2024.10.31
【例文あり】自己PRでスポーツ経験をアピール!書く時のポイントも紹介
スポーツ経験は就職・転職時の自己PRに大いに役立ちます。スポーツ経験を自己PRにする際には、6つのポイントを意識しましょう。
本記事では、スポーツ経験を自己PRにする際の具体的な書き方や例文、注意点などをご紹介します。スポーツで培ったスキルを効果的にアピールし、内定獲得を目指しましょう!
INDEX
スポーツ経験が自己PRに最適な理由

スポーツや部活動はビジネスとの共通点が多いから
スポーツと仕事は一見すると掛け離れているように感じるかもしれませんが、実は共通点も多いのです。
「大会で優勝する」といった目標を定め、仲間たちと一緒に厳しい練習に取り組んでいく過程は、企業で売り上げ目標の達成を目指して同僚と共に戦略的に行動していくことと変わりません。
スポーツを経験している人は入社後もスムーズに仕事をこなし、成果を出していくことが期待されています。
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スポーツ経験で得た能力は仕事でも応用できるから

スポーツ経験で得た能力は社会人になってからも十分に応用していくことができるはずです。
たとえば、団体競技に必要なチームワークやコミュニケーション能力は組織の中で協力して仕事をする上では必要不可欠です。
また、厳しい練習をする中で得た自己管理能力や忍耐力も長期的なプロジェクトに携わったり、クライアントと接していく場面などでは有効です。
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スポーツ経験を自己PRにする際のポイント6つ

1.数字を使って具体的に書く
曖昧な表現を避け、数字を使いながら具体的に説明することでより明確に強みや魅力が伝わります。
例えば、「1日〇時間練習をした」や「部員〇人中〇位」といったように詳細に説明しましょう。
ただし、あまりにも細かすぎる情報や試合の結果や実績ばかり伝えてしまうと、もっと重要なあなたの人柄に関わるアピールポイントの印象が薄まってしまうので注意が必要です。
2.ビジネスに応用できる再現性の高いスキルを書く

コミュニケーション能力や忍耐力、目標達成意欲などビジネスにも応用できるスキルをアピールしましょう。
運動的な特技など、どんなに素晴らしい成果を出していたとしてもビジネスで応用するのが難しいものはあえて伝えず、再現性の高い強みをチョイスすることが大切です。
3.実績でなくプロセスを書く
スポーツで輝かしい成績を残していると、ついそのことについてアピールしたくなりますが、就活の時に面接官が知りたいのは実績よりもプロセスです。
その結果に辿り着くまでにどのような出来事があったのか、あなたがした努力や得た学びについてを中心的に伝えていきましょう。
4.自分の人間性が伝わるように書く

淡々と事実ばかり述べていたのでは、あなたがどんな人か伝わりにくくなってしまいます。面接官はあなたの人柄について知りたがっています。
感じたことや考えたこと、悩んだことなども自己PRの中に含めていくと良いでしょう。
5.仕事に対する意欲・熱意を書く
入社後にやってみたい仕事や現時点で持っているビジョンについて述べることで、仕事に対する熱意が伝わります。
そのためにも志望する企業の事業内容や理念を事前に調べておくことが大切です。
6.スポーツを通して学んだことや発揮した能力を書く

自己PRの「まとめ」となる部分です。
例えば、怪我を乗り越えて全国大会に出場したというエピソードを用いた場合、自分にできる練習を諦めずに積み重ねていく大切さを実感した、といったように締め括ります。
さらにその学びを今後どう活かしていくのかも添えましょう。
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1.強みやアピールポイント
初めに、結論の部分である自分のアピールポイントについて端的に述べます。
「私の長所は〇〇です」と述べた後に「なぜなら」と理由にあたる説明を続けることで、面接官にもイメージを共有しやすくなるからです。
注意すべき点は、アピールポイントを複数述べて伝えたいことがぼやけてしまうことです。できれば1〜2つに絞り、根拠にあたる部分を具体的に伝えたほうが効果的な自己PRになるはずです。
2.部活動やスポーツでの課題・悩み

次に、スポーツの中で経験した悩みや課題について述べていきます。
どのような困難や葛藤があったのかを明確にすることで、その後の「どのような学びを得たか」に説得力を持たせることができます。
理想通りにいかなかったことや挫折の経験は就活においてマイナスではなく、むしろあなたの人間性を伝えるための材料となるため、そのまま伝えていきましょう。
3.課題解決のためにどう考えてどう行動したか

