2024.07.27
体育会学生の自己分析のやり方とは?就活に役立つ理由や具体例も紹介!
体育会学生に限らずいえることですが、就活する際にはまず自己分析をすることをおすすめします。自己分析をしていないと就活の軸が定まらず、選考でつまづく恐れがあるためです。
この記事では、体育会学生の就活で自己分析が重要である理由や、簡単なやり方やコツをご紹介します。
就活にあまり時間をかけられない体育会学生は、自己分析を徹底的にして就活を効率よく進めましょう。
INDEX
体育会学生に自己分析が重要な理由
将来の方向性を明確にし幸せに働ける環境を見つけ出すために、自己分析は非常に重要です。
就職活動ではエントリーシートや面接を通じて、自身の能力や適性をアピールする必要があります。企業は、自社に最も適した将来有望な人材を見つけたいと考えているのです。
就職活動の最終的な目的は、あなたの思いと企業のニーズが一致することです。言い換えると、自分に適した仕事を見つけることになります。
自己分析を通じて自身の強みや興味、適性を把握し、希望する職種や業界を明確にすることで、将来のキャリア目標を明確に設定できるでしょう。
自分を深く知ることで、適切な就職エージェントや求人を選択しやすくなり、自分にマッチした職場を見つける助けになります。
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体育会学生が自己分析を始めるタイミング
自己分析は、就職活動を始めたら最初に行うことが重要です。
自己分析は、就職活動において基盤となる要素であり、自分自身を把握することが何より大切だからです。
自己分析を後回しにしてしまうと、適切な企業や業界の選択が難しくなります。
自分自身で自己分析をすることも大切ですが、時には家族や友人、先輩などの第三者の意見を参考にするのもよいでしょう。
ただし、偏った意見にならないよう、なるべくたくさんの人からのアドバイスをもらうことがポイントです。
【体育学生向け】自己分析の方法4選
自分史
過去の経験を思い出し、自分が努力した出来事や印象的な経験を振り返ります。可能な限り多くのエピソードがあるとよいでしょう。
例えば、スポーツを始めた年齢まで遡り、きっかけや動機などを明確にします。
当時の出来事を思い起こすために、手帳やカレンダー、日記などを参考にするのもよいでしょう。
手帳や日記が手元になくても、良い結果を残した試合や日常のトレーニング、感銘を受けた先輩や友人の言葉など、記憶に残る出来事を思い出してみてください。
印象に残る経験を全て書き出したあとは、就職活動に使えそうな内容を絞り「小学校・中学校・高校・大学」と時系列に並べ「自分史」を作成しましょう。
モチベーショングラフ

「モチベーショングラフ」とは、自分のモチベーションの高さを年齢に沿ってグラフで示す方法です。人生のさまざまな時期における自己分析を手助けするグラフです。
最初に、縦軸に「心の充実度(モチベーションの高さ)」を、横軸に「年齢」を設定します。
次に、自分の人生を振り返り、モチベーションの変動をグラフに描きます。重要な出来事やモチベーションの変化に影響を与えた出来事を思い出しながら描くのがポイントです。
描いたグラフには、モチベーションに大きな変化があった時期やその理由を記入します。
例えば「7歳からサッカーを始め、サッカーが好きになる」「15歳の時サッカーで怪我をして足首の手術をする」「16歳の時インターハイでチームが日本一になる」といったように、モチベーションの変化に関わるものをメモしてみましょう。
次に、その理由について掘り下げます。
- なぜサッカーが好きだったのか?
- 何を感じたのか?
- 何が楽しかったのか?
- 落ち込んだ理由は何か?
- どんな気持ちだったのか?
上記のように、「なぜ?」の部分まで書き出します。
この手法を使うことで、自分の強みや弱みを知り、自分に合った職業や環境を考えるきっかけとなるでしょう。
企業の選考などでも活用されることがありますので、事前に自分のモチベーショングラフを作成してみてください。
マインドマップ

