2024.11.20

テニスインストラクターの仕事内容とは?必要な資格やスキルもご紹介

テニス経験がある方は、テニスインストラクターの仕事に興味がある方も多いのではないでしょうか。

テニスインストラクターの主な仕事はテニスを教えることですが、そのほかにも多々あります。

本記事では、テニスインストラクターの仕事内容や年収などに加え、必要な資格やスキルもご紹介します。テニスインストラクターの仕事に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

テニスインストラクターの仕事内容

テニスの技術指導

テニスインストラクターはお客様にテニスの基本から応用技術までを教え、個々のニーズやスキルに合わせカスタマイズされた指導を提供します。

お客様一人ひとりの能力や進捗に焦点を当て、丁寧かつ効果的な指導を行い、それによってお客様のスキルを向上させるサポートをします。

熟練したテニスのテクニックや戦術を教えるだけでなく、モチベーションの維持や個々の強化ポイントの把握が重要です。

レッスンメニューの作成

お客様一人ひとりの技術や体力の向上を促進するため、テニスインストラクターは個別のニーズや目標に合わせて適切なトレーニングメニューを計画・作成します。

これによりお客様は効果的な練習を実施し、テニスのスキル向上につながります。

様々なトレーニング方法や練習プログラムを組み入れ、お客様のペースで成長できるようサポートすることが大切です。

またトレーニングメニューの柔軟性と適応力が求められます。

コートの整備・清掃

テニスコートの整備や清掃も仕事の一環です。安全かつ快適な練習環境を確保するために、テニスコートの保守管理が欠かせません。

これには、コートの表面やネットの点検・修理、周囲の環境整備、定期的な清掃作業が含まれます。

整備されたコートはプレイヤーたちにとって快適なプレー環境を提供し、安全性を確保する役割があります。

また、清掃作業はコートを清潔に維持するだけでなく、練習や試合に集中できるような整頓された状態を保つことも重要です。

テニスインストラクターは、これらの作業を通じてお客様に最良のテニス経験を提供し、プレー環境の向上に貢献します。

イベントの企画・運営

お客様が楽しんでテニスを学べるよう、様々なイベントやトーナメントの企画・運営を行います。

これらのイベントはお客様同士の親睦を深め、テニスを通じてコミュニケーションを図ります。

トーナメントなどの競技イベントはプレイヤーにとってやりがいを提供し、練習へのモチベーション向上にもつながるでしょう。

テニスインストラクターは企画・運営のスキルを活かして、充実したテニス体験を提供することが求められます。

事務作業

テニスインストラクターの仕事には、事務作業も欠かせません。

スケジュールの管理やお客様の進捗記録、料金の管理など、様々な事務的な業務が含まれます。

お客様の進捗や予定を把握し、的確なサポートを提供することで、個々のニーズに合わせた指導が可能となるでしょう。

事務作業を通して、お客様とのコミュニケーションを深め、信頼関係を築く一方でテニススクールやクラブの円滑な運営をサポートします。

テニスインストラクターの年収

テニスインストラクターの給与は、契約や施設によって異なりますが、年収の平均は約250万〜330万と言われています。

企業によっては昇給制度もあり経験を積むと、年収400万を越えることも可能です。

インストラクターの経験がない人や無資格の人は、テニススクールのレッスンアシスタントとして始め、時給1000円程度で仕事を進めます。

経験を積んで一人でレッスンできるようになると月収は23〜30万に上がることもあるでしょう。

参考:求人ボックス

テニスインストラクターになるには?

