2025.03.01
スポーツ通訳とはどんな仕事?活躍の場や必要な資格について解説します
「スポーツ通訳」という仕事をご存知ですか?スポーツ通訳者とはスポーツの現場において、英語をはじめとする異なる言語を扱う人の間に入って通訳を行う人です。
今回は、「スポーツ通訳」の仕事内容や働く場所について詳しく解説していきます。
INDEX
スポーツ通訳とは

まずは、スポーツ通訳という職業の概要についてご紹介します。
スポーツ通訳の仕事内容
スポーツ通訳は、試合やイベントの場面で選手や監督・コーチ、関係者の意思疎通をサポートする仕事です。
スポーツの国際化が進み、多国籍の選手やスタッフが集まるチームや大会が増え、円滑なコミュニケーションが不可欠となりつつあります。
主な業務は、試合前後の記者会見やインタビューの通訳、監督・選手間の指示伝達、スポンサーやメディアとの交渉サポートなどです。
試合中や練習では、監督の戦術指示や選手間のコミュニケーションをリアルタイムで伝えることが求められます。
移動時や食事の場面でも、外国人選手のサポートを行うことがあり、単なる言語の橋渡しだけでなく、文化の違いを理解し、適切に調整する役割も担います。
主な言語は英語であるものの、スペイン語や韓国語など、状況に応じて様々な言語の使い分けができるほど重宝されるでしょう。
試合の状況や競技特有の表現を瞬時に理解し、適切に伝えるスキルが必要となるため、通訳者自身もスポーツに精通していることが理想的です。
スポーツ通訳の給料・待遇

スポーツ通訳の給料は、雇用形態、経験年数、スポーツの種類などによって大きく異なります。
また、チームに雇用される働き方なのか、フリーランスとして選手個人につく働き方なのかによっても、収入は変動します。
一般的な年収は、スポーツチームに所属する場合200万円〜500万円が相場になるでしょう。
新人の場合は200〜300万円からスタートし、経験を積むことで500万円ほどの収入が目指せるといわれています。
高い語学力や専門知識を持っているほど、より高い収入が目指せるでしょう。
スポーツ通訳の需要

スポーツ通訳の需要は、国際化の進展に伴い年々高まっています。
特に、プロスポーツリーグや国際大会では、多国籍の選手や監督が活躍しており、円滑なコミュニケーションを支える通訳の存在が不可欠です。
例えば、サッカーや野球、バスケットボールなどのプロリーグでは、海外からの助っ人選手が増加しており、彼らとチームメイトや監督、メディアとの橋渡しをする通訳が必要とされています。
オリンピックや世界選手権といった国際大会では、選手のインタビューや記者会見、運営スタッフとのやり取りをサポートする通訳が求められます。
さらに、近年では企業のスポーツビジネスへの参入が増え、スポンサー企業と海外チームの交渉や国際的なスポーツイベントの開催に伴う商談・契約の場面でも、スポーツ通訳の需要は広がっています。
語学力だけでなく、スポーツに関する専門知識や競技特有の表現を理解する能力が求められるため、経験を積んだ専門通訳のニーズは高く、今後も安定した需要が見込まれるでしょう。
スポーツ通訳に必要なスキル

スポーツ通訳には、単なる語学力だけでなく、専門的な知識や高度な対応力が求められます。以下のようなスキルが特に重要です。
スポーツ通訳に必要なスキル | 内容 |
高い語学力 | スポーツ通訳には、試合や練習中の指示、記者会見での発言などを正確に伝えるためのリスニング力・スピーキング力が必要です。また、スポーツごとに異なる専門用語や競技特有の表現を正しく理解し、適切な言葉で伝える力も求められます。 |
スポーツに関する知識 | 試合の流れや戦術、ルールを理解していなければ、適切な通訳ができません。特に、リアルタイムで通訳を行う場面では、競技への深い理解があることで、迅速で正確な翻訳が可能になります。 |
瞬発力と正確性 | スポーツの現場では、短時間で的確に訳す能力が求められます。監督の戦術指示や選手の意見を即座に伝えなければならないため、スピーディーかつ正確な通訳スキルが必須です。 |
コミュニケーション能力 | 選手や監督、スタッフ、メディアなど、多様な人々と関わるため、相手の意図を正しく理解し、円滑にコミュニケーションを取る力が必要です。また、文化や価値観の違いを尊重しながら対応できる柔軟性も重要です。 |
冷静な判断力と対応力 | 試合中や記者会見などプレッシャーのかかる場面でも、冷静に状況を判断し、的確な訳を提供できる対応力が求められます。また、選手の発言の意図を汲み取り、適切なニュアンスで訳すことも大切です。 |
これらのスキルを身につけることで、スポーツ通訳としての専門性を高め、活躍の幅を広げることができるでしょう。
スポーツ通訳に役立つ資格

