2024.11.18
スポーツマネジメントとは?仕事内容や就職先、年収など詳しくチェック!
スポーツマネジメントとは、スポーツを管理・経営する仕事です。具体的には、スポーツ業界を盛り上げたり、発展させたりする活動をしています。
本記事では、スポーツマネジメントとは何か、必要性や仕事内容、携わるにはどうすればいいかなどを詳しく解説します。
スポーツマネジメントに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
INDEX
スポーツマネジメントとは

「スポーツマネジメント」という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんなことをするのかはあまり知られていないかもしれません。
スポーツマネジメントは、スポーツチームの運営に携わったり、スポーツチームを成長させるためにマネジメント業務を行ったりすることを指します。
つまり、ビジネスの視点でスポーツを考えて発展させていく役割を担っています。スポーツ産業全体を活性化するキーパーソンとも言えます。
もともとはアメリカが発祥で、スポーツ団体や企業の経営に携わり利益を出していく職業として知られています。
スポーツマネジメントが必要とされる理由

スポーツマネジメントは的確なPRや広報戦略を通じて、組織やチームを効果的に運営します。
例えば、選手や来場者数、ファン、そしてスポンサーなどスポーツ全体を総合的に管理できるようにします。
スポーツは選手だけでなく、ファンやスポンサーなどの支援がなければ成り立ちません。
また、スポーツイベントやチームの成功には戦略的な計画やリーダーシップが欠かせず、スポーツマネジメントがその役割を果たします。
こういったスポーツ産業の成長を促し、新たな価値を創造しているのがスポーツマネジメントです。
スポーツマネジメントの仕事内容は?

スポーツのPR活動
スポーツマネジメントは、その言葉通りスポーツをマネジメント(経営)する仕事のことです。
関連する団体や企業の経営・運営に携わり、ビジネスを発展させていくためにサポートを行います。
また、スポーツ産業を活性化させるためのPR活動も業務範囲となります。
スポーツイベントの開催・運営

スポーツに関連するイベントを企画・運営するのもスポーツマネジメントの仕事内容です。
プロのフィールドだけでなく、地域の人々を対象にしたイベントや児童向けのイベントにも幅広く携わります。
イベントのプロデュースだけでなく宣伝や集客まで行います。
マネジメント関連企業の経営

プロスポーツ団体の運営から広報活動などを行い、利益が生まれるようにマネジメントをします。
日本ではサッカーやバレーボール、バスケットボールのプロリーグでスポーツマネジメントが普及しています。
また、スポーツ業界だけに着目するのではなく、別の産業と掛け合わせを行い新しいコンテンツを生み出している企業や選手もいます。
コーチや選手などの育成・サポート

コーチや選手など、プロスポーツに関わる人材の育成もスポーツマネジメントの仕事内容の1つです。
コーチや選手たちはイベント出演や交流会など競技外で活躍する場面も多く、そういった業務についてアドバイスやサポートを行います。
また、企業と選手の間に入って契約を結んだり、練習場所を確保して練習に集中できる環境を整えたりなどサポート内容は多岐に渡ります。
新たなスポーツビジネスの展開

スポーツマネジメントは既存のスポーツだけでなく、新たなスポーツの創造やPR方法の開発にも貢献しています。
近年、スポーツ産業の拡大に向けて、スポーツと他の分野を融合させたコンテンツが増えているのです。
例えば「スポーツと旅行」「スポーツと食事」「スポーツとIT」といった組み合わせによるビジネスモデルが登場しています。
こうした取り組みはスポーツの新たな価値を創造し、さまざまな場面で展開されています。
スポーツマネジメントの仕事に携わるには?

資格は不要だが関連資格を取得すると役立つ
スポーツマネジメントの仕事をするために必要な資格はありません。
特別な資格がなくてもなることはできますが、スポーツや経営に関連する資格は活かすことができるでしょう。
スポーツマネジメントの職に就いてから、仕事内容に合わせて必要な資格を取得する人もいます。
スポーツコーチングリーダー

「スポーツコーチングリーダー」はJSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)が定める公認スポーツ指導者資格のことです。
スポーツ指導におけるコーチの補助役として、選手の技術向上やトレーニングのサポートを行う資格や役割を指します。
公認スポーツ認定資格はライフステージに合わせて18種類あり5つの領域に分類され、中でも「スポーツコーチングリーダー」は「スポーツ指導者基礎資格」にあたります。
スポーツコーチングリーダーの資格は、地域活動のサークルなどにおいて、選手の練習や試合を手助けするだけでなく、指導計画の作成、練習メニューの提案、チーム運営に関わる様々な業務のサポートができる資格です。
スポーツコーチングリーダーの資格を取得することで、スポーツマネジメントの現場での実践的なスキルを習得しやすくなります。
この資格は、スポーツチームやクラブでのコーチング業務を目指す人にとって、実務経験がない場合でも専門性を示す手段となり、転職やキャリアアップに役立つでしょう。
参照:スポーツコーチングリーダー/JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)
クラブマネジメントスペシャリスト

