2024.07.30

Bリーグに就職する方法は?具体的な仕事内容や必要な資格を徹底解説

Bリーグに就職したいと思ってもさまざまな職種があるため、まず何をしたいかを決めましょう。

大きく分けて、選手のサポートをする仕事、チームをサポートする仕事の2つがあります。

この記事では、Bリーグの仕事内容や就職するためにやるべきこと、就職する方法などを解説します。

 Bリーグの具体的な仕事内容6選

Bリーグでの仕事内容は、多岐に渡ります。

バスケットボール選手と直接関わるような仕事はもちろん、いわゆる裏方のような形で選手やチームを支える仕事も存在しています。

今回は、Bリーグでの仕事を6つ解説していきますので、自分のやりたい事と照らし合わせながらチェックしてみてください。

コーチ

コーチは、大まかにいうとチームをけん引し、ゲームに勝たせる事が仕事です。

作戦や練習メニューの考案、試合結果の分析、選手への指導などを行い、どのようにすれば試合に勝てるのかを様々な視点で考えます。

Bリーグのコーチは、ヘッドコーチとアシスタントコーチに分かれており、それぞれ就業条件が異なります。

ヘッドコーチはチーム全体を指揮する最高責任者であり、アシスタントコーチはヘッドコーチの補佐をするポジションになります。

また、それぞれ必要な資格として、日本バスケットボール協会が定める「JBA公認コーチライセンス」が存在します。

ヘッドコーチになるためには、S級コーチライセンス取得が必要です。ただし、B2リーグの場合はA級ライセンスでもヘッドコーチになることが可能です。

JBA公認コーチライセンスは、JBAが開催している講習を受ける事で取得が可能です。

E級~S級まで存在しており、段階を踏んでどんどん昇級していくため、コーチを目指すのであれば、JBA公認コーチライセンス講習申し込みから行いましょう。

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スポーツトレーナー

バスケットボールは接触も多く激しいスポーツです。

そんな選手の怪我を予防するためのトレーニングや怪我をしてしまった際の応急処置を行います。

選手が一番良い状態でプレーできるような体づくりをサポートするのが、トレーナーの主な仕事になります。

資格やライセンスなどは特に必要がないことに加え、Bリーグではコーチの設置が義務付けられているので、比較的就業がしやすいポジションとなっています。

トレーナーになるには、バスケットボールに関する事を勉強しておくだけではなく、日本スポーツ協会が認定している「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー」などの資格を取得しましょう。

また、トレーニング知識や栄養学、解剖学などを勉強しておくと選考が有利に進められるのでおすすめです。

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マネージャー

Bリーグのマネージャーは、チームの全面的なサポートが主な仕事です。

練習で使用したタオルの洗濯やボトルの清掃のような細かい業務はもちろん、遠征で使用する交通手段の手配やホテルの手配など業務内容は多岐に渡ります。

選手が集中して練習できるような環境を作ったり、何かを頼みやすい・頼まれやすいという関係性を作るのも重要です。

マネージャーはチーム全体の事に目を光らせる必要があるため、縁の下の力持ちタイプの方にとても向いています。

マネージャーになるのに資格は必要ありませんが、スポーツマネジメントの分野を勉強したり、バスケットボールチーム主催のインターンシップに参加したりするといいでしょう。

各チームのホームページなどをチェックし、積極的にプロチームとの繋がりを持つことで、マネージャーへの道が近づきます。

通訳

Bリーグには多くの海外選手が在籍しているため、コミュニケーションを取るために通訳が必要です。円滑にチームを回すためにとても重要な仕事となっています。

通訳の主な仕事内容としては、練習や試合、メディアインタビューの際の通訳や海外選手との契約交渉時の通訳、更にはプライベートのサポートなど多岐に渡ります。

資格などは特に必要がありませんが、自分のスキルを証明するため国家資格である「通訳案内士」を取得している場合が多いです。

また、TOEICや英語検定なども自分のスキルを証明できる資格ですので、取得しておくと有利に選考を進められます。

栄養士

栄養士は、食事を通して選手をサポートする仕事です。

選手が自身のパフォーマンスを最大限発揮できるように体作りをサポートし、時には選手の家族にもセミナーを開き指導を行います。

スポーツ選手にとって、身体は資本です。ポジションやコンディションによって必要な栄養は異なるため、コーチやトレーナーと連携しながら献立を決めていきます。

栄養士になるためには、必ず資格が必要になります。栄養士関連の資格はたくさん存在していますが、Bリーグでの就業には「公認スポーツ栄養士」の取得がおすすめです。

「公益社団法人日本栄養士会」と「公益財団法人日本スポーツ協会」は、共同で認定している資格です。

こちらの資格を取得するためには、試験以外にも講習を受けたり管理栄養士の資格が必要だったりと条件があります。

詳しくは、公益社団法人日本栄養士会のホームページをご確認ください。

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フロントスタッフ

フロントスタッフとは、チームの運営を行う仕事です。

試合の運営はもちろん、チームスポンサー交渉の営業やチーム知名度を上げるマーケティング戦略、広報の仕事、更にはファンクラブ運営や問い合わせ対応など、業務は多岐に渡ります。

