2024.10.02
eスポーツとは?大会の種類や流行の背景について解説
最近さまざまなメディアで話題のeスポーツ。その名前を一度は耳にしたことがある人も多いのでは?
現在は世界各地で大会が開催され、日本でも徐々に広がりを見せています。
この記事では、「eスポーツとは一体なに?」と気になっている人に向けて、特徴や大会、流行の背景などについて解説します。
INDEX
eスポーツとは?
eスポーツの意味や特徴
eスポーツ (esports)とは「エレクトロニック・スポーツ」の略称であり、コンピュータゲームおよびビデオゲームをスポーツとして捉えるものです。
世界各国で大きな盛り上がりを見せ、さまざまな大会も開催されています。
以前からゲームセンター等では対戦型の格闘ゲームが親しまれていますが、まさにそれらがeスポーツの源流ともいえます。
サッカーや野球のような一般的なスポーツとは一線を画すイメージもありますが、競技性があり勝敗を競う点は従来のスポーツと共通しています。
eスポーツという単語が生まれたのは2000年頃のこと。WCG (World Cyber Games)というeスポーツの大会が開催され、大きな注目を浴びました。
その後も欧米やアジア諸国でファンを増やし続け、日本でも一般社団法人日本eスポーツ連合と一般社団法人e-sports促進機構が設立されました。
eスポーツ流行の背景と現状
流行の背景
eスポーツ が世界的に流行している背景にはどのようなことが考えられるでしょうか。その1つが、インターネット環境の普及です。
Statista Japanの調査によると、2023年時点で世界のインターネット利用者数は51.9億人。
これは世界総人口の64.6%、つまり人口の半数以上の人がインターネットを利用しているということです。
インターネットの普及に伴いゲームのオンライン対戦も当たり前になりました。
また、新型コロナウイルスの世界的蔓延もeスポーツの知名度を上げた要因の1つと考えられています。
オフライン大会の開催が難しくなった代わりに様々な大手企業がオンラインイベントやオンラインリーグを開催し、eスポーツ界は大きな盛り上がりを見せました。
オンライン対戦および観戦ができるeスポーツは新たなビジネスとしても注目が高まり、国境を越えてファンを増やし続けています。
世界のeスポーツ人口
米Statistaによると、世界のeスポーツ人口は2020年は4億3570万人、2022年は3210万人です。
市場規模は2022年は14.5億米ドル、2023年は17.2億米ドルといわれ、今後も成長は加速していくだろうと見込まれています。
また、東南アジアやインドなどではモバイルeスポーツ市場が急成長中です。モバイルeスポーツとは、スマホなど持ち運びのできるデバイスで競技をするものです。
今後も市場は拡大していくだろうと予想されています。
日本はeスポーツ後進国?
日本でもeスポーツのファンは増え続けていますが、その市場規模を世界と比較するとまだ小さく「日本はeスポーツ後進国である」という意見も見聞きします。
しかし近年は大手企業の参画や世界大会で活躍するプロ選手の登場、さらにそれを取り巻くファン層の盛り上がりなども重なり、日本のeスポーツ界は世界に引けを取らないと論じる人も出てきました。
現在、日本では数万人以上が視聴するプロリーグも開催され、それらの大会を大手企業がバックアップしているというのが現状です。
従来の日本のゲーム産業は家庭用ゲーム機器やアーケードゲームが主流でしたが、今後はeスポーツ業界においても新しい可能性を切り開いていくのではないでしょうか。
オリンピックeスポーツシリーズ(OES)
eスポーツが世界的に盛り上がりを見せている背景の1つに、オリンピックとの関連があります。
国際オリンピック委員会(IOC)は2023年6月、シンガポールにてeスポーツの国際大会「オリンピックeスポーツシリーズ(OES)」を初開催しました。