スポーツ通訳は専門性の高い仕事です。そのため、資格を所有することで専門性を高められ、就職の際も有利になる可能性があります。
ここでは、スポーツ通訳の仕事に役立つ資格をご紹介します。
通訳案内士
通訳案内士は、通訳スキルを証明できる国家資格です。外国人に日本の文化や歴史を案内することが主な業務ですが、スポーツ通訳としてのキャリアにも役立ちます。
特に、国際大会やスポーツイベントでは、外国人選手や関係者への対応が求められるため、この資格を持つことで、通訳スキルの証明となり、仕事の幅が広がります。
通訳案内士試験では英語力に加え、日本の歴史や文化、地理、一般常識などの知識が求められます。
スポーツ通訳として働く場合、これらの知識は、外国人選手との円滑なコミュニケーションに役立つだけでなく、スポーツツーリズムや国際的なスポーツイベントでの仕事に活かせるでしょう。
また、資格取得の過程で培う正確な通訳技術や接遇スキルは、試合後の記者会見やスポンサーとの交渉など、スポーツ業界で求められる場面が多くあります。
スポーツ通訳を目指す人にとって、語学力を証明し、実践的なスキルを磨くための有益な資格の一つといえるでしょう。
参考:2024年度全国通訳案内士試験|JNTO(日本政府観光局)
通訳技能検定
通訳技能検定(TQE)は、通訳者としてのスキルを客観的に評価する試験で、スポーツ通訳を目指す人にとっても役立つ資格です。
この検定は、日本会議通訳者協会(JACI)が実施しており、通訳の実務能力を測る試験として業界で評価されています。
試験では、リスニング、リーディング、逐次通訳、同時通訳、要約などのスキルが問われます。
特にスポーツ通訳では、試合中や記者会見などで即座に的確な訳を求められるため、この検定で培うスキルは実践に直結するでしょう。
また、試験はビジネスや国際会議向けの内容が多いものの、実際の通訳現場に近い形式で行われるため、スポーツ通訳を志す人にとっても実践力を磨く機会になります。
TQEの取得により、通訳者としての能力を証明できるだけでなく、より高度な通訳技術を身につけることが可能です。
スポーツ通訳としてのキャリアを広げたい人にとって、実践的なスキルを磨くうえで非常に役立つ資格といえるでしょう。
翻訳検定
翻訳検定(JTF翻訳検定)は、日本翻訳連盟(JTF)が実施する、翻訳スキルを客観的に評価する資格試験です。
スポーツ通訳は口頭でのコミュニケーションが中心ですが、記者会見のスクリプト翻訳、契約書やプレスリリースの翻訳、選手のSNS投稿の言語サポートなど、書面での翻訳スキルが求められる場面も多くあります。
そのため、翻訳検定の取得はスポーツ通訳の実務に役立つでしょう。試験の実用レベルの科目は英日翻訳と日英翻訳に分かれており、正確な翻訳スキルを学ぶことができます。
スポーツ業界では、海外クラブや選手との契約交渉、国際大会の運営マニュアルなど、正確な翻訳が求められる場面が多く、検定を取得することで業務の幅が広がるでしょう。
スポーツ通訳としての信頼性を高め、翻訳業務もこなせる専門家としての強みを持つことが期待できます。
インターネット受験が可能なので、在宅でもチャレンジしやすい点がメリットです。
英検
英検(実用英語技能検定)は、日本英語検定協会が実施する英語能力を測る資格試験で、スポーツ通訳を目指す人にとって役立つ資格の一つです。
英検は1級から5級までのレベルがあり、特に準1級以上の取得は、高い英語力を証明する指標となります。
スポーツ通訳の仕事では、試合中の指示の通訳、記者会見での発言の翻訳、海外選手のサポートなど、さまざまな場面で英語を使います。
英検の試験では、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能が評価されるため、通訳に必要な総合的な英語力を鍛えることができるでしょう。
特に1級では、高度な語彙力と論理的な英語表現能力が求められ、スポーツ通訳の仕事で求められる正確な訳出スキルの向上に役立つことが期待できます。
英検の取得は、英語力の証明としてだけでなく、通訳スキルを磨くための基礎づくりにもなるため、スポーツ通訳を目指す人は、英検準1級以上の取得を目標にするとよいでしょう。
参考:スポーツ通訳になるために必要な資格は? | 通訳・翻訳・外国語人材派遣サービスの吉香[KIKKO]
スポーツバイリンガル検定
競技のルールや用語、戦術などスポーツにおける専門的な知識の理解力と語学力を測る検定です。一般社団法人スポーツマネジメント通訳協会が主催しています。
協会が発行する公式テキストがあり、試験ではその内容をもとに出題されます。
合格することで上位資格である「スポーツマネジメント通訳」の受験資格が得られ、競技者として海外を目指すきっかけにもなります。
検定料金:7500円
スポーツマネジメント通訳
スポーツバイリンガル検定の上位資格です。合格には英検2級以上のレベルが必要になります。
主催元は同じく一般社団法人スポーツマネジメント通訳協会で、プロ野球をはじめ、プロスポーツの通訳を目指す人に向いている資格です。
国際レベルの試合で活躍したい人にはきっと役に立つでしょう。
スポーツ通訳者が活躍できる働き方一覧

