2024.11.21
スポーツテックとは?活用事例や展開している企業をご紹介
スポーツテックとは、スポーツとテクノロジーを組み合わせた造語です。
スポーツ分野に、AIやデータ分析などの最新テクノロジー技術を取り入れて、スポーツ選手のサポートや競技の正確な判定などをするのに役立てるというものです。
本記事ではスポーツテックとは何か、スポーツテックの4つの要素、活用事例などをご紹介します。
INDEX
スポーツテックとは「スポーツ」と「テクノロジー」の融合
スポーツテックとは、「スポーツ」と「テクノロジー」を掛け合わせた造語です。
スポーツの分野に最新のデジタル技術やデータ解析、AIなどの技術を取り入れ、より正確な競技判定を行っています。
また、トレーニングの最適化を図ったり、観客やファンも新たな視点からスポーツを楽しめる快適な観戦環境を構築することなどにも役立てられています。
例えば、「VAR(Video Assistant Referee)」という言葉を聞いたことはありませんか?
昨年の2022年サッカーカタールワールドカップでも利用され、日本代表の三苫選手がゴールラインギリギリで足を伸ばして得点に繋げた「三苫の1ミリ」は話題となり、記憶に新しいのではないでしょうか。
この出来事も「スポーツテック」の技術であるVARとボール内蔵チップによって、科学的に立証されました。
こういったデジタル技術を活用することによって、今までは人の目でのみ審判を行っていましたが、最近では審判を補助するテクノロジーも登場しているのです。
スポーツテックの始まり

かつてはスポーツとテクノロジーは遠い関係にありました。
転機となったのは、イチロー選手がアメリカのメジャーリーグに移籍した2001年頃になります。メジャーリーグでは、早くからデータ活用を行っていました。
今では、試合中のプレーは瞬時にデータ化され、リアルタイムで配信されているような高度な技術へと進化しています。
スポーツテックの市場規模と将来性

スポーツテック市場は2020年代に入り、特に大きな成長を見せています。
野村総合研究所の調査では、2019年の時点では310億円ほどあったスポーツテックの市場規模は、2022年時点では1062億円まで膨らんでいます。
さらに、2025年には45%増えて1547億円にまで拡大すると予測されています。
この成長には、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、ビッグデータ解析、ウェアラブルデバイス、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)の技術の進展により牽引されていることが考えられるでしょう。
現在、スポーツテック市場はIT企業やヘルスケア企業など幅広い企業が参入しています。
今後ますます技術が拡大し社会的変化が起こることで、多方面から企業が参入することが予測されます。
着実に成長を遂げ、新しいビジネスモデルやマーケティング手法が登場することが期待されるでしょう。
参考:スポーツテックの市場動向について – トレンド&データ | 未来図(ミライズ) (mirait-one.com)
スポーツテックとは?成長が止まらない市場規模や事例を分かりやすく紹介! (ix-plus.com)
スポーツテック4つの要素
スポーツを「観る」
スポーツ観戦は、現地での観戦、テレビ観戦の域に留まりません。
IT技術を駆使することでスマートフォンやPC、タブレットでの観戦が可能になりました。
スポーツを観戦するためのストリーミングサービスや、音声配信サービス、テキスト速報サービスなどのデジタル技術により、いつでもどこにいてもスポーツを観戦することが可能となっています。
スポーツを観る領域が広がったことで、これまで興味のなかった競技も手軽に情報が入ることができ、より興味を持ちやすい環境が整っているともいえるでしょう。
アスリートを「支える」

スポーツテックの進化により、データ分析によるパフォーマンス向上や怪我の予防、トレーニングの最適化、リハビリテーションなど、選手たちの健康管理とパフォーマンスの向上に役立っているのです。
例えば、選手にとって記録の管理や日頃の練習メニューの管理もデジタル化されることで、膨大なデータから選手の弱点に合わせて最適なトレーニングメニューを組んでくれるサービスや、チームの傾向や戦術についてのアドバイスをしてくれるシステムを使い、効率化を図ることが可能になります。
サッカーワールドカップで採用されたVAR判定も、「試合の進行を支える」という意味でこの領域に該当します。
スポーツを「楽しむ」