大会には世界64カ国からトップレベルのeスポーツ選手たちが集まり、ゲームを介して実力を競いました。
eスポーツと従来のスポーツは一線を画すものとして捉えられることが多かったのですが、2017年にスイスで開催された五輪サミットでIOCは「eスポーツをスポーツ活動としてみなす」と声明を発表。
こういった動向から、今後、eスポーツが五輪の正式種目として採用されるのではないかと期待の声が高まっています。
代表的なeスポーツの種目を紹介
ここからは、eスポーツの代表的な種目を紹介します。
FPS
FPS(First Person Shooter)はシューティングゲームのことです。プレイヤー目線で場面が展開され、標的を撃ち落とす内容が一般的です。
人気タイトル
「Apex Legends」
「Counter-Strike: Global Offensive」
TPS
TPS(Third Person Shooter)は第三者視点でプレイするシューティングゲームのことです。
シューティング要素以外にも、ストーリーも重視され、物語鑑賞を楽しむファンも多いジャンルです。
人気タイトル
「Apex Legends」
「Overwatch2」
格闘対戦ゲーム
キャラクターを操作して1対1で格闘対戦をするゲームのことです。通称「格ゲー」ともいいます。
多くのゲームでは、相手の体力を0にした者が勝者となります。
人気タイトル
「ストリートファイター」シリーズ
「DEAD OR ALIVE」シリーズ
レース・スポーツゲーム
レーシングカーやバイクなどを操縦して勝敗を競うゲームのことです。タイムアタック、レース、ドリフトなど様々な競技方法があります。
人気タイトル
「eFootballウィニングイレブン」
「Assetto Corsa」
パズルゲーム
その名の通り、パズルを解いて競うゲーム。落ちてくるオブジェクトを消していくものや、フィールドのオブジェクトを移動させて消滅させるものなどがあります。
MOBA
複数のキャラクターと協力しながら敵と闘うMOBA (Multiplayer Online Battle Arena) 。レベル上げや武器集めなどRPGの要素も楽しむことができます。
人気タイトル
「League of Legends」
「Dota 2」
RTS
RTS(Real Time Strategy)は集団の指揮を執り、敵と対戦するゲーム。プレイヤーがリーダーとなり、第三者視点でキャラクターに指示を出して動かすのが特徴です。
人気タイトル
「クラッシュロワイヤル」
「StarCraft」
eスポーツを観戦する方法は?
eスポーツを観戦する主な方法は「オフライン観戦」と「オンライン観戦」の2種類があります。
それぞれの特徴を紹介していきます。
オフライン観戦
eスポーツといったらオンラインで競ったり観戦したりするイメージを持つ方もいるかもしれませんが、大きな大会ほどオフライン大会を実施しています。
中にはドーム会場を丸ごと使って行われる大会もあり、アイドルのコンサート会場のような熱気を楽しむことができます。
オフラインで観戦するメリットは、機材の性能やネット環境による影響を受けないことです。
また、その場にいるファンたちとの一体感を味わえるのもオフライン会場の醍醐味。仲間と一緒に会場へ足を運び、臨場感を共有して楽しんでいる人もたくさんいます。
オンライン観戦
オンライン配信を行なっているeスポーツ大会もあります。ネットに接続できるデバイスさえあれば場所を問わず観戦することが可能です。
地方に住んでいる人や、仕事や学業が忙しい人も気軽にeスポーツの世界を楽しむことができます。
特にコロナ禍以降は自宅で楽しむことができる娯楽としてオンラインでのeスポーツ観戦が流行しました。
また、eスポーツファンが集うカフェやバーにてオンライン観戦を行うこともあります。ファン同士の一体感は、まるでオフライン会場で観戦している気分を味わうことができます。
eスポーツのプレイヤーになる方法は?
