2024.10.27

スポーツ関係の仕事に就くために必要&有利な資格14選

スポーツ経験がある方なら、スポーツ関係の仕事に就きたいと考えたことがある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、スポーツ関係の仕事に就く上で持っていると有利な資格・専門職になる上で必要な資格をご紹介します!

スポーツ選手のパフォーマンスに関する資格

どんなスポーツにも欠かせないトレーニング。持っていると仕事の幅が一気に広がるトレーナー資格をご紹介します!

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)

NSCA認定パーソナルトレーナーとは、健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う、優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。

指導対象者はアスリートだけでなく、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行います。

そのため、NSCA-CPTはトレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が必要となります。

パーソナルトレーナーのほか、フィットネスインストラクターやスポーツ指導者、理学療法士、柔道整復師などがNSCA-CPTを取得しています。

取得には資格認定条件を満たす必要があるので、気になる方はNSCAジャパン公式サイトを参照してみてください。

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参照:NSCAジャパン

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

選手のコンディショニング管理やパフォーマンス向上のためのサポートを行う資格です。

公益財団法人日本スポーツ協会はアスレティックトレーナーを以下のように定義しています。

「スポーツドクター及びコーチとの緊密な協力のもとに、競技者の健康管理、傷害予防、スポーツ外傷・障害の救急処置、アスレティックリハビリテーション及びトレーニング、コンディショニング等にあたる者」

取得するには、 アスレティックトレーナーとしての実績がない場合、日本スポーツ協会が認定する大学や専門学校で定められたカリキュラムを修了後、試験に合格する必要があります。

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参照:公益財団法人日本スポーツ協会

NATA 認定アスレティックトレーナー(NATA-ATC)

全米アスレティック協会(NATA)が認定する資格で、日本のアスレティックトレーナー資格との大きな違いは、準医療資格となっており一部の救急措置を行うことも可能な点です。

取得するには、CAATE(アスレティックトレーニング教育認定委員会)が公認する大学または大学院でアスレティックトレーナープログラムを修了する必要があります。

全て英語で行われる講義を受けなければいけないため、日本人にとっては非常にハードルが高い資格といえます。

ケガ防止やリハビリ、ドクターに関する資格

柔道整復師

柔道整復師は、捻挫や骨折などのケガによって損傷した骨・関節・筋肉・靱帯などに対して、柔道整復術を使い治療をします。

柔道整復師がおこなう仕事内容は、整復・固定・後療法の3つに分けられます。

主な就職先として整骨院や整体がイメージされがちですが、病院やスポーツトレーナーとして活躍することも可能です。

柔道整復師になるには国家試験に合格する必要があり、受験資格を満たすためには大学や専門学校などの養成校に3年以上通い、カリキュラムを修了する必要があります。

鍼灸師

鍼灸師は「鍼(はり)」と「灸(きゅう)」を用いて身体にあるツボや筋肉を刺激することで治療をおこなう医療専門職です。

健康な状態を取り戻すという観点では西洋医学と似ていますが、東洋医学は自己治癒力を高めるという考え方を持っているのが特徴かもしれません。

こちらも国家資格のため、大学や専門学校などの養成校に3年以上通い、国家試験に合格する必要があります。

あん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師とは、衣服の上からツボを押して刺激することで神経や筋肉のバランスを整える施術を行える資格です。

柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師と同様に国家資格のため、養成校に3年以上通い、国家資格に合格する必要があります。

理学療法士

理学療法士は、ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力の回復や維持、障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。

こちらも国家資格のため、大学や専門学校などの養成校に3年以上通い、国家試験に合格する必要があります。

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スポーツ選手のケガや不調に対応するメディカル資格

スポーツ選手のケガや不調に対応するメディカルトレーナーになるためには、上記のような国家資格は必須ではありません。

しかし、医療行為はもちろん医療類似行為を行う場合にも医療資格は必要になってくるため、上記のような国家資格を持っていると、活躍の場が広がるでしょう。

スポーツ選手の栄養や健康に関する資格

食事が人間の体を作ります。どの職業よりも「体が資本」であるアスリートにとって、食事という側面からのサポートも欠かせないですよね。

管理栄養士

管理栄養士は、アスリートに限らず健康な体づくりのための「食」を指導する仕事です。

最近ではパーソナルトレーニングジムなどで、管理栄養士の有資格者が食事指導をしてくれるサービスも増えてきているように、需要が高まってきている職種でもあります。

スポーツ業界にこだわらず「食」への関心が強い人にはオススメの資格といえますが、国家資格となるため養成校に3年以上通う必要があり、取得のハードルはやや高いかもしれません。

