― 石毛選手がアメフトを面白いと思った理由は?
自由にプレイできるところですかね。
フラッグフットボールの時は自分たちで作戦を考えたりしてチーム全体で戦っている感じがして面白かったです。
アメフトを始めてからはフラッグフットボールにはないタックルなどのぶつかり合いが魅力でした。
ワールドカップの印象がずっと残っていたので、自分が同じようにプレイできることが嬉しかったです。
チーム全員がアメフトと仕事を両立するLIXIL DEERS

―― 所属チームの特徴について教えてください。
株式会社LIXILのクラブチームとして戦っています。
練習は仕事が終わってからの平日2時間と週末です。
練習時間は限られていますが、その中で最大限の効果が生まれるよう取り組んでいます。
あと、チーム全員が同じスタンスでアメフトに関わっているのも特徴ですね。
外国人選手もスカウトではなく「LIXILでプレイしたい」と希望した選手ですし、全員がアメフトと練習を両立しています。
―― ちなみに、石毛選手は普段どんなお仕事をされていますか?
普段、私は営業として仕事をしています。
工務店や商社などのパートナー企業に当社の水回り関連の部材などを提案しています。

―― 営業の際に心がけていることなどありますか?
LIXILグループには多種多様な商品を揃えているなど、他社にはないメリットが伝わるように商談しています。
―― アメフトの経験がお仕事に役立つことは?
アメフトで培った「コミュニケーション能力」は生きています。
社内でも製品ごとに部署や担当者が異なったりするので、しっかりコミュニケーションをとって商談に同行してもらっていますね。
あと、アメフトと同様に分業が確立しているので、業務に集中しやすい一面もあります。
やるべきことに集中し、チームの日本一と自らの日本代表入りを実現する
―― 石毛選手にとってアメフトの魅力は何でしょうか?
熱くなってプレイできることです。
普段の仕事は冷静沈着にやっていますが、アメフトは対照的に自分の感情を思いっきり出してプレイしています。
特に、ギリギリの展開になるとたまらないですね。
―― なるほど。プレイする上で大切にしていることなどありますか?
自分のやるべきことに集中することです。
チームワークは声をかけたり周りをフォローしたりすることだけではない。自分のプレイを全力でやることも重要です。
各々がそうやってプレイしていると信じることでチームが機能して集合体となります。
逆に、誰かがサボってしまうとそこが綻びになってしまいます。
―― ありがとうございます。最後に今後の目標について教えてください。
チームについては日本一。
これ以外にありません。
個人的には日本代表に選出されること。
そこは憧れの舞台なのでぜひ立ちたいです。
自分は力強さを前面に出してプレイしますが、今後はスピードも兼ね合わせたプレイヤーを目指します。
取材後記

平日ご多忙の中、インタビューのお時間をくださった石毛選手。
「仕事をしている姿を撮影させてください」
とお願いしたところ、ちょうどお仕事の電話が。
携帯電話でやりとりをしている姿は、バリバリの営業マンそのものです。
しかし、週末になるとその姿は一変します。
相手に臆することなくタックルする石毛選手の熱いプレイが試合では観られるでしょう。
ワイドレシーバーとして戦う石毛選手の今後の活躍に期待です。
石毛聡士Satoshi Ishige
現役アメフト選手
現在:LIXIL DEERS
取材・文/山田雄一朗
LIXIL DEERS(Xリーグ公式サイト)
http://www.xleague.com/profile/deers.php
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