スポーツテックと聞くとプロのアスリートのための技術というイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、スポーツテックは「老若男女問わず誰もがスポーツを楽しむための技術」でもあります。
日常生活に運動を取り入れることは、健康を維持し、体調を良好に保つために重要です。
スポーツテックの進化により、ジョギングアプリやヨガアプリ、IoTジムなどスポーツをすることを直接助けてくれるものや続ける動機付けになるようなものが存在し、散歩をルーティーンにしたい人、休みの日にジョギングを楽しむ人など、取り入れるスポーツはさまざまです。
スポーツテックは、スポーツを楽しむ一般生活者の中にも定着しつつあり、アスリートが行うような筋力トレーニングのコツなども気軽に応用できます。
こういった、誰もが日常生活に取り込むことができるためのシステム開発も現在行われています。
スポーツを「創る」

スポーツテックは単なるスポーツのプレイだけでなく「スポーツを創る」というアプローチも含みます。
この「創る」は今あるスポーツの定義を超え、新しい楽しみ方や環境を生み出すことを指し、それがスポーツを進化させています。
例えば、身体拡張技術を駆使した超人スポーツ協会のような組織は、通常の定義やルールには当てはまらない新しいスポーツや競技を生み出しています。
またeスポーツ分野では、競技の運営をサポートし、対戦映像を提供するだけでなく、デバイスやITソリューションの開発も手がけているのです。
これらの技術とスポーツの融合により、新たなアイデアや体験が生まれ、スポーツ愛好者にとってもっと楽しい時間が提供されることでしょう。
参考:超人スポーツ協会公式
スポーツテックのメリット・デメリット

スポーツテックのメリットやデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。メリットとデメリットをご紹介します。
スポーツテックのメリット
スポーツテックの導入は、スポーツ業界に多大なメリットをもたらしています。
アスリートのパフォーマンス向上や怪我の予防に貢献できる

ウェアラブルデバイスやセンサー技術を活用することで、選手のリアルタイムデータが収集され、それを基にトレーニングを最適化できます。
選手個々のパフォーマンス向上を図るとともに、怪我のリスクも低減させられます。
スポーツにおける競技全体のレベル向上に貢献できる
ビッグデータ解析やAIを活用した戦術の高度化により、試合戦略が科学的に分析しやすくなります。
チームや選手の意思決定が精度を増すことで、競技全体のレベルが向上するでしょう。
ファンとスポーツをより身近なものにできる

スポーツテックはファンエクスペリエンスの向上にも関わっています。バーチャルリアリティ(VR)や拡張現実(AR)による新しい観戦体験、スマートスタジアムによるリアルタイムデータ提供により、ファンはより深くスポーツを楽しむことができ、エンゲージメントの強化につながります。
また、デジタルプラットフォームの活用によるeスポーツやスポーツベッティングなど、新たなビジネスモデルの登場により、スポーツ業界全体の収益向上も期待されるでしょう。
スポーツの信頼性を高められる

スポーツテックの進化により、競技の公平性と透明性が高まるメリットがあります。
ビデオ判定技術(VAR)やゴールラインテクノロジーの導入によって、公正な判定が行われ、スポーツの信頼性も向上します。
このように、スポーツテックはアスリートの健康管理や競技の公正性、ファン体験の充実、スポーツビジネスの収益拡大など、多岐にわたるメリットを提供し、スポーツ界全体の成長を促進しているのです。
スポーツテックのデメリット

スポーツテックには多くの利点がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
テクノロジーの導入には高い初期コストがかかり、小規模なスポーツ団体や選手にとっては負担が大きくなる可能性があります。
また、技術が進歩する一方で、データのプライバシーやセキュリティに対する懸念も増大しています。
選手のパフォーマンスデータや健康情報が不正に利用されるリスクや、これらのデータを誰が管理・所有するかといった問題が浮上しています。
さらに、スポーツの伝統的な要素や競技の純粋さが、過度な技術依存により損なわれるという懸念点もあり、ファンや選手の間で賛否が分かれることがあります。
技術の過信がコーチングや戦略の創造性を減少させる可能性があることも、デメリットの一つです。
スポーツテックには多くのメリットがある一方で、コスト、データ管理、伝統とのバランスといった課題が伴うため、デメリットも理解したうえで、スポーツテックと向き合うことが重要です。
スポーツテックの活用事例11選

ウェアラブルトレーニングサービス
ウェアラブルデバイスは、多くの企業が研究開発に取り組んでいるサービスです。
スポーツ産業では、選手の身体に着けたり装着したりすることで、個人の活動やバイタルなどの健康管理に活用されています。
現状ではすでにリストバンド型、メガネ型、クリップ型、ストラップ型などさまざまな形状が開発されているのです。
皆さんがイメージしやすいモノでいうと、アップルウォッチが挙げられます。このサービスは知名度が高くユーザーの多いウェアラブルデバイスといえるでしょう。
スポーツ産業においても今後さらに新たな形状が開発される可能性のある分野です。
参考:ウェアラブルデバイス
ユニバーサルサービス

