2025.03.01
スポーツジャーナリストになるには?求められるスキルややりがいもご紹介
スポーツの魅力や選手の活躍などを発信するスポーツジャーナリストは、スポーツに関わりたい人が憧れる仕事のひとつです。
スポーツジャーナリストになるにはどのような流れや資格が必要になるのでしょうか。本記事では、スポーツジャーナリストに求められるスキルややりがいについてもご紹介します。
INDEX
スポーツジャーナリストとは
スポーツジャーナリストの仕事内容
スポーツジャーナリストの仕事は、スポーツに関するネット上の記事や雑誌や新聞の記事を執筆する職業です。
執筆内容は独自の取材を元にしており、質の高い記事を作成するために実際に現地に足を運び、スタッフや選手に取材をおこなうことも。
また、正確でより具体的な記事にするために、データ分析をすることもあります。わかりやすく伝わりやすい、おもしろい文章が書けるスキルが求められる仕事です。
スポーツジャーナリストとして有名になれると、テレビやラジオにコメンテーターとして出演する機会が増えるなど、活躍の幅も広がります。
スポーツジャーナリストとスポーツライターの違い

スポーツジャーナリストと似た職業に、スポーツライターの仕事があります。
両者は、スポーツに関する記事を執筆するという点では似ていますが、大きな違いは「内容が主観的であるかどうか」です。
前者は、スポーツに関する豊富な知識やネットワークからより深いデータを収集して記事を書きます。時に試合が開催される際の予測について、自身の見解を交えて書くことも。
後者は、主観性をいれずに依頼主の指示に従った内容を執筆します。両者が作成する記事は似ているようで異なる点もあるので、注意しましょう。
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スポーツジャーナリストになるには?
スポーツジャーナリストになるための学歴と流れ
スポーツジャーナリストになるためには、大学や専門学校でメディアやマスコミに関する専攻を学ぶことが重要になります。
スポーツ経営学や、スポーツジャーナリズムについての知識を得ておくことで就職に有利になることもあるでしょう。
卒業後は、マスコミ関連企業やテレビ局、雑誌出版社に就職をして、より実践的なスキルを磨く方法がおすすめです。
文章力や取材力、編集力を身に着けることができれば、後にフリーランスのスポーツジャーナリストになることも可能です。
必要な知識や経験、スキルにはどのようなものがあるのかを知り、スポーツジャーナリストを目指しましょう。
スポーツジャーナリストに必要な資格

スポーツジャーナリストになるために取得が必須な資格はありません。
しかし、より専門的かつ具体的で分かりやすい情報を発信するためには、スポーツに関する豊富な知識や独自の情報などがあることが望ましいです。
そのためには、スポーツジャーナリズムに関する専門知識やメディアの知識、経験や実績があることが証明になることも。
まずは経験を積みたいという人は、メディア関連会社や出版社などで専門的な経験を積むことがおすすめです。
スポーツジャーナリストに求められるスキル
自分の言葉で発信する力
スポーツジャーナリストには、自分の言葉で発信する力が求められます。
自分の言葉で発信するためには、文章力や情報を集める力に加えて、リサーチや取材をするなどの行動力も求められます。
「スポーツや選手・チームの魅力を伝えたい」という想いで、いかに好奇心を持てるかという熱意にも左右されるでしょう。
情報収集力

スポーツジャーナリストは、情報収集力も欠かせません。
スポーツの世界は、契約の更新や他チームへのメンバーの移籍など、年間を通してさまざまな動きがあります。
スポーツ選手やチームの動向に常にアンテナを伸ばしながら、情報収集できる力は、良い記事を執筆をするためには欠かせないスキルです。
さらに、自分の関心があるスポーツにまつわる情報収集に限らず、スポーツ全般の幅広い情報を集めて分析できる力が求められることを念頭においておきましょう。
コミュニケーション力

