2024.10.24
例文あり|陸上を頑張った経験を自己PRで評価につなげる方法を徹底解説
学生時代に陸上に力を注いできた人は、ぜひ就活でもその経験をアピールしましょう。自己PRで陸上の経験を伝える場合、押さえておきたいいくつかのポイントがあります。
この記事では高評価に繋がる自己PRの作成方法を徹底解説します。ぜひ就活のヒントにしてください。
INDEX
自己PRとは?何を書けばいいのか?

自己PRで書くべきことはおおむね決まっています。
<自己PRで伝えるべきポイント3つ>
- あなたの強み
- 強みの根拠となるエピソード
- 入社後に強みをどう活かすか
内容は人それぞれ違いますが、大枠となるのはこの3つです。陸上経験の中で得た強みや、その根拠となる出来事を明確に語り、入社後の自分の姿に繋げていきましょう。
3つのうち1つでも欠けてしまうと情報不足のため、採用担当者に人材としての魅力を感じてもらえないかもしれません。ぜひ3つの要素をすべて伝えるようにしてください。
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自己PRで面接官が見ている3つのこととは?

①人柄
人柄は組織で働く上で無視できない要素です。また、社風に合った人物であるかどうかもチェックポイントとなります。
自己分析を行い自分の人柄をよく理解した上で、言語化できるようにしておきましょう。そうすることで会社とのミスマッチを防ぐこともできます。
②自社/その企業への熱意

なぜこの会社でなくてはいけないのか、どれくらい入社を希望しているのかということを評価されます。
企業は目的意識をしっかりと持ち、入社後も前向きな姿勢で仕事に臨むことができる人物を求めています。陸上経験を絡めながら、この会社で挑戦してみたいことを考えてみましょう。
③今後の可能性(ポテンシャル)

採用担当者はあなたの「今の姿」だけでなく「未来の姿」までイメージして評価しています。そのため入社後の姿をイメージさせるような自己PRを作成することが鍵となります。
学生時代に培った強みを入社後にどう活かしていけるのか、現時点のビジョンをしっかりと伝えることが大切です。
陸上経験を自己PRに使うメリットとデメリット

陸上経験を自己PRに使うメリット
陸上を経験してきた学生は厳しいトレーニングに耐え、明確な目標を持って努力してきた人という印象を与えることができます。
そのため、忍耐力や目標達成意欲が強く、困難なことにも果敢に挑んでいくことができるだろうと企業は評価します。
また、運動部の厳しい上下関係の中で培ったマナーや礼儀、コミュニケーション能力は社会人になってからも活かすことができるでしょう。
会社によっては体育会系の学生を優遇している場合もあるので、自信を持って陸上経験をアピールしてください。
陸上経験を自己PRに使うデメリット

学生時代に陸上を頑張ったエピソードは多くの人が就活で使うため、他の志望者と内容が被ってしまう可能性があります。
採用担当者の印象に残る自己PRにするためには、ありきたりな内容ではいけません。陸上をしていたという経歴が被っても、感じたことや学んだことは1人ひとり違うはず。
ぜひ「他の人が経験したことがなさそうな自分ならではの経験や学び」を発掘してみてくださいね。
自己PRでアピールできる陸上経験者の強みとは?

忍耐力
陸上経験者の大きな強みのひとつが忍耐力です。厳しいトレーニングを積み重ね、記録更新のために努力した日々は財産です。
時には理想の結果が出ずに苦しい思いをしたこともあるのではないでしょうか。辛い局面に立たされた時でも、めげずに努力できるポテンシャルをアピールしていきましょう。
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ハングリー精神
「絶対に記録を更新する」「必ず大会で結果を出す」といったハングリー精神を持っていることも陸上経験者の強みです。
これは社会人になってからも求められる要素ですが、一朝一夕で身に付けられるものではありません。
情熱的に邁進していける人は、ビジネスにおいても結果に繋げていくことができると期待されるはずです。
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目標達成意欲
明確な目標を設定し、どうしたら目標を達成できるか考えて計画的にトレーニングをしてきた経験もアピールポイントとなります。
高い目標達成意欲を持つ人は、社会人になってからも重宝されるでしょう。あなたの目標達成意欲を自己PRの中で伝える際は、立てた目標や努力の内容を明確に伝えましょう。
陸上経験が評価につながる自己PRのフレームワーク

自己PRではどんなことを書くかも重要ですが、それと同じくらい大切なのがフレームワークです。
採用担当者に情報を過不足なく伝え、あなたの価値を分かってもらうためには文章の中身だけでなく構成も大切なポイントとなります。
自己PRを作成する際はぜひ「PREP法」を使ってみましょう。
PREP法とは、結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)の順番で文章を作っていくこと。
このフレームワークを使えば、採用担当者にも情報が明確に伝わります。まずは下記のように骨組みを作ってから全体の文章に肉付けをすると良いでしょう。
PREP法 | 例文 |
結論(Point) | 「私の強みは陸上部を3年間続けて培った忍耐力です。」 |
理由(Reason) | 「全国大会出場を目指し、3年間1日も欠かさずトレーニングを続けました。」 |
具体例(Example) | 「朝晩、そして土日もトレーニングを欠かさず行いました。」 |
結論(Point) | 「厳しいトレーニングを経て、忍耐力を身につけました。入社後にもこの力を活かしていきたいです。」 |
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陸上を頑張ったことを自己PRでアピールする際の注意点

