2024.08.14

カヌー関係の仕事は?役立つ資格や必要なことを徹底解説

水面を自由に泳ぐカヌーは、自然を感じながら楽しめるアクティビティのひとつです。カヌーの楽しさに魅了され、カヌー関係の仕事に就きたいとお考えの方もいるのではないでしょうか?

本記事では、カヌー関係の仕事や役立つ資格、就職するために必要なことについて解説します。

「カヌー関係の仕事にはどんなものがあるの?」「どんな資格が必要なの?」などとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

カヌー関係の仕事

カヌー関係の仕事にはどのような仕事があるのでしょうか。ここでは、カヌー関係の仕事について具体的に解説します。

カヌーのインストラクター

カヌーのインストラクターは、カヌーの技術や安全性に関する指導を行う仕事です。カヌーのスクールやクラブ、アクティビティ施設で展開する教室などでインストラクターとして活動します。

主に、以下のような業務内容です。

<基本から応用までのカヌー技術>

  • パドリング技術
  • 方向転換の方法
  • カヌーの操作方法

<安全にカヌーを楽しむための知識とスキル>

  • ライフジャケットの着用方法
  • 緊急時の対処法

また、時には自然環境や水域の保護に関する教育も行います。

そのため、カヌーのインストラクターは、強いリーダーシップやコミュニケーション能力が求められるだけでなく、自然環境に対する理解と愛情も必要です。

指導に役立つ資格取得や経験を積むことで、よりプロフェッショナルなインストラクターとして活躍できるでしょう。

こちらの記事もおすすめ
アウトドアインストラクターになるには?役立つ資格やなり方をご紹介

カヌーのガイドツアー

カヌーのガイドツアーは、カヌーでアクティビティを楽しむ参加者を安全に案内し、自然や環境についての知識を提供する仕事です。

主な仕事内容は、ツアーのルート計画から安全に出発するための事前準備、ツアー中に訪れる自然景観や動植物についてガイドし、参加者に自然の美しさや重要性を伝えます。

環境保護の観点からも、自然との関わり方について指導することがあります。

カヌーのガイドは、カヌー技術や自然環境に関する豊富な知識と経験が求められるだけでなく、安全管理やコミュニケーション能力も必要です。

水と関わるアクティビティだからこそ、天候の急変や参加者の体調不良など、予期せぬトラブルに迅速かつ適切に対応する能力が求められます。

資格取得やトレーニングを通じて、プロフェッショナルなカヌーガイドとしてスキルを身につけましょう。

カヌー関係の協会職員

カヌー関係の協会職員として働く仕事もあります。

代表的な団体には、公益社団法人日本カヌー連盟があります。公益社団法人日本カヌー連盟は、日本国内におけるカヌーの普及、振興、発展を目的とした組織です。

カヌー競技大会の企画運営や、選手や指導者の育成、カヌーの普及を目的として講習会やイベントなどを開催します。

協会として業務に従事することで、カヌーの振興や発展に関わりながら働くことができるでしょう。

参照元:公益社団法人日本カヌー連盟

カヌーの製造の仕事

カヌーの製造とは、カヌー本体の設計、製作、品質管理をする仕事です。カヌーの修理や製造に関わる場合もあります。

カヌーの製造には、設計をもとにカヌーの形状を作るための成形から組み立て、製品が完成したらカヌーが設計通りに作られているかの検査を実施するなど多くの工程があります。

安全基準や規格に適合していることが確認できて、初めて1台のカヌーとして世に出るのです。

カヌーの製造は、細部にこだわりながら高品質な製品を作り上げることが求められるため、技術に関する専門知識やスキルが必要なケースもありますが、未経験でも応募可能な求人もあるのでぜひチェックしてみてください。

カヌー関係の仕事に役立つ資格

カヌー関係の仕事に就くために必須な資格はありませんが、持っていることで仕事に役立つ資格があります。ここでは、カヌー関係の仕事に役立つ資格についてご紹介します。

ベーシックインストラクター

カヌー関係の仕事に役立つ資格の1つに、ベーシックインストラクターの資格があります。名前の通り、インストラクターとして活動する入り口となる資格です。

ベーシックインストラクターは、日本セーフティパドリング協会が実施しているもので、パドリング指導をするインストラクターに求められています。(※JSPA協会へ届出した限定エリアのみ)

艇種はSUP、オープンカヌー、シーカヤック、シットオントップカヤック、リバーカヤック、レクリエーショナルカヤックの6つに分かれています。

検定は2日間で実施され、知識課目(講義と試験)と技術検定(漕艇技術や指導技術)、安全技術研修で成り立ちます。すべての基準を満たして初めて資格を取得することができます。

カヌーの楽しみ方を効果的に指導できる人を認定するものになっています。

参照元:インストラクター/ ガイド公認資格制度 – JSPA (japan-safe-paddling.org)

アドバンスインストラクター

アドバンスインストラクターは、ベーシックインストラクターの資格をより発展的にした資格になります。

特徴としては、場所を限定しない海での静水域や穏やかな川でインストラクター活動をしたい人向けの資格です。

アドバンスインストラクターの検定は、4日間実施され、知識課目(講義と試験)と技術検定(漕艇技術や指導技術)でそれぞれ2日間実施されます。

より発展的にカヌーの技術と知識をもとに指導に取り組みたい人に取得が推奨される資格です。

参照元:インストラクター/ ガイド公認資格制度 – JSPA (japan-safe-paddling.org)