コミュニケーション力も、スポーツジャーナリストに必要なスキルです。情報を集めるためには、直接スタジアムに出向いて選手や監督に話を聞くことも多くあります。
その時に必要なのがコミュニケーションスキルで、より深い話を聞き出すためにも欠かせないスキルです。
選手や監督は、次の予定が詰まっていたり試合前後だったりする場合、ピリピリした空気の中で取材を依頼しなければならないケースも出てくるでしょう。
取材される側が答えたくなるような質問の投げかけや受け答えができれば、自分しか聞くことができないニュースが得られるかもしれません。
ライティング、編集スキル
スポーツジャーナリストにとって、ライティング、編集スキルは基本的かつ重要な能力です。
ライティングスキルとは、試合の結果や選手のコメントをわかりやすく、読者に伝わる形で文章にまとめる力を指します。
スポーツジャーナリストの場合、試合の展開を正確に伝えるだけでなく、読者の興味を引くストーリー性のある記事を書くことが求められます。
専門用語を適切に使いながらも、一般の読者にも理解しやすい表現を心がけることが重要です。
一方編集スキルは、文章を読みやすく整理し、誤字脱字や表現のミスを修正する能力です。
特に、インタビュー記事やコラムでは、選手や関係者の発言を的確にまとめ、意図を正しく伝える編集力が求められます。
限られた文字数の中で重要な情報を取捨選択し、読者に伝えたいメッセージを明確にすることこそ重要なスキルです。
ライティング・編集スキルを磨くことで、読者にとって価値のある記事を提供することができるスポーツジャーナリストが目指せるでしょう。
英語力

スポーツジャーナリストにとって、英語力は重要なスキルの一つです。
特に国際的なスポーツを取材する場合、英語での情報収集やインタビューが必要になるため、高いリスニング力とスピーキング力が求められます。
海外の選手や監督への取材では、専門用語を含む会話を正しく理解し、適切に質問できる能力が不可欠です。
また、試合後の記者会見や国際大会では、リアルタイムでの情報処理が求められるため、素早く正確に内容を把握する力が求められます。
英語の記事やレポートを読解する力があれば、海外メディアの報道をチェックしながらより多角的な視点で記事を書くことができ、独自の分析や深みのある内容を提供できるようになるでしょう。
近年では、日本のスポーツの国際的な発信が求められる機会も増えており、英語での記事執筆や発信ができることは、スポーツジャーナリストとしての大きな強みとなっています。
スポーツに関する幅広い知識
スポーツジャーナリストには、スポーツに関する幅広い知識も不可欠です。
記事を執筆する際には情報収集や取材を実施しますが、どんな情報を収集する必要があるかなどの組み立ては、自身の持つ知識に紐づいて集約されます。
スポーツに関する幅広い知識を得るためにも、特定のスポーツに限らずさまざまな種類のスポーツに関心を持つようにしましょう。
また、常日頃から世の中に出ているスポーツ情報に関心を向けておくことも大切です。
自ら課題を見つけられる力

自ら課題を見つけられる力も、スポーツジャーナリストに求められる力です。スポーツジャーナリストは、スポーツにまつわる疑問や課題に着目して自身の意見を交えて情報発信をしなければなりません。
スポーツに関心を持って常に課題を探し求めるほか、選手や関係者を通じて課題となるヒントを得る方法があります。
周囲から課題についてヒアリングするためには、関係者との信頼関係やコミュニケーション力も求められます。
スポーツジャーナリストのやりがい
新しい知識や情報を習得できる
スポーツジャーナリストは常に新しい情報を得て、情報をアップデートしていく必要があります。
新しい情報を得るために文献を読んだり、関係者から話を聞いたり、探求心をもって知識を蓄えることが望ましいです。
日々情報を得ることで、新しい知識や情報を習得できるやりがいが感じられます。特にスポーツが好きな人にとっては、毎日知的好奇心が満たされてやりがいをもつことができるでしょう。
自分の発信でスポーツや選手の魅力を伝えられる

スポーツジャーナリストは、自分が情報を発信することでスポーツや選手の魅力を伝えられることが実感できる仕事です。
社会への影響力は大きく、自分の情報でスポーツ業界が盛り上がることは、働くことの醍醐味につながるでしょう。
「自分の仕事を通してスポーツを盛り上げたい」「情報を発信して選手やチームに貢献したい」という考えの人にとっては、やりがいのある仕事と言えます。
新しい人脈が広がる

