2024.08.27

スポーツ選手を支える仕事9選!おすすめの資格や就職に繋げる方法

スポーツ業界は年々注目され、スポーツ選手だけではなく選手を取り巻く様々な仕事や、その種類の豊富さ、やりがいなども注目を集めるようになりました。

今回はスポーツを支える仕事で就職を希望する人へ向け、職種や希望の職へ就くためのポイントに触れ、ご紹介しましょう。

 スポーツ選手を支える仕事5選【身体のケア・トレーニング編】

選手を支える仕事には、どのような仕事があるのか具体的にご紹介しましょう。まずは、選手の体や心を直接的に支える仕事です。

①スポーツインストラクター

スポーツインストラクターは、ジムやフィットネスクラブで運動をする人のサポートをする仕事です

体づくりについてのカウンセリング、マシーンの使い方の説明、プログラムの作成・指導などをアドバイスします。

プロ選手にパーソナルトレーニングをしたり、ダンスのインストラクターをしたり、レクリエーションの指導をすることもあります。

こちらの記事もおすすめ
スポーツインストラクターとは?気になるその中身を徹底解説!

②スポーツトレーナー

スポーツトレーナの中にもいくつか役割の違う仕事があります。

  • パーソナルトレーナー:選手とマンツーマンで行い、選手に合わせたトレーニングプランを立て、トレーニング方法を伝えたりアドバイスする。
  • フィジカルトレーナー:試合に向けて選手の体づくりをサポートする仕事。トレーニングや筋力づくり、ウォーミングアップ方法、また選手の体調の観察も行う。

こちらの記事もおすすめ
スポーツトレーナーになるには?仕事内容・資格・スキル

③メンタルトレーナー

心理学などに基づき、選手のメンタル面のサポートをする仕事です。これまでの失敗やケガへの恐怖感を、選手と共に話し軽減したり、回避する方法をアドバイスします。

また、選手を観察しポジティブになれるようなアドバイスも行います。選手の精神面のサポート全般に尽くす仕事です。

こちらの記事もおすすめ
スポーツメンタルトレーナーになるには?おすすめの資格や向いている人の特徴を徹底解説

④柔道整復師

突発的に起きる捻挫や打撲、骨折、ケガなどをしたスポーツ選手に対し、手術や投薬ではなく、マッサージ、整復・固定などで回復を目指す、厚生労働省・国家資格の仕事です。

人が自ら持ち合わせている回復力を最大限に引き出すための勉強を、文科省認定の四年生大学か専門の養成学校へ3年間勉強し取得できる資格です。

⑤管理栄養士

管理栄養士、または、栄養トレーナーなどと呼ばれます。

スポーツと栄養学について学んだ専門家が体のベストな状態を作るメニューを考えたり、体の状況を考えた栄養指導、エネルギーや代謝を考えた栄養についてアドバイスする仕事です。

こちらの記事もおすすめ
スポーツの現場で働く管理栄養士とは?仕事内容を詳しく解説!

 スポーツ選手を支える仕事4選【スポーツ関連編】

次に、スポーツ選手を支える仕事の中から選手に直接かかわることではなく、間接的に関わり支える仕事をご紹介しましょう。

①スポーツジャーナリスト

取材やインタビュー、試合観戦や選手の観察を通し、新聞や雑誌、ウエブメディアに記事を書くライターの仕事です。情報を正確に把握し、分かりやすく端的に伝える文章力が必要となります。

また、事実はもちろん、選手やそのスポーツの魅力、人々のスポーツへの興味・関心を広げるよう、常にアンテナを張り、データを基に書く仕事です。

こちらの記事もおすすめ
スポーツジャーナリストになるには?求められるスキルややりがいもご紹介

②イベントプロモーター

スポーツの試合や、選手に関するイベントを企画・宣伝・運営する仕事です。

例えば、スポーツの試合は本拠地だけではなく日本各地で行われます。そのため、その地域性や市民性をよくリサーチし、地域に根ざしたプロモーションをすることが大切になります。

リサーチし、アイデアを考え、実行する力や企画力が求められる仕事です。

③スポーツカメラマン

新聞や雑誌、ウエブサイト、ウエブメディアなどにスポーツ選手や試合の様子、イベントやイメージなどを撮影したり、写真を編集する仕事です。

カメラの操作はもちろん、選手の動きや会場の躍動感、臨場感を写真で伝えなければならないので、専門の学校で学ぶだけではなく、実践技術と経験を重ねることが大切です。

④監督・コーチ

その名の通り、スポーツチームの監督やコーチの仕事です。プロスポーツはもちろん、プロクラブスポーツジュニアスポーツチーム、アマチュアスポーツの監督・コーチなど様々な道があります。

