2024.10.24

ラグビー経験を活かして個性のある自己PRを作ろう!文章のまとめ方と役職ごとの例文をご紹介!

ラグビー部の経験談は、面接時の自己PRに用いることができます。自己PRから、企業側は自社が求める人材とマッチしているか判断しやすくなります。

この記事では、ラグビー部の経験者が自己PRにできるポイント、自己PRの例文などをご紹介します。

INDEX

 ラグビー経験者に対して面接官が自己PRでみるポイント

ポイント①人柄

組織の中で働く上で、人柄は重要なポイントです。企業の採用担当者はあなたがどのような人物なのかを知りたがっています。

面接の中では社風にマッチした人柄であるかどうかも重視されるため、事前に企業研究や自己分析をしておくことをおすすめします。

ポイント②企業への熱意

企業に対してどれくらい大きな熱意を持って志望しているのかも評価のポイントです。この企業でなければいけない理由を語ることで説得力が高まります。

目的意識を持った人は企業にとって魅力的な人材に見えるはず。ラグビーの経験と関連付けながら、あなたの熱意を伝えられると良いですね。

ポイント③ポテンシャル

あなたのポテンシャルをアピールすることも大切です。入社後にどんな力を発揮するのか、どのような場面で活躍できそうかを語ることで、採用担当者は今後の可能性をイメージしやすくなるはず。

過去の経験を通してどのように成長し、入社後にはどのように活躍できるかまで明確に語ることができるようにしましょう。

ラグビー部の経験を自己PRにすると有利な理由

チームの連携が重要だから

ラグビー部の経験を自己PRすることは、コミュニケーション能力のアピールにつながります。ラグビーは個々の力だけでなく、チーム全体の連携と協力が不可欠なスポーツです。

ラグビー経験者は、チームワークの重要性を深く理解しており、他のチームメンバーとの連携を図ることに慣れています。

社会に出て働く際にも、チームで連携して成果をあげることは必要不可欠。企業側も仕事をするうえで高いコミュニケーション能力をもつ人材を求めています。

練習がハードな傾向にあるから

ラグビー部の活動は、毎日の練習に加え休日は試合や練習試合があるなどハードな傾向にあります。ラグビー自体が激しい接触スポーツであり、選手は常に身体的な接触や衝撃にさらされます。

そのため、練習では体力、筋力、耐久力などの身体的な要素を向上させるトレーニングが欠かせません。

また、ラグビーはプレッシャーの中でプレーすることもあり、選手はプレッシャーの中で冷静な判断力と精神的な強さを身につけるために、ハードな練習をこなさなければなりません。

ハードな練習に耐え抜いたラグビー部の経験者は、心身ともに忍耐力が備わっている傾向にあります。

入社後も少しのことで挫折せず働き続けられる忍耐力のある人材を求めている企業は多く、ラグビー部の経験を自己PRに盛り込むことは効果的です。

戦略を考える必要があるから

ラグビーは、戦略と戦術が重要なスポーツです。数名のプレーヤーでプレーするチームスポーツだからこそ、選手一人ひとりが自分の役割を果たしチーム全体の連携がとれることで勝利につながります。

ラグビー部の経験で培われた計画性は、就職して働くうえでも役立ちます。計画性が発揮されることで業務やプロジェクトの管理がより効果的に行われ、組織の目標達成に結びつくでしょう。

企業は仕事への計画性がある人材を求めていることから、ラグビー部の経験は自己PRに活かせる要素です。

自己PRでラグビー経験を利用するメリット 

人柄が伝わるエピソードが書ける

ラグビーは体と体がぶつかり合う激しいスポーツです。体力はもちろん忍耐力がないと続けていくことは困難です。

ラグビーの経験を経て培った忍耐強さや根性などは就活において大きな武器となり、あなたの人柄を伝えるエピソードが組み立てやすくなります。ぜひ練習や大会の日々で成長した話を伝えてみましょう

