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2024.10.04
アスリートにおすすめの就職先8選!就職活動の注意点や有利になる資格は?
これまでスポーツに注力してきたアスリートにとって、異業種への就職は大きなハードルです。「スポーツしかやってこなかったけど就職できるの?」と不安を感じている人も多いでしょう。
本記事では、アスリートにおすすめの就職先や就活の注意点についてお伝えします。
INDEX
アスリートが就職先探しで悩みやすい理由

これまでにスポーツの世界で生きてきたアスリートたちは、就職先を探す際にさまざまな悩みを抱えがちです。
現役時代は競技に打ち込んでいたため、引退後のキャリアを考える余裕がなく、どの競技においても引退後のサポート体制が十分とは言い難いのが現状です。
また、チームが所属する企業に就職するという選択肢もありますが、同年代の社員と比較するとキャリアやスキルに差があるため、精神上のハンデになってしまう人もいます。
このように、アスリートたちの就職先探しにはさまざまな障壁があり、「スポーツ以外の世界で何ができるのだろう」と不安を抱えている選手は珍しくありません。
しかし、アスリート時代に培ってきた経験やスキルを利用して活躍できる業界も多数あります。
次の章では、業界未経験でも働きやすいアスリートに人気の就職先を紹介しますので、参考にしてみてください。
アスリートに人気の就職先

ここからは、アスリートに人気の就職先を8つ紹介します。
営業職

自社の商品やサービスをアピールして購入・契約に繋げる営業職。単純に「売る」だけではなく、顧客の課題や疑問を解決するための提案をするのも営業職の役割です。
一口に営業職と言っても、さまざまな種類があります。
企業に対して営業を行う「法人営業」、個人消費者を対象とする「個人営業」、電話でアポイントを取る「テレアポ」、顧客を訪問して営業する「訪問営業」などがよく知られている営業職の種類です。
この他にも、システム営業やメーカー営業などが存在します。
営業職といえば昔から体育会系のイメージが強く、「体力と根性のある人が有利」と考える人もいるでしょう。
しかし、営業職に活かせるスキルはそれだけではありません。
チームのために貢献する心や、自分の頭で考えて戦略を練る力、組織の中で自分の役割をまっとうする責任能力といったスキルは、アスリートならではの強みといえます。
こういったスキルを魅力として捉え、スポーツ経験者を営業部署に積極的に配属させる企業は多いです。
未経験でも入りやすく、成果次第で収入アップやキャリアアップを狙えることからも、実力主義の世界で経験を積んできたアスリートと相性がよい世界と言えます。
販売職

店頭に立ち、商品を販売するのが販売職の仕事です。来客に対して接客を行い、商品を購入するまでに適切な案内をします。
業務内容にはレジ打ちや品出し、在庫管理、店内のレイアウトなども含まれ、店舗に関わること全般を任されます。
店舗によっては売上目標や販売ノルマがあり、販売実績がキャリアアップに繋がることも。
店舗を運営しながら経営についての知識も身につけることができるため、独立開業のための下積みとして販売職に就く人もいるようです。
販売職は立ち仕事が多く、1日を通して笑顔でのコミュニケーションが求められます。そのため十分な体力・気力が必要です。
スポーツ経験で培った体力やコミュニケーション能力を発揮して活躍することが望めるかもしれません。
また、グローバル展開をしている企業では英語力が重宝されます。英語が得意であれば就活の際にアピールすると有利になるでしょう。
介護職

要介護者の生活援助や身体介護を行う介護職。主な就職先は、介護老人保健施設・特別養護老人ホーム・訪問介護事業所・病院などです。
未経験での求人が多く、キャリアアップ制度が整っている業界のため、これまでにスポーツしか経験のないアスリートでもチャレンジしやすい職種です。
身体が不自由な人の介助をしたり車椅子を運んだりするため力仕事が多く、勤務先によっては夜勤対応もあります。
体力がないと務まらない仕事のため、体育会系出身者は採用の際に有利になる可能性が高いです。
また、スポーツ医学の知識がある人や、関連資格を持っている場合はリハビリテーションのサポートやレクリエーションの企画立案に携わることもできるでしょう。
就職してからスキルを身につけたり資格を取ることで、活躍の可能性を広げていくことができるのも介護業界で働く魅力です。
IT企業

コンピューター関連の技術を扱うIT企業。今やITは社会に欠かすことのできないインフラの一つです。多様な業界がIT企業と連携し、さまざまな商品・サービスを開発しています。
日進月歩の業界のため、新卒でも中途でも求人は豊富です。経験者が優遇される業界ではありますが、未経験でも正社員として活躍しやすく、就職してから専門的なスキルを身につけることができます。
また、社会的なニーズが高いため長期的に活躍が望めることも魅力です。
システムトラブルの対処や長時間の復旧作業といった業務も多く、集中力と体力は必要不可欠です。スポーツ経験で培った集中力と体力を発揮し、IT業界に貢献してみるのはいかがでしょうか。
スポーツ指導者

