2024.10.22
スキューバダイビング関係の仕事は何がある?ダイビングライセンスの取り方や適性もご紹介
マリンスポーツの中でも特に人気がある「スキューバダイビング」。趣味で楽しんでいる人も多いですが、関連する仕事もいくつか存在します。
本記事では、スキューバダイビング関係の仕事をはじめ、あると役立つダイビングライセンスについてご紹介します。
スキューバダイビング関係の仕事に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
INDEX
スキューバダイビング関係の仕事7選

はじめに、スキューバダイビング関係の仕事を7つご紹介します。
ダイバー
スキューバダイビング関係の仕事といえば、真っ先に「ダイバー」が思い浮かぶのではないでしょうか。
ダイバーといっても、働き方は様々です。例えば、観光用のダイビングガイドや、海洋調査、環境保護活動など幅広い分野で活躍できます。
観光ガイドダイバーは、ダイビングツアーに参加する人たちを案内しながら、美しい海中の世界を紹介することが主な仕事です。
お客様にとって、海中での体験が安全で楽しいものとなるよう、技術的な知識と高いコミュニケーション能力が求められます。
また、調査ダイバーのように、海洋生物の調査や水中遺跡の調査など、専門的な調査活動に携わることもあります。
ダイバーとして働く場合は、ダイビングライセンスが必要になります。
潜水士

潜水士とは、水中での建設作業やメンテナンスを行う職業です。
ダムや橋などのインフラ整備、船舶の修理、海底ケーブルの設置、沈没船の解体作業など、専門的な水中作業を行います。
災害が起こった際には被災地に赴き、港の修復作業や海中の障害物撤去作業などを行うこともあります。
日本では潜水士として働くためには「潜水士」の国家資格が必要で、この資格があれば、水中作業を行う企業への就職が有利になります。
インストラクター

ダイビングインストラクターは、初心者から上級者まで、様々なレベルのダイバーに対して技術指導を行います。
スキューバダイビングの楽しさを教えるだけでなく、安全に楽しむための知識や技術も提供します。
インストラクターとして働くにはダイビングライセンスが必要です。資格を持っていれば、ダイビングショップやリゾートで働くほか、個人でツアーを開催することも可能です。
インストラクターはお客様のダイビング体験をサポートし、安全に楽しめるように責任を持つ立場なため、常に安全意識を高く保つことが求められます。
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ダイビングショップ運営・スタッフ

ダイビングショップでは、ダイビング器材の販売やレンタル、ツアーの企画・運営など、多岐にわたる業務を行います。
ショップスタッフは、ダイバーのお客様に器材の使い方を説明したり、ダイビングスポットのアドバイスをしたりすることが仕事です。
また、定期的に器材のメンテナンスを行い、お客様が安心して使用できる環境を整えます。
ショップ運営に携わることで、ダイビングに関するビジネススキルも身につけることができ、将来的には自分のダイビングショップを開業するという選択肢も広がるでしょう。
マリンスタッフ

リゾート地のホテルや観光施設で働くマリンスタッフも、ダイビングに関連する仕事の一つです。主に、マリンアクティビティのサポートや、お客様の安全管理を行います。
マリンスタッフはダイビングだけでなく、シュノーケリングやカヤック、ジェットスキーなど様々なマリンスポーツの指導やアシストも行うため、広い範囲の海洋知識やアクティビティの経験が求められます。
特にリゾート地では外国人観光客を相手にすることが多く、英語などの語学スキルがあると有利です。
製造業

スキューバダイビングに使用する器材の開発や製造に関わる仕事もあります。
ダイビング器材メーカーで働く場合、マスクやフィン、ダイブコンピューターなど、安全で使いやすい製品を設計・開発するのが主な業務です。
技術的なスキルや知識が必要ですが、製品開発に携わることでダイビングのさらなる楽しさや安全性の向上に貢献できます。
製造業に従事する場合、ダイバーとしての経験が役立ちます。実際に器材を使用した経験を元に、ダイバーが求める製品を生み出すためのアイデアやフィードバックが求められることが理由です。
メディア運営