スポーツ通訳者はどんな場所で活躍できるのでしょうか。ここでは、代表的な働き方をいくつかご紹介します。
国際スポーツイベント
多国籍の選手や関係者が集まるオリンピックやワールドカップなどの国際スポーツイベントでは、スポーツ通訳の需要が非常に高まります。
競技の進行や運営、選手のサポート、記者会見、インタビューなど、あらゆる場面で活躍できる仕事です。
スポーツ通訳者は、大会期間中に選手団の専属通訳として同行し、移動や生活面のサポートを行ったり、記者会見やメディア対応の通訳として選手のコメントを正確に伝える役割を担ったりします。
さらに、大会運営側の一員として、スタッフ間の調整やスポンサー企業との交渉通訳を担当することもあるでしょう。
このような国際スポーツイベントでは、正確な通訳スキルや、競技に関する専門知識、異文化への理解が求められます。
一度経験を積むことで、他の大会やプロスポーツチームでの通訳の仕事につながる可能性もあり、スポーツ通訳としてのキャリアを築く絶好の機会となるでしょう。
スポーツチーム
スポーツ通訳者の主な活躍の場は、スポーツチームです。プロチームに所属する外国籍選手が増える中で、彼らの練習や試合・日常生活をサポートする通訳者の存在は欠かせません。
戦術やプレーに関する指示を正確に伝える役割は、チームの成績にも直結します。また、選手とチームスタッフの間をつなぎ、選手が快適にプレーできる環境を作ることも重要な仕事です。
プロチームのほか、大学や地域クラブでも通訳者のニーズが高まっているようです。
スポーツメーカー

スポーツ用品を製造・販売するメーカーにおいても通訳の仕事は存在します。海外市場に進出している企業では、製品のプロモーションや国際的な展示会で通訳者が必要とされます。
また、製品開発の際に外国人アスリートの意見を聞き、それを日本の開発チームに正確に伝える役割も求められます。
製品知識やマーケティングの基本知識を備えているとさらに活躍の幅が広がるでしょう。
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メディア関係

スポーツメディアにおいても、通訳者の活躍は重要です。国際的な大会や試合での選手インタビュー、会見の通訳を担当するほか、現地取材に同行して情報を伝える役割もあります。
また、放送局での実況解説や字幕制作に関わるケースもあります。特に国際的なスポーツイベントが多い日本では、需要が今後さらに拡大すると予測されます。
選手個人のサポート
スポーツ通訳者は、プロ選手や海外で活躍するアスリートの専属通訳としてサポートする働き方もあります。
特に、外国人選手が日本のチームに加入する場合や、日本人選手が海外リーグへ移籍する際には、言語だけでなく生活面のサポートも必要とされるため、通訳者の存在が重要です。
通訳として、試合や練習中の監督・コーチの指示を正確に伝えるのはもちろん、チームメイトとのコミュニケーションを円滑にする役割も担います。
また、試合後の記者会見やインタビューでの発言の通訳、契約交渉やスポンサー対応など、ビジネス面でのサポートが求められることもあるでしょう。
さらに、言語面だけでなく、異文化への適応を助けることも大切です。選手が新しい環境にスムーズに馴染めるように、生活面の手続きや日常の買い物、病院の対応などもサポートすることがあります。
語学力に加えて、高いコミュニケーション能力やホスピタリティ精神が求められるでしょう。
選手個人の専属通訳はスポーツの最前線で活躍する選手の成長を間近で支えられる点では、大きなやりがいが感じられる仕事です。
インストラクター

