2025.04.12
自己PRで「縁の下の力持ち」をアピールする方法!注意点や例文もあわせてご紹介
面接では、自己PRをお願いされることがあります。自分を精一杯アピールする大切な時間です。
そこで本記事では、自己PRで「縁の下の力持ち」をアピールしたいときについて解説します。ただ「縁の下の力持ちです」と伝えるだけではなく、しっかりと面接官に伝わる内容にすることが重要です。
例文を交え、注意点やコツもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
INDEX
「縁の下の力持ち」とはどういう意味?

「縁の下の力持ち」とは、目立つことなく周囲を支え、チームや組織の成功に貢献する人のことを指します。
表舞台に立つ人が全力を発揮できるのは、裏方で支えてくれる人がいるからこそです。
就職活動では、この「縁の下の力持ち」としての資質を上手くアピールすることで、協調性やサポート力を持つ人材として評価されやすくなります。
「縁の下の力持ち」な人が企業に評価される理由

企業においても、「縁の下の力持ち」としての役割を果たせる人は重要な存在です。組織は一人の力で動くものではなく、多くの人が協力し合うことで成り立っています。
リーダーやエースの存在が目立つ一方で、裏方として支える人がいなければ業務がスムーズに進まず、成果を上げることもできません。
「リーダー経験がないから強みがない」と思う人もいるかもしれませんが、チームを陰で支える能力は、企業が求める重要なスキルの一つです。
企業への貢献度を伝えるためにも、自分の経験を具体的なエピソードを交えてアピールすることが大切です。
「縁の下の力持ち」な人の特徴

「縁の下の力持ち」として活躍できる人には、共通するいくつかの特徴があります。ここでは、縁の下の力持ちな人の特徴を3つご紹介します。
視野が広く、周囲をよく観察している
「縁の下の力持ち」としての役割を果たすには、チーム全体の状況を正しく把握することがポイントです。
単に与えられた仕事をこなすだけでなく、他のメンバーがどのように動いているかを観察し、必要なサポートを的確に提供できる力が求められます。
体育会系の部活動では、試合に出場している選手だけでなく、ベンチにいる選手やスタッフの動きにも気を配ることで、チーム全体の士気を高めることができます。
これは、ビジネスの現場でも同じことが言えます。
縁の下の力持ちとして会議の進行をサポートしたり、業務の中で他部署との連携をスムーズにしたりすることで、チーム全体のパフォーマンスを向上させられるでしょう。
面倒見がよく、他人をサポートすることに喜びを感じる

「縁の下の力持ち」な人は、他人をサポートすることに対して強い責任感を持ち、それを喜びとして感じる傾向があります。
ただ指示を待つのではなく、自ら進んで仲間を助ける行動を取ることで、周囲からの信頼を集めることができます。
体育会系の部活動では、後輩の指導に力を入れたり、試合に向けて環境を整えたりすることが求められる場面が多いです。
企業においても、同じような役割が求められます。
新人が業務に慣れるようにサポートをしたり、チームの作業が円滑に進むように調整を行ったりすることで、組織の成果を最大化することができるのです。
自ら進んで役割を引き受けることが多い

「縁の下の力持ち」な人は、誰かに頼まれる前に自ら動くことができる人です。チームや組織のために必要なことを考え、率先して行動を起こすことで、周囲からの信頼を得ることができます。
体育会系の部活動では、用具の管理や練習のスケジュール調整など、チームがスムーズに活動できるように行動することで、チームの成長を支えることができます。
ビジネスの場面でも、上司や同僚が困っているときに、自ら進んで手助けをする人は高く評価されます。
そのため、企業にとって必要な人材であることを印象づけることができるでしょう。
自己PRで「縁の下の力持ち」をアピールするコツ

「縁の下の力持ち」としての経験を自己PRで効果的に伝えるためには、単に「私はサポート役です」と言うだけでは不十分です。
具体的なエピソードを交えながら、自分がどのような行動をとり、それによってチームや組織にどのような影響を与えたのかを明確に伝えることが大切です。
ここでは、自己PRで「縁の下の力持ち」をアピールするときのコツを紹介します。
「縁の下の力持ち」のエピソードを具体的に説明する