スキューバダイビングに関するWEBサイトやブログ、YouTubeチャンネル、SNSなどを運営する仕事もあります。
ダイビングスポットの紹介や器材レビュー、ダイビングテクニックの解説など、コンテンツを通じてダイバーに役立つ情報を発信します。
メディア運営を行うことで、広告収入やスポンサー契約を得ることができ、自分の知識や経験を活かして収益を上げることが可能です。
特に、ダイビング映像や写真を撮影する技術があれば、映像クリエイターとしても活動でき、観光地やダイビング関連企業とのコラボレーションのチャンスも広がります。
魅力的な海中映像やストーリーを通して、ダイビングの魅力を広く伝える役割を担うことができるでしょう。
ダイビングライセンスを取得すると就職で有利になる

スキューバダイビング関係の仕事をする上では、「ダイビングライセンス」を持っていると有利です。特に自分自身がダイバーとして潜ったり、技術指導をする立場である場合、ライセンスは必須となります。
ダイビングライセンスとは
スキューバダイビングをする上で必要な「ダイビングライセンス」。資格を取得すると「Certification Card」がもらえるため、ダイビングライセンスは「Cカード」とも呼ばれます。
ダイビング教育機関で講習を受講し、ダイビングに必要な知識とスキルを身につけた証として発行されます。これは、国内外共通で使えるカードです。
スキューバダイビング関係の仕事をしていない一般の人でも、ダイビングをする際はカードの提示が求められます。
ダイビングライセンスは、10歳以上であれば取得できます。また、教育機関によって取得費用は異なります。
講習費用の他にも機材レンタル費用などがかかる場合があるため、申込みの前に確認しましょう。
また、ほとんどの教育機関ではダイビングライセンスの更新制度がないため、一度取得すれば一生使うことができます。
しかし、ブランクがあるとスキルを忘れてしまうため、再講習コースを設けている機関もあります。
ダイビングライセンスを取得したほうがよい理由

ダイビングライセンスを取得しておくと、スキューバダイビング関連の仕事を探す際に大きなアドバンテージになります。
特に、インストラクターやガイドとして働くためには、一定のレベルのスキルが必須です。ライセンスがあれば、安全なダイビング技術を証明できるため、職場での信頼も高まるでしょう。
ダイビングライセンスの取得の仕方
ダイビングライセンスを取得するには、専門の教育機関に通う必要があります。全国各地に教育機関があり、通いやすさや費用面などを比較して、自分に合うスクールを見つけましょう。
また、教育機関ごとにポリシーやカリキュラムも異なります。インストラクターの人柄を見て選ぶのもおすすめです。
ライセンス取得のためには、学科講習とプール講習、海洋実習を受けるのが一般的です。
学科講習では安全知識や機材の使い方、ダイビングの計画の立て方などを学びます。トータルで5〜10時間程度の講習です。
プール講習は、実技講習です。実際にプールに入り、機材を使いセッティングや呼吸の仕方を学びます。
プール実習のあとは、いよいよ海洋実習です。2日間ほどかけて海でダイビングを行います。
海洋実習をクリアすると、晴れてダイビングライセンス(Cカード)を取得することができます。
スキューバダイビング関係の仕事に必要な適性は?

スキューバダイビング関係の仕事には、海での活動を伴う職種が多いことから、その特性に応じた適性が必要です。
体力や技術が求められるのはもちろんですが、仕事ごとに求められるスキルや能力は異なります。
ここでは、スキューバダイビング関係の仕事をする上で特に重要な適性を詳しく解説します。
体力がある

スキューバダイビング自体が体力を必要とするアクティビティであるため、ダイビングに関連する仕事をする際には十分な体力が必要です。
水中では普段よりも体に負担がかかりやすく、特に波の強い海や流れの速い場所では、体力の消耗が激しくなります。
インストラクターやガイドとして働く場合、お客様をサポートしながら潜ることが多いため、自分だけでなく他人の安全も守るために体力は必須です。
また、潜水士やマリンスタッフは、水中での作業や重い機材の運搬が必要な場合もあるため、特に筋力と持久力が求められます。
定期的なトレーニングや健康管理を行い、仕事に耐えられる体力を維持しましょう。
人と関わるのが好き

お客様と関わることが多い仕事の場合、人と関わることが好きな人は有利になります。
特にダイビング初心者に対して技術を教える場合、安全に楽しめるよう丁寧に教えることが必要で、根気強く対応する能力が求められます。
また、お客様の不安や疑問に対して柔軟に対応し、親しみやすく接することでリピーターや口コミを通じて評判が広がり、仕事が増えることが期待できます。
安全意識が高い

スキューバダイビングは、自然相手のスポーツでありリスクも伴います。そのため、どんな状況でも安全を最優先に考える能力が必要です。
特にインストラクターやガイドとして働く場合は、海中でのトラブルを未然に防ぐ知識と冷静な判断力が欠かせません。
天候や水流の変化に敏感であることはもちろん緊急時に適切な対応ができることが、お客様の安全を守る鍵となります。
また、潜水士やマリンスタッフの場合は深海や高圧下での作業があります。リスクが高いため常に安全を意識し、決められた手順を厳守することが求められます。
事故やトラブルが発生した際に迅速に対応できる能力も重要です。
スキューバダイビング未経験者が関係の仕事をするには?

