2025.01.16
野球のスカウトマンになるには?必要スキルを参考に理想のスカウトマンを目指そう
野球が好きな方や、野球経験者の方のなかには、プロ野球のスカウトマンになりたいとお考えの方もいるでしょう。
プロ野球のスカウトマンは、さまざまな場面で有望な選手を見つけ出す重要な役割を担う仕事です。自分が発掘した選手が試合で活躍をした時には、大きな喜びが感じられる仕事ともいえるでしょう。
本記事では、プロ野球のスカウトマンになるための方法や求められるスキルについてご紹介します。
INDEX
プロ野球のスカウトマンとは?

プロ野球のスカウトマンの仕事内容
野球のスカウトマンの仕事は、高校や大学、企業から、将来有望な選手を見つけ出し所属チームに勧誘する仕事です。時には日本を出て、海外に行って選手を探すことも。
シーズン中は各地域の大会に足を運んで選手を観察するため、忙しい仕事といえるでしょう。
特に春先は、高校野球や大学野球の春季リーグ戦など多くの試合が開催され、さらに忙しくなります。
シーズンオフ中も、練習の視察のためにキャンプに足を運ぶなど、休む暇がないことも実態。
希望選手が決まった後に、選手の意向や状況を確認しながら入団に向けた条件提示や交渉を進めるのもスカウトマンの役割です。
チームに適した選手を見つける、非常に大切な仕事といえるでしょう。
未来の選手を発掘する
有望な選手を見つけてチームに迎えるための未来の選手を発掘することも、野球スカウトマンの仕事内容です。
スカウトマンは、高校や大学、独立リーグ、アマチュアリーグなど、様々なレベルでプレーしている選手の才能を見極めます。
選手の打撃力や投球力、守備力といった技術的なスキルだけでなく、試合中の判断力やチームプレイの姿勢、精神的な強さなども総合的に評価します。
スカウト活動では試合の観戦や練習の視察を行い、選手のプレーを細かく観察することが大切です。選手本人やその指導者、家族などから情報を収集し、選手の将来性やポテンシャルを判断します。
未来のスター選手を発掘しチームの戦力を強化することこそ、スカウトマンの大きな使命です。
スカウトマンとしてドラフト会議やスカウト会議に出ることも

基本的には、スカウトマンの推薦をもとにチームがどの選手を目当てにしてドラフト会議に望むかが決まります。
そのため、スカウトマンとしてドラフト会議やスカウト会議に出席し、選手の入団交渉権をめぐり他の球団と駆け引きをするケースも。
会議はスカウトマンが隠れた有望な選手を見つけ出し、納得・指名してもらうための腕の見せ所。華やかな会議に関わることができる場面のひとつと言えるでしょう。
プロ野球のスカウトマンになるには?
元プロ野球選手からスカウトマンになる方法
野球のスカウトマンになるための一番の近道は、プロ野球選手として実績を積むことが第一といえるでしょう。プロ野球のスカウトマンは、元選手が引退した後になることがほとんどです。
プロ野球選手を引退した後に、適性やチームへの貢献度を見て球団からスカウトされます。
さらに、一般に公募されておらず、採用がおこなわれるのは欠員が出た時のみ。スカウトマンは選手の活躍や適性を予測する必要があることから、野球選手としての経験が試されます。
実際にプレーしたことない人が隠れた才能を見つけることは考えられにくいため、元野球選手がスカウトマンになるケースが多いとされています。
球団職員からスカウトマンになる方法

野球に関する知識やアスリートの基礎知識、スポーツ関連のコミュニケーション学や心理学などの知識を取得したうえで球団職員になることができれば、そこからスカウトマンになれる可能性も。
球団職員からスカウトマンになるために、スカウトマンとして求められる知識を身につけることが最重要になります。
また、スカウトマンは野球業界に広い人脈をもっていることで、人材発掘に活かせる情報をより広く効果的に得ることができます。
球団職員として、人脈が広げられるとスカウトマンになれる確率もアップするでしょう。
プロ野球のスカウトマンに求められるスキル