自己PRでは、「私はチームを支えるのが得意です」と抽象的に伝えるのではなく、実際にどのような経験をしたのかを具体的に説明することが重要です。
企業の採用担当者は「どんな場面で」「どのように貢献したのか」「その結果どうなったのか」を知りたいと考えています。
また、企業の業務に置き換えて話すことで、採用担当者にとってよりイメージしやすくなるでしょう。
例えば「チームのために自発的に動く力」は、プロジェクトの進行を支える役割に活かすことができ、「他人の状況を観察し、適切なサポートを提供する力」は、チームワークを重視する職場で重宝される能力です。
経験をストーリーとして整理し、具体的なエピソードを交えて話すことを意識しましょう。
仕事への活かし方を交えてアピールする

自己PRでは、その経験がどのように仕事に活かせるのかを明確にすることが重要です。
採用担当者は「この人が入社したら、どのように活躍してくれるのか?」を知りたいため、自分の経験を業務に結びつけて説明することで、より説得力のある自己PRができるからです。
企業側に「具体的にどのように貢献できるのか」をイメージしてもらうために、自分の経験と仕事の関係性を意識しながら自己PRを作成しましょう。
「縁の下の力持ち」によってもたらした成果も伝える

「自分の行動がチームにどのような影響を与えたのか」を具体的に説明することも大切です。
体育会系の部活動で「試合に出場しないメンバーとしてチームを支えた」という経験を話す場合は、それによってチームがどのように強化されたのかを伝えるとよいでしょう。
「対戦相手の分析を行い、チームに戦略を提案した結果、試合の勝率が向上した」「メンバーのメンタルサポートを行ったことで、チームの結束力が高まり、全国大会に出場できた」など、具体的な成果を述べることで、あなたの貢献度が明確になります。
また、アルバイトやインターンシップの経験がある場合は、そこでのサポート役としての成果をアピールするチャンスです。
数値や具体的なエピソードを交えて説明すると、より印象に残りやすくなります。
自己PRのポイントについては以下の動画でわかりやすくまとめています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
「縁の下の力持ち」をアピールする例文3選

ここでは、自己PRで「縁の下の力持ち」をアピールする際の具体的な例文をご紹介します。
マネージャー経験、副キャプテン・副リーダー経験、サークルでのサポート経験など、自分の状況に合ったものを参考にしながら、オリジナルの自己PRを作成してみましょう。
「縁の下の力持ち」をアピールする例文(1)マネージャー経験
私は、大学のサッカー部で3年間マネージャーを務め、チームが円滑に活動できるようサポートしてきました。選手がプレーに集中できる環境を作ることを意識し、練習メニューの調整や試合のデータ分析、スケジュール管理を行っていました。
特に意識したのは、選手一人ひとりの状態を把握し、必要なサポートを提供することです。例えば、試合中に選手の疲労度を見極め、適切なタイミングで水分補給や交代の提案をしたり、対戦相手の分析を行い、戦略に活かせる情報を提供したりしました。これらの取り組みによって、チームの勝率向上に貢献できたと自負しています。
この経験から、チームの目標達成のために周囲をよく観察し、適切なサポートを行う力を培いました。貴社でも、周囲を支えながらチームの成果を最大化する役割を担いたいと考えています。
「縁の下の力持ち」をアピールする例文(2)副キャプテン・副リーダー経験
私は、大学のバスケットボール部で副キャプテンを務め、キャプテンやチームメンバーを支える立場として活動してきました。キャプテンを補佐しながら、メンバーの意見を集約し、チーム内のコミュニケーションを円滑にする役割を担いました。
特に意識したのは、チーム全体の士気を高めることです。試合で結果を出すためには、個々のスキルだけでなく、チームワークが重要になります。そのため、練習中は積極的に声掛けを行い、メンバーが前向きな気持ちで取り組めるように工夫しました。また、キャプテンが判断に迷った際には、メンバーの意見を整理して伝えることで、より良い決断ができるようサポートしました。
この経験を通じて、組織の調整役として動く力や、周囲を支えることでチームの力を引き出すスキルを身につけました。貴社でも、円滑なチーム運営をサポートしながら、組織の成果向上に貢献したいと考えています。
「縁の下の力持ち」をアピールする例文(3)サークル経験
私は、大学のイベントサークルで運営スタッフを務め、イベントの準備や当日の進行サポートを行っていました。特に、目立つ役割ではなく、裏方としてメンバーがスムーズに動けるよう環境を整えることに注力してきました。
例えば、イベント当日は、参加者が混乱しないよう受付の導線を工夫し、運営メンバーの役割分担を細かく調整しました。結果として、イベントの進行がスムーズになり、参加者満足度の向上につながりました。また、企画段階では、スケジュール管理や必要な備品のリストアップなど、チームが効率的に動けるようサポートしました。
この経験から、チームの円滑な運営を支える役割の重要性を学びました。貴社でも、周囲がスムーズに業務を進められるようサポートし、組織の成果に貢献していきたいと考えています。
「縁の下の力持ち」を自己PRする際の注意点