「クラブマネジメントスペシャリスト」は、スポーツクラブやチームの運営管理に関する専門知識とスキルを持つことを証明するNESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が認定する民間資格です。
この資格は、スポーツ施設やクラブの運営に関する幅広い業務における、経営戦略の立案、予算管理、マーケティング、スタッフマネジメント、集客や販促などを学ぶことで、クラブの発展と会員サービスの向上を図るために役立ちます。
資格取得を通じてスポーツクラブが抱える経営課題を理解し、効果的な解決策を提案する能力を高めることができます。
また、施設の維持管理や集客施策、会員の満足度向上のためのプログラム開発など、実践的なマネジメントスキルを身につけることが可能です。
スポーツクラブやフィットネスクラブ、プロチームの経営者を目指す人にとって役立つ資格と言えるでしょう。
参照:クラブマネジメント/スペシャリストNESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)
アシスタントマネージャー

「アシスタントマネージャー」は、スポーツチームやクラブのマネージャー業務を補助する役割を担う資格や職種です。
主にマネージャーの指示に従い、日常の運営や管理をサポートします。
アシスタントマネージャーの資格は、カリキュラムに応じた養成講習会の受講と検定試験に合格することで取得可能です。
資格取得を目指すことで、スポーツ業界におけるマネジメントの基礎を学ぶ機会となり、特に未経験者がスポーツマネジメントに関わる際の足がかりになるでしょう。
また、チーム運営の現場で即戦力として働ける能力を証明し、将来的にはマネージャーや管理職へのキャリアアップにつなげることができます。
参照:アシスタントマネジャー/JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)
専門学校や大学・民間スクールなどで知識を身に付ける

スポーツマネジメントになるまでの道のりは人それぞれ違います。
専門学校や短大、大学でスポーツマネジメントについて専門的に学んだ人もいれば、大学の経営学部出身の人もいます。
そして、自身が元プロ選手だったというアスリートも数多く活躍していますよ。
必要な資格や学歴はありませんが、体育学や経営学について知識があったほうが仕事はしやすいでしょう。
スポーツ特化型の就職・転職エージェントを利用する

スポーツマネジメントの仕事に携わりたい人は、スポーツ特化型の就職・転職エージェントの利用がおすすめです。
アスリートエージェントも、スポーツマネジメントに関わる仕事に就きたい人の就職支援を行っているスポーツ特化型の就職・転職エージェントの一つです。
スポーツマネジメント領域はまだ市場も浅いため、身近に似た仕事に就いている人も多くないかもしれません。
アスリートエージェントはそんな方の就職活動の悩みや相談に寄り添います。無料で相談・利用が可能なため、気軽に相談してみましょう。
こちらの記事もおすすめ
体育会・スポーツ学生向け就活エージェント・就活サイトのおすすめ10選!選び方も解説
スポーツマネジメントの主な就職先

スポーツマネジメントの就職先として、以下のような業界が候補にあげられます。
具体的な役割や求められるスキルも異なるため、自身の興味や目指すキャリアに応じて選択することが重要です。
- スポーツ関連企業:マーケティング、プロモーション、商品開発、営業、イベントの企画・運営など
- プロスポーツ団体:選手のマネジメントや試合の運営、スポンサーシップの管理、メディア対応など
- アマチュアスポーツ団体:競技会の企画・運営、選手の育成、地域スポーツの振興活動など
- スポーツ行政:スポーツ政策の企画・立案、スポーツ施設の管理運営、地域スポーツイベントの実施、スポーツを通じた地域振興や健康増進のための施策推進など
- スポーツクラブ:クラブの運営全般、会員の管理、コーチングスタッフのマネジメント、イベントの企画運営など、クラブ運営に関わる業務
- スポーツ指導者:選手の指導や育成、選手の技術向上やメンタルサポートなど
- 社会教育主事:スポーツを通じた青少年の健全育成を図るため、スポーツイベントの企画・運営、教育プログラムの開発、地域住民との連携など
以上のような場所で活躍することが期待できます。
また、事例はそこまで多くないですが企業に属さずフリーランスで活躍している人もいます。
自身のキャリア目標や興味に合わせて、最適な就職先を選びましょう。
スポーツマネジメントに向いている人の特徴

