2024.10.31
例文あり|自己PRでバスケ経験のエピソードが評価される書き方
ES(エントリーシート)や面接において、自己PRは避けて通ることができない項目です。
採用担当者はあなたの自己PRをどのような視点でチェックしているのかを理解し、ポイントを押さえて文章を考える必要があります。
ここでは、学生時代にバスケに力を注いできた人たちに向けて自己PRのポイントをお伝えします。
「自己PRって一体何を書いたら良いの?」と悩んでいたり、自分の文章を客観視することが難しいとお悩みの方はぜひ参考にしてください。
INDEX
自己PRで何を伝えたらいいの?

始めに、自己PRの基本についてお伝えしましょう。自己PRの内容は人によって様々ですが、伝えるべき要素はだいたい決まっています。
ひとつは、自分の魅力(強みや人材としての価値)。もうひとつは、その魅力を裏付けるエピソードです。
自己PRの狙いは採用担当者に「この人物を採用すれば企業にとってメリットになるだろう」と思わせること。
バスケの経験で培った強みと、その強みを獲得するまでの過程についてアピールしましょう。
さらに入社後にどのように活躍できるかまで語ることができれば高評価を得られる可能性が高まります。
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企業は自己PRの何をみている?

採用担当者は自己PRの中で語られるあなたの「実績」や「役職」を評価しているのではありません。チェックされているのは主に以下の3つであることを押さえておきましょう。
人柄
あなたの人柄、つまり人間性のことです。組織で多くの人と一緒に働く上で、人間性は重要なポイントとなります。
協調性や忍耐力の有無など、社風や仕事内容と照らし合わせた上で選考の判断材料にされます。
自社への入社熱意

どれくらいこの会社で働きたいと思っているかを評価されます。そのため、どこの企業の面接でも使えるようなありきたりな自己PRでは高評価を狙えません。
この会社でないといけない理由を自己PRの中に交えて伝えることで、他の応募者との差をつけることができるでしょう。
今後の可能性
採用担当者がチェックしているのはあなたの学生時代だけではなく、入社後の姿も評価のポイントとなります。
学生時代のバスケ経験で培った要素を仕事の中でどう活かせるのかを明確に語ることで、採用担当者は入社後のあなたの姿をイメージしやすくなるはずです。
「バスケ」をしていた経験自体は評価ポイントではない

スポーツ経験者が就活で自己PRをする時にやってしまいがちなミスは、スポーツをしていた経験自体に焦点を当てすぎてしまうことです。
バスケ部の部長を務めたこと、大会で優勝したこと、練習の末に難しい技を身につけたことなど、どれも立派な実績ですが、就活ではあまり評価対象にはならないため注意しましょう。
大切なのは結果よりも過程です。どのような努力をし、何を学んだのかが大きな評価ポイントとなります。
例えば、部長を経験した人であれば、リーダーとしての素質を磨くためにOBと交流を図りアドバイスをもらったことや、チーム全員の協調性を高めるためにユニークなルール作りをしたことなど「自分ならでは」のエピソードを交えながら自己PRを作成しましょう。
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自己PRのエピソードでバスケを使うメリット・デメリット

自己PRのエピソードでバスケを使うメリット
体育会系の学生を優遇して採用する企業においては、バスケ経験者は有利になります。
チームスポーツを経験した人ならではの協調性は、組織で円滑なコミュニケーションを図る際やビジネスの相手とやりとりを行う上でも武器となるはず。
そして、バスケでは攻守の入れ替えが常に行われるため、臨機応変に動く力が求められます。
仕事をする中で不測の事態に陥った場合でも、柔軟性を発揮して乗り越えていけることが期待できるでしょう。
自己PRのエピソードでバスケを使うデメリット

バスケは人気のスポーツであり、多くの人が就活でそのエピソードを用いる可能性があります。そのため他の人の自己PRと内容がかぶりやすく、印象に残らないことが多いのです。
だからといって、バスケのエピソードを就活で使わないほうが良いということではありません。
倍率の高い選考を勝ち抜くためには、自己PRにオリジナリティを持たせ、採用担当者が続きを聞きたくなるような文章構成の工夫をすることが大切です。
あなたの魅力を最大限伝えるために、バスケの経験をもとにした人柄や熱意が伝わる文章を考えていきましょう。
バスケ経験は強みの根拠として使う

前述した通り、バスケの経験自体は強みとしては使えません。しかし、強みの根拠にはなります。
- 強み:忍耐強さ
- 根拠:バスケの練習を3年間毎日欠かさず行ったこと
といったように、まずは強みと根拠を分解して書き出してみると分かりやすくなると思います。
根拠の部分ばかり厚みを持たせて語りすぎてしまうと「結局、何が言いたいの?」というマイナスの印象を与えかねません。
バスケを頑張ってきたことは強みを裏付けるための根拠として使ってくださいね。
バスケから得られる強みとは?