ユニバーサルサービスは、年齢やハンディキャップに関係なくあらゆる人に平等に提供され、一緒にスポーツを楽しむことができる点が特徴です。
NPO法人ユニバーサルイベント協会が中心となって、地域社会のまちづくりや、少子高齢社会における新たな文化を創り、さまざまな活動を展開していることも知られています。
また、NHK放送技術研究所では、スポーツ中継の試合状況を解説する音声を、利用者のスマートフォンにリアルタイム配信する「解説音声制作・配信システム」を開発しています。
来年開催のパリ五輪での活用を目指し、解説音声に求められる情報の精査と解説テキスト制作のさらなる自動化を図っていこうとしているのです。※
参考:NHK
eスポーツ

eスポーツとは「エレクトロニック・スポーツ」の略でビデオゲームを競技として競い合うものです。
2022年には日本のeスポーツファン(試合観戦・動画視聴経験者)が700万人に達しており、世界的なeスポーツの大会が開催されるようになりました。
日本国内のeスポーツ市場も着実に拡大しており、日本eスポーツ連合(JeSU)によると2025年には180億円規模になると見込まれています。※
eスポーツは、ビデオゲームというものを今までただ遊ぶだけというものから競技へと進化を遂げました。
この市場へ参入する企業はもちろん、eスポーツの競技者や観客もますます増加することでしょう。
Sport Castr

SportsCastr(スポーツキャスター)は、Sports Castr社が展開するスポーツテックの一つで、ライブストリーミングプラットフォームです。
このサービスは、スポーツ観戦中に一般の人たちが手軽にスポーツの試合やイベントの実況をすることができます。
視聴者は、試合を見ながら自分の考えや感じたことをすぐにシェアでき、他の人とも交流できるのです。
SportsCastrの魅力は、試合に直接参加している観客だけでなく、配信を通じて新たなサポーターを生み出せる点にあります。
普通の視聴者が自分なりの実況や解説をして、新しい楽しみ方ができます。
これにより視聴者と配信者、そしてチームとのより深いつながりやコミュニケーションが可能となり、スポーツ観戦体験がさらに豊かになるでしょう。
True VR

アメリカ半導体大手のInterが開発したTrue VRは、バーチャルリアリティ(VR)技術を最大限に利用したサービスです。
このサービスでは競技場内のどの場所にいても、まるで実際にそこにいるかのように、試合を立体的なパノラマビューで楽しむことができます。
独自に開発されたペアレンズ立体カメラは、アスリートの動きをより自然に再現することができ、観客が臨場感たっぷりに楽しめると注目を集めています。
True VR内で複数のアングルから試合を観戦することができるようになると、試合中に自分の視点を変えたり、選手の動きを間近で見たりできるでしょう。
また、True VRは観客の目が届かない場所からも試合を届けることができます。
この技術は、NBA、NFL、LaLigaなど多くのスポーツリーグで導入されており、今後の発展にも期待が寄せられている注目のサービスです。
参考:Inter公式
Form Swim Goggles

FORM Swim Googleは、FORMが商品化し注目を集めている製品の一つです。
これは水泳用のゴーグルにARディスプレイが内蔵されており、アスリートのトレーニングをサポートします。
外見は通常のゴーグルと変わりませんが、片側に組み込まれたARディスプレイにはスイム中の距離やタイム、スプリットなどがリアルタイムで表示されます。
まさに水中のスマートウォッチといえるでしょう。さらに、以下の情報もカウントや表示が可能です。
- ストローク数と平均ストローク
- スプリットタイム
- 専用デバイスとのリンクによる心拍数
ガーミンやアップルウォッチとの連携を行うことで、トライアスロンのようなオープンウォーターでも泳いだ距離やペースを確認し、トレーニングデータを蓄積することもできます。
これにより、より効果的で個別化された水泳トレーニングが可能になっているのです。
参考:FORM公式
アスリーテックラボ