とにかくスポーツが好きな人
スポーツマネジメントを行う上で、スポーツが好きであるということは必要不可欠。
スポーツ経験者でなくても「大好きなスポーツがあって、盛り上げていきたい」という意欲を持っていることは強みとなります。
スポーツマネジメントはスポーツに関する新しい企画や盛り上げ方を考えていく仕事なので、スポーツに対する思い入れが何よりも重要なのです。
マネジメント力がある人

スポーツマネジメントには「マネジメント力」が必要です。
スポーツマネジメントでは、多岐にわたる業務を効率的に進める必要があります。
そのため、物事を計画的に進めリソースを最適に配分し、チーム全体の目標達成をサポートする力が求められます。
マネジメント力がある人は、チームメンバーと効果的にコミュニケーションをとり、役割分担を調整しながら各自が持つ力を最大限に引き出せます。
さらに、問題が発生した際に迅速に対処し、状況を改善するための判断力やリーダーシップも必要です。
スポーツマネジメントでは、競技やイベントの特性に応じた柔軟な対応力も重要であり、マネジメント力が高い人は、変化に対応しながら成果を出すことができるでしょう。
ビジネス思考がある人

スポーツをビジネスの観点で捉え、利益を生み出すスポーツマネジメントの仕事において、ビジネス思考を持っていることは重要です。
単純にスポーツを楽しむだけに終わらず、先を見通して業界を盛り上げたり発展させたりするための客観的な視点やアイデア、そして行動力が必要になります。
コミュニケーション能力に長けた人

スポーツ団体関係者や選手、地域の人々とコミュニケーションを取ることが多い仕事のため対人能力に長けている人も有利となります。
また、人柄で信用を買い新たな仕事を獲得する場面も多いため、交渉の場での振る舞い方も重要となるでしょう。
アスリート経験者は有利になる

競技経験者であり高い実績を持つ人は、スポーツマネジメントの仕事をする上で有利になります。
競技について深く知っているだけでなく、よりよい練習の仕方やチーム作りにおいて大切なことなどを自身が経験していることにより、選手や団体に対してより的確なサポートや提案を行うことができるからです。
多数のアスリートたちがスポーツマネジメントの世界で活躍しているのはこういった理由になります。
スポーツマネジメントの年収

スポーツマネジメントとして就職した際の年収は、月給23〜30万円程度といわれています。年収で換算すると300〜350万円程です。
年収は、スポーツの種類(人気スポーツでは高収入、マイナースポーツでは低収入)や、資格を保有しているかどうかによっても大きく変わります。
高い収入を目指したい人は、資格を取得したり評価に役立つ経験を積みましょう。
スポーツマネジメントに興味がある方はアスリートエージェントに相談を

スポーツマネジメントに興味がある方は、アスリートエージェントへの相談がおすすめです。
アスリートエージェントは、スポーツ業界に特化した人材紹介やキャリア支援を行い、業界の最新動向やリアルな求人情報を提供しています。
専門的なアドバイスが受けられるため、就職活動の準備から内定まで一貫してサポートが受けられます。
個別のキャリア相談を通じ、目標や適性に合わせたキャリアプランを一緒に考え、自分に合ったステップアップの方法を見つけることができるのも魅力です。
また、アスリートエージェントは多くの企業や団体との強力なネットワークを持っているため、希望する企業の紹介も受けられるでしょう。
スポーツマネジメント関係の仕事に就きキャリアを積みたい人は、アスリートエージェントにご相談ください。
こちらの記事もおすすめ
【公式】アスリートエージェントが選ばれる理由は?サービス内容と強みを徹底解説
まとめ
スポーツマネジメントは、スポーツ業界を支えるマネージャーのような役割を担います。
特に海外と比べてスポーツ業界の発展が乏しい日本では、スポーツマネジメントの必要性が高いと考えられています。
スポーツマネジメントの仕事に興味のある方はプロのアドバイスを受けられるアスリートエージェントにご相談ください。
アスリートエージェントとは?
アスリートエージェントは、アスリート・体育会&スポーツ学生に特化した就職・転職エージェントです。
創業以来、
といった業界でも高い数字を出しているのが特徴です。
就職の知識が全くない方でも、元競技者であるキャリアアドバイザーが手厚くサポートいたします。
履歴書の書き方から面接のアドバイスまで、スポーツと同じように「勝つまで」全力で支援させていただくのがモットーです。
利用は完全無料です。私たちと一緒に就活でも勝利をつかみ取りましょう!
ARTICLE