2024.09.04

体育会学生ならではの「就活軸」の見つけ方は?業界別のポイントを解説

これから就活をはじめる就活生は、まず「就活軸」を明確にしましょう。就活軸が明確になっていると、ESの作成や面接で有利になります。

本記事では、これまでスポーツの部活で力を発揮してきた体育会学生が、就活軸を見つけるときにのポイントについて解説していきます。

就活軸とは仕事を選ぶ上で譲れない条件のこと

「就活軸」とは、就職活動において自分が仕事を選ぶ際に譲れない条件や価値観のことを意味します。

自分がどのような環境で働きたいか、どのような業務内容に興味があるか、将来のキャリアをどう築きたいかなど、自分の考え方や目標を反映したものです。

体育会学生にとっては、これまでのスポーツ経験を活かすことができる環境や、自分の価値観に合った企業を選ぶことが重要となります。

体育会向け「就活軸」の3要素

就活軸には3つの要素があります。まずは体育会向け「就活軸」の3つの要素を押さえましょう。

興味や関心

まず、どの業界や職種に興味があるかを明確にすることが大切です。例えば、スポーツが好きであれば、スポーツメーカーやスポーツ関連の企業を志望することが自然です。

また、ITや金融など、他の分野に興味がある場合でも、自分の興味がどこに向かっているのかをしっかりと見極める必要があります。

職場の環境

職場の環境も重要な要素となります。

チームワークを重視する職場や、成果主義で自己成長が促される環境など自分の価値観に合った職場を選ぶことが、長期的なキャリア形成に繋がります。

自分の適性

自分の強みや弱みが活かせる職種や業界を選ぶことも大切です。

例えば、コミュニケーション能力が高い場合は営業職が向いているかもしれませんし、分析力や計画性に優れている場合は、事務職や総合職が適している可能性があります。

業界・業種別の就活軸を知ろう

どんな就活軸を持っているかは、業界や業種によって有利になったり不利になったりすることがあります。

ここでは、自身が持ち合わせているスキルや興味関心が、どんな業界・業種に合うのかをご紹介します。 

IT

IT業界は、変化のスピードが速く、常に新しい技術やサービスが求められる分野です。体育会系学生の持つ「適応力」や「挑戦心」が活かされるでしょう。

また、チームでのプロジェクト推進力や、問題解決能力も強みとなります。

金融

金融業界は、「正確さ」と「信頼性」が求められる分野です。アスリートならではの精神力やプレッシャーへの強さが評価されるでしょう。

また、営業力や人間関係の構築力が問われる職種も多く、自分の強みを活かしやすい環境です。

スポーツメーカー

スポーツメーカーは、「スポーツに関する知識」や「情熱」を活かせる分野です。スポーツの経験は製品開発やマーケティングに反映できるため、業界理解が深いことが強みとなります。

また、ブランドへの忠誠心や、スポーツの価値を広めたいという情熱も評価されるポイントです。

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営業

営業職は、人と接する機会が多く、「コミュニケーション能力」や「交渉力」が求められます。行動力や忍耐力は、営業の現場で大きな武器となります。

また、目標達成に向けた強い意志や粘り強さも、営業職において高く評価されます。

不動産

不動産業界では、信頼関係の構築や、顧客ニーズを的確に把握する能力が重要です。体育会系学生の「誠実さ」や「行動力」、そして「プレッシャーへの強さ」は、特に評価されるでしょう。

また、提案や交渉においても、自分の強みを発揮できる場面が多いです。

総合職

総合職は、企業の中でさまざまな職種を経験し、将来的には経営層を目指すポジションです。部活で培った「リーダーシップ」は、総合職において大きな強みとなります。

また、さまざまな業務に柔軟に対応できる「適応力」も求められます。

事務

事務職では、正確さや細かな配慮が求められることが多いです。「計画性」や「時間管理能力」は、事務職での業務効率化に役立つでしょう。

また、チーム全体のサポート役として、リーダーシップを発揮する場面もあるかもしれません。

介護

介護業界では、「体力」や「コミュニケーション能力」、「思いやり」が重要です。体育会系の学生が持つ体力や、チームワークを重視する姿勢は、介護の現場でも非常に役立ちます。

また、利用者との信頼関係を築く上で、スポーツを通じて培った精神力が活かされます。

運送

運送業界では、「体力」や「時間管理能力」が求められます。また、チームワークも重要であり、これまでのスポーツ経験が役立つ場面が多いです。

指導者

スポーツ指導者やコーチの仕事において、「スポーツに対する深い理解」や、チームをまとめる「リーダーシップ」は重要です。これまでのスポーツ経験がそのまま職業に直結します。

体育会学生の「就活軸」の見つけ方

目指す業界が決まったら、自分の就活軸を探求しましょう。就活軸を見つけるためにはいくつかの方法があります。

自己分析を行う

まず、自分自身をよく理解することが大切です。過去の経験や成功体験、失敗体験から自分の強みや価値観を洗い出し、どのような職場環境や業務内容に向いているのかを考えます。

自己分析を通じて、自分がどのような軸を持つべきかが明確になります。

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魅力に感じた企業の共通点を書き出す

興味のある企業や魅力的だと感じた企業をリストアップし、それらの共通点を探ることも有効です。

企業の理念や文化、業務内容に共感できるポイントが、あなたの「就活軸」に繋がります。

インターンシップに参加する

実際に企業での仕事を体験することで、自分に合うかどうかを判断できます。

インターンシップは、企業のリアルな雰囲気を知るだけでなく、自分の強みや価値観がどのように活かせるかを確認する良い機会です。

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体育会学生がESや面接で就活軸をアピールするときのコツ

就活軸をアピールするときは、ESや面接の対策も重要です。以下の3つのポイントを意識するとよいでしょう。

企業の意図を把握する

企業が求めている人材像を理解し、自分の「就活軸」がそれにどう合致するかをアピールすることが大切です。

企業のホームページや求人情報をしっかりと読み込み、企業のニーズと自分の軸が一致していることを伝えることで、面接での評価が高まる可能性があります。

キャリアプランを言語化する

自分が将来どのようなキャリアを築きたいのか、そのビジョンを明確に言葉で表現しましょう。キャリアプランが曖昧だと、説得力のない自己PRになってしまうため注意が必要です。

