2024.11.17
【例文あり】ガクチカでテニス部で頑張ったことをアピールするコツを大公開!
就活の面接やエントリーシートで求められる「ガクチカ」とは、学生時代に力を入れていたこと。
年間2,000人のアスリートたちを支援しているアスリートエージェントが、学生時代にテニス部で頑張った経験をアピールしたい方に向けてにガクチカ作成のポイントを解説します!
ガクチカを理解しよう

ガクチカでテニス経験を語るメリット
ガクチカでテニス経験を語るメリットは、あなたの人間性や長所を企業に知ってもらえることです。面接官はガクチカを通してあなたがどのような人間なのかを判断したがっています。
テニスの経験を通してどのようなことを学び、どのような成長を遂げたのか語ることで、入社後に活躍できる人材かどうかを見極めているのです。
また、上手にガクチカを語ることによって「アピールする力のある人」という印象を与えることもできます。
テニスの経験自体は評価をされない

有名な大会への出場経験がなかったり、大会に出場できても良い成績を残せていない場合、ガクチカに書いても意味がないのでは?と不安になるかもしれませんね。
実は、ガクチカではテニスの経験や成績自体が評価されているわけではないのです。
テニスの経験を通してどのように成長したのか、つまり面接官は結果よりも過程を重視しています。たとえ輝かしい成績がなくても、ガクチカの作り方によって大きな評価を得ることが可能です。
面接官がガクチカで評価しているポイントとは?

面接官がガクチカで評価しているポイントは大きく分けて以下の5つです。
- ガクチカの内容
- 経験から得た学び
- どのように成長したか
- アピール力
- 会社にマッチする人柄か
テニスの経験以外にも、さまざまな視点でガクチカを評価しているのですね。面接官の視点を理解しておくとガクチカも作りやすくなります。
ガクチカと自己PRの違い

ガクチカと自己PRは似ているようで違います。ガクチカは学生時代に力を入れていた経験について具体的なエピソードを交えて伝えます。
一方、自己PRは自分の良いところや強みをアピールすることです。
両方とも面接やエントリーシートでよく聞かれるため、それぞれの特性を理解した上で臨みたいですね。
面接官が知りたい内容とズレてしまうと、マイナスの評価をされてしまうこともあるため気をつけましょう。
ガクチカと自己PRが被ったら?
ガクチカでも自己PRは、できれば異なる内容であるほうが理想的です。面接官はそれぞれ異なる意図を持って質問をしています。
ガクチカでテニスの経験を語った場合、自己PRではバイトやボランティアなど部活以外の経験について話すことをおすすめします。
どうしても同じ内容しか思い浮かばない場合は、話の焦点を変えてみましょう。
例えば、大会前に怪我をしてしまった出来事を伝えるのであれば、ガクチカでは逆境を乗り越えて大会に出場できたことを、自己PRでは自分を支えてくれた仲間への思いやりの気持ちの強さなどを語ってみるのはいかがでしょうか。
基本的なガクチカの構成

ガクチカを作成する際に重要となるのは全体の構成です。正しい構成を用いてガクチカを作ることで、テニスの経験をより効果的に伝えることができます。
ぜひ以下の順番をヒントにしてガクチカを作成してみてください。
(1)結論
始めに結論を述べます。テニス部で頑張った結果、最終的に自分がどうなったのか、何を学んだのか、どんな実績を得たのか等を先に伝えることで面接官はあなたのガクチカに興味を持ちやすくなります。
(2)状況やその動機・理由
現在の状況や、そこに至るまでの動機を説明します。行動の背景にあるものを説明することで、人柄や考え方をアピールすることができるからです。
会社にマッチする人であるかどうかの判断材料にもなります。
(3)目標と困難
直面した困難について具体的に伝えましょう。次のパートでは困難をどのように乗り越えたかを説明するため、ここでは大会名や練習期間、怪我の様子など具体的な情報を語ることがポイントです。
また、その時に立てた目標についても説明しましょう。
(4)目標を達成するための取組みや、困難を乗り越えるための工夫
ガクチカのメインとも言えるパートです。困難を乗り越えるため、目標に沿ってどのような努力をしたのかを伝えましょう。
その時の心情も加えることで、よりあなたらしいガクチカになります。
(5)取組みをした結果
(2)〜(4)の結果について伝えます。ここでは主観的で曖昧な表現を避け具体的な数字を入れ込むことがポイントです。
誇張しやすい内容だからこそ、真実に基づいた伝え方ができるように工夫しましょう。
(6)この経験からの学び
まとめのパートです。この経験からどんなことを学んだのかを伝えると同時に、入社後にどんな場面で活かしていきたいかを伝えましょう。
事前に企業が求める人材についてリサーチしておくことをおすすめします。
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テニス経験を使ったガクチカ例文