アピールすることは1つに絞ろう
アピールしたいことの詰め込みすぎには注意しましょう。強みや長所をたくさん伝えたいという思いから、文章の中に情報を過剰に詰めてしまうと一つひとつの印象が薄まってしまい逆効果です。
採用に繋がるどころかマイナス評価を貰う場合もあります。
たとえば「陸上経験で培った忍耐力と目標達成意欲、貢献意欲が私の強みです」といった文章では違和感があるでしょう・
伝えたい内容を絞り、厚みを持たせて語るほうが効果的です。
陸上部以外で話せるエピソードを用意しよう

陸上部の経験ばかり語っていると、その他のことは疎かにする人という印象を持たれる可能性もあります。
そのため、ボランティアやアルバイトなど陸上以外でもアピールできるエピソードをいくつか発掘しておくと心強いです。
面接でも「陸上以外に頑張ったことはありますか?」と質問されることを想定し、準備しておくことをおすすめします。
陸上の専門用語は使わないようにしよう

採用担当者がスポーツに詳しいとは限りません。具体的に伝えようとして陸上の専門用語を多用しすぎると、逆に分かりにくい自己PRになってしまうため注意が必要です。
誰が聞いても分かる表現を用いるようにしましょう。
企業で役立てられる能力をアピールしよう

アピールする強みは、陸上の世界だけではなく入社後にも活かせるものかどうかを確認しましょう。
事前に企業理念や社風をチェックしておくことで、その企業にマッチした強みであるかどうかも判断することができます。
企業側が「採用したい」と思うような強みをアピールすることが大切です。
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忍耐力をアピールした例文
私の強みは陸上部で培った忍耐力です。困難に直面しても諦めずに乗り越えることができます。
私は高校時代に陸上部の短距離選手として活動してきました。全国大会で結果を出すことを目標に365日欠かさず練習を続け、少しずつ記録を伸ばしていきました。
しかし、2年生までは理想の成績に届かず挫折しかけたこともありました。その度に初心を思い出し、毎日のトレーニングを休まずに行ったのです。
そして、ついに3年生の時の全国大会で2位という結果を残すことが叶いました。
辛い時期もありましたが、諦めずに練習を続けたから今の自分がいます。この忍耐力を貴社でも活かし、営業の第一線で力を発揮してまいります。
ハングリー精神をアピールした例文

現状に満足せず常に高みに向かっていくハングリー精神が私の強みです。
この素質は学生時代に所属していた陸上部で身に付けたものです。走り幅跳びの選手だった私は高校2年生の時に県大会でトップの成績を残しました。しかし、嬉しさよりも「次は全国大会でトップになりたい」という気持ちが勝り、猛特訓を始めました。
その結果、3年目に出場した全国大会では3位に入賞することができました。好成績ではありましたが理想の結果には至らず、今でも少し悔しい気持ちが残っています。
このハングリー精神こそが自分の強みであり、社会人になってからも活かせるのではないかと思っています。国内だけでなく海外でも事業を展開する貴社のプロジェクトに参加できた暁には、持ち前のハングリー精神を持って邁進してまいります。
目標達成意欲をアピールした例文

自分で定めた目標に向かってコツコツと努力する目標達成意欲が私の強みです。大学では陸上部に所属し、長距離走で全国大会に出場することを目標に練習に取り組んできました。
しかし、理想のタイムになかなか届かず伸び悩む日々が続きました。この状況を打開するため、走り込みの練習に加え、チームメイトや先輩にアドバイスを貰いながらフォームの改善を試みたり、貰ったアドバイスや自身の記録をまとめるノートを作成したりしました。そういった努力を2年続けた結果、全国大会に出場し自分の最高記録を打ち出すことができました。
目標に向かってひたむきに努力する姿勢は社会人になってからも大切にしたいと考えています。貴社に入社後は持ち前の目標達成意欲を活かし、営業目標の達成を目指して業務に取り組んでまいります。
まとめ
陸上で得た強みは会社に入ってからも活かすことができます。今回ご紹介したポイントを押さえ、あなたの魅力が十分に伝わる自己PRを作成してみてください。
何を書いたら良いか分からないと悩んだ時は、第三者の意見を参考にすることもおすすめです。家族や友人などあなたのことをよく知る人の意見を聞いてみましょう。
さらに詳しいアドバイスが欲しい場合は就職エージェントを頼る選択肢もあります。ぜひ検討してみてください。
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