2025.02.07
自己PRで「向上心」をアピール!部活経験を活かした例文もご紹介
部活動で培った経験や強みは、自己PRでアピールしたいことのひとつですよね。「向上心」も、部活動を通して強調できる要素であり、企業から評価されやすい要素です。
ここでは、部活動を使った自己PRの方法や、自己PRで「向上心」をアピールするコツについてご紹介します。
INDEX
部活経験を使った自己PRでは「向上心」をアピールしよう!

「向上心」とは
自己PRに用いられやすい「向上心」は、個人の性格や強みのひとつとしてあげられる言葉です。
「高い目標を目指して努力する」「成長しようとする姿勢」を示す言葉で、今の状況に満足せず、より良い状態を目指して努力し続けることを示します。
「向上心がある人」は、目標を立てて努力し、成長し続けることが期待できる人材です。
「向上心」のある人材が企業に評価される理由

「向上心」がある人ほど、今の自分の状況に満足せず、自ら目標を立てて自発的に行動できる素質があります。そのため、向上心のない人と比較しても成長速度に差が生まれることは明白です。
企業側は少しでも早く戦力になってくれる人材を集めているため、向上心のある人材は評価されやすいでしょう。
一方で、向上心があることはいいことですが、伝え方によってはアグレッシブな印象を与えかねません。
企業側が求めるイメージと一致しているかを判断したうえで、自己PRに「向上心」を用いましょう。
挑戦する気持ちがある
向上心のある人材が企業に評価される理由の一つに、「挑戦する気持ち」を持っていることがあげられます。「挑戦する気持ち」とは、新しい課題に積極的に取り組み、自ら成長を求める姿勢を意味します。
企業が求めるのは、現状に満足せずに成長を続ける人材です。「挑戦する気持ち」を持つ向上心のある人は、企業の発展に貢献できる可能性が高いため、評価されやすいでしょう。
挑戦できる人材は、変化の激しいビジネス環境においても柔軟に対応し、成果を出す可能性が高いと評価されます。
さらに、挑戦を恐れない姿勢は、チーム全体に良い影響を与えることがあります。他の社員に刺激を与え、職場全体の士気や生産性を向上させる力となるためです。
仕事に対して努力する姿勢がある

「仕事に対して努力する姿勢がある」ことも、評価される一つの理由です。
仕事に対して努力する姿勢とは、たとえ困難な業務であっても諦めず、目標達成に向けて粘り強く取り組む姿勢のことです。
努力する姿勢がある人材は、業務効率や成果を高めるためにスキルを磨き、課題解決に必要な知識や方法を自主的に学び続けます。
そのため、短期的な成果だけでなく、長期的な成長も期待できます。同僚や部下へもよい影響を与え、チーム全体のモチベーションやパフォーマンス向上にも寄与するでしょう。企業にとって努力を惜しまない人材は、信頼できる存在です。
業務に真摯に取り組む姿勢は、責任感や勤勉さの表れにも紐づくため、しっかりとアピールしましょう。
周りに良い影響を与えてくれる

向上心の高い人は、知らず知らずのうちに周りに良い影響を与えていることがあります。向上心があるゆえに、自らの成長に対して積極的に取り組むだけでなく、その姿勢が周囲にも刺激を与えます。
努力を惜しまない姿勢や新しいことに挑戦する姿は、同僚や部下にとってもポジティブな模範となり、チーム全体の士気やモチベーションを高めることにもつながるでしょう。
また、向上心を持つ人は、協力や助け合いの精神を大切にし、他のメンバーの成長を支援することができます。その結果、チーム全体のパフォーマンスが向上し、よりよい成果を生み出せます。
職場の士気向上などよい影響をもたらすことは、企業から評価されやすい強みといえるでしょう。
自己PRで「向上心」をアピールするコツ
「向上心」のエピソードを具体的に説明する
「私の強みは向上心があることです」と自己PRを組み立てるのであれば、ここで示す「向上心」が何を指しているのかを明確にしましょう。
たとえば、「全国大会出場に向けて自分で練習を工夫した」「自分だけでは課題を見つけることができないため周囲からの意見を聞いた」など、「向上心」に紐づくエピソードもさまざまです。
面接官に「向上心とは」について深堀りされた際にも、具体的に説明することができるでしょう。
仕事への活かし方を踏まえてアピールする