「マインドマップ」という手法は、自己分析に役立つ方法としてよく使われます。自分の考えをクモの巣のように広げて、自分の考えを整理し見える化していくやり方です。
手法は自由ですが、一例として、紙の中心に「自分」と書き、「強み」「弱み」「好き」「嫌い」などを中心から枝分かれさせて書きます。
文章よりもキーワードを使って分かりやすく書くことがポイントです。
そして、テーマを広げながらどんどん書き出しましょう。自分に「なぜ?」や「だから何?」「その時の心情は?」と問いかけながら、自由に考えを広げていきます。
例えば、好きなこと→バスケットボールまで書いたら、「バスケットボールが好きなのはなぜ?」と自問します。
その答えに「バスケットボールの戦術を考えるのが好きだから」と出すと、「戦術性」「分析力」といった要素を考えて広げて書くことができます。
自己分析を行う際は、自分の将来や内定を意識しながらマインドマップを作成すると、エントリーシートや面接に活かせるものになるでしょう。
また、マインドマップを作成するための便利なアプリもありますので、興味がある方は試してみるとよいでしょう。
適性検査
適性検査を受けることで、客観的かつ詳細な自己分析が可能になります。
基本的なスキルや知識から個々の性格や価値観、そして将来に向けた展望などを明確にすることで、自分自身について深く理解することができるでしょう。
企業や就職エージェントが提供する適性検査を受ける他にも、無料で利用できるツールやアプリもあります。
適性検査を受けることで自分自身の強みや興味、そして向いている分野について考える手助けとなります。
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体育会学生が自己分析をする時のコツ
体育会学生ならではのスキル・経験を経験を洗い出す
最初に取り組むべき重要なステップは、自分の経験を幼少期から順にリストアップすることです。
例えば、過去のスポーツ活動やチームでの役割、リーダーシップ経験、学外活動などから自分がどんな活動や挑戦に携わり、そこから何を学んだのかを振り返りましょう。
例えば「過去のスポーツ経験ではどのような競技に参加し、どんな役割を果たしたのか」などを洗い出します。
振り返ることで、自分の得意なことや好きなこと、成長した点などを理解しやすくなります。この過程で、自分が得意とするスキルや性格面での特徴に気づけるでしょう。
自分の経験を振り返り、そこから学んだことや成長した点を詳しく整理することがポイントです。
経験から何を得たのかを深堀りする

リストアップした経験をさらに詳しく掘り下げてみましょう。過去の経験について、どのような挑戦や課題に直面し、それをどのように乗り越えたのかを考えます。
例えば、スポーツ活動でのリーダーシップ経験やチームプレーの中での役割について具体的に書き出しすとします。
「その場面でどんな決定を下し、どのような結果を得たのか」を振り返ってみましょう。また、その経験から得たスキルや気づき、他の人との協力関係やチームワークについても考えます。
深堀りすることで、成功体験・失敗経験から学んだことや、自分の強みや弱みを理解することができます。
具体的な状況や結果に焦点を当て、そこから得たスキルや洞察を細かく整理することがポイントです。自己分析がより具体的かつ分かりやすく進み、自分自身の理解を深めることができます。
企業に向けたアピールポイントを探し、具現化する

自分の経験やスキルを企業に向けてアピールするポイントを見つけましょう。これは自分が持つ価値や強みを把握し、企業が求める人材像とリンクさせる作業です。
例えば、スポーツ活動やチームでのリーダーシップ経験から、自己管理能力やチームワークを身につけたことを強調することができます。
さらに、競技の成果から目標達成能力や粘り強さなどをアピールすることも可能です。
これらの経験やスキルは、企業での仕事においても重要な役割を果たすことが期待されるでしょう。
企業が求める人物を把握して自分と照らし合わせる