テニスの専門学校に通う

テニスの専門学校に進学することが一つの方法です。

テニス専門の学校では、テニスの基礎から応用までの技術や戦術に関する知識を学ぶことができます。

また、インストラクターとして必要な指導力やコミュニケーション能力を高めるトレーニングも提供されます。

学校によっては実際の仕事現場での実習や資格取得のサポートも行っており、専門的なスキルを身につけることが期待されるでしょう。

東京リゾート&スポーツ専門学校では、スポーツインストラクター科という学科でテニスコーチに関する専門的な知識を学ぶことができます。

また、健康運動実践指導者やJATI認定トレーニング指導者など資格取得にも力を入れています。※

参照:東京リゾート&スポーツ専門学校

求人サイトから探す

求人サイトを活用してテニスインストラクターの募集情報を探すことができます。

例えばテニスクラブやスクール、施設などが募集している場合があります。

サイトによって掲載されている求人情報も異なるため、複数の求人サイトに登録して、気になる求人がないか確認しましょう。

自らの経験や資格、指導歴などをアピールポイントとし、気になる求人があれば応募を行うと良いでしょう。

求人サイトを通じて適職を見つけることで、実務経験を積みながらキャリアを築くことができます。

就職・転職エージェントを利用する

テニスインストラクターになるためには、就職・転職エージェントを利用する方法もおすすめです。

特に、スポーツに特化したスポーツ専門の就職・転職エージェントを利用することで、公式では得られない求人情報に出会える可能性があります。

スポーツに特化しているからこそ、スポーツ業界のネットワークを通じた求人情報を得られることが期待できるでしょう。

また、就職・転職エージェントでは求人情報の紹介以外に、選考対策や履歴書の添削まで受けられます。

「就職活動の進め方が分からない」「テニスインストラクターになるにはどうしたらいいの?」など、小さな悩みごとからエージェントに相談してみましょう。

おすすめの就職・転職エージェントは、以下の動画でも解説しています。ぜひチェックしてみてください。

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テニスインストラクターになるための関連資格

日本プロテニス協会認定資格

日本プロテニス協会が主催する資格試験で、プロテニスインストラクターとしてのスキルや知識を認定するものです。

この資格を取得することで、専門的なテニス指導が可能な資質が証明されます。

さらに、JPTA/USPTA認定プロコーチライセンスは資格レベルが4段階になっており、プロテニスコーチを目指す方にとって魅力的な資格です。

プロテニス協会の指導方針やテクニカルな知識が学べ、テニス指導者としてのキャリアを築く際の基盤となります。

参照:公益社団法人日本プロテニス協会

日本スポーツ協会公認スポーツ指導者資格

スポーツ全般に関する指導者資格で、テニスインストラクターも対象となります。この資格を取得することで、スポーツ全体の指導に関する知識やスキルが身につきます

資格別養成講習会に申し込みをし、受験を行うのが一般的です。公認テニスコーチの資格は1から4までレベルがあり、それに加え公認テニス教師・公認テニス上級教師という資格があります。

資格によっては、養成講習会を開催しない年もあるため要注意です。

資格レベルによって指導する年代やカテゴリー、目的は様々です。日本スポーツ協会が公認する資格なので、幅広いスポーツ環境での指導が可能になるでしょう。

参照:公益財団法人日本テニス協会

教員免許

教育機関でテニスを指導する場合には、教員免許が必要な場合があります。

体育の教員免許や学校教育に特化した資格を取得することで、学校や教育機関でのテニス指導者としての仕事が可能になるでしょう。

これらの資格は、テニスインストラクターとしてのスキルや専門知識を裏付けるものであり、求人においても有利な条件となります。

テニスインストラクターに必要なスキル

お客様ファーストの精神

テニスインストラクターには「お客様のことを第一に考える心」が大切です。

お客様一人ひとりの希望や必要なことを理解し、それに合ったトレーニングやサポートを提供することを指します。

そのためには優れたコミュニケーション力と柔軟性も必要で、お客様が安心して質問できる雰囲気を作ることが重要です。

信頼を築いて、一緒に楽しみながら上達する手助けをすることが優れたテニスインストラクターに必要なスキルです。

コミュニケーション力

テニスインストラクターは、コミュニケーション力が不可欠です。

お客様とスムーズに会話できることが大切で、テニスの技術や戦術をわかりやすく教えるだけではなく、お客様が目指す目標や心配事を把握して役に立つアドバイスをすることが求められます。

