2024.12.22

サッカーコーチを目指す人必見!リアルな年収事情を解説

サッカーチームの選手たちを支える「サッカーコーチ」という仕事。サッカーが好きな人、経験を積んできた人にとっては憧れの職業ではないでしょうか。

職業にする上で気になるのはお給料。サッカーコーチの年収の話を軸に、職業にする上での注意点や給与をアップする方法についてもお伝えします。

サッカーコーチのタイプ別年収

サッカーコーチの年収は、どこでコーチをするかによって大きく異なります。それぞれ見ていきましょう。

プロクラブチーム監督(J1)

プロクラブチーム監督の平均年収はおよそ6000万円ほどと、サッカーコーチの中ではかなり高額です。あくまでもこの金額はJ1の平均なので、J2の場合はもっと低いでしょう。

Jリーグのトップチームの監督は50代で年俸1億円を実現している人もいます。

プロクラブチームコーチ(J1)

平均年収500万円〜1200万円ほどと監督にくらべると少し低くなりますが、十分生計を立てることができる金額です。

コーチと言ってもヘッドコーチ、コーチ、フィジカルコーチが存在し、業務内容やチームの強さに年収は大きく左右されます。

アマチュアクラブ監督

平均年収は350万円〜600万円ほど。一般企業における平均年収と大差ありませんが、大勢の家族を養う場合などは少々心細い金額かもしれません。

アマュアクラブコーチ

平均年収は240万円〜400万円。法人か個人運営か、クラブの規模などによっても年収に差があります。会員が多い大規模なクラブほど収入が高くなる傾向があります。

個人スクール運営・代表者

平均年収600万円〜数千万円とかなり差があります。会員をより多く集めるほど年収は高くなりますが、経営は決して簡単な道ではありません。途中で挫折するリスクもあります。

個人スクールコーチ

普段は別の仕事をして、副業やアルバイトでコーチ業をする場合、時給1100〜1300円が相場になります。

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 サッカーコーチになる上での懸念点

サッカーコーチを目指している人は、職業にする上での懸念点もチェックしておきましょう。

年収が上がりにくい

一般企業であれば長年勤務するほどに年収が上がる傾向にあります。しかし、アマチュアのサッカーコーチの場合は異なります。

サッカークラブやスクールの売り上げは会員数によって大きく変動します。そのため、利益を確保するために人件費削減でコーチの給料を抑える傾向があります。

ボーナスや福利厚生は期待できない

基本的にサッカーコーチにはボーナスがありません。また、福利厚生が充実しているのは大手のクラブやスクールのみ。個人運営や小規模の職場ではそれらの恩恵は期待できないといっても良いでしょう。

キャリアプランが限定的になる可能性がある

サッカーコーチを長く続けた場合、大手一般企業への就職は難しくなるのが現実です。サッカーコーチが働ける場所が限られていることもあり、キャリアプランが偏ってしまう可能性が考えられます。

「10年後に自分はどうなっていたいか」を考え、働き方をよく検討することをおすすめします。

副業をおすすめする

アスリートとしての実績やライセンスを持っていない場合、サッカーコーチの仕事は副業からスタートするのが無難です

現役のサッカーコーチの多くも、本業で他の仕事をしながらサッカーコーチをしている人が大半です。それだけコーチの仕事一本で食べていくのは難しいということです。

副業から始めてコツコツと経験を積み、大手クラブに転職したり、自分でスクールを開業したりするキャリアプランもあります。

 サッカーコーチで給与をUPする方法

給料が低いからと言ってサッカーコーチになるのを諦める必要はありません。給与をアップする方法もあります。

ライセンスの取得

ライセンスを持っていると有利になります。また、日本でプロのサッカーコーチになる場合、「日本サッカー協会指導者ライセンス」の資格を取得する必要があります。

D級〜S級までランクが分かれていて、プロ選手の指導には「公認C級」以上の取得が条件となっています。ライセンスによって、どんなことができるかが異なります。

  • 公認キッズリーダー
    10歳以下の子どもにサッカーを教えることができます。満16歳以上で取得可能。
  • 公認D級コーチ
    初級のライセンス。満18歳以上で取得可能。
  • 公認C級コーチ
    プロ選手を指導するために最低限必要なライセンス。コーチとしての基本的な知識と技術が必要。
  • 公認B級コーチ
    C級より上位のライセンス。高校生以下のチームのコーチやサッカースクールの指導員ができる。
  • 公認A級「ジェネラル」
    サテライトチームやJFL、なでしこリーグの監督、またはJリーグのコーチになれる。
  • 公認A級「U-12」
    Jリーグ、JFLのチームでU-12年代の指導を行うことが可能。
  • 公認S級コーチ
    Jリーグのトップチームや日本代表を指導できる最上級のライセンス。

公認B級以上の取得には、Jリーグや日本サッカー協会、全日本大学連盟などの推薦が必要となります。推薦には選手としての実績やC級コーチとして活躍した実績などが求められます。

また、海外でプロ選手を指導したい場合は、日本のライセンスではなく海外のライセンスが必要となります。

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語学力を高める

サッカーの本場は海外です。そのため英語をはじめとする多国語のスキルを身につけている人は優遇されます。また、海外の情報を取得して自分の仕事に活かすこともできます。

さらに、通訳のスキルがあれば活躍できるフィールドは広がるでしょう。サッカー選手や生徒を指導する以外の仕事も見込め、給料アップに繋がるかもしれません。

人脈の構築

ビジネスをする上で人脈は武器になります。

サッカークラブやスクールは閉鎖的な環境であるからこそ、外に繋がりを作っておくことでレベルの高いチームへの移ったり、新たな仕事が舞い込んでくる可能性も。

他のチームのコーチや監督と普段から積極的に交流しておくと良いでしょう

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