通訳者がインストラクターとしての働き方を選ぶことで、より多面的に活躍することが期待できます。
インストラクターとして選手やコーチに対して外国語の習得をサポートする教育者としての役割だけでなく、異文化理解の促進という重要な役割も担います。
言語の背景にある文化や慣習について解説し、外国人選手やコーチが日本のスポーツ文化に適応しやすい環境を整えることで、チーム全体のパフォーマンス向上に寄与することが可能です。
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スポーツ通訳者として活躍する際に役立つ経験

スポーツ通訳者になるためには語学力だけではなく、実務経験やスポーツの現場で得られるスキルが重要です。
特に以下の経験を積むことで、現場で求められる柔軟性や対応力を高められるでしょう。
英会話スクールの講師
英会話スクールでの指導経験は、スポーツ通訳を目指す上で大きなアドバンテージとなります。語学を教える中で得られる表現力や言語運用能力は、現場での通訳に直結します。
たとえば、選手やコーチの言葉をただ機械的に訳すのではなく、ニュアンスや意図を正確に伝えるスキルは教える経験を通して磨かれるものです。
さらに、生徒のレベルや個性に合わせて教え方を調整するスキルは、現場での多様な状況や人間関係に対応する際にも役立ちます。
英会話講師として働きながらスポーツ通訳に必要な語学力と応用力を高めるのは、キャリアのスタートとして非常に有効な手段です。
海外留学

海外での留学経験は、語学力の向上だけでなく、異文化理解を深める絶好の機会となります。
特にスポーツ関連の専攻で学ぶ場合、競技の背景や戦術に関する専門知識を得られ、現場での通訳業務にも大きく役立ちます。
また、留学中に現地のスポーツクラブや大学チームでのインターンシップに参加することで、国際的な環境での実務経験を積むことが可能です。
こうした経験は、スポーツ通訳としての信頼性や説得力を高め、仕事の幅を広げる強みとなるでしょう。
チームマネージャー

スポーツチームのマネージャーとして働く経験も、スポーツ通訳者を目指すうえで大きな助けとなります。
選手やコーチとの近い距離感でチーム運営をサポートする中で、現場の流れや選手たちが直面する課題を深く理解できるようになります。
また、通訳者として活動する際に求められる「場の空気を読む力」や「サポート役としての視点」を養うことができます。
特に練習の準備やスケジュール管理といった実務を経験することで、スポーツ現場全体を把握し、柔軟に対応する力が身につきます。
スポーツ通訳者に向いている人

スポーツ通訳者には、単なる語学力以上にさまざまな資質が求められます。ここでは、共通点をご紹介します。
語学力に長けている
語学力はスポーツ通訳者にとって最も基本的なスキルです。特に、英語やその他の国際的な言語で専門的な会話を正確に理解し、それをスムーズに訳す能力は不可欠です。
しかし、単に言葉を訳すだけではなく、話し手の感情や意図を適切に伝える高度なコミュニケーション力も求められます。
また、通訳対象の国や地域によっては、方言や文化的なニュアンスに対応する力も重要です。
海外のスポーツ事情に詳しい

スポーツ通訳者には、スポーツ文化や競技特有の背景を深く理解する能力が求められます。
例えば、海外で一般的なトレーニング方法や戦術、選手たちのメンタリティ、そして試合前後の儀式的な流れなどを把握していれば、通訳の際にニュアンスをより正確に伝えることができます。
また、各国のスポーツにおける慣習やコミュニケーションの違いを知っておくことで、誤解を防ぎ、円滑なやり取りを実現する助けとなります。
スポーツは国や文化によって大きく異なるため、こうした知識を持つことで通訳者としての信頼感も生まれ、現場での活躍の幅を広げることができるでしょう。
人のサポートをするのが好き

スポーツ通訳者の仕事は、選手やコーチの成功を裏方として支えることです。
通訳者自身が目立つことは少ないですが、選手やスタッフが本来の力を発揮できるようサポートする喜びを感じられる人に向いています。
また、選手やコーチの悩みや相談に乗ったりなど精神的な支えになることも求められるため、他人を思いやる姿勢が重要です。
マニュアルがない場所での仕事が得意

