2024.08.14
仕事もハンドボールもやりたい!競技とビジネスを両立する方法を紹介
仕事をしながらハンドボールの競技活動をしたい方は、企業に所属する選手になるという選択肢があります。いわゆる実業団の選手という働き方ですが、その実態はどのようなものなのでしょうか。
本記事では、仕事とハンドボール競技を両立する方法について解説します。
INDEX
ハンドボールと仕事は両立可能?社会人選手という働き方

ハンドボールと仕事を両立する方法は、社会人(実業団)選手として活動することが一般的です。
社会人選手とは、企業に所属しながらその企業のチームでプレーする選手のことを指します。日本では多くの企業がスポーツチームを持っており、ハンドボールもその中の一つです。
社会人選手たちは、企業の従業員として一般業務に携わると同時に、企業チームの選手として競技活動を行います。
勤務先である企業はスポンサーという立場で選手を支援し、選手は企業の名を背負って大会に出場するため、双方にメリットがあるのです。
選手にとっては安定した収入源を確保しつつ、競技に取り組む環境を提供してもらえるので、魅力的な働き方といえるでしょう。
仕事と競技を両立させる「デュアルキャリア」という働き方については、以下の動画でわかりやすく紹介しています。
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ハンドボールの実業団に入る方法

ハンドボールの実業団チームに入るためには、いくつかのステップがあります。
まずは、選手として実績を積むことが大切です。特に全国大会やリーグ戦での活躍は、スカウトの目に留まる絶好の機会となります。
実業団チームが実施するトライアウトやセレクションに参加することもひとつの方法です。トライアウトやセレクションは、自分の実力を直接アピールすることができるチャンスといえます。
コーチや現役選手との繋がりがある場合は、推薦や紹介によって実業団への道を開くためのきっかけとなるかもしれません。
また、ハンドボールチームを持つ企業に直接応募する方法もあります。募集に関する情報が出ていなくても、企業の人事部やスポーツ部門などに連絡を取り、選考プロセスについて問い合わせてみることもおすすめです。
実業団の選手になるには高い実力が必要なため、決して容易ではありません。競争率も高く、内定を得るまでの道のりは険しいと言われています。しかし、挑戦する意義はあるはずです。
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ハンドボールの実業団の選手として働くメリット・デメリット

実業団の選手になることに関しては、メリットとデメリットの両方があります。仕事も競技も両立したいと考えている人は、どちらも把握しておきましょう。
メリット
安定した収入を得られること

企業からの給与があるため、競技活動に専念できるという大きなメリットがあります。
競技活動一本でやっている選手は実績に応じて年収が左右されることがあるため、収入面での不安がなくなることは実業団選手ならではの魅力です。
福利厚生の充実や、賞与が支給されること、諸費用を企業が負担してくれるといったメリットもあります。
競技環境を提供してもらえること
練習施設やトレーナーなど、充実したサポートを受けることができます。企業は資金源が安定しているため、しっかりとした競技環境が整っている可能性が高いです。
選手としてのモチベーションアップにも繋がるでしょう。
キャリアの両立ができること

引退後のキャリアパスを考えた場合、既に企業内での経験があることは大きなアドバンテージといえます。引退後のキャリアに悩むプロ選手は少なくありません。
実業団の選手であれば、引退後にそのまま企業の社員として働くことができます。スキルの高さが認められれば、チームの指導者になるという未知も考えられます。
デメリット
時間の制約があること

実業団の選手たちは、業務と練習の両立を図る必要があるため、時間の管理が非常に難しいです。
競技活動だけやっているプロの選手と比較すると、練習に使える時間が少ないといったフラストレーションを感じるかもしれません。
業務の負担が大きくなる可能性がある

競技に集中するためには、業務量の調整が必要です。繁忙期などは特に負担が大きくなる可能性が考えられます。
上司に相談をし、競技活動に打ち込みたい時期は業務負担を軽くしてもらったり、体力を消耗しにくい業務を担当するといった工夫がポイントになります。
プライベートを犠牲にしがち
競技と仕事の両立のためにプライベートな時間を犠牲にしやすいというデメリットが考えられます。
家族との時間や趣味の時間が少なくなってしまい後悔しないよう、プライベートも大切にする働き方を考えることが大切です。
ハンドボールの競技と仕事を両立することの難しさ

ハンドボールの競技活動と仕事を両立することは簡単なことではありません。ここでは、ハンドボールの競技活動と仕事を両立することの難しさについて触れていきます。
業務量が増えると競技に集中できない
業務量の多さにより、ハンドボールの練習時間が削られたり、試合に集中できなかったりという問題が生まれることがあります。
特にプロジェクトが忙しい時期や締め切りが迫っている場合は、競技とのバランスを取ることが難しくなります。
また、自分以外の社員が一般業務に注力する傍ら、自分は競技活動を優先していることに罪悪感を抱えてしまうという選手も少なからずいるようです。
強靭な体力や精神力が必要

仕事と競技の両方をこなすには、強靭な体力と精神力が求められます。長時間の労働とハードなトレーニングを両立するためには、日々の体調管理が不可欠です。
また、上述したような精神的なストレスにも対処する必要があります。コンディションを整えるためには、休息をたっぷりとることが必要です。
ハンドボールと仕事を両立するために大切なこと4つ

