テニスを頑張った経験をアピールした自己PRの作成のコツと例文のご紹介！

学生時代に注力してきたテニスの経験を就活の自己PRで語りたい！しかし何をどう伝えればいいのか分からない…。

このように悩んでいる方に向けて、テニス経験者向けの自己PR作成のコツをお伝えします。

テニス経験で培った要素は社会人になってからもあなたの強みとなるはず。企業の採用担当者の印象に残る良い自己PRを作りましょう。

 自己PRで何を伝えればいいの？

自己PRの内容は人それぞれですが、おおまかな方向性は決まっています。以下の3つの内容を押さえて自己PRを作成することが内定への第一歩となります。

1. 強み
2. エピソード（強みの根拠となるもの）
3. 今後のこと

採用担当者が自己PRで知りたいことは次の章で詳しく説明しますが、あなたならではの強みや長所を伝えられるかどうかがポイントになってきます。

そのためには、強みの根拠となるエピソードや入社後の意気込みを伝える必要があるのです。

 企業が自己PRでチェックする3つのポイント

人柄

会社のカラーに合った人物であるか、組織の中でうまくやっていける性格か。企業はあなたの「人柄」をチェックしています。これは採用において無視できないポイントです。

組織で働く上で、どんな人物であるかを知りたいと思うのは当然ですよね。就活の前にしっかりと自己分析を行い、自分はどんな人であるか見つめ直してみましょう。

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自社への熱意

なぜこの会社に入りたいのかもチェックポイントの一つです。内定を貰うためには、この会社でなくてはいけない理由を自己PRの中に含める必要があります。

企業が求めているのは目的意識をしっかりと持った人材。テニスを頑張ったエピソードと関連付けながら、入社後に挑戦したいことをアピールしましょう。

今後の可能性

学生時代に培ったあなたの強みを入社後にどう活かせるのかも重要なチェックポイントとなります。そのため、今の姿だけでなく未来の姿までイメージしやすい自己PRを作成することが大切です。

事前に志望する会社についてリサーチを重ね、自分の能力をどんな部署で活かしていけそうか考えてみましょう。

 自己PRでテニスを頑張ったことは評価される？

自己PRにおいて、テニスを頑張ったことだけが評価されるわけではありません。

大会で好成績を収めたことや注目されるポジションにいたこと、難しい技を身に付けたことなどはスポーツの世界であれば評価対象となりますが、一般企業においては評価ポイントにはなりにくいのです。

大切なポイントは、大会や練習などを通して培った要素が入社後に活かせるかどうかということです。

例えば、「厳しい練習に耐え、難しい技を身に付けたこと」自体は就活では評価されませんが、「その経験から得た忍耐力」を自己PRで書けば評価に繋がります。

なぜなら「忍耐力」は企業で働く上でも強みとなるからです。

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 テニス経験を自己PRで利用するメリット・デメリット

テニス経験を自己PRで利用するメリット

自己PRでテニスの経験を語るメリットはいくつかあります。ひとつはテニスで培った目標達成意欲や忍耐力、継続力、協調性といった力をアピールしやすいところ。

これらの要素は社会人になってからも会社組織の中で活かすことができるはずです。

もうひとつは、体育会系の学生を優遇している企業ではテニスの経験が有利になること。スポーツ経験者は体力があり困難な課題に対しても情熱的に取り組んでくれるというプラスのイメージがあります。

自己PRでテニスの経験を使う時は、そういった要素を自分の強みとして伝えると良いでしょう。

テニス経験を自己PRで利用するデメリット

自己PRでテニスの経験を利用するデメリットもあります。就活において武器となるエピソードは多くの人が利用するため、テニスの経験談は他の志望者と被ってしまう可能性があります。

ありきたりなエピソードや内容の薄い内容では面接官の印象に残りづらく、内定に繋がらない可能性も高いです。

テニスの経験を自己PRで使う場合は、自分ならではのエピソードや強みを発掘し面接官の印象に残るように工夫すると良いでしょう。

 テニス経験で自己PRを作る際の注意点

伝えたい強みは1つに絞る

良いことをたくさんアピールしたいからといって詰め込みすぎは逆効果です。

「私の強みはテニス部で培った忍耐力と目標達成意欲とチームへの貢献意欲です」とアピールしたのでは、1つひとつの要素が薄まってしまいますよね。

どれか1つに絞り深堀りしたほうが、あなたの良さを的確に知ってもらうことができます。

テニス部でのエピソード自体は評価にならない

採用において評価の対象となるのはテニスの経験そのものではありません。大会での実績や身に付けた技術は入社後に活かせるポテンシャルではないからです。

スポーツの世界だけで評価される要素ではなく、一般企業で活かすことができる要素を考えてみましょう。

入社後に役立つ力をアピールする

先述した通り、テニスの実績を強みとしてアピールしても評価対象にはなりません。大切なポイントはアピールする強みが入社後に活かせるかどうかです。

例えば「テニスで培った目標達成意欲」を強みとするならば、入社後に営業目標を達成する姿に繋げて語ることができます。

５W1Hと定量で具体的に話す

5W1H、つまり「When：いつ」「Where：どこで」「Who：だれが」「What：何を」「Why：なぜ」「How：どのように」に当てはめて自己PRを作成すると、過不足なく情報を伝えることができます。