上記で述べた課題に対し、自分がどのように行動したのかその取り組みについて伝えます。
たとえ行動した結果が芳しくないものであっても、結果よりもプロセスが重要でありマイナスの評価にはなりません。
面接官は経験の質を見ているため、具体的にエピソードを述べましょう。
4.取り組んだ結果
取り組んだ結果、どうなったのかについて記載します。
なるべく曖昧な表現は避け「エリアで3位」「5人の部員が」といったように、具体的な数字を使って伝えましょう。
5.仕事でどう活かすか

学生時代の経験と学びについて伝えて終わりではなく、入社後にこの経験をどう活かすかまで記載しましょう。
スポーツとビジネスは共通点が意外と多いものです。
コミュニケーション能力や不屈の精神など、スポーツで培った強みは社会人になってからも十分に活かすことができるはずです。
自己PRに応用できるスポーツスキル

粘り強さ・継続力・目標達成意欲
スポーツは一朝一夕で結果を出せるものではないため、継続力や忍耐力が必要です。
そのスポーツを長年続けたことや、毎日たくさんの練習を重ねたことは就活で積極的にアピールすべきでしょう。
また、自分で掲げた目標に向かって突き進んできた経験も強みとなります。目標に向けて意欲的に取り組んだ姿勢は評価されるポイントです。
チームワーク・協調性・コミュニケーション能力

スポーツの中で培ったチームワークや協調性、コミュニケーション能力などは備えていて損はありません。
個人競技をしていた人であっても部活動におけるチームメイトとの関わりや先輩・後輩の上下関係から学んだものは、社会人になってからも活かすことができます。
ただし、一口に「チームワーク」といっても企業によってそのイメージには差異があります。事前リサーチをしてその会社の求めるコミュニケーションの特色を把握しておくことをおすすめします。
ストレス耐性

どのような会社であっても組織で働く以上は多かれ少なかれストレスがかかります。
また、学生と社会人では環境や生活スタイルも大きく変化するため、ストレスを感じる人もいるでしょう。
スポーツを経験した人は厳しい練習に耐え抜いたり、なかなか結果が出せずもどかしい思いをしながらも努力を続けてきたことがあると思います。
そのため、入社後も環境の変化に屈することなく新しいことを身につけるために努力をしたり、仕事で失敗をしてしまった経験を糧にして成長していける可能性が高いと考えられています。
臨機応変に対応する能力

スポーツの世界では常に予想の範囲外のことがおこります。そのため、素早く状況を把握して臨機応変に動くことが求められています。
そのようにして結果を出してきた人であれば、社会人になってからも冷静な判断と柔軟な行動力によって最善を尽くせるであろうと期待されます。
スポーツ経験を活かした自己PRの例文