チームプレイや協調性がアピールできる

ラグビーはチームで行うスポーツです。仲間と息を合わせてフォーメーションを組んだり、より多くの点数を得るために作戦を共有する必要があります。

そういったチームプレイの経験はビジネスでも役立ちます。

チームメイトと積極的にコミュニケーションを図り、最適なパフォーマンスを発揮するのはラグビー経験者の得意とするところではないでしょうか。

自己PRの中でも、積極的に協調性やチームプレイについて伝えていきましょう。

体育会学生を優遇している企業からは評価されやすい

体育会系の学生を優遇している企業において、ラグビー経験者は有利になります。

特に、営業職など体力や粘り強さが必要な部署では体育会系出身者が数多く活躍しており、ラグビー経験者も力を発揮できることが期待できます。

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自己PRでラグビー経験を利用するデメリット

ラグビーの話に偏る可能性がある

自己PRでラグビーのエピソードを使う場合、ガクチカ(学生時代に力を入れていたこと)ではラグビー以外の経験を語ったほうがよいでしょう。

どちらもラグビーの話になると、部活以外は頑張っていない人という印象を与えるおそれがあります

自己PRとガクチカで異なる内容を語ったほうが、多様なポテンシャルを持つ人材といったプラスの評価に繋がる可能性が高まります。

話が専門的・マニアックすぎて伝わらない可能性がある

ラグビーはマイナーなスポーツではありませんが、経験者にしか分からない専門用語が数多く存在します。

長年ラグビーをやっていると無意識のうちに使ってしまうかもしれませんが、採用担当者はラグビーに詳しいとは限りません。

専門用語やマニアックな話などを使わず、誰が聞いても分かりやすい言葉と表現を用いるように注意しましょう。

相手に分かりやすく伝えるスキルは社会人になってからも必要です。不安な場合は家族や友人など第三者を頼って文章の見直しをしてもらうと良いでしょう。

他の求職者と話がかぶる可能性がある

自己PRにラグビー部の経験を盛り込むと、他の求職者と話がかぶる可能性があります。ラグビー部で経験したことは強みになるものの、培ったチームワーク力や忍耐力は多くの経験者が強みとしてアピールしたい要素です。

他の求職者と差別化する自己PRにするために、自己PRに具体性をもたせるようにしましょう。

企業側が注目しているのは、結果ではなく過程です。

結果や成果だけをアピールするのではなく、過程で努力したことや工夫したことを盛り込みエピソードに深みをもたせることで具体的な自己PRになるでしょう。

ラグビー経験を活用してアピールすべきポイント例

ポイント1.協調性(貢献意欲・帰属意識)

ラグビーはチームで行うスポーツのため協調性が身につきます。

人との関わり方や組織内での視点の持ち方、相手を思いやる気持ちなどは社会人になってからも必要です。チームに貢献してきた姿勢も含め、協調性の高さをアピールできると良いでしょう。

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ポイント2.PDCA習慣

ラグビーは戦略的なスポーツ。計画的に動き、評価をして改善しながら強くなっていきます。

PDCA、つまりPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の習慣はラグビー経験者の得意とするところです。PDCAは、ビジネスをする上でも持ち続けたい習慣です。

ポイント3.目標達成意欲(継続性)

大会出場などの明確な目標を掲げて努力し続けた経験も、ラグビー経験者の強みの1つです。

コツコツと継続的に努力をし、目標に向かってチームで邁進してきたエピソードを伝えることで、入社後も同じように努力できる人材として評価されます。

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ポイント4.メンタルの強さ

ラグビーの厳しい練習を通してメンタルが鍛えられます。なかなか理想通りの結果が出ない時も悔しさをバネにしてハードな練習を乗り越えたことと思います。

また、我慢強さも必要なスポーツです。その経験は厳しいビジネスの世界でも活かすことができるはず。ラグビーで鍛えた強靱な精神力を武器にしましょう。

ラグビー経験が評価される自己PRフレームワーク

内定に繋がる自己PRはフレームワークも大切です。以下の順番に則って文章を組み立てていきましょう。

1.結論(自身の強み)

はじめに結論を述べることで読む人に興味を持ってもらいます。

例「私の強みは中学生の頃から続けているラグビーによって身についた強靭な精神力です」

2.課題提示(証明するエピソード)

強みの根拠となるエピソードを語ります。どのような課題を持って取り組んできたか明確にしましょう。

例「全国大会出場まであと一歩届かず悔しい思いをしていました。まだ練習が足りないと気付いたのです」

3.解決策(どのような目標を設定し、解決・達成したか)

