2025.02.07

球団職員の気になる年収とは?仕事内容や就職するコツをご紹介

日本の中でメジャーなスポーツのひとつとして知られる野球ですが、野球球団の運営には選手以外にもたくさんの球団職員が関わっています。

将来的に野球に関わる仕事に就きたいと思っている人にとっては、憧れる仕事の一つといえるでしょう。

本記事では、球団職員の年収や球団職員になるための方法についてご紹介します。

球団職員の年収

プロ野球の球団職員の給与や年収は、会社員の一般的な金額と同等であるといわれています。

ある球団では、正社員(総務担当)の基本給が月に18万円~25万円、手当てが3万円~7万円、年1回の賞与が20万円台~47万円ほどで、初年度の年収は400万円~630万円程度でした。

他の球団でも、正社員(総合職)で月26万円、賞与は年2回で個人の業績により支給されるとの記載も。

球団の採用情報上では、正社員の月給を22万円〜49万円、初年度の年収を380万円〜830万円と示す球団もありました。

平均的に見てみると新卒の正社員で月給26万円ほど、年収370万円前後になります。就職する球団や職種により年収は変わってくるので、事前に採用サイトで確認するようにしましょう。

参考:東京スポーツ・レクリエーション専門学校

球団職員の職種ごとの仕事内容

ゼネラルマネージャー

ゼネラルマネージャーは、球団全体を統括する最高責任者です。球団全体を見て、球団の戦略を立てたり、選手の獲得のための契約交渉の対応をしたりします。

どのようにしてチームを強くするかに焦点を当て、より強いチームにするために欠かせない選手の契約交渉やドラフト指名を担当するのもゼネラルマネージャーの役割です。

ゼネラルマネージャーは、選手やコーチとしての経験を活かした人材が多くいる傾向にあります。

選手やコーチとしての経験を積んだうえでアシスタントのポジションを経験し、ゼネラルマネージャーの地位につくケースが一般的なキャリアパスのようです。

営業部門

営業部門は、球団の収入を増やして持続的な経営を支えるための営業活動を担当します。

収入を増やすために、試合のチケットを購入してもらう、ファンクラブへの加入を促す、会員数を増やすほかに、グッズ販売やスポンサー契約の調整業務を担います。

営業業務にとどまらず、ファンイベントを企画したり、選手考案のグルメメニューを考えたりなど、マーケティングに近い役割を担当することもあるでしょう。

総務部門

総務部門は、球団の庶務業務全般を担当します。経理の業務にもかかわっており、お金の管理や球団職員・所属選手への給与の管理などの業務も担います。

球団運営に不可欠な、労務管理や施設のメンテナンスなど、多くの業務が総務部門によって支えられていることも事実です。

また、事務業務として、書類の管理やデータ入力などの作業も発生するため、細かい作業が得意な人には向いているでしょう。

広報・PR部門

広報・PR部門は、球団をより多くの人に知ってもらうための広報やPR活動を担当します

広報やPRの手法はさまざまで、ウェブサイトやSNSを運用するほか、メディアやイベントへの露出も調整します。

球団の魅力を少しでも多くの人に伝えてファンになってもらうために、イメージ戦略にとどまらないファンとのコミュニケーションも欠かせません。

中途採用で広報・PR部門を目指す場合、広告代理店やマーケティング会社で経験を積むことが近道になります。

メディアと調整する力やクリエイティブな企画を考える実務経験は、球団の広報やPRにおいても役立つスキルといえるでしょう。

スカウト部門

スカウト部門は、新しい才能を見出して将来有望な選手候補を見極める役割を担います。将来有望な選手を見つけ出すためにも、日頃から情報収集が欠かせません。

各エリアを周りながら、評価できる大学や海外から優秀な選手を見つけ出します。

最終的には、自分の球団に所属してもらえるよう交渉まで実施し、チームの強化に貢献するところまでが重要な業務になります。

プロ球団のスカウト部門の所属を目指す際には、まずは地域のアマチュアリーグでのスカウト経験を積むことがおすすめです。

選手を見極める能力や培ったネットワークは、スカウトのスキルとして役立つでしょう。

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アナリスト部門

アナリスト部門には、チームの戦闘力を高めるために試合や選手のパフォーマンスをデータ分析して戦略構築を支援する役割があります。

数字的な分析にとどまらず、試合や練習風景の映像データをもとに分析して選手やチームの強みや弱みを抽出することで、戦略に活かします。

アナリスト部門に所属するスタッフは、野球の専門家としてチームにとって欠かせない役割を背負っています。

トレーナー・医療部門

トレーナー・医療部門は、所属する選手に寄り添い体調管理やケガの予防を担当します。選手にとって体は資本なので、健康管理は欠かせません。

ケガをした選手に対しては長期的にケアやリハビリのサポートをおこない、ケガをしていない選手に対しても予防やケアをすることでパフォーマンスアップをサポートします。

健康に関する悩みについてすぐに相談できる相手が内部にいることは、選手にとって心の支えになるでしょう。