KDDIが開発したアスリーテックラボは、内蔵されたセンサーを備えたIoTボールと1台のスマートフォンを使用して、スポーツのコーチングやコンディション管理などを行うシステムです。
野球に特化しており、中学生や高校生など育成年代でも使用しやすいことが特長です。
このシステムは、スマートフォンのカメラを使用してアスリートの動きを撮影し、その映像からリアルタイムで65か所の骨格点を抽出して動作を解析します。
「IoTボール」からは球の種類、球速、回転数、ボールの回転軸、回転の方向、腕の振りの強さなどのデータが細かく取得され、これらの情報はすべて過去の履歴として記録されます。
コーチがアスリートのそばにいなくても、後で動作を確認し分析することが可能です。
石川県金沢市にある中高一貫の星稜中学校・高等学校では、この「アスリーテックラボ」を活用してトレーニングを行っています。
実際に活用している学校では、選手たちが無駄な練習をする必要がなくなり、それによって疲労が軽減され、怪我の予防にもつながるなどの効果を示しています。
さらに結果が目に見えて確認できることで、練習へのモチベーションも向上することでしょう。
参考:アスリーテックラボ公式
スマートフットウェア

株式会社ORPHE(オルフェ)は、センサーやコンピューターが組み込まれた履物を開発・提供している企業です。
ORPHEの靴は、単なる「かっこいい靴」ではありません。
インソールに6軸モーションセンサーが内蔵されているのが最大の特徴で、これにより走るペースや時間・距離だけでなく、着地法や足の傾きなどのデータも分析できるのです。
そして何より、左右別々に足の動きをリアルタイムかつ正確に読み取れるため、手首や腕に装着する一般的なウェアラブルデバイス(スマートウォッチなど)よりも、ランニングの「着地」に関するデータに深く迫ることができます。
これまでにない新しい次元で、かかとから着地しているのか、爪先から着地しているのか、さらには着地時の足の傾きを示す『プロネーション』までを計測することが可能です。
参考:株式会社ORPHE公式
SPLYZA TEAMS

株式会社SPLYZAは、スポーツにおける「自ら考える力」の形成に注力しています。
提供するアプリ「SPLYZA TEAMS」は、映像を通して選手が自分で問題を見つけ、解決するためのツールとしてさまざまなスポーツで活用されています。
このアプリを利用することで、試合や練習の分析作業・動画編集に何時間も費やさないで済むようになります。
SPLYZA TEAMSは、だれでもどんな端末でも編集が可能です。
例えばサッカーの90分の試合でも、10人で分担すれば1人あたり10分にも満たない時間で編集ができます。
このアプリを利用しているチームは、編集作業にかかる時間を短縮し、その代わりに「分析」と「戦略」を考える時間に充てることが可能になったのです。
特にサッカーやバスケットボール、ハンドボールのチームで広く利用され、チーム全体や個々の選手の分析において共通の理解を深めるためのツールとして人気を集めています。
参考:株式会社SPLYZA公式
ホークアイ

ホークアイ(Hawk-Eye)は、プレーをテクノロジーで可視化し、審判をサポートしてプレーの公平性や安全性を向上させる役割を果たしています。
この技術には主に2つの要素があり、一つはボールトラッキングです。テニスのイン・アウト判定やサッカーのゴール判定などで活用されています。
ビデオリプレイ技術も採用されており、サッカーのVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)やラグビーのTMO(テレビ・マッチ・オフィシャル)などのビデオ判定サポートシステムとして利用されています。
サッカーでは2018年のロシアワールドカップで初めて採用され、その後2022年のカタールワールドカップでも導入されました。
話題になったサッカーの「三笘の1ミリ」アシストを判定した「VAR」機能や「半自動オフサイド判定」などはこの技術を活用しています。
参考:Hawk-Eye公式
FL-UX

RUN.EDGE株式会社が提供する「FL-UX(フラックス)」は、試合の映像をリアルタイムで分析し、チーム内で共有するためのコミュニケーションツールです。
このツールは、タグ付けや映像の編集を簡単に行えるという特長を備えており、主にバスケットボールやサッカーなどの試合で活用されています。
タグ付けとは、各シーンで発生した出来事(例:シュート、ゴールなど)に関する情報を追加できることを意味しています。
これは、映像に付箋やペンで情報を追加するような感じです。
プレー映像の分析をする際は、映像そのものを分析するのではなく、分析に必要なデータを収集し、タグ付けのように「シーン」にスケッチを追加することがFL-UXを使用すると可能になります。
さらに、スポーツに特化したスケッチツールを利用して、体の向きや移動方向、ゾーンなどを映像に描き込むこともできます。
野球に特化した映像分析アプリケーション「PITCHBASE」も、同社が提供するサービスの一つです。
参考:FL-UX公式
スポーツテックを展開している企業