スポーツ指導者はコーチ・監督・インストラクターとも呼ばれています。
それぞれ役割は異なりますが、スポーツの技術を教え、個人やチームを導く立場というのは共通しており、自分自身のスポーツ経験をダイレクトに活かすことができる職業です。
実際、現役を引退したアスリートがチーム内の指導者に転向するのは珍しいことではありません。引退後もそのスポーツに携わりたい、後輩育成に貢献したいと考える人には適した選択でしょう。
また、プロチームの指導以外にも、一般の人を対象にスポーツを教える道もあります。スポーツジムやフィットネスクラブ、ジュニア向けのスポーツクラブなどでスポーツを教えてる人も多いです。
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自動車のドライバー

トラックやタクシー、バスなど自動車のドライバーにもさまざまな種類があります。
長距離運転をするトラックドライバーになる場合は集中力と体力、接客しながら運転するタクシードライバーにはコミュニケーションスキル、多くの人の命を預かるバスドライバーには強い責任感といったように、求められるスキルが異なります。
いずれにせよ、スポーツ経験で身につけた力を活かせる職業といえます。
公務員

国や地方自治体の職員として勤務する公務員。役所の職員や裁判官、教員、消防士、警察官などが公務員にあたります。公務員として活躍するためには、公務員試験に合格する必要があります。
一般企業とは異なり、スポーツ経験があるから採用の際に有利になるということはありませんが、スポーツで培ったスキルを活かせる場は多いです。
特に消防士や警察官では強靭な体力や臨機応変に行動できる力、洞察力などが求められます。
また、働きやすさが保証されているのは公務員の魅力です。
充実した休暇制度や、景気に左右されることのない安定収入、出産や育児に対する手厚い支援策など、どんな性別・ライフステージの人であっても安心して働くことができます。
公務員試験を受験するにあたって年齢制限が設けられていることもありますが、近年は以前に比べて制限が緩和されてきました。
「自分の年齢でも公務員になれる?」と思った方は、ぜひ一度受験の条件を調べてみてください。
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芸能事務所

選手を引退した後に、芸能事務所に所属してタレントとして活動する人もいます。
現役時代から知名度の高い選手ほどタレントに転向しやすく、引退してからもメディアに登場してスポーツ業界を盛り上げる存在となれるでしょう。
また、事務所に所属せず個人事業主として動画サイトやSNSで情報発信をしている人もいます。現役時代から競技と並行して、このような芸能活動を続けている人も増えてきました。
アスリートが転職でリスクを負わないために知っておきたいこと

アスリートが転職活動をする前に、知っておきたい注意点やポイントについてまとめました。
競技を続けたまま就職する場合は注意が必要
近年、仕事と競技活動の両立を意味する「デュアルキャリア」という言葉が注目されています。
実際に現役アスリートとして活躍しながら企業の業務にも従事するという二足の草鞋を履いて成功している人もいます。
しかし、働き方の性質上、時間や体力、精神面の余裕がなくなりやすく、上手に自分をケアしていく必要性が求められます。
また、競技も仕事も両立させるための強い意志を持つと同時に、職場の上司や競技をする仲間たちからの理解を得る努力をすることが重要です。
日頃から双方と丁寧なコミュニケーションを心掛け「試合の前後は仕事の期日を調整したい」、「繁忙期は練習に参加できない可能性がある」といったことは前もって相談するようにしましょう。
デュアルキャリアについては以下の動画でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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スポーツで培ったスキルはどんな職業にも活かせる

スポーツ経験から培ったスキルというと、その競技に特化した技能や体力面に注目しがちです。しかし、スポーツ経験を振り返り自己分析をしてみると、より細分化されたスキルが見えてくるはずです。
以下はその一例です。
- コミュニケーションスキル
- 忍耐力
- リーダーシップ
- 計画性
- マネジメントスキル
- 調整力
- チームワーク、団結力
- 逆境を乗り越える力
こういったスキルは、どんな業界にも活かすことができます。これまでに自分が身につけたきたスキルをどのようにアピールできるかという点が、就活成功の鍵といっても過言ではありません。
エージェント等を活用して幅広く情報収集をしたほうが有利

就職先を探すときは、インターネットで求人サイトを見たり、求人誌をチェックしたりする方法が一般的かと思います。
しかし、より効率的に就職活動を進めたいのであればエージェントサービスを利用することをおすすめします。
エージェントとは、求職者と企業の間に入って面接や書類送付の調整といったさまざまなフォローをしてくれるサービスのこと。エージェントの多くは無料で利用できます。
プロのアドバイザーがカウンセリングを行い、就職先を探す上での悩みを解決したり、応募書類や面接のアドバイスをしてくれるので安心です。
また、企業の面接日程の調整や交渉なども代行してくれるため、就活がスムーズに進みます。
「できるだけいい条件で就職したい」「非公開の求人情報を探している」という人は、ぜひエージェントを利用してみてはいかがでしょうか。
以下の動画ではおすすめのエージェントを3つご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
就職の際に有利になるおすすめの資格