テニス部での活動のガクチカ
私は学生時代にテニス部の活動に注力してきました。毎日練習を積み重ね、大会でも上位の結果を残せる自信があったのですが、2年生の時の大会で勝てると思っていた相手に大差で敗れ、とても悔しい思いをしたことがあります。同じ練習だけ続けていれば大丈夫、という油断の気持ちが原因だったのかもしれません。このままではいけないと思い、1年後の大会で優勝することを目標に再スタートしました。
これまでの練習と変えたところは、自分のプレーの課題を見つけるために、大会や試合の記録をマネージャーや後輩に取ってもらったことです。その記録をもとに仮説を立てては練習し、少しずつプレーが改善していきました。
その結果、3年生の秋の関東大会で3位という結果を残すことができました。優勝はできませんでしたが、自分の中では過去最高の結果です。この経験から、自分のやり方を見直しながら継続して練習を続けることの大切さを学びました。貴社に入社できた暁には、テニス経験で培ったトライアンドエラーの精神を土台に、様々なことにチャレンジしていきたいと思っています。
コロナ渦でのテニス部の活動ガクチカ
私は学生時代にテニス部に所属していました。大会での優勝を目指しテニスを頑張っていたことはもちろんですが、テニスと同じくらい力を入れていたのが新入部員の勧誘です。
一昨年から新型コロナウイルス流行の影響もあって新入部員の勧誘がうまく行かず悩んでいました。活動継続のためには最低3名の新入生の入部が必須条件だったのですが、前年の入部はたったの1人。このままでは部活を続けることができないと焦りを感じていました。この苦境を乗り越えるため、3名の入部を目標に掲げて勧誘活動を始めました。これまではチラシ配りのみで部員を募っていたのですが、情報量が不足していたり活動内容が不透明であるという仮説を立て、新たな方法で勧誘をしてみました。それは、テニス部のSNSのアカウントを作りこれまでの活動の様子を配信することです。文章だけでは分かりにくいので、写真や動画もアップして視覚的な情報も積極的に添えてみました。次に、新入生のアカウントをフォローしてメッセージを送りアピールを行いました。直接のメッセージの効果は大きく、テニス部に興味を持ってくれる新入生が増えました。
SNSを使った勧誘を続けた結果、5名の新入生が新たにテニス部に入部してくれました。積み重ねてきた努力が実を結び、大会で結果を残せた時と同じくらい達成感がありました。この経験から実感したことは、自ら動いてアピールすることの大切さです。興味を持ってもらうためには情報発信の仕方を工夫し、適切な相手に向けてボールを投げる必要があると分かりました。この気づきは社会人になってからもぜひ活かしていきたいと思います。
ガクチカでテニス経験を書く際の注意点

5W1Hで分かりやすく
ガクチカを書く時に意識したい5W1H。5W1HとはWho(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)のこと。
この流れを踏まえてガクチカを書くと、より分かりやすく情報を伝えることができます。
結果でなく過程重視で書こう

テニスの大会で活躍したことや成績ばかりアピールしてしまうのは逆効果。面接官が知りたいのは結果に至るまでの過程です。
そのため結果は事実を伝える程度にし、そこに至るまでの困難や努力のエピソードの比重を膨らませましょう。
テニス以外にもガクチカで話せるネタはあるか?

テニスの経験以外にも話せるガクチカを用意しておくのが得策です。
アルバイトやボランティアなど、テニスとは関係のないネタも話せるようにすることで、幅広い経験の持ち主であるという印象を与えられます。
また、テニス以外に話せることがあると心にも余裕ができ、落ち着いて面接に臨むことができるはずです。
練習を頑張ったことばかりアピールしていない?

練習を頑張ったことを中心にガクチカを作成してしまいがりですが、目標に到達できなかった悔しさや挫折した経験談のほうが面接官の印象に残りやすく、あなたの人間性もリアルに伝わります。
逆境に立たされた時にどのような行動をするのかを伝えることもできます。
企業で活かせる学びを述べられている?

ただ学生時代に頑張ったエピソードを述べて終わりではなく、入社後にどのように活かしていきたいかまで伝えるようにしましょう。
そのため、学生時代限定でしか活かせないような学びはNG。社会人になってからも活かせる内容であるか、自分のガクチカを精査してみてください。
企業が求める人材を知ることも大切

企業によって求める人材のカラーは異なります。志望する企業はどんな人材を求めているのか、事前にリサーチすることでガクチカが作りやすくなります。
ありのままの事実を伝えることも大切ですが、企業のニーズに合わせて戦略的に構成を練っていくことも重要。
同じ内容のガクチカでも、書き方によって相手に与える印象は変わるものです。
まとめ
テニス部経験者向けのガクチカのコツについてお伝えしました。ガクチカの作り方次第で就活はスムーズにいきます。
ご紹介したポイントを押さえながら、自分の魅力が十分に伝わるガクチカを作ってみてくださいね。
ガクチカを作る時に躓いてしまったら、エージェントを頼ってみるのもオススメです。就活のプロが親身になってあなたのガクチカの作成を手伝ってくれます。
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