株式会社Sportip
筑波大学発のスポーツテックベンチャーで、動作指導を行うセラピストやトレーナーの指導をアップデートする「Sportip Pro」の開発・運営を行っている会社です。
テクノロジーの力で動作指導の世界を変え、AIでヘルスケアの未来を変えていくような事業開発を行っています。
参考:株式会社Sportip
株式会社ORPHE

「足元から世界を変える」をミッションとし、センサーやコンピューターを内蔵した履物「スマートフットウェア」を代表とするセンシング&クリエイティブプラットフォームを提供している会社です。
IoT x 靴 x AIという複数分野のプロフェッショナルが集まることで「着用感なく(靴を履くだけ)身に着けられる」分野で世界をリードしています。
参考:株式会社ORPHE
株式会社SPLYZA

さまざまなアプリケーションを開発・提供することで、スポーツや教育分野で頑張る人を支援する日系スポーツテックベンチャーです。
現在はスポーツチームに限らず、学校でのICTの導入が進む中、高校や大学の体育授業などでのアプリケーションの利用も増加しています。
スポーツという形が多様化する今、SPLYZA社のアプリケーション開発は「スポーツ×教育」の分野において不可欠な存在となっています。
参考:株式会社SPLYZA
株式会社スポーツネーション

地域プラットフォーム「SOCIO」の運営を中心として事業を展開しているスポーツテックスタートアップです。
国内では、Jリーグ(サッカー)やBリーグ(バスケットボール)など、地域密着型のプロスポーツリーグが多くあり、地域課題の解決や地域活性化に積極的に取り組むため、地域と共に成長しようとする動きが盛んになっています。
その中で、地域活性化に向けて活動する仕組み「SOCIO」を構築・提供することで、スポーツビジネスの課題解決や地域課題解決に貢献しています。
RUN.EDGE株式会社

スポーツ分野向けの映像検索・分析サービスを開発・運営している日系スポーツテックベンチャーです。
プレー映像の編集・分析・共有ができるアプリケーション「FL-UX 」を展開しており、スポーツアナリティクス分野に特化することでビジネスの機動力を高め、スポーツ分野のICTビジネス拡大に貢献しています。
参考:RUN.EDGE株式会社
PAPAMO株式会社は、こども向けのオンラインスポーツ事業「へやすぽ」を開発・運営しています。
PAPAMO株式会社

「へやすぽ」は、子どもの成長段階や特性に合わせたマンツーマンレッスンを提供し、運動療育に精通した経験豊富なプロのコーチが担当しています。
このサービスは子どもが慣れ親しんだ自宅でレッスンを受けられるため、不安を感じやすい子どもも安心して取り組むことができるでしょう。
通学の手間や送迎の必要がなく、保護者の負担が軽減されるため、続けやすいというメリットもあります。
参考:PAPAMO株式会社
株式会社TENTIAL

株式会社TENTIAL(テンシャル)は、2019年にスタートしたウェルネスブランドです。
「身体を充電するツールで、生涯を通じて挑戦する人をサポートすること」というビジョンの元、さまざまな製品を開発しています。
主にSleep・Foot・Workの3つのカテゴリに焦点を当て、日常の健康に関連する課題を解決するための製品を提供しています。
インソールやリカバリーウェア、入浴剤などの商品で、疲労を軽減する仕組みをテクノロジーと掛け合わせて開発しているのです。
こだわりの一つはプロや専門家の知識を取り入れ、科学的に根拠のある商品を大切にしていることです。
大学などのアカデミックな研究機関との共同研究も積極的に進め、お客様に持続的な価値を提供するための根拠を常に追求しています。
参考:株式会社TENTIAL
ウェルプレイド・ライゼスト株式会社

ウェルプレイド・ライゼスト株式会社は、「ゲームをきっかけに人と社会をHAPPYにする。」をミッションに掲げるeスポーツの総合商社です。
イベントを企画したり、有名な人を使った宣伝(インフルエンサーマーケティング)を考えたり、クリエイターをサポートするなどeスポーツを軸とした事業の展開を行っています。
株式会社Runtrip

株式会社Runtrip(ラントリップ)は、「もっと自由に、楽しく走れる世界へ」をスローガンに掲げ、まだ知られていない素敵なランニングコースやイベントを数多く提供しています。
発着点となるランニングステーション、旅館・ホテル、温泉、銭湯なども含め、ランニングに必要な情報が充実しています。
さらに、季節ごとにおすすめのランニングコースが更新されるため、季節感を楽しみながら素敵なランニングコースを見つけることも可能です。
このランニングアプリ内では、ランニング専用のソーシャル・ネットワークサービスやオンラインイベント、GPS計測機能、ランニングコンテンツ、そしてランニングウェア&アイテムの購入など、幅広いサービスを提供しています。
走るだけでマイルが貯まるマイレージプログラムも用意されています。
ランニング愛好者にとって、新たな発見や出会いが待っているかもしれません。
参考:株式会社Runtrip
株式会社Ventus