目標達成意欲をアピールした例文
私の強みは目標に向かってコツコツと努力する粘り強さです。これは中学から大学まで続けたバレーボールの経験で身に着けました。
大学に入学してから、大会に出ても良い成績を残すことができず伸び悩んでいました。自分に足りないものは何か考えた結果、基礎体力から見直していくことが重要だと気づきました。
毎朝5時に起きて、5kmのランニングを約2年間続けました。
徐々にコートの中でも素早く身動きが取れるようになり、大学3年生の時に全国大会で2位の成績を納めることに貢献できました。
私はこの経験から、努力を続けることの大切さを学びました。途中で投げ出したくなる時もありましたが、強くなりたいという一心で自主練を続けました。
この経験を社会人になってからも活かし、仕事の中で掲げた目標を達成するため、粘り強く努力を続けていきたいと思っています。
協調性をアピールした例文
私のいちばんの強みはチームの中でお互いを高め合うことができる協調性です。
高校、大学と陸上部に所属していた私は、走り幅跳びの選手として活動していました。
私以外にも走り幅跳びを専攻する選手は3名いたのですが、全員がバラバラに練習し、お互いの記録にもあまり関心を持たない状況でした。
大会で上位の成績を納めた他校の選手を見ると、みんなでアドバイスをしあったり励ましあったりしていたため、私たちもその姿勢を真似てみることにしました。
練習をする時はお互いのフォームを確認しあい、必要に応じてアドバイスをするようにしました。
これまでも自分で動画を撮ってフォームの改善をしていましたが、第三者の視点でアドバイスを貰うことで、自分では気づかなかった改善点が見えてきました。
この練習法を続けた結果、走り幅跳びのチームメイト全員が全国大会に出場することが叶いました。
私が陸上部で培った協調性を社会人になってからも活かし、会社の中でも仲間と積極的にコミュニケーションを図りながら成長していきたいと思います。
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継続力をアピールした例文
私は継続力に自信があります。小学生から大学生までの16年間、水泳を続けてきました。
大学に入り水泳部に入部すると、自分よりも泳ぎが上手い部員がたくさんいました。
小学生から水泳を続けてきてスキルには自信がありましたが、初めて敗北感を味わい、このまま辞めてしまおうかと思いました。
しかし、ここで簡単にあきらめてはいけないと思い、さらに上手くなる方法はないか考えました。
これまではコーチの指示に従った練習メニューをこなしていましたが、他に何が足りていないのかを自己分析した結果、筋肉量が足りていないことがわかりました。
その後、ネットや本で知識を付けて、筋肉トレーニングを1日2時間取り組み、食事改善を行いました。
結果、全国大会には出場できませんでしたが、自己ベストを3秒上回る結果を出すことができました。コーチからも3年間よくここまで続けてこれたと褒めて頂きました。
この継続力をビジネスでも活かし、あきらめずに成果につなげていきたいと考えています。
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スポーツ経験の自己PRを書くときの注意点

面接官の立場になって知りたいことを考える
面接官の立場になって知りたいことを考えることがとても大切です。面接官はあなたのスポーツ経験から、あなたの性格や能力を知りたいと思っています。
まず、スポーツの種類や期間、チームでの協力や競争など、経験の詳細を丁寧に伝えましょう。そして、その経験から学んだことや得意なことを具体的に述べることが大事です。
また、困難な状況や挑戦にどう立ち向かったか、チームでの協力やリーダーシップの経験など、スポーツがあなたの成長にどのように影響したかも話すとより効果的です。
最後に、スポーツ経験があなたの将来の目標や職場での役立ち方についても触れると、面接官に良い印象を与えることができるでしょう。
ただの自慢にならないようにする

自分のスポーツの実績を伝えるのは良いことですが、ただの自慢にならないように気をつける必要があります。
例えば、得意なことや良かったことを振り返るときに、他の人やチームの協力を強調すると、協力の大切さを伝えることができます。
次に、数字や記録だけに囚われず、スポーツから学んだことや成長した点を話すことも重要です。
例えば、「チームで困難な局面を乗り越えることで、団結力や忍耐力を身につけました」といった経験を共有すると良いでしょう。
また、相手の興味や質問に耳を傾け、それに合った話題を選ぶことも大切です。自己PRは相手の興味に合わせて語ることで、より印象的になります。
客観性も大切にする

自己PRを書き上げたら友人や家族にも見てもらい、客観的な視点から助言をもらうようにしましょう。
自分では気付けなかったことを指摘してもらえる可能性もあります。
より効果的な自己PRを作成したい場合は、就活サポートのプロであるエージェントを頼ってみるのもおすすめです。
多種類のスポーツ経験があっても一つのスポーツに絞る

多くのスポーツ経験があっても、一つのスポーツに絞ることが重要なポイントになります。
自己PRでは、深く掘り下げて話すことが大切です。多くのスポーツを挙げると、自分の特徴や得意な点が分散してしまい、伝えたいメッセージが伝わりにくくなります。
そこで、自分が一番熱中し、成長したスポーツを選びましょう。
選んだスポーツについて、その経験や成果、学んだことを具体的に語ることが大切です。どのような困難を克服したか、チームでの経験から学んだ価値観など、詳細に説明するとより効果的です。
自己PRの中で一つの焦点を持ち、それに集中して話すことを心がけましょう。
スポーツ経験を自己PRでアピールするときの落とし穴について、以下の動画でも詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
自己PRで何を書こうか迷った場合はまずは自己分析をしてみてください。
目標達成に向けて努力したこと、チームの仲間と協力しながら練習を続けたことなどスポーツ経験者は就活で有利となるエピソードを豊富に持っています。
今回ご紹介したようなノウハウを用いて、あなたの魅力が十分に伝わり自己PRを作成してみてくださいね。
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