2024.11.23

スポーツ業界は未経験でも転職できる?メリットやデメリット、転職のポイントをご紹介

スポーツ業界で働いたことがない方やスポーツ経験がない方でも、「スポーツ業界に転職したい」お考えの方はいるのではないでしょうか。

本記事では、スポーツ業界の職種・仕事や就職するメリットやデメリット、持っていると役立つ資格について解説します。

未経験者でスポーツ業界に転職を考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

未経験でもスポーツ業界に転職できる?

未経験でもスポーツ業界に転職することは可能です。

スポーツ業界には幅広い職種があり、特にマーケティング、営業、広報、イベント運営、商品企画、コーチングなど、スキルや経験によって多様な役割があります。

未経験者でも、スポーツへの情熱や関心、コミュニケーション能力、プロジェクトマネジメントのスキルなどが身についていれば、転職するうえで高く評価されるでしょう。

未経験からスポーツ業界に転職するには、業界で求められるスキルや知識を身につけるために、知識や資格取得を検討することが有効です。

スポーツトレーナーやコーチングの資格、スポーツマネジメントの認定資格などがあり、これらの資格を取得することは専門的な知識の証明になります。

また、スポーツに関連する一般職種への転職も一つの方法です。スポーツメーカーやスポーツメディア、スポーツ関連のスタートアップなどで営業、広報、マーケティング、企画といった職種に挑戦することで、徐々に専門的な業務への道が開けるでしょう。

スポーツ業界へ転職を目指している人は、アスリートのデュアルキャリア支援を行っている企業や、スポーツ業界に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。

スポーツ業界に特化した転職エージェントを利用することで、業界のトレンドや転職ノウハウを学びながら、自身に合った職種が見つけやすくなるでしょう。

スポーツ業界未経験者の転職でおすすめの職種・業界

スポーツチーム運営

「スポーツチーム運営」の仕事は、プロやアマチュアのスポーツチームの活動を支えるためのさまざまな業務を担当する職種です。

具体的には、チームのマーケティングや広報活動、スポンサーシップの獲得、チケット販売、ファンとの交流イベントの企画・運営、試合の運営管理などがあります。

チーム運営は、選手が競技に集中できる環境を整え、チームのブランド価値を高めることが大きな役割です。

未経験者でも挑戦しやすいのは、広報やマーケティング、イベント運営など、他の業界で培ったスキルが活かせる分野です。

ファンイベントの企画運営などは、イベント企画の経験やコミュニケーション能力が役立ち、マーケティング業務ではSNS運用や広告戦略の知識が生かせるでしょう。

スポーツ用品販売職

スポーツ用品を販売する販売職も仕事のひとつです。スポーツ用品店では、あらゆる競技やメーカーのスポーツ用品を取り扱っています。

お客様の求めている物に対して、適切な商品をおすすめし満足のいく買い物をしてもらうための役割を担います。

メーカーによって異なる商品の特徴もきちんと理解する必要があります。

お客様とのコミュニケーションを通して、よりスポーツを楽しんでもらえる手助けをすることにつながる仕事です。

スポーツ用品の企画開発職

新しいスポーツ用品の企画開発をする仕事も、スポーツ業界の仕事です。

スポーツ用品の方向性にも多様なものがあり、一般顧客向けのものから法人向け、アスリート向けなどさまざまです。

技術的な使いやすさの開発だけではなく、クリエイティブな要素も欠かせません。

スポーツの専門知識が求められますが、自分の関わった商品が世に出る時には達成感が感じられることは間違いないでしょう。

フィットネスインストラクター

スポーツインストラクターの仕事も、スポーツに関わる仕事です。

主にスポーツジムやフィットネスクラブで活躍することが多く、スポーツが好き、体を鍛えることが好きな人がインストラクターになるケースが多くあります。

スポーツの楽しさをコミュニケーションをとりながら人に発信できるやりがいもありますが、自身も体を動かしながら健康に働き続けられる点などのメリットもあります。

こちらの記事もおすすめ
フィットネス業界への就職を考えるあなたへ。業界のリアルを徹底解説

スポーツ系メディア

「スポーツ系メディア」とは、スポーツに関するニュース、試合結果、選手のインタビュー、解説記事、映像コンテンツなどを提供するメディア企業やプラットフォームのことを指します。

具体的には、スポーツ専門のテレビ局、スポーツ雑誌や新聞、オンラインのスポーツニュースサイト、YouTubeチャンネル、ポッドキャストなど、多様なメディア形式があります。

スポーツ系メディアでの職種には、記者や編集者、カメラマン、映像編集者、ライター、SNS運用担当、広告営業などがあり、未経験者でも挑戦しやすい分野です。

特にライティングやSNS運用、映像制作に興味がある場合、それらのスキルを磨くことでチャンスを広げることができるかもしれません。

スポーツへの情熱や知識を持っていることが強みとなり、他の業界で培った広報やデジタルマーケティングのスキルも活かせるでしょう。

未経験でもスポーツ観戦の経験やファンとしての視点が記事やコンテンツ制作に役立つ場面が多く、インターンシップや自主的なブログ運営などで経験を積むことも転職に向けた準備として効果的です。