就職先によっては関連資格を所有していたほうが内定を得やすい場合があります。代表的な資格を5つ紹介します。
日本スポーツ協会公認スポーツ指導者資格
日本スポーツ協会(JSPO)が認定する指導者に必要な資格です。競技ごとに資格取得講習会が設定されています。チームの指導者として活躍したい人、スポーツ施設などで一般の方を対象に指導を行いたい人は取得するとよいでしょう。
受講条件や受講料は講習会ごとに異なります。協会のHPにて最新情報を確認してください。
参考
日本スポーツ協会
MOS
マイクロソフト オフィス スペシャリスト、通称MOS。マイクロソフト社が主催する、Excel・Word・PowerPointなどのMicrosoft Office製品の知識や操作スキルを客観的に評価・証明する資格試験のことです。
パソコンのスキルを証明でき、就職時にもアピールできます。世界的知名度のある資格のため、ITや事務に携わる人は取得して損はありません。
受験料は科目ごとに異なりますが、概ね10,000円前後です。受験資格は特になく、年齢や国籍を問わず受験できます。未成年は保護者の同意が必要です。
TOEIC

TOEICとは、日常生活で使える英語コミュニケーション(話す・書く)能力を測定するテスト。合否ではなく、スコアで評価されるのが特徴です。
世界160カ国で実施されているグローバルスタンダードなテストであり、就活でもアピールできます。グローバル展開している企業では大きな強みとなるでしょう。
介護職員初任者研修
介護の基礎知識や技術を習得する研修のことです。研修を受けることで、介護職者を名乗ることができます。
年齢、学歴、実務経験といった受講条件はなく、介護未経験者が最初に取得する資格です。この研修を受けることで、身体介護や生活援助が可能になります。
全国の民間スクールで研修が実施されているので、介護職を希望する場合は研修のスケジュールや会場をチェックしてみましょう。
自動車運転免許

自動車の運転が中心となる職業以外であっても、自動車運転免許は役に立ちます。通勤圏の選択肢が広がるほか、外回りの営業や出張の際などにも有効です。
また、普通自動車免許以外にも、大型自動車運転免許や大型特殊自動車運転免許など様々な種類があります。
業務の中で特殊な車を運転する場合は、必要な免許についても調べておきましょう。
アスリートの就活の進め方

アスリートが就職先を探す際のフローをまとめました。就職活動の際の参考にしてみてください。
企業分析
企業の情報を調べ、自分の希望やキャリアプランと照らし合わせます。企業が自分の志向に合っているかを確かめるためにも重要な過程です。
企業への理解が不足していると、面接の際に漠然とした話しかできなくなってしまうので、しっかりとリサーチを行いましょう。
自己分析

自己分析とは、自分の長所や短所、価値観などを分析することです。自己分析を通して、キャリアプランや志望動機が明確になるというメリットがあります。
自己分析を疎かにすると、就職先を選ぶ際にミスマッチを起こしやすくなるので注意しましょう。
スポーツに関わる仕事がしたいと考えている人は、自分がどのようにスポーツに関わっていきいたいのか、直接的に選手と関わりたいのか、間接的に業界へ貢献したいのかなども具体的に考えてみるとよいでしょう。
以下の動画ではエージェント側からみた、効率的な自己分析術をご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
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書類選考
一次選考として、書類選考を設けている企業が多いです。履歴書やエントリーシートを提出し、次の面接に進みます。
誤字脱字に注意する・丁寧に書くという基本的なことはもちろん、採用担当に「会ってみたい」と思わせる魅力的な書類に仕立てることが重要です。
特に自己PR欄には、自分の人柄が伝わるようなエピソードを盛り込むと効果的です。
スポーツの経験をPRする場合は、単純に実績を伝えるだけでなく、その経験からどんな学びやスキルを習得したのかを伝えるとよいでしょう。
面接・筆記試験

書類選考を通過すると、面接や筆記試験に進みます。
「自己紹介」や「自己PR」、「志望動機」といった基本的な内容に関しては、答えをしっかりと用意しておきましょう。
また、面接の際に逆質問を求められることもあります。企業は求職者の意欲を確かめる意図で逆質問を投げかけることがあるため、「特にないです」という回答はできるだけ避けたいところ。
研修制度や必要なスキル、人員配置など一歩踏み込んだ質問を用意するのがおすすめです。
もちろん、面接ではNGといわれるワードもあります。気になる方は以下の動画をチェックしてみましょう。
まとめ
これまでスポーツの道一本だった人にとって、就職活動は大きなハードルに感じるかもしれません。一人で悩まず、第三者の力を頼りながら自分に合った就職先を探しましょう。
スポーツ関係の仕事を探している人は、アスリートエージェントがおすすめです。あなたに合った就職先をアドバイザーが無料でご紹介!面接対策や書類の添削も行うので、スムーズに就活が進みます。
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