わかりやすく説明して、お客様からの意見や感想に良いフィードバックをすることで、お互いの信頼が築けることでしょう。

担当したお客様から「テニスが上達した」「試合で勝った」などの報告を聞いて一緒に喜べることも、テニスインストラクターで働く醍醐味です。

指導力

テニスインストラクターには指導力が必要です。

お客様がテニスの技術を上達させたり戦術を理解するためには、分かりやすく的確な指導が大切です。

お客様一人ひとりのスキルやニーズを把握して、それに合うトレーニングを考えることが求められます。

そしてお客様がモチベーションを持ち続けるために、ポジティブで楽しい雰囲気を作ることも重要です。

問題解決力

問題を解決できる力もとても大切なスキルです。もしお客様がテニスの技術や理解に悩んでいたら、すぐに役立つ解決策を見つけないといけません。

クリニックやスクール全体で起こる問題にも対処し、楽しくかつ成果の出る練習環境を作り続けることも仕事の一部です。

お客様がレッスンを通して上達していくためにも、テニスインストラクターの経験と洞察力は大切になります。

テニスインストラクターの主な就職先

テニスインストラクターが活躍するフィールドがとても広いことをご存知でしょうか。ここでは、テニスインストラクターの主な就職先についてご紹介します。

テニススクール

テニスインストラクターの主な就職先の一つに、テニススクールがあります。

初心者から上級者まで幅広いレベルのテニス愛好者に対し、テニスの技術を指導しながら楽しさを伝え、技術レベルの向上を図ることが主な仕事です。

レッスンは個人やグループで行われ、生徒の年齢やスキルに応じた指導方法を工夫する必要があります。

また、試合形式の練習を通じて戦術面のアドバイスを行ったり、フィジカル面でのトレーニング指導したりすることも含まれます。

インストラクターは、技術的な指導だけでなく、生徒のモチベーションを維持し、楽しい雰囲気を作ることも重要です。

さらに、テニスコートの準備や用具の管理、スクールのイベントや大会の企画・運営にも関わることがあり、幅広い業務を担当します。

テニススクールのインストラクターの仕事内容は、指導にとどまらず多岐に渡ります。

民間のテニスクラブ・スポーツクラブ

テニスインストラクターの就職先に、民間のテニスクラブ・スポーツクラブがあります。

会員制の施設で、主に会員に対して技術指導や戦術指導を行い、個人やグループレッスンのほか、会員向けのイベントや試合の企画運営、施設の管理業務なども担当しながら、会員の技術向上や健康増進をサポートします。

レッスンは初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、打ち方の基本から実践的なプレーの戦術、メンタル面の強化など、多角的な指導を行います。

インストラクターは定期的に練習会や試合形式のセッションを開催することがあり、会員の実力向上をサポートする以外に、クラブ内外でトーナメントやイベントの企画・運営にも関わります。

会員のニーズに応じたフィットネスプログラムや体力強化のトレーニング指導を行うこともあり、テニス以外のスキルも求められるでしょう。

フリーで個人と契約する

フリーで個人と契約するテニスインストラクターもいます。

フリーで個人契約するテニスインストラクターとは、特定のテニスクラブやスクールに所属せず、独立して複数の施設や個人と契約を結び、個別にレッスンを提供する働き方です。

インストラクターは自身で生徒を集めたり、テニスコートのレンタルを手配したりしながら、個人レッスンやグループレッスンを行い、生徒のニーズに合わせたオーダーメイドの指導を行います

イベントや出張レッスンの依頼を受けることもあり、スケジュール管理や集客、料金設定など、ビジネス運営全般を自己管理する必要があることを念頭に置いておかなければなりません。

テニスインストラクターになりたい方はアスリートエージェントを利用しよう

テニスインストラクターの就職先は幅広く、それぞれの働き方に魅力があるため、どのような働き方や環境を選ぶべきか迷ってしまいますよね。

スポーツ専門の就職・転職エージェント「アスリートエージェント」は、テニスインストラクターになりたい人の就職支援を行っています。

求人情報の紹介以外に、役立つ資格や就活を進めるうえでの不安や悩みをサポートします。

特に、テニス経験者であれば、経験をどのように魅力的にアピールするかの相談にも寄り添います。

テニスインストラクターを目指している方は、ぜひアスリートエージェントにご相談ください。

まとめ

テニスインストラクターの仕事内容は、テニスの指導以外にも幅広いです。

テニスインストラクターになるための必須資格はありませんが、学校のテニス部の顧問になりたい場合は教員免許が必要です。

「テニス経験がある」「テニスインストラクターになりたい」とお考えの方は、スポーツ経験者特化型エージェントのアスリートエージェントにご相談ください。

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