観察力
スカウトマンは野球のスキルだけではなく、人としての力量や人柄まで見極める観察力が求められます。
優れた人材を発掘するために、大会以外に練習やキャンプ、練習前後などグラウンド以外で見せる立ち振る舞いにも目を向ける必要があります。
特に日本では、プロ球団のスカウトマンとアマチュア選手はドラフト会議で指名し交渉権を得るまでは接触ができないため、選手を観察することでのみチームへの適性を判断しなければならない難しさも。
野球のスカウトマンにとっての「観察力」は、選手の能力やポテンシャルを正確に評価し、将来の成功の可能性を見極めるための不可欠なスキルです。
表現力

表現力は、求められるスキルのひとつです。もし、野球選手として有能な選手を見つけたとしても、スカウト会議で魅力を十分に伝えられなければ意味がありません。
レポートやプレゼンテーションで、観察した選手の能力や特徴を的確に伝えたり、自分の評価や見解を関係者に効果的に伝えられなければ、せっかく見つけた人材の魅力を伝えられないまま終わってしまいます。
野球のスカウトマンにとっての「表現力」は、選手の実力や評価を正確に伝え、他の関係者にその魅力を的確に伝えるために重要なスキルです。
体力

野球のスカウトマンの仕事は基本的に体力仕事です。球場で試合を観戦したり、練習場所に足を運んだり、外での仕事が中心になります。
全国各地の試合を見て回る必要があるため、フットワークの軽さも重要。
さらに、オフシーズンには練習視察やキャンプに出向くなど、暇がないのもスカウトマンの仕事の特徴です。
選手の魅力を見逃さないように、炎天下など悪天候の中でもプレーの観察に集中する必要がある精神力と体力が欠かせません。
人脈

数少ないスカウトマンたちで全国各地のスカウトを網羅することは難しいため、人脈をもつことがとても重要になります。
有能な選手が現れた際には連絡がもらえるように、全国にいるスカウトマンや業界関係者たちとの人脈を構築することが欠かせません。
野球関係者や球団の集うパーティーに参加したり、あいさつ回りをしたりして、積極的にアプローチして人脈をつくる方法があります。
プロ野球のスカウトマンの年収
プロ野球のスカウトマンの年収は、所属する球団やスカウトとしての経験、成果によって大きく異なります。一般的には、約500万円〜1,000万円程度が平均的な年収の範囲です。
ただし、実績のあるベテランスカウトや、特に選手発掘で成果を上げたスカウトの場合、これ以上の報酬を得ることもあります。
また、プロ野球のスカウトマンの給与には、基本給のほかに手当や成功報酬が含まれることがあります。
収入の安定性よりも、「選手発掘のやりがい」や「野球界での貢献」を重視する人に向いている職業といえるでしょう。
プロ野球のスカウトマンを目指す方はスポーツ専門エージェントに相談しよう
採用人数が少なく一般採用もされていない野球のスカウトマンになることは、学歴などは求められないものの非常に狭き門です。
プロ野球選手や球団職員からスカウトマンになることがほとんどですが、稀にそれ以外の道からスカウトマンになったケースもあるといわれてます。
スポーツ学の学べる学校で知識をつけ、野球関係者と交流するコミュニケーション力を武器に、スカウトマンを目指すこともできるでしょう。
狭き門であるからこそ、スポーツ専門の就職エージェントに相談することがおすすめです。スポーツ専門の就職活動支援をおこない、スカウトマンを目指すための適切なアドバイスなどを提供しています。
おすすめのエージェントについては以下の動画で詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
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まとめ
プロ野球のスカウトマンは、選手の野球のスキル以外の態度や性格などの魅力を見つけることが大切です。
より評価されるスカウトマンになるために、求められるスキルを磨くことの重要性も理解しておきましょう。アスリートエージェントは、プロ野球のスカウトマンになるためのフォローにも対応しています。
プロ野球のスカウトマンを目指している人は、お気軽にご相談ください。
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