ハンドボールと仕事を両立し、どちらの時間も充実させるためにはどのようなことが大切でしょうか。4つのポイントについてお伝えします。
オンとオフの切り替え

仕事と競技を両立する上で、オンとオフを切り替えることはとても重要です。その線引きが曖昧になってしまうと疲労が蓄積したり、ストレスが増加したりするおそれがあります。
また、集中力が低下して業務にも競技にも集中できないといった問題が起こり得ます。
そういった問題を防ぐためにも、しっかり線引きをすることが大切です。ある実業団選手は上司と相談し、試合がある3日前から一般業務は休むという働き方を導入しているそうです。
特に試合の前はとくに集中して練習に取り組みたい期間です。タイミングに合わせて働き方を変えたり、業務量を調整することで、両者の線引きをしっかりと行うことができるでしょう。
休息や趣味の時間を設ける

休息や趣味の時間を確保することも重要です。体と心の疲労を回復させるために、定期的にリフレッシュする時間を設けましょう。
趣味や友人との時間を大切にすることで、ストレスを軽減し、競技活動へのモチベーションを維持できます。
余暇を使い、ハンドボール以外のスポーツやアウトドアなど身体を動かすことを楽しんでいる選手もいるようです。
一方で、ハンドボールとは全く関係のない音楽鑑賞や読書、ハンドメイドクラフトなどインドアな趣味を持ってメリハリを楽しんでいる選手もいます。
いずれにせよ、自分が楽しいと思える趣味を持つことで余暇が充実するはずです。
また、趣味で始めたブログや動画制作が成功し、副収入に繋がったというケースも。
副業の可否を所属する企業に確認する必要はありますが、余暇を上手に活用して収入アップをねらうという選択肢もあります。副業を経験すると、引退後のキャリアを支えるときに役に立つ可能性もあります。
体力を消耗しない業務を担当する

競技活動のための体力を残しておくためにも、可能であれば、体力を消耗しない業務を担当することを考慮しましょう。
デスクワークや軽作業など、体力を温存できる仕事を選ぶことで、練習や試合にエネルギーを注ぐことができます。
アスリートは営業部署に所属する場合が多いですが、特に外回りの営業活動は体力を消耗するものです。
配属部署が決まる前に、働き方に関する希望を企業側とすり合わせておいたほうがよいでしょう。
アスリート支援に注力している企業の場合は、競技への負担が少ないように様々な配慮がなされていることが多いです。
優先順位をつけて練習する

優先順位をつけて練習や業務に取り組むことで、限られた時間を最大限に活用できます。
練習では、基礎体力の向上を重視したいのか、技術練習に集中したいのかなど、そのときの自分の課題に応じて練習メニューを絞っていくことで、より効果の高い練習ができます。
練習メニューを考える際に、トレーナーやメンターのアドバイスをよく聞くことが重要です。自分の課題や目標についてこまめに共有していくことで、よりよい練習メニューと優先順位を提案してくれるでしょう。
また、一般業務の中で重要なタスクを計画的にこなすことで、成果を上げやすくなります。そのためにもまずはタスクをしっかりと整理しておくことが大切。
アプリなど便利なツールを使うとタスク管理がしやすくなります。仕事と競技の両立を成功させるために、効率的な時間管理に努めましょう。
ハンドボールに間接的に関わる仕事に就くという選択肢

ハンドボールの実業団選手になるためには、企業が「この選手を欲しい」と思えるくらいの高いスキルと多くの実績が必要です。
そのため、希望すれば誰でもなれる職業ではないということは念頭に置いておきましょう。
就職活動をする上で、ハンドボールに間接的に関わる仕事に就くという選択肢もあります。例えば、以下のような職種があります。
- スポーツマネジメント
スポーツイベントの企画・運営やチームのマネジメントを担当する - スポーツメディア関係
スポーツジャーナリストやスポーツキャスターとして、ハンドボールの試合を取材・報道する。 - スポーツトレーナー
選手の体調管理やトレーニングをサポートする。ハンドボール選手を支援する。 - スポーツマーケティング
ハンドボールのプロモーションやスポンサーシップの獲得を担当する仕事。
直接競技に関わらなくても、ハンドボール業界の発展に貢献することができます。職種によっては資格があったほうが就職に有利になる場合もあるため、事前にリサーチ・準備しておきましょう。
また、現役の選手であっても、こういった職業の選択肢を常に考えておくことは引退後の安心にも繋がります。
セカンドキャリアの可能性も広げるためにも、情報収集を行ったり、ロールモデルとなる先輩選手から話を聞くなど準備しておきましょう。
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ハンドボールと仕事を両立するなら、スポーツ専門のエージェントサービスを利用しよう

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まとめ
今回は、ハンドボールと仕事の両立について解説しました。「実業団に入る」という手法を使えば、競技と仕事の両立も叶います。
ハンドボールの競技活動と仕事の両立で悩んだら、第三者のアドバイスやサポートを受けるのもおすすめです。
社会人になってからも競技を続けようか悩んでいる方は、ぜひアスリートエージェントをご利用ください。アドバイザーが親身になってあなたの就活の相談に乗ります。
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