リバーガイド

川や海などでお客様を安全に案内するガイドにおすすめの資格が、リバーガイドの資格です。リバーガイドは一般社団法人ラフティング協会の定める資格で、以下のようにランクが上がります。

  1. ジュニアリバーガイド
  2. シニアリバーガイド

マスターリバーガイドマスターリバーガイドは、専門的な知識と豊富な経験を持ち合わせ、協会の中でも「優れたリバーガイドの象徴」とされます。

認定のリバーガイドの資格を取得するためには、協会に所属するツアー会社でトレーニングを受講し、認定試験に合格することで資格を手にすることができます。

参照元:リバーガイドになるには | ラフティング協会 RAJ | 国内唯一のラフティング全国組織 (river-guide.org)

カヌー関係の仕事に役立つ資格を取る方法

カヌー関係の仕事に役立つ資格には、様々な種類があることをご紹介しました。

カヌー関係の資格には知識課目と技術課目があるため、正しい知識を得るためにも試験を実施する組織主催のスクールや講習会に通うことをおすすめします。

カヌーの経験自体は資格取得において有利に働きますが、知識や安全技術という面では正しく指導を受けることが好ましいでしょう。

カヌー関係の仕事に役立つ資格の取得は必須ではないものの、資格があることで就職に有利に働くことがあります。

カヌーは水上のアクティビティであり、命に関わる事故につながる危険も秘めています。

より安全にカヌーを楽しんでもらうためにも、指導等に関わりたい人は資格の取得を目指しましょう。

「カヌー関係の資格の取得について詳しく知りたい」という人は、アスリートエージェントにご相談ください。カヌー関係の資格を取り就職を目指している人のサポートを行っています。

カヌー関係の仕事に必要なこと

カヌー関係の仕事に就くためには、資格の取得以外にどのようなことが必要になるでしょうか。カヌー関係の仕事を目指す人に知っておいて欲しい必要なことをご紹介します。

カヌーが好きかどうか

カヌー関係の仕事に就くには、そもそも「カヌーが好きかどうか」が非常に重要です。

好きなことを仕事にすることで、長時間の労働やストレスへの耐性がつくほか、同じカヌーという趣味を持つ参加者と共感しやすくなります。

共感できることは、参加者とのコミュニケーションがスムーズになり、信頼関係を築けます。リピーターや口コミによる新規顧客の獲得にもつながるでしょう。

また、カヌーが好きであれば、自然とカヌーに関連する知識や技術を深く学ぶようになります。

カヌーに関連する知識や技術を深めることで、カヌーの製造、指導、ガイドなどの仕事において、高い専門性を発揮できるでしょう。

カヌー関係の仕事において「カヌーが好き」であることは、仕事の質を高め、長期的にキャリアを築く上でも大切です。

安全管理能力があるかどうか

自然環境の中で行われるカヌーは、安全を確保することで参加者の命に直結するため「安全管理能力があるかどうか」は非常に大切です。

カヌーで起きやすい事故に、溺水や転覆などがあります。

適切なライフジャケットの着用やカヌーの操作方法、安全な水域の選定などを徹底することで、参加者の命を守ります。緊急時には迅速に対応し、適切な救助活動を行うことが求められます。

安全管理能力があることで、事前にリスクを予測し、事故を未然に防ぐための対策を講じることができるでしょう。

事故が発生しない安全な環境の中で参加者が安心してカヌーを楽しめることで、参加者との信頼を築き、持続可能なビジネスを展開することにつながります。

指導力があるかどうか

カヌーの技術や安全対策を効果的に伝え、安全にカヌーを楽しむために「指導力があるかどうか」が必要です。

参加者はそれぞれ異なる背景やニーズを持ってカヌーに取り組んでいます。指導力があるインストラクターは、個々の参加者に応じた指導方法を用いることで、全員に楽しく有意義な体験が提供できます。

指導力には「コミュニケーション力」も含まれ、明確で分かりやすい指導によりスムーズに取り組めるでしょう。

指導力があることで価値あるカヌー体験を提供し、参加者からの信頼を得ることができます。

まとめ

カヌーに関係する仕事は様々あり、指導がメインの仕事を目指す際には資格取得をおすすめします。

しかし、カヌー関係の仕事に就いている人が周りにいないと、相談もできず不安になってしまうでしょう。

スポーツ特化型の「アスリートエージェント」は、スポーツに関わる仕事に興味がある方や、スポーツ経験を活かした仕事をしたいと思っている方の全面的なサポートを行っています。

無料で利用できますので、ぜひお気軽にご相談ください。

アスリートエージェントとは?

アスリートエージェントは、アスリート・体育会&スポーツ学生に特化した就職・転職エージェントです。

創業以来、

といった業界でも高い数字を出しているのが特徴です。

就職の知識が全くない方でも、元競技者であるキャリアアドバイザーが手厚くサポートいたします。

履歴書の書き方から面接のアドバイスまで、スポーツと同じように「勝つまで」全力で支援させていただくのがモットーです。

利用は完全無料です。私たちと一緒に就活でも勝利をつかみ取りましょう!

無料自分に合う仕事を探す