企業は、長期的に活躍できる人材を求めています。自分のキャリアプランと「就活軸」をリンクさせて伝えることで、説得力が増すでしょう。

将来の目標を明確にする

将来の目標が明確であるほど、就活軸も具体的になります。

体育会学生が持つ目標志向や達成感を就職後のビジョンに結びつけて語ることができると、企業に対する強いメッセージとしてアピールできるでしょう。

スポーツ関連の就活軸を語る例文3選

ここからは、就活軸を語る3つの例文をご紹介します。面接やESの参考にしてください。

【部活の経験】就活軸の例文(1)

私は大学でラグビー部に所属し、4年間活動してきました。3年生の時にはキャプテンに選ばれ、チーム全体を統率し、勝利に向けた戦略を立てる役割を担いました。この経験を通じて、リーダーシップの重要性と、戦略を効果的に発揮するためのコミュニケーション力の必要性を学びました。

特に印象に残っているのは、チームメンバー一人ひとりの強みや弱みを把握し、強みや弱みに応じた役割を与えることで、チーム全体のパフォーマンスを最大化できたことです。また、試合前のプレッシャーの中で、冷静さを保ちつつ最善の判断を下す力も培いました。

私が就職活動をする上で重視していることは、チームワークを重視し、結果を出すことにこだわりを持つ環境で働くことです。具体的には、複数の部署やチームが協力して一つのプロジェクトを進めていくような、横断的なコミュニケーションが重要視される職場で、自分の強みを活かしたいと考えています。

また、リーダーとしての経験を活かし、チームメンバーの成長をサポートしながら、全員が一丸となって目標を達成する文化のある企業に魅力を感じます。このような環境でこそ、私は自分の能力を最大限に発揮できると確信しています。

【アルバイトの経験】就活軸の例文(2)

大学在学中、私はスポーツジムで約2年間アルバイトをしていました。この仕事では、受付やカスタマーサポートを担当し、多くの会員の方々と接する機会がありました。特に、初心者の方や高齢者の方々には、運動器具の使い方を丁寧に説明し、安全にトレーニングを行えるようサポートしてきました。さらに、会員一人ひとりの目標や体調に応じた運動プランを提案し、日々のモチベーションを高めるためのフォローアップも行いました。

このアルバイト経験を通じて、私はお客様一人ひとりに合わせたコミュニケーションの重要性を学びました。特に、言葉遣いや態度に気を配ることで、信頼関係を築くことができ、結果としてお客様の満足度が向上しました。私はこの経験から、単にサービスを提供するだけでなく、お客様のニーズを深く理解して丁寧な対応を行うことで、長期的な関係を築くことができると確信しました。

私が就職活動において重視していることは、お客様との信頼関係を基盤にしたビジネスを展開している企業で働くことです。具体的には、お客様のライフスタイルやニーズに合わせた提案を行うことが求められる職場で、私の経験を活かしていきたいと考えています。

また、お客様に寄り添い、共に目標を達成していくような環境であれば、私自身もやりがいを持って長期的に働くことができると考えています。

【インターンの経験】就活軸の例文(3)

大学4年生の夏、私はスポーツメーカーのインターンシップに参加しました。このインターンでは製品開発の現場に直接関わる機会があり、プロダクトが企画され市場に出るまでのプロセスを学ぶことができました。

特に、開発段階で行われるユーザーインタビューや市場調査の重要性を学びました。ユーザーの声を直接反映させることで、製品のクオリティが向上するということを、実際のプロジェクトを通じて体感しました。

また、インターン中に担当したプロジェクトでは、新しいトレーニングギアのデザイン提案を行いました。私の提案が製品開発の参考資料として採用され、大きな達成感を得ました。この経験から、スポーツに関する知識と実際の製品がどのように結びついているかを知ることができ、さらには自分自身のキャリアビジョンを明確にすることができました。

私が就職活動をする上で重視していることは、スポーツやフィットネス関連の商品やサービスを通じて、ユーザーに直接価値を提供できる仕事に携わることです。特に、ユーザーのフィードバックを活かしながら、製品を市場に送り出すことに強い関心を持っています。インターンで学んだことを元に、ユーザー目線でのものづくりを追求していきたいです。

就活軸に関するアドバイスは就活エージェントにおまかせ

自分だけで就活軸を見つけるのが難しいと感じる場合は、就活エージェントに相談するのも一つの方法です。

アドバイザーが個別に相談に乗り、あなたの強みや適性に合った企業を紹介してくれます。エージェントの利用は無料なため、初めての就職活動でも安心してサポートを受けられます。

体育会系特化型の就活エージェント「アスリートエージェント」は、体育会学生に寄り添った就活サポートを行っています。面接対策や企業選びなど就活を一からお手伝いしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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まとめ

今回は、体育会系学生の就活軸の見つけ方についてご紹介しました。

就活軸が決まっていないまま就活を進めるのではなく、自分の中で譲れないものや活かしたい強みを明確にさせましょう。

就職先探しで悩んでいる方は、ぜひアスリートエージェントをご利用ください。アドバイザーが親身になってあなたの就活の相談に乗ります。登録・利用は無料です。

「まずは何からスタートしてよいか悩んでいる」という方も大歓迎です!

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