2の課題に対し、どのような目標を持って努力したのかを語ります。

例「部活での練習だけでなく、土日は自主的にトレーニングをしました。1日6時間の練習を続けました」

4.学び(経験からの教訓、結果)

3の結果、どのようなことを学んだのかを伝えます。自己PRで一番重要な部分になります。

例「厳しい練習を続けた結果、全国大会への出場が叶い、5位という好成績を獲得することができました。途中で挫けることなく練習を重ねた成果だと思います」

5.入社後アピール(入社後貢献意欲 )

経験から得たものを入社後にどう活かしていきたいか伝えます。会社の事業内容や社風に即した内容にすると良いでしょう。

例「私は貴社の営業部を志望しています。なかなか理想通りにいかないことがあっても、ラグビーで培った精神力を活かし、粘り強く結果が出るまで努力し続けます」

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自己PRに個性を出す方法

⒈役職・役割の経験(主将・マネージャー・怪我からの復帰経験)

より印象に残る自己PRにするためにはオリジナリティも大切なポイントです。主将やマネージャーなどあなたが経験した役職・役割について語ることで個性を打ち出すことができます。

しかし、役職や実績ばかりにフォーカスするのはNG。あくまでもメインは努力や成長のエピソードです。また、怪我から復帰したエピソードなども自分だけが経験した努力を語るにはぴったりです。

⒉工夫した経験を書く

努力した内容を伝える時に、どのように工夫したのかを具体的に書くことで自分らしさのある自己PRになります。

例えば、基礎体力を付けるために独自のトレーニングをしたことやメンバーの連帯感を高めるために新しい練習方法を考えたことなどです。

工夫の経験を語ることにより、入社後も目の前の課題に対して試行錯誤しながら向き合っていける人物という印象を与えることができます。

ラグビー部の経験を自己PRにする6つの例文

ラグビー経験の自己PRで【協調性】をアピールする例文

ラグビー部で培った協調性が私の強みです。ラグビーは1人では行うことができないスポーツです。学年を超えてチームを組み、作戦を立て、仲間と共に練習をして試合に臨みます。ラグビー部に所属していた3年間、私がいつも心掛けていたのは積極的なコミュニケーションを図ることです。

気付いたことは必ず言葉で伝え、相手の意見も最後までしっかり聞くことを意識していました。そして相手に対して敬意を持って接するようにしていました。これらは人と関わる上で基本的なことですがチーム力を高めるためには最も大切なことであり、チームメイトとの信頼関係を築くためにも欠かせないことです。3年目の大会で全国大会に出場できたのも、仲間との強いチームワークがあったからだと思います。

貴社でも持ち前の協調性を発揮し、自分だけではなく組織全体に視野を広げて事業の発展に貢献してまいります。

ラグビー経験の自己PRで【忍耐力】をアピールする例文

どんな環境下でも目標に向かって努力を続けることができる忍耐力が私の強みです。これはラグビー部の厳しい練習に耐えた3年間で身につけたものです。

私が所属していたラグビー部では毎年夏と冬に合宿があります。厳しい暑さと寒さに耐えながら、長時間に渡る練習を行うのです。チームでの練習はもちろん、基礎体力を作るための走り込みもしました。途中で辛くなってしまい泣き言を言いそうになったこともありますが、大会で1位を取ることをチームのみんなと約束したことを思い出し、歯を食いしばりながら辛い練習に耐えました。その結果、最後の大会で全国1位の成績を残すことができたのです。

この経験が私に教えてくれたことは、努力は裏切らないということです。貴社では営業職を志望していますが、ラグビーの経験によって身につけた忍耐力を活かし、結果に繋がるまで粘り強く挑戦を続けてまいります。

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ラグビー経験の自己PRで【貢献意欲】をアピールする例文

私は学生時代にラグビーの選手として活動してきました。ラグビーはチームで行うスポーツなので自分1人のことだけを考えていたのでは成り立ちません。常にチーム全体に意識を向け、どうしたらみんなで強くなれるかを考えていました。この組織への貢献意欲こそが私の強みだと思っています。