「縁の下の力持ち」を自己PRとしてアピールする際には、伝え方を工夫することが重要です。ここでは、自己PRで注意すべきポイントを解説します。
自分だけでなく、チーム全体の結果を伝える
自己PRでは、「自分がどのような行動をとったのか」だけでなく、「その行動がチーム全体にどのような影響を与えたのか」を伝えることが大切です。
サポート役としての経験を話す際に、自分の努力だけを強調すると、採用担当者に協調性がないと誤解される可能性があります。
例えば、「試合の準備を担当しました」と言うだけではなく、「試合の準備を徹底したことで、チームが練習に集中でき、結果的に勝率が上がった」と伝えると、より説得力が増します。
要点を絞って簡潔に伝える

自己PRでは、自分の経験をすべて話そうとすると、話が長くなりすぎてしまいます。要点を絞り、「どんな場面で」「どのように貢献したのか」「その結果どうなったのか」を簡潔に伝えるよう意識しましょう。
採用担当者は、短時間で多くの応募者の話を聞くため、わかりやすい表現を心がけることが大切です。長々と話すよりも、ポイントを押さえて簡潔に伝える方が、印象に残りやすくなります。
ポジティブに表現する
自己PRでは、自分の役割をネガティブに捉えず、前向きな表現を心がけましょう。
「自分はリーダーではないので目立たない存在でした」と言うのではなく、「チームの成功を支える役割を担っていました」と表現する方が、好印象を与えます。
体育会学生は部活動経験から自己PRを作成しやすい

体育会学生は、部活動で培った経験を活かして自己PRを作成しやすい傾向にあります。
競技に直接関わるプレーヤーとしての活躍だけでなく、サポート役としての貢献も企業にとって大きな価値があります。
部活動を通じて得た協調性や忍耐力、責任感は、多くの企業が求める資質です。
面接官に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうためには、部活動での具体的なエピソードを交えながら、自分の強みを分かりやすく伝えることが重要です。
特にチームスポーツに取り組んできた方は、組織の中での役割を理解し、周囲と協力しながら成果を上げる力を持っています。
サポート役として貢献してきた経験がある場合は、「チーム全体の成功のためにどのように行動したのか」「その結果としてチームにどのような良い影響を与えたのか」等を具体的に伝えることで、企業の評価につながります。
効果的な自己PRを作成するなら就職・転職エージェントを利用しよう

自己PRを作成する際に、「どのエピソードを選べばよいかわからない」「どのようにまとめれば魅力的に伝えられるか不安」と感じる人も多いでしょう。
そんなときは、就職・転職エージェントを利用するのも一つの方法です。
アスリートエージェントでは、プロのキャリアアドバイザーが一人ひとりの経験や強みを整理し、企業に伝わる自己PRの作成をサポートします。
業界ごとに求められる人物像や、企業が重視するポイントを知ることもできるため、各企業のニーズに合った効果的なアピールが可能になります。
さらに、面接対策や企業とのマッチングサポートも行っています。ぜひアスリートエージェントを活用し、自分に合った自己PRの作成と企業選びを進めてみてくださいね。
まとめ
今回は、面接の自己PRで「縁の下の力持ち」をアピールするときの方法について解説しました。
影で人をサポートし、誰かの役に立てるあなたは企業にとって欲しい人材といえるでしょう。面接官に自分の良さを100%理解してもらえるよう、本記事を参考に自己PRを作成してみてくださいね。
1人では不安…という方は、就職・転職エージェント「アスリートエージェント」にご相談ください。専門のキャリアアドバイザーが、無料で内定までサポートいたします。
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