スポンサー交渉の営業はチームの存続に関わる重要な仕事になりますし、マーケティングや広報がしっかりと機能していないと観客が集まりません。

フロントスタッフになるための資格は特に必要ありません。

ただ、自分が行きたいポジションによっては資格があった方が有利になる場合もあるので、キャリアプランと照らし合わせながら資格取得を検討してみてください。

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Bリーグに就職するためにやるべきこと

次に、Bリーグに就職するためにやるべきことを3つ紹介します。

競争率が年々増しているBリーグで就職するためにやるべきことをまとめましたので、チェックしてみてください。

Bリーグの基礎知識や歴史を学ぶ

Bリーグに就職するためには、Bリーグの事を知る必要があります。全くBリーグを知らずに選考に進んでも内定を貰うことは難しいでしょう。

今回は、いくつか勉強しておいた方が良い知識を紹介します。

1つ目は、「3つの使命」です。一般企業が企業理念を定めているようなイメージで、Bリーグにも3つの使命というものが存在します。

それは、「エンターテイメント性の追求」「世界に通用する選手やチームの輩出」「夢のアリーナの実現」です。

この3つはどのバスケットボールチームも共通で持っている目標です。

2つ目は、Bリーグの歴史についてです。

Bリーグは2016年秋に発足しており比較的新しく、まだまだ発展途中です。

色々なアイデアでBリーグを盛り上げたいという気持ちやもっとBリーグの良さを知ってもらいたいという気持ちを持つことが重要になります。

3つ目は、Bリーグの基礎についてです。Bリーグは、サッカーでいうJ1、J2のようなイメージで、B1リーグとB2リーグが存在します。

年間の成績や入れ替え戦なども行い、全国のチームがBリーグ優勝を目指し、日々奮闘しているのです。

また、Bリーグは男子バスケットボールリーグの総称で、女子バスケットボールリーグはWリーグと呼ばれます。

実際に会場に足を運んで雰囲気を体感してみたりすることで、Bリーグのことを知れるチャンスへと繋がります。

バスケットボールの知識だけではなく、Bリーグの知識もしっかり勉強し、選考へ挑みましょう。

バスケのルールを学ぶ

Bリーグは、バスケットボール経験がない場合でも就業可能ですが、知識は必ず必要になります。バスケットボールのルールも必ず頭に入れておきましょう。

バスケットボールのルールは、年々変化しています。昔バスケットボールを経験したことがあるという方も、ルールが変わっている可能性があるので再度ルールを確認してみてください。

また、アメリカのバスケットボールリーグであるNBAとBリーグでルールが異なったりもします。必ず、Bリーグでのバスケットボールルールを学んでおいてください。

詳しいバスケットボールのルールは、Bリーグ公式ホームページにて公開しています。分かりやすく乗っているので、一度確認してみてください。

自分のアピールポイントを洗い出す

Bリーグに限らず一般企業を受ける際にも必要なことですが、自分のアピールポイントを洗い出すことで選考に通りやすくなります。

このアピールポイントは、バスケットボールの経験で得たこと以外でも問題ありません。

「経験で得た学びをBリーグやバスケットボールチームでどのように活かせるのか」をしっかりと考えておきましょう。

もし、自分で思いつかない場合は周りの人を頼ってみてください。大学の就活支援課や就活エージェントなど、就職活動のプロのアドバイスは選考を進めるのに必ず役に立ちます。

Bリーグに就職する方法

次に、Bリーグに就職する方法について解説します。

一般企業のように毎年採用を行っているチームは少なく、新卒での就活シーズンとBリーグのオフシーズンがずれているため、求人が少ないというのが現状です。

数少ない求人の見つけ方や応募方法を詳しく解説していきますので、チェックしてみてください。

Bリーグの公式サイトから求人を探す

Bリーグの公式サイトには、各チームの採用情報が載っています。

採用ポジションや人数などはチームによって異なるので自身のやりたい事やキャリアプランと照らし合わせ、選考に進むチームを決めるといいでしょう。

また、チームによって採用条件がかなり異なります。資格必須の場合や引っ越し必須の場合などもあることに加え、雇用形態もアルバイトから正社員まで様々です。

よく調べずに応募すると「せっかく受かったのに辞退しなければいけなくなった」なんてことも起こりうるので、選考に進む前に募集要項のチェックを行ってください。

求人・転職サイトから求人を探す

数や時期は限られますが、求人サイトに募集が載っている場合があります。

ほとんどのチームはホームページにのみ採用情報を掲載していますが、中には求人サイトにしか採用情報を記載していないパターンもあります。

そのため、ホームページに採用情報が載っていないからと諦めるのではなく、求人サイトでも探してみることをおすすめします。

また、求人サイトからの応募の場合はほとんどが履歴書や職務経歴書が必須となります。応募する前に書類準備をしておくとよいでしょう。

知人から紹介してもらう

Bリーグで働いている知人がいたり、コネクションを持っていたりなどがあれば知人を経由しての就業も可能です。表立って求人は出していないものの、紹介であれば入社できるというパターンも存在します。