それぞれの項目で語る内容が多すぎても少なすぎても分かりづらい自己PRになってしまいます。自己PRを作成する際は5W1Hを目安とし、文章全体のバランスをチェックしてみましょう。

専門用語を多用しない

企業の採用担当者がテニスに詳しいとは限りません。テニス経験者でなければ分からない専門用語は避けた方が無難です。

誰にでも伝わる分かりやすい表現を使って自己PRを作りましょう。自分で判断が難しい場合は、作成した文章をテニス経験のない第三者にチェックしてもらうこともおすすめです。

 テニスを頑張ったことをアピールする自己PRの正しい型

自己PRを作成する時にはフレームワークも重要です。ぜひ「PREP法」を作成のヒントにしてみてください。

PREP法とは、結論（Point）→理由（Reason）→具体例（Example）→結論（Point）の順番で文章を作っていくこと。

このフレームワークを使えば、情報が明確に伝わります。まずは下記のように文章の骨組みを考えてみましょう。

【例】
結論（Point）
ex)私の強みはテニス部で培った目標達成意欲です。

理由（Reason）
ex)ダブルスで全国大会に出場することを目指し、3年間練習を続けました。

具体例（Example）
ex)練習中に動画を撮ってフォームを調整したり、ストレッチや走り込みも欠かさず行ったりしました。

結論（Point）
ex)3年生の夏に全国大会出場が叶いました。

 自己PRで語れる、テニスを通じて得た力とは

協調性

テニスは1人で行うことができないスポーツです。そのためチームメイトとのコミュニケーションが不可欠であり必然的に協調性が培われます。

会社組織においても協調性は大切な能力。部署のメンバーや上司、後輩などとコミュニケーションを図りながら仕事をしていくスキルが求められます。

自己PRで協調性をアピールする際は、テニスをする中でチームメイトとどのように関わってきたかを伝えましょう。

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目標達成意欲

テニスを経験する中で「大会に出場すること」や「○月までにフォームを完成させること」といった目標を立てたことがあると思います。

立てた目標に向かってひたむきに努力した経験もアピールポイントとなります。目標達成意欲は社会人になってからも活かすことができる要素です。

 テニスの経験を生かす自己PRの作り方【例文付き】

協調性

私が入社後に活かせる強みは、テニス部を3年間経験して培った協調性です。私はテニス部でキャプテンを務めており、部員のチームワーク向上のために試行錯誤を重ねてきました。

入部当初から課題に感じていたのは、異学年同士のコミュニケーションが少ないことです。

テニスは1人では行うことができないスポーツのため、学年に関係なく日頃からもっと意見を言い合ったりお互いを思いやる必要があると感じたのです。

そこで、私がキャプテンに就任した後は、先輩・後輩の垣根を超えてアドバイスできる関係性を作るため、違う学年同士でペアを組んで練習する時間を設けたり、大会の後には必ず部員全員で行う反省会を開き、1人ひとりの意見が部内全体に届くようにしていました。

チーム全体を見て人同士を繋ぐ力を活かし、貴社でもコミュニケーションを大切にしながら製品開発や営業に貢献してまいります。

目標達成意欲をアピールした例文

私は高校時代に所属していたテニス部で目標に向けてひたむきに取り組む姿勢を身につけました。

硬式テニスの全国大会出場を目指して練習を重ねてきましたが、最初の2年はなかなか目標に届かず悔しい思いをしました。

地区大会では上位に入ることができるものの全国大会出場とまではいかず、まずは基礎から力を付け直そうと決心しました。

通常のテニス部の練習に加え、朝晩は走り込みをして体力作りを行い、帰宅してからはストレッチを行ったりプロのテニスプレーヤーの映像を見てフォームの研究を行いました。そして、コツコツと努力したことが功を奏し、3年目にやっと全国大会出場が叶いました。

このことから、地味で小さな努力でも目標に向かって続けていくことの大切さを実感しました。貴社でもテニス部で培った目標達成意欲を武器に、コツコツと取り組んでいきたいと思っています。

 まとめ

テニス部で頑張ってきた経験は就活において大きな武器となります。この記事でお伝えしたポイントを押さえ、内定に繋がる自己PRの作成を目指しましょう。

どんなことを書いて良いか分からない時や、作成したものの客観的にチェックすることが難しい場合は家族や友人など第三者に意見を求めるのもおすすめです。

より詳しいアドバイスが欲しい場合は就職エージェントを頼る選択肢もあります。自分の良さを丁寧に発掘し、志望する企業の印象に残る自己PRを作成しましょう。