そのスポーツに精通している人、そのスポーツの経験者、指導経験がある人、また、指導方法を学べる専門学校や大学へ通い、経験を積んで就ける仕事です。

 拡大が続くスポーツ産業の概要

時代が進むにつれ、スポーツはエンターテインメントとして多くの人を楽しませ、感動を与え、娯楽としても大きな割合を占めるようになりました。

また、スポーツの種類も増え、携わる選手たちは科学的な根拠に基づいた練習やサポートを受けるようになりました。

スポーツ選手を支えたり、盛り上げる業種も大変豊富になり、スポーツ産業はめざましい拡大を続けています。

スポーツ産業の巨大化

スポーツは、国や自治体、競技団体チーム、また、企業が一体となり大きな経済価値を生み出している産業となりました。

スポーツを通した地域創生・活性化、経済の活性化も高まっています。

政府の掲げてきた「日本再興戦略 2016」でもスポーツの産業化は、「官民戦略プロジェクト 10」の一つとして取り上げられ、様々なスポーツ施設の建設や設置を通してスポーツ人口の拡大を目指しています。

また、最近では新しいジャンルのスポーツ「e-スポーツ」も登場し、新たなスポーツ業界として大変注目されています。

プロスポーツチームの収益の拡大、国民の健康増進、スポーツ観戦を目的としたツーリズム、スタジアム建設などで街の活性化、スポーツ用品業界の収益の拡大なども見込まれ、更なるスポーツ産業の巨大化は進んでいくことでしょう。

出典:スポーツビジネスの拡大について – 文部科学省

裏方を支える仕事の存在

スポーツ産業の拡大に伴い、選手を支える仕事も増えてきました。

  • コーチや監督、トレーナー
  • 医師、メンタルトレーナー
  • スポーツインストラクター
  • 宣伝・広告
  • IT業務 等

選手やスポーツ運営を支える裏方の仕事の存在があってこそ、選手は活躍し見る人を楽しませてくれるのです。

裏方の仕事はなくてはならない存在であり、やりがいを大きく感じる仕事です。

こちらの記事もおすすめ
サッカーの裏方の仕事12選を紹介!仕事内容やなり方も解説

 持っていて損なし!スポーツ選手を支える仕事で評価される資格5選

スポーツに関わる仕事内容で既にご紹介した仕事もありますが、スポーツ系の仕事へ就職を希望する際、持っていると有利に、そして評価が高くなるスポーツ系の資格をご紹介します。

CSCS

CSCSとは「Certified Strength & Conditioning Specialist」(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)の略で、NSCA(National Strength and Conditioning Association 全米ストレングス&コンディショニング協会)が認定する資格です。

スポーツアスリートに対応できるスポーツトレーナーのスペシャリストで、ケガを回避する体の使い方やパフォーマンスを最大限に引き出したり、安全に配慮したトレーニングプログラムを計画してアスリートに実行してもらう仕事です。

トレーナーは様々なジャンル・分野で存在し、資格もそれぞれにありますが、そのトレーナーのより上級を目指すことができる資格です。

参照元:NSCA資格認定試験

アスレティックトレーナー

アスレティックトレーナーとは、選手の体を最高の状態にもっていくためのトレーニングや、ケガをしにくい体づくり、ケガの後の練習ケアや練習メニューの企画・計画・実行を行う仕事です。

また試合中に起きたケガの応急処置や、回復のためのリハビリなど医療面に関わる内容も行います。

スポーツトレーナーも同じような仕事内容ですが、アスレティックトレーナーはそこからさらに、リハビリテーションのような医療分野に関わる高度なケアまでも行うことから、日本スポーツ協会の認定資格が必要となります。

こちらの記事もおすすめ
アスレティックトレーナーになるには?必要な資格や向いている人の特徴を紹介

柔道整復師

柔道整復師は国家資格で、骨折、脱臼、捻挫などのケガを手術や薬を使わずに医療行為として治療することができる仕事です。

整体師はマッサージなどはできますが医療行為ができないため、大きな違いがあります。

理学療法士もケガについての治療を目指す仕事ですが、慢性的な痛みやケガの後遺症に対して対応する一方、柔道整復師は急を要するケガの対応が可能な医療技術職になります。

3年以上学ぶ専門学校か、4年制大学で資格を取得できます。

管理栄養士

管理栄養士は、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格で、一人ひとりの体調や目指す体づくりに合わせて栄養指導や食事管理をする専門職です。

栄養士との違いは、主に健康な方を対象にして栄養指導や給食の運営を行うなどの仕事をするのが栄養士であり、都道府県知事の免許を受けた資格であるという違いがあります。

運動能力の向上や維持、疲れの回復やケガや病気をしにくい体づくりのために、栄養や食事に関するアドバイスを行います。

スポーツチームの監督やコーチ、プロアスリートの団体との仕事もあり、体づくりのサポートを行う仕事です。

スポーツメンタルトレーナー(JTA公認)