トレーナー・医療部門のスタッフを目指す場合、スポーツ医療の知識が必要になります。大学や専門学校で、スポーツトレーニングや医療の知識を学ぶことが必須です。

就職に有利になる、スポーツ医療に関わる資格の取得を目指すこともおすすめです。

また、野球関連の仕事については以下の動画で解説していますので、ぜひ目を通してみてください。

球団職員の福利厚生

球団職員の福利厚生も、年収同様に各球団により異なります。休日休暇については、野球の試合日程や、シーズン中・シーズンオフによっても変わってくることがほとんどです。

福利厚生については、健康保険、労災保険、雇用保険、退職金制度、財形貯蓄制度、厚生年金などが揃っているのかを事前に確認しておくと安心です。

球団によっては、スポーツクラブに法人価格で通えるものや、人間ドックが受けられる健康のための福利厚生も存在します。

横浜DeNAベイスターズでは、「5 Stars Award」という通期で大きな成果をあげた職員や部門を表彰する制度や、グッズや飲食店利用時の従業員割引が適応される社内販売制度など、社員のモチベーションが向上する制度を取り入れています。

参考:株式会社横浜DeNAベイスターズ

球団職員になるには?

球団職員になるには、主に3つの方法があります。ひとつずつみていきましょう。

球団の公式サイトから応募する

球団職員になるために、球団の公式サイトから応募する手段があります。

多くのプロ野球球団では、職員募集の情報を公式サイトに掲載しており、新卒採用や中途採用、アルバイトの募集などが随時行われています。

球団が直接公開している最新の情報に基づいて応募できるため、正確で信頼性の高い手段といえるでしょう。

公式サイトでは、募集職種や応募条件、必要なスキル、選考プロセスなどが詳細に記載されているため、自分の経験やスキルに合ったポジションを見つけやすい点がメリットです。

また、球団の理念や求める人物像も紹介されているため、応募前に球団との相性を確認することができます。

球団職員としての夢を叶える第一歩として、公式サイトの情報をこまめにチェックし、適切なタイミングで応募することを心がけましょう。

SNSをチェックする

SNSをチェックすることも、球団職員の採用情報を探す方法として非常に有効です。プロ野球の球団の中には、公式のSNSアカウントで職員募集や採用情報を発信している球団があります。

公式サイトだけではなく、SNSでのみ公開される募集情報や採用イベントの告知もあるため、こまめに確認することで最新の機会を逃しません。

SNSでは募集要項だけでなく、球団の活動内容や雰囲気、職員の日常などが発信されることも多いため、応募前に球団の文化や価値観を理解する手助けにもなるでしょう。

球団職員を目指すなら、XやInstagram、Facebookなど複数のSNSをチェックし、募集情報の見逃しを防ぐだけでなく、球団の最新動向にアンテナを張ることが重要です。

転職エージェントを利用する

転職エージェントを利用する方法もおすすめです。

転職エージェントは、プロ野球球団を含むスポーツ業界の求人情報に精通しており、非公開求人などの情報を提供してくれることがあります。

特に、スポーツ専門の転職エージェントを利用すると、球団職員の採用ニーズに合わせたサポートが受けられる点が魅力です。

「アスリートエージェント」は、履歴書や職務経歴書の作成、自己PRのアドバイスを行い、採用担当者に好印象を与える応募書類作成をサポートします。

また、面接対策や企業文化への理解を深めるための情報提供も行うため、選考を有利に進められる可能性が高まります。

応募先に最適なアピールができるように、自分では気づかない適性や強みを引き出してもらえるサポートが受けられるかもしれません。

球団職員として働きたいという夢を実現したい方は、アスリートエージェントにご相談ください。

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球団職員になるためには就職エージェントに相談しよう

球団職員の募集は都度実施されていることもあれば、スタッフに不足が出た時にだけ募集されているケースもあります。

気になる球団がある場合、その球団が求人募集をしているか定期的に確認しましょう。求人ポータルサイトに掲載されていなくても、公式サイト上で募集されているケースもあります。

就職活動の準備や選考の進め方に不安がある人は、スポーツ経験者専門の就職エージェント「アスリートエージェント」への相談がおすすめです。

就職活動の準備から選考中の相談、内定まで一貫してサポートが受けられるだけではなく、あなたの適性に合った仕事の紹介が受けられます。

まとめ

球団職員の中にもさまざまな職種があり、職種により仕事内容が異なることをご紹介しました。

球団職員を目指したい人は、スポーツ経験者専門の就職エージェント「アスリートエージェント」への相談がおすすめです。

数々の就職相談に対応してきたノウハウをもとにサポートが得られます。就職活動の小さな悩みからでも、アスリートエージェントに相談しましょう。

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