ダイビング経験がない人でも、ダイビング関連の仕事に就くことは十分可能です。
スキューバダイビングに関連する仕事をする場合、多くの職場でダイビングライセンス(Cカード)を持っていることが求められます。
ダイビングスクールでは、初心者向けのコースから上級者向けのコースまで幅広いプログラムが用意されています。
まずは未経験者向けのライセンス取得を目指し、実際の海でのダイビング経験を積むことがキャリアの第一歩です。
また、ダイビング未経験者がダイビング業界で経験を積むには、アシスタントや見習いとしてスタートするのも良い方法です。
ダイビングショップやリゾート施設で、スタッフとして仕事をしながらスキューバダイビングの知識やスキルを学ぶことができます。
現場で経験豊富なダイバーとともに働くことで、実務的な技術だけでなく、接客や器材管理のスキルも習得できるでしょう。
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スキューバダイビング関係の仕事の上手な探し方

ダイビング関連の仕事は、観光業やマリンスポーツ業界の一部として求人が出される傾向にあります。ここでは、ダイビング関係の仕事を見つけるための具体的な探し方をご紹介します。
インターネット・SNS
インターネットやSNSは、仕事探しに欠かせないツールです。特にダイビング関連の仕事は、地域ごとの求人サイトやSNSを活用することで探しやすくなります。
リゾート地やダイビングスポットに特化した求人サイト、マリンスポーツ関連の掲示板などをチェックすることが効果的です。
InstagramやFacebookなどのSNSでは、ダイビングショップやリゾート施設がスタッフ募集をしていることがよくあります。
自分が興味のある施設や地域のダイビングショップをフォローし、最新の求人情報を逃さないようにしましょう。
学校からの紹介

ダイビングスクールや専門学校でのコースを受講する際に、講師やスタッフからの紹介で仕事を見つけられる可能性もあります。
ライセンス取得後、インストラクターやダイビングガイドとして活躍するためのキャリアサポートを提供しているスクールも少なくありません。
学校経由の紹介は、初めて業界に入る人にとって安心感があり、現場経験を積むチャンスにもなります。
インストラクター養成コースを提供しているスクールに通えば、そのまま卒業後に関連する職場で働けることもあります。
知人からの紹介

釣りやダイビングのコミュニティに参加し、ネットワークを広げておくことも仕事を見つけるための有効な手段です。
特にダイビング業界では、知人や業界内のつながりを活用して仕事を得るケースが多くあります。
ダイビングのイベントやツアーに参加した際に、インストラクターや他のダイバーと交流を深めておくと、仕事の紹介を受けやすくなるでしょう。
また、SNSやオンラインフォーラムを通じて業界関係者とつながり、ダイビングコミュニティに積極的に参加することで、求人情報や新しいチャンスにアクセスしやすくなります。
エージェントサービスの活用

転職エージェントやリゾートバイト専門のエージェントサービスを利用するのも一つの方法です。
エージェントは、自分の希望に合わせて適切な求人を紹介してくれるため、初めての業界転職でも安心して利用できます。
「アスリートエージェント」は、スポーツに特化したエージェントサービスです。マリンスポーツ関連の非公開求人を紹介してもらえる可能性もあり、履歴書の添削や面接対策など、サポート体制も万全。
手軽でスムーズに就職活動を進めることができるのは、エージェントサービスの大きなメリットといえるでしょう。
以下の動画では、おすすめのエージェントを3つご紹介しいています。ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
スキューバダイビングが好きな人や経験が豊富な方は、ぜひスキューバダイビング関係の仕事を探してみてくださいね。
「スキューバダイビングが好きで、経験や知識を仕事に活かしてみたいけれど、就職・転職活動に不安がある」という方は、ぜひアスリートエージェントをご利用ください。
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