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アスリートフードマイスター

その名の通り、アスリートに特化した食事アドバイザーです。

有資格者は、アスリート個人個人にアドバイスすることが多いため、管理栄養士よりもパーソナライズした食事指導が可能です。

スポーツ選手の奥様がよく取得されているので、耳にしたことがある方もいるかもしれません。

一般社団法人日本アスリートフード協会の認定講座を受講し、修了試験(検定試験)に合格する必要があるため、国家資格よりハードルは低いものの、独学のみでは受検できません。

スポーツのコーチ、指導者に関する資格

やはり指導者になりたい、という方も実際のところ多いのではないでしょうか。特定のスポーツの指導者以外にも資格があるのをご存じでしたか?

日本スポーツ協会公認スポーツ指導者

この資格は、何か特定のスポーツのプレー方法や勝ち方を教えるのではありません。

「快適なスポーツライフ」の構築を目指し、スポーツの本質的な楽しさや素晴らしさを教えるのがミッションです。

取得には、公認スポーツ指導者養成講習会の受講等により所定のカリキュラムを修了した後に、所定の登録手続きを完了する必要があります。

コーチや監督になるために役立つ資格

地元のスポーツクラブや部活動などで指導がしたい場合、上記の資格を取ることが多いです。

もっとプロやそれに近い現場で指導がしたい場合は、各スポーツ協会のライセンスが必須になってくるケースもあります。

例えば、プロサッカーの指導がしたければ、日本サッカー協会指導者ライセンスという資格が必要です。

スポーツ審判員に関する資格

スポーツ審判員になるための資格を、スポーツ別にご紹介します。

野球

NPBアンパイア・スクールという7日間の泊まり込みで行われる研修プログラムに参加し、研修審判員として採用されなければいけません。毎年定員66人から3〜4名が研修審判員に採用されています。

その後翌春のプロ野球キャンプに参加し、2軍での審判からキャリアがスタートします。

1軍に上がるまで約5年ほどかかると言われており、1軍に上がれたとしてもしばらくは塁審で、主審になるまでは1軍に上がってから5〜7年ほどかかるといわれています。

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サッカー

サッカー公認審判員になるためには、日本では、「審判員資格認定講習会」を各都道府県協会で受講し、認定してもらう必要があります。

公認審判員は1〜4級の階級があり、Jリーグで笛を吹くためには、1級の資格が必要となります。

ワールドカップで審判を務めるためには、国際サッカー審判員に認定される必要があります。

参照:JFA 審判登録制度

バスケットボール

審判ライセンスには、審判ライセンス制度に基づき、S級からE級までの6段階のライセンス区分があります。

「これから審判を始めてみよう」という方は、基本的なルールやゲームの進め方を「eラーニング」で学ぶことができる、E級ライセンスを取得することが可能です。

また、審判経験がある方は、都道府県協会主催の実技講習会・実技審査会を受講することで、D級ライセンス、C級ライセンスを取得することも可能です。

テニス

テニスの審判になるためには、日本テニス協会の講習会や認定テストを受け、合格しなければなりません。

テニスの審判の種類は「審判員」「チーフアンパイア」「レフェリー」の3種類です。

審判員は試合でチェアアンパイア(主審)、ラインアンパイア、全体の進行に気を配るロービングアンパイアなどを行います。

レスリング

レスリングの審判員は、マットチェアマン、レフリー、ジャッジの3人で構成されています。

元々レスリングの選手として活躍していた方がセカンドキャリアとして審判になるケースが多いのが現状です。

国際大会の審判員でさえ、休日や有給休暇を利用して審判として試合に参加することが多く、審判専業で食べていくのはなかなか難しいようです。

まとめ

今回は、アスリートを支える裏方の仕事をご紹介しました。

スポーツ選手がコートやフォールドで活躍するために、多くの職種の人たちが動いています。

縁の下の力持ちとして、選手を支えるのも立派なアスリートといえるのかもしれません。

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