東大発のベンチャーであり、株式会社Ventusは「電子トレカ®︎」と呼ばれるサービスを提供しています。
自分の「応援」や「推し」を共有できるデジタルグッズとファンエンゲージメントを組み合わせたサービスです。
このサービスは「whooop!」という名前で展開されており、プロスポーツチームやアスリートがオンライン上でトレーディングカードを発行します。
これにより、ファンがカードを購入することで資金調達が可能となっています。
ファンがトレーディングカードを手に入れることで、応援しているチームやアスリートをサポートできるだけでなく、特典も得ることができる仕組みです。
参考:株式会社Ventus
株式会社運動通信社

スポーツテックベンチャー企業として知られ、オンラインスポーツメディア「SPORTS BULL」やスポーツ漫画事業「COMIC BULL」などを運営・企画しています。
特に「SPORTS BULL」は、さまざまな競技の情報を提供するインターネットスポーツメディアです。
プロやアマチュア、夏の高校野球や地方大会など学生のスポーツに関するニュースや速報はもちろん、ライブ中継やスーパープレーの動画、オリジナル番組など、無料で楽しめる様々なコンテンツがあります。
参考:株式会社運動通信社
スポーツテックの発展を目指した取り組み

政府の取り組み
スポーツ庁は、スポーツとテクノロジーの結びつきを推進し、スポーツ分野の向上と新たなビジネスチャンスの創出を目指すための取り組みを進めています。
この中で、主にスポーツテックの研究開発やスタートアップ企業の支援が行われ、資金提供や助成金、スペースの提供、専門的なアドバイス、ネットワーキングの機会が提供され、新しいテクノロジーやアイデアの実現をサポートします。
同時に、スポーツ庁はスポーツ分野と他産業の融合に焦点を当て、「スポーツオープンイノベーションプラットフォーム(SOIP)」の構築を目指す「スポーツオープンイノベーション推進事業」を推進しています。
企業の取り組み

電通主催の「SPORTS TECH TOKYO」は、スポーツテックに焦点を当てた国際的なアクセラレーション・プログラムで、2019年の第1回では、世界33カ国から約300社のスタートアップが応募し、国内企業やスポーツ関連組織、メディアなど約200の個人・団体も参画しました。
プログラムでは、次世代のスポーツビジネスを創る有望なスタートアップを募集し、選ばれたスタートアップは招待制のイベントやビジネスプログラムに参加できます。
また、2022年3月には、電通主催の「SPORTS TECH TOKYO」とスポーツ庁が共同で、「INNOVATION LEAGUE(イノベーションリーグ)2022」と題するプログラムを開催しました。
このプログラムはスポーツオープンイノベーションプラットフォーム構築の推進を目的とし、「INNOVATION LEAGUE」はスポーツテクノロジーの未来を追求し、テクノロジーをスポーツに活用するためのプロジェクトやコラボレーションの場を提供することを目指しています。
スポーツテックに取り組んでいる会社への就職はアスリートエージェントに相談しよう

スポーツテックは様々な場面で活用されており、スポーツテック事業を展開している企業も多く見られるようになりました。
スポーツテックに取り組んでいる会社に就職を希望する人は、アスリートエージェントに相談することをおすすめします。
スポーツ専門の就職エージェントであるアスリートエージェントは、スポーツテック関連の企業への就職を希望する人の就職支援を行っています。
スポーツ関連企業のネットワークを活かし就職先を紹介するほか、履歴書作成や面接などの選考におけるサポートも充実しています。
就職活動から内定まで一貫したフォローが受けられるからこそ、安心して就職活動が進められる魅力があります。
スポーツテックに取り組んでいる会社への就職を目指す人は、アスリートエージェントにご相談ください。
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まとめ
スポーツテックには観る・支える・する・創るの4つの活動領域があり、スポーツ産業全体の発展が期待できます。
スポーツ庁や各企業もさまざまな取り組みをしているため、今後もさらなる活躍が見込めるでしょう。
スポーツとITを融合した会社で働きたいと考えている場合は、アスリートエージェントにご相談ください。
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