自己PRで「向上心」をアピールする際には、向上心を仕事のどのような場面で活かすことができるのかを伝えましょう。
「向上心があります!」ということだけを伝えても、採用した後にどのような活躍をしてくれるのかがイメージしづらいです。
採用担当者が知りたいのは、熱意や情熱だけではないことを念頭において組み立てることが大切です。
「部活動のエピソードをもとにして培われた向上心は、営業職でノルマを達成するために目標を立てて取り組む面でも発揮したい」など、意気込みも兼ねて伝える方法がおすすめです。
「向上心」が維持できる理由も盛り込む

向上心があることも大切ですが、その気持ちを絶やさず持ち続けることも非常に重要なことです。そして、向上心を維持することはとても難しいこと。
向上心があることのアピールと合わせて、なぜ向上心を維持することができるのかという理由も入れるとより具体的になります。
向上心を維持できることに気持ちの持ち方や、意識していることがあればその理由を添えることで、人間性や人柄もアピールすることができるでしょう。
「向上心」によってもたらした成果も伝える

向上心があるだけではなく、向上心を発揮して目標に向かい努力し成果を出すことではじめて評価されます。
自己PRで向上心があることをアピールする際には、向上心を発揮してもたらされた成果について盛り込みましょう。
この時に、「優勝することができた」「全国大会に出場できた」など成果にばかり話が膨らまないように注意をして自己PR文を作成することが大切です。
ありきたりな内容にならないようにする

「向上心」のアピールは、就活生の自己PRでは定番であり、ありきたりな印象ばかりを与えてしまう危険性があります。
ありきたりな自己PRにならないように、部活動の経験を通して自分しか体験できなかったエピソードを加えることが効果的です。
また、ほかの就活生と差をつけるためにも、「向上心」を別の言い方で表現する方法もあります。たとえば、「目的意識が高い」「成長意欲がある」「現状に甘んじない」などがあります。
他の就活生とかぶらない、自分らしい表現方法を考えてみましょう。
目標に向かってどう行動を起こしたのかも説明する

自己PRで「向上心」をアピールする際には、目標に向かってどう行動を起こしたのかを具体的に説明しましょう。
単に「成長したい」と思ったことだけをアピールするのではなく、成長のためにどのような行動を取ったかが重要です。
企業は具体的な行動や成果を通じて、あなたがどれほど意欲的に目標を達成しようとしたかを理解したいと考えています。
例えば、「スキルアップのためにどんな方法で学習したか」「困難な課題に直面した際にどのように取り組んだか」「結果としてどんな成果を得たか」などを示すことが効果的です。
より具体的な事例を交えることで、あなたの向上心が実際の行動にどのように結びついているかを伝え、説得力のある自己PRが作れます。
明確な努力内容を示すことで、単なる抽象的な言葉ではなく、実績に裏付けられた向上心をアピールでき、企業に強い印象を与えることができるでしょう。
スポーツ経験を活かした自己PRの作り方は、以下の動画でも詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
部活経験を使った自己PRが企業にとって魅力的な理由
現状に満足せず、目標を達成させる力がある
部活動に一生懸命取り組んだ人の多くが、「大会で優勝する」「全国大会に出場する」「発表会を成功させる」など目標をかかげて活動してきたはずです。
そして、その目標を達成させるために一人ひとりが努力して取り組んできたのも事実。
目標をかかげて実現に向けて取り組んできた姿勢は、部活動をやってきた学生だからこそ評価される魅力的なポイントです。
仕事においても、営業目標や経営ノルマなど目標を立てて努力する姿勢は変わりません。企業側も、目標に向かって努力する学生を期待し評価する傾向にあります。
協調性やリーダーシップなど組織で活かせる能力が多い

