2024.12.12

バドミントンコーチに必要な資格は?気になる内容を大公開!

バドミントンコーチになるには、バドミントンの経験が必須といえます。また、バドミントンコーチの資格もあるため、取得すると有利です。

この記事ではバドミントンコーチになる方法のほか、仕事内容や働き方などを解説します。

バトミントンコーチの仕事内容

技術・体力指導

バドミントンコーチは、まずは選手の技術・体力指導をします。バドミントンで基本となる技術を指導する他、試合で最後まで戦い抜ける体力の強化などをトレーニングで実践します。

ラケットと羽を使ったトレーニングばかりではなく、基礎的な筋力トレーニングなど、あらゆるアプローチ方法で指導をおこないます。

プレーヤーのサポート

プレーヤーのサポートをすることも大切な仕事です。競技に関するサポートはもちろん、プレーヤーのトレーニング状況やコンディションなどを見ながらひとりひとりに合ったサポートをします

メンタル面のサポートも競技に大きく関わってくるため、悩んでいる選手の相談にのるなどフォローにまわることもあります。

大会や試合への引率

バドミントンの大会や試合に引率することも、バドミントンコーチの主な仕事内容です。

コーチは試合会場で試合中や試合前に、選手たちに対してフィードバックやアドバイスを行い、最高のパフォーマンスが発揮できるように適切な戦略を指導します

また、プレッシャーに対処するための準備やモチベーションの維持など、選手たちが大会や試合で最善のパフォーマンスを発揮できるように精神的なサポートをすることも重要な役割。

選手たちをよく観察し、試合後に成功や失敗に関わらず適切なフィードバックをすることまでが、バドミントンコーチの仕事です。

ジュニアの育成

バドミントン選手を志すジュニア選手も多くいます。実際、バドミントンの競技人口は年々増加傾向にあり、ますます人気のスポーツとなってきています。

将来有望なジュニア選手を育成するために、バドミントンの楽しさから教えることが大切です

バトミントンコーチになるには?

バドミントンコーチになるためには、選手として実績を残しているかどうかが重要です

大きな大会で結果を出していたり、履歴書に書けるほどの戦績を残していたりすることは、実力の証明になります。

選手としての実力があれば、スキル面はもちろん、メンタル面でも選手の目線に立った指導ができることが期待できます。

また、指導資格をもっていることもバドミントンコーチになるにあたり有利なポイント。

バドミントンコーチの資格には、公認バドミントン指導者の資格や日本バドミントン協会公認審判員の資格などがあります。

資格を有することは、指導経験が豊富さをアピールすることにつながるでしょう。

公認バドミントン指導者資格とは

正式名称「公認スポーツ指導者資格」

「公認スポーツ指導者」とは、公益財団法人日本スポーツ協会等が公認スポーツ指導者制度にもとづいて正式に認定した公認の指導者のことです。

公認スポーツ指導者資格には、大きく分けて6つの領域と15つの資格が存在します。目指したい領域に合わせて、取得する資格を選びましょう。

参照:公認スポーツ指導者資格

公認バドミントン指導者資格は4種類ある

公認バドミントン指導者資格は、「公認スポーツ指導者資格制度」の中のバドミントン競技の指導者資格を示します。

バドミントン競技に関しては、コーチ1〜4の資格について、日本バドミントン協会が取得基準を定めて公認しています。

この資格を取得すると、日本体育協会と日本バドミントン協会が正式に認めたバドミントン指導者になることができます。

公認バドミントン指導者には4種類があり、基本的に4級から順番に上位資格に進んでいきます。指導実績や競技実績によっては、2級から受講できます。

公認バドミントン指導者のカリキュラムは、全スポーツ競技における共通の指導理論や知識を学ぶ「共通科目」と、バドミントンに特化した指導方法を学ぶ「専門科目」に分けられます。

コーチ1、コーチ2は、バドミントン協会主催の養成講習会に参加して取得。コーチ3、コーチ4は数日間にわたる合宿で講習を受けます。

それぞれの役割や難易度、取得方法は異なるので、必要に応じたレベルの資格を取得しましょう。

参照:公認バドミントンコーチ1 資格概要

公認指導者の登録人数

バドミントンの公認指導者の登録人数は、指導員が2079人、上級コーチが60人となっています。

「サッカー:指導員 27,587人 上級コーチ 1,775人」「水泳:指導者 10,428人 上級コーチ 748人」と、バドミントンの登録人数は他のスポーツと比較しても少ない傾向にあります。