私は入部3年目にしてレギュラーメンバーとして試合に出ることができたのですが、2年目までは補欠としてレギュラーメンバーたちを支えることに専念しました。チームの研究材料にするために1人ひとりの動きを動画に収めたり、みんなが試合で使う道具やシューズのメンテナンスをしていたこともあります。こういった雑務係は日陰の存在ですが、自分がレギュラーメンバーになった時に雑務係の重要性に気づきました。

この気づきを忘れず、貴社に入社後はどのような部署においても組織全体に目を向けて貢献していきます。

ラグビー経験の自己PRで【怪我からの復帰経験】アピールする例文

私は大学時代の4年間、ラグビー部で活動してきました。ラグビー部の経験は私の財産であり、社会人になってからも活かせる多くの学びがありました。その1つが挫折から立ち直る力です。

私は3年目の夏、大会を目前にして足を骨折する大怪我をしてしまい、2ヶ月間の休部を余儀なくされたのです。今までの練習が水の泡になってしまう悔しさと、部員に迷惑をかけてしまう申し訳なさに押し潰されそうになり、本気で退部を考えるところまでいきました。思えばあれは人生で初めての挫折でした。

そんな私を立ち直らせてくれたのが両親の言葉です。部活に行かず時間を浪費していた私に対して「まだできることがあるだろ」と背中を押してくれたのです。怪我をして何もできないと思っていましたが、自分にはまだやるべきことがありました。それは、大会に向けて努力し続けているチームメイトを支えることと、怪我を治し1日でも早く復帰することです。

そこからは心を入れ替えて毎日練習に顔を出し、チームメイトたちの練習を見ながらアドバイスを行ったり、できる範囲で雑務を引き受けました。同時にリハビリを進め、2ヶ月後には練習に復帰することができたのです。久しぶりに仲間と一緒に走った日の喜びは忘れられません。

この経験は私にとって大きな自信になりました。社会人になってからも思い通りにならないことがたくさんあると思います。その度にラグビー部での出来事を思い出し、諦めずに挑戦し続けたいと思います。

ラグビー経験の自己PRで【マネージャー経験をベースとした】アピールする例文

私は大学時代にラグビー部のマネージャーをしていました。マネージャーは選手とは違い試合に出ることはなく、どちらかと言えば目立たないポジションです。しかし、影で人を支える役割は自分の気質に合っており、マネージャー経験を通して将来は人を支える仕事をしたいと思うまでになりました。

ラグビー部における私の仕事は道具の整備や記録をつけること、練習試合の調整やメンバーの健康チェックなどでした。まさに縁の下の力持ちであり、チームが大会で良い結果を出すことができた日は自分も嬉しくなりました。私が大きなやりがいを感じたのは、1人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮できるようにサポートし、それが功を奏して結果に繋がった瞬間です。

中小企業のコンサルティングを行う貴社でもマネージャーの経験を活かし、お客様の会社にとってプラスになるサポートをしていきたいです。

ラグビー経験の自己PRで【主将経験を話題とした】アピールする例文

私は大学時代にラグビー部の活動に力を注いできました。3年目からは主将のポジションを担うことになり責任の重い役割ながら、やりがいを感じていました。

主将になった当時、私が所属していたラグビー部は地区予選で5位というお世辞にも強いとは言い難いレベルのチームでした。1年後の大会ではもっとチーム力を高めて好成績を出したいと考え、チームの課題を探りながら練習メニューを見直すなど試行錯誤を重ねました。1人ひとりの大会に対する意識の差を埋めるためにコミュニケーションの機会を多く設けたり、他校との練習試合を行い大会へのモチベーションを高めていきました。

地道な努力を続け、1年後の地区大会では2位という成績を残すことができました。1位に届かず悔しさも残りましたが、チームが着実に強くなっていることを実感しました。

2年という短い任期ではありましたが、主将の経験は今後も私の糧として活かしていきたいと思っています。貴社においてもラグビー部で学んだことを忘れず、一緒に働く方達と力を合わせて結果を出していくつもりです。

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まとめ

ラグビー部の経験で培った協調性や忍耐力、計画力などは、自己PRとして用いることができます。

ただし、ラグビーの説明にならないよう、フレームワークを意識することが大切です。

自身のアピールポイントが分からない、面接に不安のある方は、手厚いサポートを行っているアスリートエージェントにご相談ください。

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