スポーツ業界の将来性、転職方法などについては以下の動画で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

こちらの記事もおすすめ
スポーツジャーナリストになるには?求められるスキルややりがいもご紹介

スポーツ業界に転職するメリット

スポーツに深く関われる

スポーツ関係の仕事に就くことで、スポーツに深く関われるというメリットがあります。スポーツトレーナーやスポーツドクターは、アスリートと身近に関わりながら仕事ができます

スポーツ用品販売や開発の仕事も、スポーツを多くの人が楽しみ続けられることをサポートしています。

スポーツ関係の仕事は、スポーツのファンを増やすことに貢献しているものが多いため、スポーツに関わり続けながら働きたい人にはおすすめです。

需要が高い

スポーツ関係の仕事は需要が高いといったメリットがあります。

スポーツは世界中で行われており、オリンピックやワールドカップ、ラグビーワールドカップなどイベントも目白押しです。

イベントが開催されるごとに注目度が高まり、多くの人がスポーツをはじめる傾向にあるので需要がなくなることは少ないでしょう

また、近年の新型コロナウィルスの影響もあり、ダイエットや運動不足解消のために体を動かす人も増えています。

健康志向の高まりにより、スポーツジムやフィットネスクラブに通う人も増加していることもスポーツ関係の仕事の需要が高まっている理由と言えるでしょう。

チームの一員として活動できる

スポーツ関係の仕事は、チームの一員として活動できるメリットがあります。

トレーナーやスポーツドクターは、アスリートのチームに所属して健康状態やけがのケアを行います。

チームの一員として働きながら、いつもケアをしている選手の活躍を一緒に喜ぶことができる点では働きがいを感じやすいでしょう。

スポーツ業界に転職するデメリット

キャリアアップしづらい

スポーツ関係の仕事はキャリアアップしづらいデメリットがあります。

スポーツドクターの場合は、医師免許を取得したあと4年間はスポーツ関連の施設で経験を積む必要があります。

その間は技術力があってもスポーツドクターとして名乗れません。

スポーツ関連の施設や店舗では店長やリーダーという役職があっても、上位職種がないことから効果的なキャリアアップが期待できないこともあります。

体調不良や高齢化すると仕事に就き続けられない

スポーツ関係の仕事は、体調不良や高齢化によっては長く働き続けられないといったデメリットがあります。

インストラクターなど、体を動かす仕事では体が資本です。体調不良や高齢化で働けなくなると、仕事自体ができなくなってしまいます。

スポーツ関係の仕事は現場に出て仕事をすることも多いので、体のコンディションによって長く働き続けられるかどうかを大きく左右します。

休日が不規則になる

スポーツ関係の仕事は、休日が不規則になりがちです。

アスリートのサポートをする仕事であれば、練習や試合が土日になることもあり同じタイミングで現場に出向く必要があります。

日本全国や海外を周るチームに所属する場合、長期出張も増えてきます。

フィットネスジムなどで働く仕事も、土日がかき入れ時なのでどうしても土日出勤が増えることも考えられるでしょう。

土日にしっかりと休んでプライベートな時間が欲しい人は、スポーツに関わる仕事はあまり向いていないかもしれません。

未経験がスポーツ業界へ転職で持っていると役立つ資格・スキル

スポーツ経験

「スポーツ経験」があることも、未経験がスポーツ業界へ転職する際に有利になります。

自身が競技者としてスポーツに取り組んだ経験や、アマチュア・プロを問わずスポーツチームやクラブに所属していた経験は、競技のルールや特有の文化、選手の気持ちやトレーニングの実態に対する理解につながり、働く上で大きな強みになります。

例えば、チーム運営やスポーツイベントの企画の際には、現場のニーズや選手の立場を理解していることが役立ちます。

スポーツメディアで記事を書く際にも、競技の魅力や裏側を具体的に伝えることができるでしょう。

コーチングや指導者としてのキャリアを目指す場合も、自身の競技経験が指導内容に説得力を与えることが可能になります。

スポーツ経験は、あらゆるスポーツ業界で得たスキルを活かすことができるでしょう。

「日本スポーツ協会公認スポーツ指導者」の資格

スポーツインストラクターになるには特に資格が必要ではありませんが、専門知識を持っていることで就職などで有利になることがあります

日本スポーツ協会が認定する、スポーツ指導者の資格には現在複数の種類があり「スポーツ指導者基礎資格」「競技別指導者資格」「メディカルコンディショニング資格」「フィットネス資格」「マネジメント指導者資格」などがあります。