企業が求める人物像を理解し、自分とその求められる人物像を比較してみましょう。
企業は求人情報や企業理念を通じて、求める人物像を示しています。これを確認し、自分がその条件に合致するかを考えます。
例えば、企業が「リーダーシップを発揮できる人」「チームプレーが得意な人」を求めている場合、自分のスポーツ活動でのリーダーシップ経験やチームでの役割を振り返ります。
そして、そこで得たスキルや特性が求められる人物像に合致しているかを考えましょう。
しっかりと照らし合わせることで、自分の強みや短所を客観的に把握し、目指す企業と自身の適合度を理解することができます。
この知識をもとに、自己アピールを強化したり、さらなるスキルの習得や強化を目指すことも可能です。
企業の求める人物像と自己のイメージを一致させることで、自己分析をより具体的かつ実りのあるものにできるはずですよ。
自己分析を通じて見つけたポイントは、履歴書やエントリーシート、面接で自己アピールする際に役立ちます。
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他己分析も取り入れる
他己分析とは、他者から見た自分の性格や長所・短所を客観的な視点で分析する方法です。
主観だけでなく客観的にみることで、より深く自分を知ることができます。
他己分析は、普段の距離感や立場によって見方が変わるため、できるだけたくさんの人にお願いしましょう。
例えば、部活動の監督や先輩、同期、後輩などにお願いするのもいいかもしれません。部活動での深い関わりがあるからこそわかる長所や、強みを知るきっかけになります。
思っていたような返答ばかりではないかもしれませんが、自己分析だけでは気づかなかった長所や短所を今後の就活に活かしましょう。
体育会学生の自己分析の深堀り例
体育会学生の自己分析は、スポーツ経験を活かしたキャリア構築の第一歩です。
自身の特徴や考え方をどんどん深堀りしていきましょう。やり方はシンプルで、繰り返し「なぜ?」を問いかけることです。
以下にいくつかの部活動を例に、自己分析の深堀りのやり方を一部挙げているので、参考にしてみてください。
自己分析の例1(バスケ部の場合)

自分の強みは?
- バスケ部で培った「継続力」
- なぜ継続力が身についたのか?
- 地味なトレーニングでも毎日継続したことで、出来なかったプレーが出来るようになったから
- なぜ長期のトレーニングに耐えられたのか?
- 一度は諦めたいと感じたが、チームメイトとの助け合いで乗り越えたから
- なぜ諦めたいと感じたのか?
- 怪我で試合に出れなくなり、自信を失ったため
自己分析の例2(テニス部のマネージャーの場合)

なぜ営業の仕事がしたいのか?
- 「人のために動ける強み」を活かして必要としているお客さんに届けたい
- なぜ「人のために動ける強み」があるのか?
- テニス部のマネージャー経験で「人のために動くこと」に魅力を感じたから
- なぜ「人のために動くこと」に魅力を感じたのか?
- 部員とのコミュニケーションを通じて、相手の考えを理解し、サポートする楽しさを知ったから
- なぜ部員とのコミュニケーションが重要だと感じたのか?
- 部員の話を聞いて、彼らが何を求めているのかを理解し、その課題に一緒に取り組むことで、チームとして良い結果を生むことができたから
自己分析の例3(野球部の場合)

なぜ野球を続けてきたのか?
- 野球をしている時の自分が一番楽しんでいて、チームメイトと喜びを分かち合えるから
- その原動力は?
- 全国大会で優勝するという目標を共に追いかけること
- なぜ優勝したかったのか
- 選手だけでなく、監督やチームスタッフ、応援してくれたファンや家族と喜びを分かち合いたかったから
自己分析の例4(バレーボール部)

部活で一番努力したことは?
- チームワーク向上
- なぜチームワークを向上させたかったのか?
- 練習についていけないチームメイトがいたから
- どのようにチームワークを向上させた?
- 先輩と後輩でペアを組んで練習をした、全体ミーティングではプレー動画を使って意見を出し合うディスカッションをした
- チームがどのように変わった?
- 学年の垣根を超えてお互いの良いところを参考にできる関係性が生まれ、チーム全体のコミュニケーション力が強化された
体育会学生が自己分析で迷ったら就職エージェントに相談を
就職活動は、自分自身を知るために深堀りして見直すことの繰り返しです。その過程で疲れたり、自分の価値観が分からなくなったりすることはよくあります。
就職活動において自己分析につまずいた場合は、体育会学生向けのプロの就職エージェントに相談してみましょう。自己分析やエントリーシート作成から面接対策まで、幅広いサポートを受けることができます。
体育会学生といっても、運動経験やスポーツの種類はさまざまです。豊富な経験を持つプロのエージェントは、個々の特性に焦点を当て適切なアドバイスを提供してくれるでしょう。
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まとめ
体育会学生は自己分析を行うことで、企業にアピールできるポイントを見つけやすくなります。
自分の長所のみならず、スポーツで培った経験をどのように仕事に活かせるかを説明できると、就活が有利になるでしょう。
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