スポーツの現場では、事前に準備したスクリプトやマニュアルが役に立たないケースが多いです。試合中に起こる予期せぬハプニングや、緊急の通訳が必要になる場合もあります。
こうした状況に柔軟に対応できる判断力やアドリブ力を持つ人は、この仕事に適性があると言えるでしょう。
責任感が強い

スポーツ通訳者は、言葉の橋渡しをする役割だけでなく、その言葉がもたらす影響に対する責任も負っています。
たとえば、選手やコーチの発言が誤解を生まないように正確に訳すことはもちろん、状況に応じて相手に配慮した言い回しを選ぶ必要があります。
このような責任感を持って業務に取り組める人は、信頼される通訳者となるでしょう。
スポーツ通訳の仕事のやりがい

現場でチームや選手を支える裏方として活躍するスポーツ通訳者。その役割や充実感について、いくつかの視点から見てみましょう。
様々な国のスポーツマンと関わることができる
スポーツは国や文化を超えたグローバルな活動です。通訳者として働くことで、多様な国籍や背景を持つ選手やコーチと直接関わる機会が得られます。
彼らの価値観や競技に対する姿勢を間近で学び、自身の視野を広げることができる点は、大きな魅力です。
また、異文化の中で働くことで、語学力だけでなくコミュニケーション能力も磨かれます。
チームを支えることができる

選手が最高のパフォーマンスを発揮するためには、通訳者の存在も重要です。言語の壁を取り払うだけでなく、練習や試合がスムーズに進行するようサポートする役割にはやりがいがあります。
また、選手やスタッフから感謝される瞬間に、スポーツ通訳者として働く喜びを感じている人もいるようです。
仕事をしながら語学力が磨かれる

スポーツ通訳の現場では、専門的な語彙や表現を日々使うため、語学力が常に向上します。
新たな競技や国に関わることで、これまで知らなかった言葉や文化に触れることができ、知識の幅もグンと広がるはず。語学学習が好きな人にとって、理想の仕事といえるでしょう。
転職の際にも経験を活かせる

スポーツ通訳の仕事は、転職の際にも経験を活かすことができます。
スポーツ通訳で培ったスキルは、国際的な企業での通訳や翻訳業務、観光業、さらには教育分野での言語指導といった職種にも応用が可能です。
また、スポーツ現場の特有の緊張感や予測不能な状況を乗り越える中で培った問題解決能力やコミュニケーション力は、どの業界でも重宝されるでしょう。
スポーツ通訳の仕事の探し方

スポーツ通訳として働くには、適切な求人情報を見つけることが重要です。
しかし、一般的な通訳の仕事と比べて募集が少なく、特定のスポーツ分野に特化した案件が多いため、効率的に探す工夫が必要です。
ここでは、スポーツ通訳の仕事を見つけるための具体的な方法を解説します。
知人や学校の紹介

スポーツ通訳の求人は一般的な求人サイトに掲載されないことも多く、業界内の人脈がカギとなる場合があります。
特に、スポーツに関わる仕事を目指している人は、大学や専門学校でのつながりを活用することが効果的です。
スポーツ学部や語学系の学部で指導している教授や講師が、業界関係者とつながりを持っていることもあります。
また、卒業生や現役で活躍している先輩に相談することで、現場の情報を直接得られる場合もあります。
インターネットの情報

スポーツ通訳の仕事を探すときは、一般的な求人サイトだけでなく、スポーツ業界に特化したサイトやSNSを活用することで、よりターゲットを絞った情報を得られます。
例えば、「Bリーグ」「Jリーグ」など特定のリーグやクラブの公式サイトには、通訳やマネージャーの募集が掲載されることがあります。
スポーツ専門エージェントサービスの活用

スポーツ通訳の求人に特化したエージェントサービスを利用するのもおすすめです。アスリートエージェントも体育会系の人材に特化したエージェントサービスです。
アスリートエージェントでは、一般には公開されない非公開求人も扱っており、専門的なキャリアサポートをすることが可能です。
また、スポーツ通訳の仕事に必要なスキルや経験を客観的に評価し、それに応じた求人を提案できます。
スポーツ関連業界とのつながりが強いエージェントを選ぶことで、スポーツ通訳者としてのキャリアを効率的にスタートさせることが可能です。
エージェントサービスについてもっとよく知りたい方は、以下の動画もあわせてご覧ください。
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まとめ
スポーツ通訳者を目指している方や、英語力をスポーツの仕事に活かしたい方は、ぜひアスリートエージェントをご利用ください。
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