部活動という組織の中では、それぞれが異なる役割をもって活動しています。そこで培われた協調性やリーダーシップ、タイムマネジメント力などは、仕事面でも活かせるものがほとんどです。
組織に所属している学生自身は自覚がなくても、体育会学生は知らず知らずのうちにその力を身につけていることでしょう。採用担当者は、就職した後も能力を発揮して欲しいと期待しています。
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ストレス耐性や忍耐力が期待できる

部活動の活動はハードな練習やスケジュールをこなすものも多く、ストレス耐性や忍耐力が求められることが多くあります。
部活動に所属しているというだけで、ストレスや忍耐力に強い人材だと認識されやすい傾向も。
就職してからも、厳しい環境や状況に耐えなければならないことは多々あります。その時に挫折せず、前向きに耐えて乗り越えてくれる人材を企業側は求めています。
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部活経験を自己PRでアピールする時の注意点
部活で得た成績や役職だけをアピールしない
自己PRで部活経験をアピールする時に多いのが、大会の成績や自分の役職を説明することで完結してしまうことです。
自分自身は輝かしい功績のように思えますが、傍から聞いていれば部活動の紹介にすぎません。
成績や役職をアピールしても人事評価に直結しないことを理解しておきましょう。自己PRで重要なのは、自分のもっている強みや人柄を伝えることです。
部活動の成績や役職をアピールしつつ、きちんと自分の人柄や強みが伝えられるような自己PRにしましょう。
部活経験が仕事にどう活かせるのかをアピールする

部活経験を通して、たくさんの強みやスキルを培ってきたのではないでしょうか。部活経験で得た強みやスキルを整理し、入社後にどう活かすことができるかアピールしましょう。
たとえば、たくさんのメンバーと協力してきた協調性は、多くの部署や職種がある組織の中でも連携しながら働く場面で活かすことができます。
試合や練習のスケジュール管理やタイムマネジメントをしてきたスキルは、メリハリをつけて効率よく成果をあげる働き方をする際に発揮することができます。
自分の経験を主張するだけで終わるのではなく、採用担当者が採用後にイメージしやすい自己PRにしましょう。
専門用語を使わない

特定の競技で使いがちな専門用語は、無意識に使ってしまう可能性があるので注意が必要です。採用担当者が特定のスポーツに詳しい場合は問題ありませんが、そうではない場合も多くあります。
専門用語かどうか迷ったら周囲の友達に相談しながら自己PRづくりを進めましょう。
主観的な意見だけでなく仲間や先輩に客観的な意見をもらう

自己PR文をひとりで作成していると、自分だけの主体的な見方に偏ってしまいがち。素直に感じた自分の意見はもちろん大切ですが、周囲からの客観的な意見も自己PRづくりに役立ちます。
部活動には同級生のメンバーや先輩後輩など、自分を取り囲むあらゆる仲間が存在します。仲間の力を借りながら「自分はどんな人間なのか」「どんな強みがあるのか」を聞いてみることもおすすめです。
自分だけでは見つけることができなかった新たな強みや人柄が発見できるでしょう。
アピールしたい強みはしっかり強調して伝える

アピールしたい強みは採用担当者に伝わりやすいように、強調して伝えるようにしましょう。
たくさんのことを盛り込みたい気持ちは分かりますが、1、2つに留めておき、そのエピソードを膨らませる方が魅力的な自己PRになります。
絞り込んだ1、2つの強みをいかに立体的に、分かりやすく伝えられるかが重要です。
部活経験を使った自己PRで「向上心」をアピールする例文
「向上心」をアピールする例文1
私の強みは向上心です。
学生時代、バレー部に所属しており、練習や大会などで自分自身に挑戦し、日々のスキル向上を追求しつづけてきました。
2年生の時の北陸インターハイで準優勝だった悔しさをきっかけに、次年度で優勝を目指すための練習メニューを作成しました。
週単位、月単位で練習メニューを作成し、部活動が終わった後も家で改善点などをノートに書きだしました。自分の課題を抽出することで、反省点を可視化することにつながりました。
結果として、3年生の時の北陸インターハイでは見事優勝することができました。この経験から、私は目標を設定し、それに向かってコツコツと努力することの重要性を学びました。
困難な状況に陥っても、挫けずに前向きに取り組み、継続的にスキルと能力を向上させることを心がけています。
向上心を持ち続けることは、個人として成長し、チームとしての成功に貢献するために不可欠だと信じています。
私の向上心は、仕事において設定した目標に対し着実に努力し、困難を乗り越えて成果を上げることに発揮したいです。
そしてチームとの連携を強化し、共に目標達成に向かって前進します。私の部活経験から得た向上心を、就職後も職場での成功と貢献につなげてゆきたいです。
「向上心」をアピールする例文2