トーナメントやイベントの規模により条件は異なる
eスポーツプレイヤーとはeスポーツをプレイする人のことを意味します。
eスポーツは機材や環境さえあれば誰でもプレイすることができるので、誰もがプレイヤーになることが可能です。
現在、eスポーツの大会は世界中で開催されており、小規模な大会であれば出場条件が設けられていないことも多いです。
一方、規模の大きな大会やリーグとなればまずは予選にエントリーする必要があります。
大会ごとにエントリーや予選の流れは異なりますが、各地で開催される予選大会を勝ち抜いたプレイヤーが本大会への出場権を得るという流れが一般的です。
主催者がプロの選手を招待する大会もあり、そのような大会への出場を狙うにはプロとして認められ実績を増やしていくことが必要です。
情報収集と練習を行う
eスポーツプレイヤーとしてデビューしようと決めたら、まずは情報収集をしてみましょう。プレイする前に大会を観戦してみるのもおすすめです。
エントリーしたい大会が見つかったら、競技に関するデータを集めると同時に練習に励みます。
野球やテニスなどのスポーツと同様、eスポーツ選手として強くなるためには練習が不可欠です。
そのゲームに必要な技巧を使いこなすためには、何度もゲームをやり込んでスキルアップすることがポイントです。
また、他のプレイヤーと練習試合をすることで、本番の対策をすることができ、情報を集めることもできます。
トーナメントに参加する
まずは、誰でも参加できるトーナメントにエントリーしてみましょう。
人気タイトルのほとんどに、オンラインマッチが収録されており、自分と近いレベルのプレイヤーが自動的に検出され対戦することができます。
オンライントーナメントで対戦の感覚を掴めたら、さらに上のレベルのトーナメントに挑戦してみましょう。
規模の大きなトーナメントやイベントは招待制のものもあります。実績を積むことで、有名な大会への参加が可能になります。
養成校やeスポーツコーチから学ぶ
近年は、eスポーツ選手の養成校やeスポーツコーチも登場しています。
単にプレイの技術を学ぶだけでなく、eスポーツの仕組みや業界の向上、eスポーツ市場についてなど、多角的にeスポーツのことを勉強することができます。
プレイヤーとして活躍したい人はもちろん、eスポーツビジネスに携わってみたい人にとっても選択肢の1つになるでしょう。
e-Sports・プロライセンスを取得してプロになる
eスポーツの世界にはプロ選手も存在します。
特別な経歴や資格は必要ありませんが、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)が発行するプロライセンスを持っていると、プロゲーマーとして認定され、日本eスポーツ連合が主催する大会にプロとして出場することが可能になります。
<ライセンス発行対象者>
- 日本eスポーツ連合が掲げるプロゲーマーの定義に誓約していること。
- 日本eスポーツ連合の公認大会において、公認タイトルの協議で優秀な成績を収めること。
- 日本eスポーツ連合の指定する講習を受けること。
国内外の有名な大会をチェックしよう
海外
◼︎World Cyber Games(WCG)
eスポーツのオリンピックとも呼ばれる有名な大会。五輪と同様、優秀な成績を収めた選手には金銀銅メダルが授与されます。
オンライン配信もしており、国境を越えて観戦することができます。
◼︎World Electronic Sports Games(WESG)
世界125カ国から参加者が集まる規模の大きなeスポーツ大会です。
ゲームタイトルごとに1〜4位を決定します。
◼︎Evolution Championship Series(EVO)
格闘ゲームの有名な大会です。12歳以上であれば誰でも参加することができます。
人気ゲームタイトルではエントリー人数が制限されるほど盛り上がりを見せています。
日本
◼︎全国都道府県対抗eスポーツ選手権
2019年に茨城県で初開催されたeスポーツ大会です。開催地を変えて定期的に行われています。
都道府県対抗で、地区トーナメントを経て決戦へ進みます。
「ぷよぷよeスポーツ」や「パズドラ」「グランツーリスモSPORT」など有名タイトルが競技種目となっています。
◼︎闘会議
株式会社ドワンゴ主催のユーザー参加型イベントです。eスポーツの大会に加え、体験ブースも用意されています。
リリース前のゲームをプレイできるブースも設けられ、全国から多くのファンが集まる、いわばゲームの祭典です。
◼︎RAGE
eスポーツとエンターテイメント性を掛け合わせたイベントおよびスポーツリーグ。大手企業が参画し、幅広い層への認知拡大に貢献しています。
◼︎東京eスポーツフェスタeスポーツ競技大会
eスポーツの普及と関連産業の振興を目的としたイベント。
2023年は東京ビックサイトにて3日間開催され「eBASEBALLパワフルプロ野球 2022」や「太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル」などの人気の6タイトルが種目になりました。
まとめ
日本でも大手企業が参入し、今後も注目が高まっていくと予想されているeスポーツ。
プレーヤーとしてスキルアップしていけば、プロ選手になることだって可能です。
「eスポーツに関連する仕事がしたい」という方も、ぜひ情報収集をしてみてくださいね。
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