チーム側も全く知らない人を雇うよりは、知人経由で人を雇った方がリスクが少ないため前向きに検討してくれる場合が多いようです。

自分の思っていた条件をかけ離れている可能性もありますので、知人からの紹介の場合でもしっかりと条件を確認しましょう。

就職エージェントに相談する

「Bリーグに就職したいけど何からすればいいか分からない」「求人を探したけど見つからない」などの場合は、就職エージェントへの相談をおすすめします。

就職エージェントは、条件を伝えるだけで求人を探してきてくれることに加え、特別選考への推薦も可能になります。

就職エージェントによって異なりますが、面接が1回のみになったり、事前に面接で聞かれることが分かったりするので、行き詰ってしまった場合は就職エージェントを頼ってみてください。

また、就職エージェントは、「○○業界に強い」「20代の転職に強い」「スポーツ経験者支援に強い」など、それぞれ特徴を持っています。

自分に合ったエージェントを使うことで、スムーズな就職活動ができますので調べてみてください。

Bリーグに興味があり就職をしたい場合は、「アスリートエージェント」をおすすめします。アスリートエージェントは、スポーツ経験者支援に特化しているエージェントです。

スポーツ業界に強いパイプを持っているので、かなりおすすめとなっています。元アスリートのキャリアアドバイザーが多数在籍しているので、話すだけでもかなりヒントになるはずです。

是非、一度相談だけでもしてみることをおすすめします。

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Bリーグの就職についてよくある質問

最後に、Bリーグに関するよくある質問に対する答えを解説していきます。よくある4つの質問をまとめましたのでチェックしてみてください。

Q.バスケ未経験者でもBリーグへの就職はできる?

Bリーグは、バスケットボール経験がなくても就職は可能です。

しかし、バスケットボールのルールを知らないと業務に支障をきたしてしまう場合があるので、最低でもルールは覚えておくとよいでしょう。

他にも、先ほど述べたBリーグの歴史や基礎知識は頭に入れておき、「自分がBリーグで何をしたいのか?チームのために何ができるのか?」という部分をアピールすることも重要です。

バスケットボール未経験だからといって諦めずに、色々な視点からバスケットボールの勉強をしておくことをおすすめします。

Q.Bリーグに就職する際に必要な資格は?

どのポジションに就職するのかにもよりますが、基本的には資格がいらない場合が多いです。ただ、コーチと栄養士は専門の資格取得が必須となっています。

ほとんどのポジションで資格は必要ないのですが、取っておいたら有利になる資格は存在しています。

例えば、トレーナーを目指しているのであれば「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー」、スポンサー営業などを行うポジションを目指す場合は、「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の資格がおすすめです。

資格は、自身のスキルを分かりやすく証明できるものになります。選考が有利になりますので、選考までに資格を取っておくことをおすすめします。

Q.Bリーグの雇用形態は?

ポジションやチームによって異なります。アルバイト、正社員、契約社員、業務委託など様々です。

それぞれの雇用形態にメリットデメリットがあるため、自身が働きたい形に近い雇用形態で募集しているチームへの就業を検討してみてください。

また、月給、時給、日給など給与の支払い形態も様々であり、給与もチームによってばらつきがあります。

理想に近い形で入社できるように事前リサーチは必ず行うようにしましょう。

Q.Bリーグ以外のバスケに関わる仕事は?

Bリーグ以外にもバスケットボールに関わる仕事は存在します。

Bリーグ以外のバスケットボールに関わる仕事例

  • 学生相手にバスケットボールを指導する部活指導員
  • バスケットボールショップの店員
  • スポーツ記者
  • 審判
  • チームのチアリーダー
  • バスケットボールグッズの製造メーカー

仮にBリーグでの就業が叶わなくても、バスケットボールに関わる仕事をに就くことは可能です。

バスケットボール経験者の場合は、部活動指導員がおすすめです。子供たちのバスケットボールの才能を伸ばし、指導する経験を積むことで将来Bリーグでコーチや監督ができる可能性が広がります。

また、スポーツ記者などでチームと繋がりを持つことができれば、専属のライターとして雇って貰える可能性にも繋がります。

未経験者の場合でも、先ほど述べた通り資格の勉強を行う事でBリーグでの就業に繋がります。

部活動指導員への就業には、アスリートボックスというサービスがおすすめです。アスリートボックスは、顧問や指導員不足で悩んでいる学校と指導員を結びつけるサービスです。

バスケットボールの顧問や指導員で悩んでいる学校の紹介も可能ですので、興味がある場合は是非お問い合わせください。

バスケに関わる仕事については、以下の動画でも解説しています。ぜひチェックしてみてください。

まとめ

バスケ未経験者でもBリーグへの就職は可能ですが、Bリーグの基礎知識やバスケのルール等は把握しておくべきです。

また、Bリーグには資格が必要となる職種もあります。Bリーグで自分に合う仕事があるか不安なら、アスリートエージェントに相談することをおすすめします。

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