私の強みは現状に満足せず、掲げた目標に向かう向上心です。
私は大学時代、吹奏楽部に所属していました。楽器を演奏する際は常に自分自身と向き合い、技術や表現力を向上させることに情熱を燃やしてきました。
吹奏楽部で新しい楽曲に挑戦するたびに、向上心を持って取り組んできました。
難しい楽曲に立ち向かうことは、自己成長の機会であり、練習に没頭し指導者や仲間からのフィードバックを受け入れながら、演奏の質を高めるために努力しました。
これらの経験から、目標を設定し、それに向かって努力し続けることの重要性を学びました。
吹奏楽部の経験は、私が個人として成長し、向上心を持ち続けることの大切さを教えてくれました。
それは仕事においても、目標を設定し、共に協力してチームとしての成功に貢献する姿勢を持つことにつながると思います。
私は常に新たな課題に向かい、個人的な成長とチームの成功に向けて全力で努力し続けたいです。
「向上心」をアピールする例文3

私の強みは、目標の達成に向けて徹底的に行動をする向上心です。
私は大学時代、野球部のマネージャーをしていました。
マネージャーの仕事は朝早くからの練習のサポート、土日の試合のサポートだけでなく、練習試合や練習場所のスケジューリングなど任せられる仕事は多岐に渡りました。
チームのメンバーは毎日一生懸命練習していましたが、試合では全く勝てないという課題がありました。
どの部員も「練習が第一」だとして練習には取り組むものの、チームの弱みや対戦相手の強みを分析することはしていませんでした。
そこで、私が筆頭となりチームの課題点や対戦相手の強みなどを録画した試合映像から分析してみました。加えて、選手一人ひとりの特徴についても分析しました。
その結果、選手それぞれが自分の弱みや強みを把握するだけではなく、敵チームの特徴をつかむことができ、翌年の大会では勝てる回数もかなり増えてきました。
結果的に、3年生の最後の試合では、リーグ優勝を果たすこともできました。
野球部のマネージャーの経験を通して、目標の達成に向けて徹底的に行動するための向上心を持つことの重要性を学びました。
御社に入社してからも、仕事における目標の達成に向けて向上心を持って取り組みたいと思います。
自己PRを作成するならスポーツ特化型就職・転職エージェントを活用しよう

自己PRの作成には、スポーツ特化型の就職・転職エージェントを活用するのがおすすめです。
スポーツ業界に特化したエージェント「アスリートエージェント」は、スポーツ業界で求められるスキルや企業のニーズをよく理解しています。そのため、あなたの経験や強みを適切にアピールできる方法を提案してくれるでしょう。
特に、スポーツの精神を活かした自己PRが重要なアスリート経験がある場合、表現方法や強調すべきポイントをアドバイスします。
また、アスリートエージェントは、業界の最新動向や求人情報をもとに最適な企業へのアプローチ方法を提案します。自己PRを作成する過程で具体的なアクションプランや改善点を提示するため、より効果を実感できるでしょう。
まとめ
「向上心」は部活動で得られる強みなのでしっかりアピールしましょう。「自己PRの作成が不安」という人は、就活エージェントに相談することがおすすめです。
アスリートエージェントは、体育会学生に特化した就活サポートを実施しています。就活に関するどんな小さな悩みからでもご相談ください。
アスリートエージェントとは?
アスリートエージェントは、アスリート・体育会&スポーツ学生に特化した就職・転職エージェントです。
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