協調性
バスケットボールはチームで行うスポーツであるため、仲間とのコミュニケーションは必要不可欠です。そのため練習を積み重ねながら自然と協調性が高まっていきます。
バスケの経験で培った協調性は、会社組織の中でも重宝されます。組織全体を見ながら行動したり、力を発揮しながら組織を成長に向かわせることができるためです。
バスケの経験を通して協調性をアピールする場合は、チームの中でどういった役割を担っていたかや、チーム全体のために自分が努力したこと等を振り返り文章にしてみてください。
柔軟性の高さ(適応能力・臨機応変力)

バスケットボールは一度のプレーの中で状況が目まぐるしく変化するため、現状を正しく読み取り、自分の立ち位置を把握した上で臨機応変に動いていくことが求められます。
そういった柔軟性は入社後にも役立つはず。
柔軟性をアピールする際は、ビジネスにおける変化の波の中で、最適解を導き出しながら臨機応変に立ち回ることができる素質について伝えましょう。
ストイックさ

真剣にバスケに取り組んできた人にとって、その日々は決して楽しいだけではなかったはず。厳しい練習に耐えたり、時には理想の結果に繋がらなかったこともあるのではないでしょうか。
ビジネスにおいてもそれは同様で、思うように営業成績が伸びなかったり、顧客とトラブルになってしまう場面もあります。
バスケで培ったストイックさは、困難な状況において役に立つと期待できます。
バスケ経験が評価につながる正しい自己PRの型

自己PRを作成する上で大切なポイントは文章構成です。伝えたいことを過不足なく明確に伝えるために、ポイントを押さえていきましょう。評価に繋がりやすい型は以下の通りです。
- 結論
- 結論の裏付けとなるエピソード
- 入社後にどう活かせるか
この3つの軸に沿って文章を組み立てると、採用担当者に伝わりやすい自己PRが完成します。
まずは型に当てはめて文章を作り、後から自分のオリジナリティを加えて印象に残る自己PRを作っていく方法がおすすめです。
【自己PR例文】バスケ経験を使った参考にしたい例文

協調性
私の強みはバスケットボールで培った協調性です。
高校時代の3年間、約70名以上の部員がいる中で「全国大会への出場」を目指して日々のトレーニングを積んできました。
しかし3年目の夏に足に大きな怪我をしてしまいました。試合に出られなくなってしまった悔しさもありましたが、「私でもチームのためできることで貢献をしよう」という一心で、試合相手の分析を行うことにしました。
相手チームの偵察を行い、動画の撮影から分析・主力選手の洗い出しをしたのです。その情報をまとめ、チーム全体に共有して練習のヒントにしました。
その結果、チームは全国大会の出場をすることができ、私自身もマネージャーとして全国の大会に帯同することが叶いました。
こうした経験から体得した協調性を貴社でも発揮し、チームに必要な役割を担っていきたいと思います。
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柔軟性の高さ(適応能力・臨機応変力)

変化への適応能力の高さが私の強みです。
私は小学生から大学までバスケットボールをしていました。大学ではポイントカードというポジションを任されチームの司令塔としての役割を担いました。
私のポジションは常に変化する試合の状況やチームメンバーの調子を見ながら、最適な戦術を選択しチームメンバーを指揮をすることが求められました。
その経験から得た適応能力や瞬時の判断力は自分の財産だと思っています。
社会人になってからもこの能力を活かし、商談や会議において適切な判断や振る舞いをするために役立てたいと考えています。
貴社に入社後は、営業職として常にお客様に最適な提案をしていきたいです。
ストイックさ

私の強みはバスケットボール部でレギュラーメンバーになるための練習を通して培ったストイックさです。
大学時代に所属していたバスケ部で、身長が160cmと小柄だった私は、試合メンバーに入れずベンチで応援に徹することがほとんどでした。
そのため「試合に出て活躍したい」という気持ちをバネに、以下に注力をしてトレーニングに励みました。
・練習後は5㎞のランニング
・筋肉とレーニングを1時間自身に高い課題を課すことでモチベーションを高めながら練習に励むことにしたのです。その結果、レギュラーメンバーとして試合に出場し、活躍できるまでになりました。
貴社に入社後も持ち前のストイックさを活かし、営業として活躍をしてまいります。
自己PRでバスケ経験を使う際の注意点

最後に、バスケ経験者が自己PRを作成する上での注意点をお伝えします。文章が完成したら、最終チェックとして以下の2点を確認してみてくださいね。
バスケ以外でも自己PRで使えるエピソードを用意する
バスケに打ち込んだことばかりアピールすると、それ以外のことは疎かにしている人という印象を持たれてしまう可能性もあります。
アルバイトやボランティア、実習でのエピソードなどバスケ以外にも自己PRで使えそうなエピソードをいくつか発掘しておくと心強いです。
面接で「部活以外で頑張ったことは?」と質問されることもあるため、バスケ以外の自己PRも組み立てておくと良いでしょう。
結果や実績、役職などの事実のみの自己PRになっていないか

華々しい実績を羅列した自己PRになっていないか?役職経験だけを語った内容になっていないか?今一度チェックしてみましょう。
何度もお伝えしていますが、評価のポイントは結果より過程。あなたの人柄やスキルが伝わる自己PRを作成する必要があります。
また、採用担当者はバスケに詳しいとは限りません。バスケの専門用語ばかり使わないようにも注意し、誰にでも分かる表現を用いるようにしましょう。
まとめ
バスケ部で培った強みは社会人になってからも活かすことができます。自信を持ってアピールしていきましょう。
自己PRの作成で行き詰まってしまった場合、友人や家族など第三者にアドバイスを求めることもおすすめです。自分では気づきにくいことを教えてくれるかもしれません。
また、さらに詳しく的確な助言が欲しい場合は就職エージェントを頼る選択肢もあります。
多くのアスリートをサポートしてきたアスリートエージェントであれば、あなたの魅力が伝わる自己PRの作成も1からお手伝いすることができますよ。
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