公認バドミントン指導者資格の取得方法

コーチ1・コーチ2の取得方法

【コーチ1】

公認バドミントンコーチ1 資格概要
基礎理論、指導実習合計で21時間の学習時間が目安とされています。

<受講条件>次の(1)(2)のすべての条件に該当する者

(1)受講年度の4月1日現在で満18歳以上の者

(2)日本バドミントン協会公認審判員資格(3級以上)取得者あるいは取得予定者

    【コーチ2】

    公認バドミントンコーチ2 資格概要
    基礎理論、指導実習合計で40時間の学習時間が目安とされています。

    <受講条件>次の(1)(2)(3)のすべての条件に該当する者

    (1)受講年度の4月1日現在で満20歳以上の者

    (2)日本バドミントン協会公認審判員資格(3級以上)取得者あるいは取得予定者

    (3)コーチ1資格保有者あるいは本会第1種全国大会出場の競技成績を持つ者もしくは全国大会出場の競技成績を持つ選手を直接指導した実績がある者

      コーチ3・コーチ4の取得方法

      【コーチ3】

      公認バドミントンコーチ3 資格概要
      基礎理論、指導実習合計で60時間の学習時間が目安とされています。

      <受講条件>次の(1)(2)(3)のすべての条件に該当する者

      (1)受講年度の4月1日現在で満20歳以上の者

      (2)日本バドミントン協会公認審判員資格(3級以上)取得者あるいは取得予定者

      (3)コーチ2資格保有者あるいは本会第1種全国大会ベスト32以上の競技成績を持つ者もしくは全国大会ベスト32以上の競技成績を持つ選手を直接指導した実績がある者

        【コーチ4】

        公認バドミントンコーチ4 資格概要
        基礎理論、指導実習合計で80時間の学習時間が目安とされています。

        <受講条件>次の(1)(2)(3)のすべての条件に該当する者

        (1)受講年度の4月1日現在で満22歳以上の者

        (2)コーチ3資格保有者

        (3)本会が認めた者

          バトミントンコーチの主な働き方

          中学・高校・大学の顧問

          バドミントンコーチには、中学、高校、大学の顧問指導者として働く指導現場があります。過去に実績があれば、生徒や学校からの評価も高くなるでしょう。

          学校によっては公務員となり、給与も安定して高くもらうことができます。また、定年まで働き続けることができるメリットもあります

          一方で、顧問だけではなく教員として他の仕事にも対応する必要があり、労働時間が長いデメリットもあります。

          実業団チームの監督

          バドミントンで活躍する、有名な実業団チームも存在します。実業団チームの監督として働くことで、正社員として企業に入社でき安定するメリットがあります。

          引退後も仕事を続けられますが、実業団チームの監督の募集はほんの一握りなため就職するハードルは高くなります

          地域・クラブのコーチ

          地域やクラブチームのコーチとして働くことも活躍の場です。こどもを中心に、バドミントンをするためにチームに入っている意欲の高い選手が集まりやすいため、育てがいがあるでしょう。

          一方で、時給が低いことや、指導の時間がどうしても夕方以降の夜や休日になりがちという点がデメリットとしてあげられます。

          民間スクールのコーチ

          民間のスポーツ施設や学校、クラブなどでバドミントンを指導する働き方があります。

          生徒たちのスキルを向上させるための練習プログラムの設計や、基本的なスキルの指導、生徒たちを大会や試合に参加させ競技経験を積ませるなどが主な仕事内容です。

          民間スクールのバドミントンコーチは、生徒たちがバドミントンを楽しみながらスキルを向上させ、健康的な競技生活を送ることをサポートする重要な存在です

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          バドミントンコーチに求められるスキル

          バドミントンの技術力

          バドミントンを指導する立場に立つことから、まずはバドミントンの技術に自信がある方が第一に求められます。高い技術を持ち、実績がある方が生徒も信頼してついてきます。

          学び続ける姿勢

          指導者であっても、常に成長し続ける姿勢が大切です。他のコーチの指導方法などを参考にして自分の指導に取り入れるなど、日々進化する人こそ理想のコーチといえるでしょう。

          傾聴力や共感力

          バドミントンコーチには、選手とのコミュニケーションを円滑にするために、傾聴力や共感力が求められます

          さまざまな感情や状況を抱えながらプレーしている選手たちをコーチが適切に理解するためにも、良好なコミュニケーションが必要です。

          選手が自分の気持ちや課題について話す際に、コーチが傾聴し共感してくれることで、選手たちは自分を理解してくれる存在がいると感じ、信頼関係が築かれます。

          また、傾聴力と共感力は選手の成長や発達にも影響します。

          選手が自分の課題や目標について話し、それに対してコーチが真剣に向き合い共感することで、選手は自己成長に向けてのモチベーションや方向性を見出すことができます。

          コーチが選手の立場や感情を理解し共感することで、選手は自信を持ち、自己改善に励む姿勢を強化することができるでしょう。

          まとめ

          バドミントンコーチになるにはバドミントン指導者資格を取得すると良いです。また、資格を取得するだけでなく、コーチに求められるスキルも持っていることが大切です。

          バドミントンコーチになりたいけれど自信がない方、求人の探し方が分からない方はぜひアスリートエージェントにご相談ください。

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