資格の概要や取得方法も資格により異なりますので、目的に応じた資格の取得方法をチェックしてみましょう。

参考:日本スポーツ協会公認スポーツ指導者概要

「販売士」の資格

スポーツメーカーや、スポーツ用品店で働く場合に持っていると役立つ資格に「販売士」の資格があります。

販売士の資格を持っていることで、販売に必要な商品知識や販売技術、在庫管理やマーケティングの専門知識があることを証明できます

実践的ですぐに活かせる知識になることから、就職活動の際にも役に立ちます。

レベル分けもされており、3級は販売員レベル、2級は売り場の管理者レベル、1級は店長や経営者レベルになっているので、目的に合わせた級の資格を取得しましょう。

未経験からスポーツ業界へ転職するためのポイント

自己分析で自分の強みを理解する

未経験からスポーツ業界へ転職するためには、まずは自己分析で自分の強みを理解することがポイントです。

振り返り年表などを作成して、「自分がどういう人間なのか」「強みを発揮できるのはどんな仕事なのか」を把握しましょう。

自分自身を理解することで、まだ発見できていなかった自分の強みが見つかるかもしれません。

特に、一度就職をして新たに転職をする場合には、自己分析を再度行いましょう。定期的に自己分析をすることで、変化した自分の強みや、仕事へ求める要素なども明確になります。

自己分析のやり方については以下の動画でも解説していますので、一度目を通してみてください。

こちらの記事もおすすめ
体育会学生の自己分析のやり方とは?就活に役立つ理由や具体例も紹介!

企業研究は念入りに行う

企業研究を念入りに行うこともポイントです。

「企業名を知っている」「商品を使ったことがある」だけでは、なかなか理想の企業に就職することは難しいでしょう。

その企業の歴史や特徴を知り、どんなスキルが活かせそうかをイメージしながら企業研究を行いましょう。

未経験の場合は、その企業に入りたい想いや真剣さもアピールしたいものです。

転職活動では、採用担当者にしっかりと採用した後のイメージを膨らませられるレベルまで、アピールできるように企業研究をおこなうことがベストです。

転職エージェントに相談する

転職エージェントに相談することもひとつの方法です。未経験の場合、転職活動にとても大きな不安を抱くことでしょう。

最近では、スポーツ業界に特化した転職エージェントも増えてきており、スポーツ業界に就職するためのアドバイスや対策の相談ができます。

多くの人をスポーツ業界に送り出した実績をもとに、適切なサポートが受けられます。

ひとりで悩み、なかなか転職活動への一歩が踏み出せない人は転職エージェントへの相談を視野に入れてみましょう。

おすすめの転職エージェントは、以下の動画で詳しく解説しています。

こちらの記事もおすすめ
未経験こそ転職エージェントを使え!あなたにピッタリなエージェントが見つかる

スポーツ業界の展望

スポーツ業界の市場規模は今後拡大していく

政府は、2025年までにスポーツ産業の市場規模を15兆円に拡大する目標を発表しています。

その中には、スポーツと観光旅行を融合させたスポーツツーリズムなども含まれており、ますます新たな領域でスポーツ業界が盛り上がることが予想できます。

健康寿命の長期化も日本全体として目指していることにより、フィットネス業界にも拍車がかかってくるでしょう。

スポーツ業界のニーズは増えていく傾向にあるので、転職を視野に入れることもおすすめです。

参考:スポーツの成長産業化(第3期スポーツ基本計画)

未経験のスポーツ業界への転職はアスリートエージェントに相談しよう

未経験のスポーツ業界への転職は、アスリートエージェントへの相談がおすすめです。

アスリートエージェントは、スポーツ業界に特化した就職・転職エージェントです。

これまで、約10,000名を超えるアスリート・体育会人材の就職を支援してきた実績から、未経験の転職をサポートします。

アスリートエージェントでは求人情報の紹介に限らず、履歴書の書き方から面接対策まで一貫してフォローしています。

「未経験でもスポーツ業界に転職できるの?」「転職がうまく進められるか分からない」などの不安がある方は、まずはアスリートエージェントにご相談ください。

まとめ

未経験者でもスポーツ業界に転職できる可能性は十分にあります。

スポーツ業界で働くことのメリットやデメリットを理解し、どんな職種があるのか、どんな資格を持っておくのが便利なのかを把握しておきましょう。

自分ひとりだけで就職活動を進めることが不安な場合は、転職エージェントへの相談がおすすめです。アスリートエージェントでは、スポーツ業界に特化した就職活動のサポートをおこなっています。

これまでの知識やノウハウをもとに、納得のいく就職活動を援助してもらえることが期待できます。スポーツ業界への転職活動には、アスリートエージェントを活用しましょう。

アスリートエージェントとは?

アスリートエージェントは、アスリート・体育会&スポーツ学生に特化した就職・転職エージェントです。

創業以来、

といった業界でも高い数字を出しているのが特徴です。

就職の知識が全くない方でも、元競技者であるキャリアアドバイザーが手厚くサポートいたします。

履歴書の書き方から面接のアドバイスまで、スポーツと同じように「勝つまで」全力で支援させていただくのがモットーです。

利用は完全無料です。私たちと一緒に就活でも勝利をつかみ取りましょう!

無料自分に合う仕事を探す