アスリートが試合や練習で最高のパフォーマンスができるよう、マンツーマン、または集団に対してメンタルサポートをする仕事です。

特に資格はありませんが、心理学や脳科学の勉強を行ったりカウンセリングの知識を持っていることが、トレーナーの仕事に活かせるでしょう。

体の強化はスポーツトレーナーやコーチが行いますが、メンタル面での強化はメンタルトレーナーが行います。

こちらの記事もおすすめ
スポーツメンタルトレーナーになるには?おすすめの資格や向いている人の特徴を徹底解説

 スポーツ選手を支える仕事に就くためのポイント

スポーツ選手を支える仕事についてご紹介してきましたが、それぞれの仕事に就くために、出身大学や学部によって、実際の採用に差があるものなのでしょうか。

体育系大学や専門学校への進学が有利

スポーツに関わる仕事に就職する学生は、体育系の大学や学部、専門学校を卒業した人が多い傾向にあります。

スポーツに関わる勉強を重ねてきた人の方が、現場に出たときに即戦力になりやすいでしょう。

大学を卒業後、専門学校で学び直す人もいる

例えば体育系の大学や専門学校へ行っていなかった人で、スポーツ系の仕事に就職したい希望を持っている人の中には、大学を卒業後にスポーツやメディカル系の勉強ができる専門学校へ入学し学び直す人もいます。

そういった専門学校では、授業にアスリートが講師として授業を担当していたり、スポーツイベントのお手伝いをボランティアとして経験していたり、実践的な授業も多く、卒業後はスポーツの現場で即戦力になりやすいでしょう。

選ぶ仕事に求められる経験は違う

スポーツの仕事は実践し経験を積みながらプロになっていくものであり、学校で勉強した内容と実際の現場では違いも大きいはずです。

専門の勉強をしてきた学生であってもそうでなくても、就職したあとの経験が今後の自分の自信や支えになることは間違いないでしょう。

また、持っていると有利な資格については、学生時代に取得できるものもありますが、現場で実践や現場経験を重ねてからでも遅くはありません。

こちらの記事もおすすめ
体育会学生の就職は有利?内定獲得のために必要なことや注意点を解説

 スポーツ選手を支える仕事がしたい!希望の職種に就く方法は?

様々なスポーツの裏方の仕事がありますが、どうしたら希望の仕事に就けるのでしょうか。そのために必要なことや方法をご紹介します。

スポーツ選手を支える仕事の特徴を理解する

まずは自分の希望する仕事を見つけ、その仕事の内容や特徴、経験しておいた方が良いことなど様々な情報を得ましょう。

ネットで検索したり、実際にその仕事に就いている人に話しを聞くなど、仕事をよく理解しておくことが重要です。

スポーツ選手を支える仕事はスポーツ特化型就職エージェントに相談

スポーツ関連の仕事に就くためには、専門学校や体育系の大学に通っている場合は、求人情報が得られるかもしれませんが、そうでない場合や希望の職種の求人がない場合もあります。

そんな時は、スポーツ系に強いエージェントに相談してみましょう。

スポーツ系専門のエージェントにしか得られない情報や求人は多く、様々な情報を提供してくれます。就職先のあっせんはもちろん、就職後のアフターフォローのあるエージェントもあります。

エージェントを探しておくのも、希望の就職先を見つける大切なプロセスです。

私たちは、体育会学生やアスリートに特化したスポーツ経験者のための就職・転職エージェント「アスリートエージェント」を運営しています。

もしあなたが就職や転職を考えている場合、スポーツ特化型のエージェントに話を聞くことはとても有益です。興味のある方は下のボタンから会員登録してみてくださいね。

こちらの記事もおすすめ
体育会学生向け就活エージェント・就活サイトのおすすめ10選!選び方も解説

 まとめ

スポーツに関わり、選手やチームを支える仕事についてのご紹介と、どのように希望の就職先へ就職するのか、その方法についてもご紹介しました。

スポーツは人を笑顔にし、絆をはぐくみ、楽しさを提供してくれる最大のエンターテインメントです。

その選手やチームをサポートし、人を笑顔にできる仕事には、やりがいと充実感が大きく、お金のためだけではなく人の喜びのために働く自分の「喜び」を得られる貴重な仕事でもあります。

スポーツは、支えているスタッフがいるからこそ成り立っている側面が多くあります。是非、夢に向かって歩んでください。

アスリートエージェントとは?

アスリートエージェントは、アスリート・体育会&スポーツ学生に特化した就職・転職エージェントです。

創業以来、

といった業界でも高い数字を出しているのが特徴です。

就職の知識が全くない方でも、元競技者であるキャリアアドバイザーが手厚くサポートいたします。

履歴書の書き方から面接のアドバイスまで、スポーツと同じように「勝つまで」全力で支援させていただくのがモットーです。

利用は完全無料です。私たちと一緒に就活でも勝利をつかみ取りましょう!

無料自分に合う仕事を探す