スポーツジャーナリストとして働くことで、スポーツ業界内での新しい人脈が広がるでしょう。スポーツに関する問題を取材することで、一流アスリートと出会えることも。
自分と異なる立場の人から話を聞くことは、自分自身の情報のアップデートにつながるほか、新たな人脈構築にもつながります。
広がった人脈をもとにさらに新しい人脈が広がることもある、魅力的な仕事です。
日本にいるスポーツジャーナリスト
日本国内にも著名なスポーツジャーナリストが多くいます。
スポーツ選手としての実績からスポーツジャーナリストになった方もいれば、編集者やライターからスポーツジャーナリストになった方までさまざまです。
スポーツジャーナリストの方々の書く記事や情報を参考にしながら、どんなスポーツジャーナリストを目指したいのか考えてみることもおすすめです。
- 中西哲生(元プロサッカー選手)
- 荻原健司(元スキーオリンピックメダリスト)
- 青島健太(元プロ野球選手)
- 増田明美(元マラソン選手)
- 山崎浩子(元新体操選手)
- 金子達仁(元編集者)
- 乙武洋匡(タレント)
- 二宮清純(元スポーツ紙記者)
- 増島みどり(元スポーツ紙記者) など
スポーツジャーナリストになるには主に3つの方法がある

スポーツジャーナリストを目指すには、主に3つの方法があります。
「スポーツジャーナリストを目指してみたい」「目指したいけどどんなことから始めたらいいのだろう」と考えている人は、参考にしてみてください。
インターンシップやアルバイトで経験を積む
スポーツジャーナリストを目指すうえで、インターンシップやアルバイトでの経験は非常に重要です。実際の取材現場や編集業務に携わることで、ライティングや情報収集のスキルを実践的に学ぶことができます。
特に、スポーツ専門メディアや新聞社、テレビ局、ウェブメディアなどでのインターンシップでは業界の仕組みを理解し、人脈を築く貴重な機会になるでしょう。
また、現場で経験を積むことで、試合の流れを的確に捉える力や、選手・監督へのインタビュー技術を身につけることができます。
アルバイトとして記事執筆や編集の業務に携われると、実際にメディアに掲載される文章を書いたり、編集のフィードバックを受けたりする機会も得られるでしょう。
実務経験を積むことで、スポーツジャーナリストとしての基礎を固め、就職やフリーランスとしての活動につなげることができます。
経験を積むほど、記事のクオリティや取材スキルが向上し、将来のキャリアに大きく役立つでしょう。
自分でメディアプラットフォームを立ち上げて発信してみる

スポーツジャーナリストを目指すうえで、自分自身でメディアプラットフォームを立ち上げ、情報を発信することは大きな武器になります。
近年では、ブログやSNS、YouTube、ポッドキャストなど、多様なメディアを活用して発信できる環境が整っています。これらを利用することで、自ら取材し、記事を書き、読者に届ける経験が積めるかもしれません。
特に、独自の視点を持った記事や分析を発信することで、ファンや業界関係者に注目されるチャンスが生まれます。
継続的に発信を続けることで、文章力や取材力の向上につながるだけでなく、実績としてポートフォリオを作成することも可能です。
また、自分のコンテンツが評価されれば、メディア関係者や企業から声がかかることもあるかもしれません。
スポーツジャーナリストとしてのキャリアを築くためには、待つのではなく、自ら発信し続けることが大切です。
自分のメディアを通じて、取材・執筆の経験を積み、実績を積み重ねながら、プロとしての道を切り開きましょう。
転職エージェントを活用する

スポーツジャーナリストを目指す場合、転職エージェントを活用することがおすすめです。
スポーツメディア業界は競争が激しく、未経験者がいきなり正社員として採用されるのは難しい場合があります。
しかし、転職エージェントを利用することで、業界の動向や求人情報を効率的に収集し、自分に合った仕事が見つけやすくなるでしょう。
スポーツ専門の転職エージェント「アスリートエージェント」では、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策など、スポーツジャーナリストとしての適性がアピールしやすくなるようなサポートを行っています。
また、アスリートエージェントでは、非公開求人など大手メディアやスポーツ関連企業の編集・ライター職など、一般には出回らない求人情報も紹介しています。
すでにライティング経験がある人や異業種からの転職を考えている人にとって、エージェントのサポートを受けることは、スムーズなキャリアチェンジの一助となるかもしれません。
まとめ
今回は、「スポーツジャーナリストになるにはどうしたらいい?」という疑問について解説しました。スポーツジャーナリストには、たくさんのやりがいがあります。
「スポーツジャーナリストを目指したいけど、何から始めたらいいのか分からない」という人は、スポーツ専門の就職エージェント「アスリートエージェント」へのご相談がおすすめです。
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